劇場公開日 2025年3月28日

レイブンズのレビュー・感想・評価

全49件中、41~49件目を表示

4.0エンディング曲とエンドロールの映像が良かった

2025年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

写真家の深瀬昌久の実話とフィクションを織り交ぜた映画。
浅野忠信が演じる深瀬昌久の事は今回初めて知りました。

予告で見ていたショートカットの瀧内公美を見たくて行ってみる事に。。
彼女、最近出てますね。
先日見た『敵』も良かったし、予告で見た『奇麗な、悪』では主演みたいだし。。
河合優実を追いかけててサブスクで見た『由宇子の天秤』で初めてシッカリ認識した。
その前にも存在自体は認識していましたが。。

カラス男が出てきて、虚構と現実が混ざって進行する。
アーティストらしい酒と女と薬にまみれた生活。

カラス男と浅野忠信が演じる深瀬昌久のやり取りが思いのほか良くてポイントになっていた。

正直序盤は眠くなったんだけど、だんだんと映画に引き込まれていきました。
浅野忠信はやっぱり良いですね。
主張しすぎない演技というか、雰囲気が良かった。

昔若い頃に彼の評価が高い事を映画雑誌か何かで知ったが、当時の私には良さが分からなかった。
淡々とした演技だし、喜怒哀楽の表現が得意な人では無い。
ただ、この雰囲気を出す役者という意味では右に出るものはいないだろう。
最近、カメレオン俳優ばかりが良い役者ではないと思うようになった。
唯一無二の何かをもっていれば良いと思う。
最近それで感じたのは、例えば、佐藤浩市の息子の寛一郎。
彼の情けない感じの演技は一品だと思った。
松田龍平の低いテンションの演技なんかも彼しかできないものだと思う。

いろんな演技を見せてくれる菅田将暉、磯村勇斗、松山ケンイチも好きですけどね。

エンディング曲が良い感じでした。
字幕で映し出される歌詞が、映画を語っていたと思う。
調べてみると、イギリスを代表するバンド ザ・キュアーの名曲「Pictures of You」だったらしい。
このバンドの事はまったく知りませんでしたが、良い感じの曲でした。

そして、このエンドロールでは、実際の深瀬昌久と奥さんの洋子の写真が映し出される。
これが映画の中で出てくる写真と同じ構図、同じ服装。
久しぶりに最後まで立てないエンドロールでした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
はりー・ばーんず

3.5狂人天才芸術家

2025年3月29日
iPhoneアプリから投稿

怖い

難しい

幸せ

深瀬昌久という人物が狂人て天才で芸術家ということは分かった。
浅野忠信も素晴らしい俳優ということもわかった。

ただ、映画はあまり面白くなかった。
脚本か演出か。
からす出てきた時は吹き出してしまったが、狂人っぷりを表す演出としてはとても素晴らしいのかも。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
だるまん

5.0洋子

2025年3月29日
Androidアプリから投稿

いや~瀧内公美さんの強い女の人、今までもいろいろ演じてますが今回は魂入りましたね。敢てなのだと思うのですが、好きではなく尊敬しているとか、愛しているから強く要求するとか、奥の奥が覗けた気がします。此れも浅野さんの稀有の役者オーラが引き出したかと思うと本当に嫉妬します。
観てて気がついたですが、いつもニコニコしていらっしゃるのでふんわりした女性だと勝手に思っていたのですが、実は富山特有の肝っ玉姉御なのかな?
舞台挨拶良かったですが日比谷にはパンフ無かったです。残念。カメラの紹介見たかった。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
michi

3.5天才の狂気

2025年3月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

舞台挨拶があり鑑賞
生浅野、生瀧内とても良かった
瀧内さんの色気がスゴイ
洋子が深瀬の才能を開花させたのだろう
深瀬はかなりのエゴイストだったよう
カメラを通してしか対象を見ることができない
カエルの子はカエル、やっぱり父親似なのか
ちょっとタバコ吸いすぎ酒飲みすぎ薬も
浅野忠信と瀧内公美の圧倒的な存在感の映画ですね

コメントする (0件)
共感した! 1件)
かちかち

4.0レイブンズ見に行きました 写真家・深瀬昌久の波瀾万丈な人生(僕も素...

2025年3月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

レイブンズ見に行きました
写真家・深瀬昌久の波瀾万丈な人生(僕も素人 動物•野鳥写真家ですが話が面白いなぁと思い見に行きました)

深瀬昌久の主演は浅野忠信はやっぱり面白い
滝内公美の美人だし、パワフルで肝玉

深瀬昌久の写真集欲しいなぁと思ったら結構な値段
だけど、これはお勧めです

コメントする (0件)
共感した! 1件)
akki

5.0浅野忠信と瀧内公美なら...

2025年3月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

そりゃ、

2025年上半期トップ5に入る

センセーショナルな作品になるに決まってる。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
たかはしすすむ

2.0マサちゃんwake up

2025年3月28日
Androidアプリから投稿

悲しい

難しい

幸せ

写真家の深瀬昌久と、妻であり被写体であった洋子の実話とフィクションを織り交ぜた話。

実家での親父との衝突に始まって、死と生という題材とか、モデルとして出会った洋子と意気投合とかから、頭の中の鴉を散りばめながら展開していくけれど、ゲージュツかの思想は難しいっすね(*_*)

一応2人の関係性の変化をみる作品だけれど、実質は的には奇人写真家をみせる作品という感じだったのに、最後は急に締めに向かった上に、急に恋愛色増々な感じで、どうも締まらなかった。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
Bacchus

4.0我が良き友よ

2025年3月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

深瀬にとって写真とは「自分の(狂った)脳みそによる世界の見え方」の表現であり、その視線を共有するには恐らく別の狂気が必要で、それを洋子だけが持ち得たのだろうなあ。
主役二人がやたらと力んではいないのにやり取りが真剣勝負みたいで実に見応えがあった。

コメントする 2件)
共感した! 4件)
ひろちゃんのカレシ

5.0ダメ人間ほど愛される

2024年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

天才と狂気の狭間で揺れた写真家・深瀬昌久の生涯。闇を抱えるあまり、鴉のドッペルゲンガーに囚われていく展開は、どうしても『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』とダブる。両方とも鳥がモチーフになっているから余計そう思えてしまう。
監督のマーク・ギルは、前作『イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語』では、ザ・スミス結成前のモリッシーをとにかく甘ったれで優柔不断な男として描いていた。本作の深瀬も、ドッペルゲンガーに急き立てられるように自分が撮りたい写真の為に驀進する。傍目から見れば2人ともダメ人間。でもモリッシーは女性にモテて(しかも美人)ちやほやされ、深瀬もまた妻の洋子や後輩の正田に呆れられつつもサポートされる。2人とも母親に愛されていた点もそっくりだ。
しかし、そんな深瀬もついに洋子に愛想をつかされる時が来る。深瀬が手で作ったファインダーに彼女が嫌悪感を示していく様は、『ラストタンゴ・イン・パリ』のマリア・シュナイダーとジャン=ピエール・レオのオマージュか。実際の深瀬はその後に別の女性と再婚しているが、そのあたりはオミットされている。
鴉に導かれるように、自らも鴉となった深瀬。表現する事を生業とする者はとにかく面倒くさい人間ばかり。だからこそ市井の人は惹かれる。
浅野忠信や瀧内公美といった主要キャストはもちろん、脇役に徹した池松壮亮も良かった。浅野と高岡早紀は『バタアシ金魚』以来の共演というから驚き。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
regency