劇場公開日 2025年1月31日

リアル・ペイン 心の旅のレビュー・感想・評価

全209件中、41~60件目を表示

4.5それぞれ痛みを抱えて生きている

2025年2月21日
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鑑賞方法:映画館

デイヴとベンジー、それぞれ痛みを抱えて生きていますが感じ方も向き合い方も異なります。他のツアー参加者もそうです。アウシュビッツを訪れたとき、個々はどんな痛みを感じたのでしょう。そこで感じた痛みは自分の痛みを材料に想像した痛み?当の人の痛みは計りようもないでしょう。だから意味がないというわけではなく、理解しようと歩み寄ることでそれは癒されたり癒したりすることもあるのではないでしょうか。劇中、ショパンの曲が多く使われていますが美しくわたしはこれも効果的だと感じました。

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菓子

3.5気にするな

2025年2月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

知的

ユダヤ人の従兄弟同士が
ポーランドのアウシュビッツへ
向かうツアーに参加するという
デリケートな内容のロードムービー
なのですが、
従兄弟同士の性格がまるで
違って生真面目な人間が
悩み苦しみ、トラブルメーカーが
評価されるというどこの国でも
真面目な人は損するのか?
自意識過剰から解放されて
気にしないのが一番。

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のぶきち

3.5立ち上がって歩き出す

2025年2月20日
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鑑賞方法:映画館

『リアル』とつくと逆になぜか嘘っぽくなってしまうものですが。
誰しもが抱えているさまざまな、漠然とままならないものたちはけっこうリアルで地に足がついている感じがした。

私はポーランドやユダヤになんのルーツもないし、映画のワンシーンとしてみているだけだけれども、それでも「システマチックにひとの尊厳を奪って虐殺処理していた場所」をみるのはとても気が滅入った。
その場所に実際にいってみたら、もっとものすごいものを感じるのだろうなと思った。

あの椅子から、彼が立ち上がって歩き出すところをみたかった。

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kikisava

3.5ちょっと苦手かも。

2025年2月20日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

場の空気みたいなものを壊さないように生きているので、ベンジーのような人は苦手なんだけど、じゃあデイヴに共感して観られるかというと、彼でさえちょっと無理って感じがする。

というか、純日本人である自分にとって、アメリカ人の突然怒鳴り散らしたかと思うと、急に冷静になってさっきのことを謝るみたいな状況が理解できないんで、この二人の濃いやり取りを観ているのが苦痛。

兄弟のように育ったとしても、いとこ同士であんなに寄り添うってことも感覚としてわからない。

ホロコースト映画は山ほどあるけど、「ポーランド」も景色ってのは珍しいから、その素晴らしい風景にプラス1。

会話が面白くて、何度か噴き出したのでプラス1。

全体としていい映画なんだろうとは思うけど。

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バビ

4.0誰でも、困った自分を抱えて生きてる

2025年2月19日
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ガンビー

3.5人付き合いあるある

2025年2月19日
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鑑賞方法:映画館

ほんの1日、若しくは数日だけを一緒に人と過ごす事って有りますよね。その時の人間模様が上手く描かれていると思いました。ほとんどの日本人はデヴィット側で、ベンジーのように振る舞える人を羨ましく眺めた事有りますよね。
ベンジーにもいろいろ闇が有りそうですが。
旅の後の二人の成長が感じられる描写が有るともっと良かったように感じました。

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やまぼうし

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年2月18日
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りゃんひさ

4.5大嫌いで大好きな、愛すべき相棒

2025年2月18日
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設定が「今」のアウシュビッツテーマものという珍しさ、ダブル主演の二人のロードムービー的要素、ポーランドの美しい景色を映画に写し込んだロケハンと撮影、これらのすべてがうまく合わさった、質の高い作品だと思いました。
全編に流れるショパンのピアノ曲も映画の雰囲気を盛り上げる良い仕立て役になっていたと思います。

ジェシー・アイゼンバーグ演じるデイヴの苦しさや痛みとキーラン・カルキン演じるベンジーの苦しみや痛みは少し異なるものだけれど、そういうものはみんなの中に必ずある。
それらは、映画の中での、印象的な主役二人のそれぞれのカットで語られる。

奔放で人を惹きつけるかに見えて、空港で、寂しそうな何とも言えぬ表情でそこにいる人々を見つめるベンジーを切り取ったラスト、ベンジーの持つ、自分にないものに嫉妬や羨ましさを感じ、ディナーの席でそういう気持ちを全部吐き出してしまうデイヴ。二人とも「大嫌いで大好きな、愛すべき相棒」のことをずっと思ってる。

でも、それは心の底にあるだけで表にはなかなか出てこない。だから、別れは何だかとても寂しい。
先述したラストの(でも冒頭とも繋がっている)ベンジーの顔は本当に心に残ります。

今を生きている人々にも、歴史の中の人々にも、それぞれに「リアル・ペイン」がある。でも、ただ「痛み」であるだけではない。
そういうものとどう付き合うか、自分に問うことのできる、とても余韻の残る映画でした。
おそらく、アカデミー脚本賞に本作でノミネートされた、ジェシー・アイゼンバーグの才能によるところも大きいんだと、映画の余韻を感じながらあらためて噛みしめています。

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mayuoct14

4.5隔世の感

2025年2月18日
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ハチ

4.5とても良い

2025年2月18日
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mi

5.0地味だけどとても良かった

2025年2月17日
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キーラン・カルキン演じるベンジー、が良かった、乱暴さと繊細さが共存するキャラクター。実際近くにいたら嫌かもしれないけど。

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Nana Shinozaki

4.0出口が無い苦しみを、軽く笑い飛ばす二人旅。

2025年2月16日
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話はユダヤ人の死んだばあちゃん大好きだった甥っ子達がばあちゃんがホロコーストの生き残りである事を辿る旅の中でそれぞれの痛みを確認癒して行く話です。

ツアーという型でワルシャワからビルケナウそしてばあちゃんの暮らした家へ、、。実際にあった人類最大級の悲劇を背景に人の心の中にある苦悩をミクロマクロ行ったり来たり笑いも交えて巧みに描いてます。まあどちらも簡単に癒せたりしないんだょなぁ、、と見てて納得しつつモヤる映画でした。

マコーレの弟というよりイライジャとマッツを足して2で割った感じのキーランの存在がデカいし助演男優賞ノミネート(受賞)も納得の演技だった。
で私は「ソーシャルネットワーク」の印象しか無かったんだけどオリジナル脚本と監督と主演もやってるジェシーアイゼンバーグもユダヤ人だったりして、かなり今作品で注目されるんだろうなあ。

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masayasama

4.0デイブのアンビバレントな感情

2025年2月16日
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sugar bread

3.5兄弟の様な従兄弟な二人

2025年2月15日
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いとこ同士のデヴィットとベンジー。彼らはホロコーストサバイバーの祖母から幼少の頃、兄弟のように育てられた。そして最近その祖母が亡くなり遺言によりそのおばあちゃんの祖国であるポーランドへ旅行する事になる。二人は兄弟の様に育ったが、大人になってからは疎遠だった。なぜならデヴィットは神経質で他人を気にする性格で一方のベンジーは感受性は豊かで社交性はあるが他人を全然気にしないタイプで全く正反対な人間なのだ。

だからデヴィットはベンジーの事が大嫌いだけど大好きなのだ。この矛盾は映画を観れば良く解る。そしてデヴィットはベンジーの事を絶えず心配しているのだ。そして二人は昔おばあちゃんの住んでいた住宅に行くが来た標に玄関前に小石を置くのだが近所の住人から咎められる。よって二人共石を持ち帰る。デヴィットは帰国後それを自宅の玄関前に置くが、ベンジーはどうしたのだろう⁇それがどうしても気になってしまった…。

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えーじ

4.0ショパンの曲が良かった

2025年2月15日
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楽しい

知的

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ひぐらし2(ひぐらしから引継ぎ)

4.0ジェシーアイゼンバーグ監督としてもいい感じ

2025年2月15日
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2025年2月15日
映画 #リアル・ペイン~心の旅~ (2024年)鑑賞

対照的な性格のユダヤ系アメリカ人の従兄弟同士が、亡き祖母の故郷ポーランドで戦争の史跡巡りツアーに参加する中で衝突しながらお互いの理解を深める

#キーラン・カルキン の演技が素晴らしかった
大ブレイクする予感がする

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とし

4.0いやー良かったー。 ベンジーみたいな型にはまらない人を惹きつける人...

2025年2月14日
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いやー良かったー。
ベンジーみたいな型にはまらない人を惹きつける人間っているね。
空気読まずに周りを振り回したりするけど
裏表がなく、唯一無二の魅力。
(正直羨ましい気持分かるw)
不安定で危ういようで、しかし何より固いとも思える
温かい友情ムービーだった。

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とりから

5.0観たらきっと誰かと話したくなる。

2025年2月14日
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悲しい

楽しい

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おひさまマジック

4.0わかるのよ、どちらの感情も。

2025年2月13日
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最初は2人の特性にちょっとついていけなかったけど、彼らと共に旅をするうちにどちらにも感情が寄り添っていき、どちらの気持ちにも「わかる。」って共感していました。そして彼らの旅が終わったとき、静かに泣いておりました。
キーラン・カルキンは想像をはるかに超えた素晴らしさ!マコーレー兄貴にくっついて出てきた子役時代のイメージが強かったので、いつの間にこんな演技派のイケオジになってたの??って驚きました。アカデミー賞助演男優賞にノミネートされてますが、是非受賞してほしいなぁ。
アイゼンバーグの脚本も秀逸。一つ一つのエピソードがとてもリアル。石を置くことのつなげ方も上手い。

こちらは従兄弟どうしのロードムービーだけど、年老いた兄弟のロードムービーの「ストレイト・ストーリー」をふと思い出しました。あれも良かったなぁ。

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ごーるどとまと

4.0ユダヤ系ニューヨーカー、ポーランドへ行く

2025年2月13日
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鑑賞方法:映画館

ニューヨークに住む、中年にさしかかった二人の従弟同士が、大好きだった祖母の死をきっかけに、ユダヤ系の彼らのルーツ、ポーランドを訪ねる一種のバディ映画。一人はIT関係の職について妻と子どもと「普通」の人生を送り、ある種のニューヨークのユダヤ系男性像の典型のような、インテリでちょっと神経質なデイヴィッド(ジェシー・アイゼンバーグ)。もう一人は、独身、職業不明、、、太陽のように明るく天衣無縫、だけど壊れそうなほど繊細な感受性を持つ、ベンジー(キーラン・カルキン)。二人は現地で、強制収容所をはじめ、ポーランドのユダヤ人関係の史跡をめぐるツアーに参加する。全篇にショパンが流れる。エチュード、ノクターン、バラード。

ポーランドの風景といったらそれこそ強制収容所とか、暗いイメージの場所以外になかなか思いつかないが、美しい田園風景や、飾り気がなく西欧に比べれば貧しい感じはあるものの平和な街並みが映されていく。そういえば現代のポーランドの風景をみたのは(ショパン・コンクールの様子を別とすれば)初めてかもしれない。

ガイド付きの観光ツアーだから危険も冒険もないし、珍道中といっても大したことが起きるわけではない。しかしデイヴィッドとベンジーにとっては、このささやかな旅は受け止めきれないほどのインパクトがあることがよく分かる。
アメリカ人である自分たちの人生と、このポーランドで生きていた祖母。強制収容所で、あるいは離散する途上で、生きて死んでいったたくさんのユダヤ人たち。・・彼らの悲劇と苦難の足跡をたどろうというのに、1等車なんか乗ってていいのかよ!そんな客観的な事実や数字だけ聞いてわかった気になっていいのかよ!おかしいだろ!というベンジーの心の叫びが、ダイレクトに伝わってくる。

キーラン・カルキンが素晴らしい。ものすごくチャーミングだけど壊れそうなほど繊細で生き辛そうな、そばにいたらとても楽しいけどその10倍くらい迷惑や心配をかけてきそうな、ベンジー。オスカー(助演男優賞)とってもおかしくない。

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Tama walker