「あの時私は其処に居た」遠い山なみの光 こころさんの映画レビュー(感想・評価)
あの時私は其処に居た
長崎市出身のカズオ・イシグロ氏の原作を元に映画化された作品。
終戦後の長崎で懸命に生きる悦子を広瀬すずさんが、佐知子を二階堂ふみさんが熱演。
作家を志す娘ニキ( カミラ・アイコさん )に促され、自身の過去を語り始める母・悦子を吉田羊さんが好演。大半の台詞が英語でした。凄い!
悦子の義父・緒方を三浦友和さんが好演。安定の存在感と演技力。
元教員の悦子が「 私が生徒を殺した … 。」と嗚咽するシーンに涙が溢れた。
広瀬すずさんの凛とした表情と佇まい、粋な雰囲気を纏った二階堂ふみさん、お二人の演技に魅了された。
あの時代を懸命に生きた女性達の苦悩や想いが胸に迫る。彼女達の苦しみを、私達は決して忘れてはいけない。
余韻の残る作品。
ーシェパーズパイ
映画館での鑑賞
おはようございます。
コメントありがとうございます。
図書館の順番が回ってくるのは、だいぶ先になりそうですね。
原作は盛り上がりもあまりなく(という記憶)、スンとした感じですが、映画は親切に教えてくれてます。
イギリスの家と吉田羊さんが良かったです♥
コメントありがとうございます。原作小説は文章自体は平易な感じなので終わりまですーっと読めてしまうのですが、これがクセモノで。再読したあと、皆さんのレビューを読んであちこち部分的に読み散らかしてます
>あの時代を懸命に生きた女性達の苦悩や想いが胸に迫る。彼女達の苦しみを、私達は決して忘れてはいけない。
あの時代に、一番過酷だったのは、「被爆した女性」だったのでは、と思いました。生き延びるためには、筆舌に尽くしがたい想像を絶する目に遭ったし、見てきたんでしょう。嘘をついたり記憶を改ざんしたりして、無意識に自分を守ってきたんだろうと思いました。
悦子には、生徒たちを死に追いやったという悔恨と罪悪感があり、緒方とは対照的でした。
ええー、上限10冊予約!?
すごい、5ケ月分!
それは忙しいですね!
私も先日、普通に借りた本の途中で、予約の順番が回ってきて、新着本だったので当然次の予約もあり、予約本を先に読んで、借りてた本は延長しました。
図書館あるあるですね♪
カズオ・イシグロのデビュー作が、この「遠い山なみの光」なのです。
40年以上前の作品です。
多作とは言えませんが、透明な悲しみがたゆたうような作風で、私は大好きです。
順番を待つ間に、他の作品もぜひ。
「わたしを離さないで」、「クララとお日さま」なんかは、比較的読みやすいかもしれません。
返信ありがとうございます。
あー、映画化されると、急に図書館の予約が増える問題がー。
かく言う私も図書館で借りましたが、10年以上前なので、待ちなしでした。
吉田羊さんは、この役のためにイギリスに行って、英語を勉強したそうです。
お姉さまの本気をぜひ観たい!
うちの近辺では昼間しか上映がなく、来週じゃないと観に行けないなぁ。
こんばんは。
カズオ・イシグロ原作なので、観る気でいますが未見です。
ずいぶん前に原作を読んで、でもあまり記憶がなく(笑)、映画を観る方がよほど内容を理解できるかもなーと思っています。
確かニキには姉がいたかな…?
悦子役の吉田羊さん好きなので、クイーンズイングリッシュを滑らかに話す姿を、楽しみにしています。
シェパーズパイってどんなんだろう、とレシピ検索してみました。美味しそう!ミートソースにマッシュドポテトを重ねて焼く、技術的には難しくなさそうですが、ラザニア並みにめんどくさそうで、私が絶対作らないヤツだ、と思いました。私は自分のレビューに噓ばかりの人生(嘘でごまかさないと辛くて生きて来れなかったという事ですが)と書きましたが、悦子が家族を大切に思っていたのは真実ですね。残念ながら景子にはそれが伝わらなかったみたいですが、ニキには理解してもらえてよかったですね。
今晩は!
コメント有難う御座いました!
確かに意図した猫ですよね。
それでも、作り話しでも、生き物の死は辛く、、、
最近はネズミが車にひかれた死骸にも心痛めてます(笑)
今晩は
広瀬すずさんのあのシーンの涙。
ぼとぼとと滴りましたね。
シェパーズパイ・・・
悦子が作りニキと食べてたのが、
シェパーズパイ・・・でしたか?
やつれきった吉田羊さん、
英語の台詞、流暢でびっくり。
イギリスの暮らしも心に残りました。
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