「静かに流れるイギリス時間…激流な人物史の対比!!」遠い山なみの光 映画LOVEさんの映画レビュー(感想・評価)
静かに流れるイギリス時間…激流な人物史の対比!!
原作未読での鑑賞、原作者をググってみると世界中で著名な作家さんのデビュー作を映画化したんですね。勉強不足ですが…。
戦後間もない頃の軍国主義が抜け切れない義父と帰還した息子(夫)との溝、それ迄の価値観が180度変わった世界で生きる為に必死な主人公。
見終わった後の?が‼︎になる時背景の広大さに圧倒されますorz
見方によっては良い人生なのかもしれません。被爆者で河川敷のバラック住まいから異国の土地持ちになれた。都合のいい昔語りをしたり、まあ時々は悪夢にうなされますが……
おはよう御座います。
とても引き込まれるし、解釈を観る人それぞれに
委ねられる面白い映画でしたね。
悦子がイギリスに渡っても痛みを受けて、
長崎の記憶からも逃れられない。
女たちにはイシグロさんのお母さんが投影されてるそうですし、
イシグロさん本人の長崎の記憶とも重なるようです。
確かにあの時代にシングルマザーは、大変だったでしょうね。
イギリスの家を売ることで新しい生き方が出来るといいですね。
今晩は。コメント有難うございます。
私は、今作の原作もそうですが、解釈を委ねられる映画が好きなので、レビューは当方の解釈です。
けれども、映画としての重みは十分で、難解でも面白い作品でしたね。ではでは。
映画LOVEさん
コメント、共感ありがとうございました。
映画が進行するに連れて吉田羊と広瀬すずが被って行き、最後には二階堂ふみと広瀬すずが同化する。
後半で広瀬すずと二階堂ふみの服に黄色が使われていたり、台詞で被曝の言及が多くなっていったりとあらゆる所でヒントを散りばめられておりました。
デヴィッド・リンチの「マルホランド・ドライブ」を劇場で初鑑賞した時と同じように「何度も観なきゃ」という感覚を味わいました。
コメントありがとうございます。
世界線が2つあるような描写で混乱しましたが、映像美と演技が素晴らしいですよね。
何か感じることができれば、それでいいと思います。
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