「映画女優広瀬すず」遠い山なみの光 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
映画女優広瀬すず
説明過多の映画はあまり好きではないが、もう少し解りやすく作ってくれてもいいのに。映画なんだから。
今でこそ被曝者の方を差別するようなことはないだろうが、当時は差別がひどかったんだろうなぁ。
被害に遭った者が、地獄のような体験をして、さらに同じ日本人から差別を受ける。原爆・戦争・人間の恐ろしさ。
広瀬すずはワン・シーンを除けば、ほとんどが受け身の抑えた演技ばかりだったけれど、さすがに人気・実力とも備えた映画女優、大きな画面に映える、映える。
三浦友和が渡辺大知に詰め寄るシーンは見応えがあったけれど、悦子の回想だからなくてもよかったような。どうしても描きたかったシーンだとは思うが、インパクトが強すぎて。これだけで別に一本作ってもいいくらいのテーマだと思う。
あの女の子は上手いんだろうけど、なんかあの時代の子どものような感じがしなかった。
英語のタイトル(原題)と過去の回想へ入っていくところなど、内容は関係ないけれど、カズオイシグロは「ジュリア」好きだったんだろうなと思った。 フレッド・ジンネマンの、ジェーン・フォンダとバネッサ・レッドグレープの映画。 なんとなくそう思った。
この映画いろいろみなさんの考察を読んでからもいちど観に行こうかな。
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