劇場公開日 2025年1月31日

リアル・ペイン 心の旅のレビュー・感想・評価

全209件中、21~40件目を表示

3.5絶妙な横顔

2025年3月15日
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鑑賞方法:映画館
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ヨーク

4.0ロードムービー

2025年3月9日
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鑑賞方法:映画館

ツアーのお話だけどルワンダやユダヤの悲劇もスッと入れてる
他人の気持ちは分からなし、抱えてるものもわからない
デヴィッドも頑張って生きてる
ベンジーもだけど最後までベンジーの心の枷はわからず
最後のハグは泣きそうになる

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ぱぴこ

3.5亡くなった祖母のルーツを旅する 親戚同士の男二人のロードムービー。...

2025年3月9日
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亡くなった祖母のルーツを旅する
親戚同士の男二人のロードムービー。
片方の男はまじめで面白みがないが、人に迷惑をかけないように生きている。もう一人は、言動が不安定で、人に迷惑をかけるこも気にしないタイプだが、人に愛される性格だったりする。自分にないものを羨ましく思うのはよくあるが、それはそれでなろうとなれるものではないし、今の自分を受け入れることも大事だと思う。二人の友情が続きますように。

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あとぅーし

3.5十人十色

2025年3月8日
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笑える

アメリカ人の従兄弟同士が自分達のルーツであるポーランドを旅する話。頭が良く、いい職に就いて結婚もしているデビッドと、無職で独身のベンジー。世間的に評価されるのはデビッドだが、自由奔放で自分に正直な言動をするベンジーは、人を惹きつける魅力がある。全く性格が違う2人の掛け合いが面白く、笑える。
どちらも問題は抱えていて、生真面目でお堅いデビッドは理屈っぽく人付き合いが苦手。周りや常識を全く気にしないベンジーは感受性が高いゆえに、人一倍傷つきやすくストレスを感じやすい。
ツアーと他の参加者との交流を通じて、お互いの違いと友情を再認識していく過程で人間味のある生き方が何なのかと考えさせられる。温かみがあり、ほっこりさせてくれる映画。
主役のアイゼンバーグの体験にインスパイアされたストーリーらしく、ポーランドのツアーの内容が細かい。
デビッド役はどこかで観たことあると思ったら、ホームアローンのマコーレカルキンの弟なんですね。

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猫男爵

3.5演技上手い!!

2025年3月7日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

映画館上映最終日に滑り込み鑑賞しました!世界史、音楽、道徳を足して3で割ったような映画でした。色々な形の痛みを上手い役者達が教えてくれました。最後終わり方少しモヤったけど役者の演技力がカバーして許せた。

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律猫

4.0本当の痛みはなかなか・・・

2025年3月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

喜びとか悲しさとか、あるいは強い愛などは、それがどんな形であれ、見ていて結構気持ちがいいものだけれど、痛みというのは、どんなに強い表現や巧みな演出であっても、なかなか受け取ることが難しいなぁと─。それは、見ているこちらがすんなりと受け入れることができないからなのかもしれませんが・・・
みんな素晴らしい演技、素晴らしいスクリプトや演出で非常に感動できるのですが、痛い気持ちだけはどうも・・・もしそれをちゃんと受け止めたならば、多分見ていられないような気がするけど、この映画はずーっと心地良く観賞できたからなー。かといって、痛みが伝わってくるような作品なんて─と思うわけだし、なかなか難しいテーマを扱っている作品です、かなり面白くてよきかなとは思うのですけど─。

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SH

2.0華やかさが無く地味な印象

2025年3月6日
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鑑賞方法:映画館

従兄弟の2人が祖母の遺言によって、ポーランドのツアー旅行に参加するロードムービー。淡々と進む展開で華やかさが無く地味な印象で、残念ながらこの作品の良さを感じることが出来なかった。

2025-34

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隣組

4.0劣等感を乗り越える親愛の情

2025年3月5日
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鑑賞方法:映画館

同級生で人たらしのやつがいる。俺が俺がという前に出るような性格ではないのに、いつの間にか場の中心にいる。一部の人間からは嫌われもするが、好かれる人間とは強い絆を結んだりする。そんな友人に影響を受けたり、憧れたり、ちょっと憎らしかったり。でも、離れることもなく今でも関係が続いている。彼に魅了された人間の一人だから、もう仕方がないと受け入れているが、本作のような映画を観ると、あの劣等感に近い感情を思い出す。本作に登場するベンジーはまさにそんな感じ(私の友人に似ているわけではないけど)。
亡くなった祖母が昔住んでいた家を訪ねようと、ポーランドのユダヤ人のルーツをめぐるツアーに参加した2人。強制収容所を訪問するシーンがツアーのクライマックス。民族関係なく、あれだけ迫害を受けた人たちに思いを馳せるとやはり涙がにじんでしまう。
でも本作のクライマックスはそこではない(はず!)。ツアーの参加者に、ベンジーへの思いを吐露するデビッドの独白だ。自分のあの友人を思い浮かべてしまった。憎しみみたいな感情はないが、デビッドのあのセリフたちに一々共感してしまった。じゃ、ベンジーにはどうだったのか?と考えると共感できないし理解もできない自分がいた。ベンジーの思いについて明かさない作りになっていたのは意図的だったのだろう。主人公デビッドの目線で考えたらそうなんだと思う。だから、ラストシーンのベンジーが何を考えているのか全くわからないのも仕方ない。
一人の人間が生まれるということ自体奇跡みたいなもので、ホロコーストを生き残った人間の子孫となるとさらに奇跡的な運命を感じることになる。だから、その子孫である人間は自分の命を大切に精一杯生きるべきと言う(思う)人は多いはずだ。間違っていない。その通りだと思う。でも、デビッドが語るこうした言葉に生きづらさを感じてしまった。ほんの少しだけど。もしかしたらジェシー・アイゼンバーグ自身がそんな思いを抱えていて、そんなことも意図して本作を作っていたりして。もしそうならジェシー・アイゼンバーグすごいな!

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kenshuchu

5.0大切な人を大切にしたくなる

2025年3月5日
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悲しい

知的

幸せ

ベンジー役のキーランカルキンがそもそも魅力的でかっこいいので、役とあまり乖離しない雰囲気のこの演技がオスカー?と少し思いました。自分的にはデヴィッド役の演技が素晴らしかった。
この作品がアカデミー賞で評価される世界はまだ救いがあるのかもしれませんね。
おしつけがましくない優しさに溢れた作品で、今ベンジーは元気なのかな…なんて思ったりもします。アグリーベティで見た俳優さんが2人出てて嬉しかった。まとまらないですが自分にとってはとても大切な作品。出会えて良かったです。

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bluered19

5.0ユダヤ人関連の映画をまとめて

2025年3月2日
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時期を同じく4作品のユダヤ人関連の映画が重なって上映されています。
この映画も、他の映画も発端は、ヒットラーのナチスドイツのユダヤ人迫害から派生した映画でしょう。
多くのユダヤ人がアメリカナチス渡ったことから発生したこの映画とブルータリスト。
イスラエル建国に絡むいざこざから起こった問題に向き合ったのが、ノーアザーカントリーとセプテンバー5。
ユダヤ人は、被害者か?加害者か?と考えてしまう映画でした。

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冬珊瑚

3.5ホロコーストの痛み

2025年3月2日
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笑える

悲しい

知的

ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッドと従兄弟のベンジーは、亡くなった祖母の遺言により数年ぶりに再会し、一緒にポーランドのホロコーストツアーに参加することになった。デヴィッドとベンジーは時に騒動を起こしながらも、同じツアーに参加した人たちと交流しながら、家族のルーツであるポーランドの地を巡る、という話。

ホロコーストを生き延びたユダヤ人の祖母が住んでいたポーランドを巡る旅の中で、ガス室の青い壁が印象に残った。
ベンジー役のキーラン・カルキンが面白かった。
ユダヤ人にとってホロコーストとは何だったのか、いろんな作品で観てきたけど、本作でもまた考えさせられてしまった。
3代目の話は笑った。

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りあの

3.5石を置こう。僕らが訪ねた印に。

2025年3月1日
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鑑賞方法:映画館

現実社会では、人と人は本音と建前で交流し生きている。それが「大人」としての作法。正直に生きることは、窮屈で痛みを伴うものだ。正直に生きてきたベンジーが、これまでの人生でどれほど苦しんで生きてきたのか、彼の行動の端々ににじみ出ていて、胸が苦しくなった。救いは、ポーランドだけにショパンのメロディーが全編に流れ、そんな苦痛を癒してくれた。
アウシュビッツを訪れた人は、皆一様にあの重い空気を纏うのだろう。だけど、それは過去の歴史としてだ。ベンジーは、その縁者として、実際に迫害を受けた彼らに寄り添う。だから、一等車に乗ることに我慢ができない。正直自分も、ツアー同行者たちと同じような気分だった。これは昔の話じゃないか、今と比べてどうする?と。だけど、ベンジーはピュアなのだな。そのピュアな心を知った人は彼の行動や言葉の理解者となる。それでいて、それは全員ではないところ(別れ際ひとりだけ抱擁も握手もしない)に、「いい話」としてこじつけようとしないこの映画の誠実さが見えた。そして、そんな窮屈な世界を生きているベンジーを案じるデビッドの痛みさえも共感できた。
映画のはじめと終わりは空港のロビー。観始めた時の、ただの雑踏の風景でしかなかったその場所が、ラストには、そこにいるひとりひとりに人生の物語があるのだという視点でいる自分に気づいた。そしてベンジーは、同じように周りを観察している。彼は、なにも変わってはいない。変わったのは、こちらの見え方(言い換えれば偏見)だった。

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栗太郎

3.0本当の痛みは、当事者にしかわからない・・ということかしらん? そう...

2025年2月27日
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本当の痛みは、当事者にしかわからない・・ということかしらん?
そういう意図があるのであれば・・ユダヤ人の受けた痛みは・・想像はできるけど・日本人の私にはわからないのかもしれない・・。

ユダヤ人の従兄弟同士、デビット(ダビデ)とベンジー(ベンジャミン)が・・ナチ支配下の時代には、ホロコーストの主要な舞台だったポーランドへ旅するお話・・。
ホロコーストといえば「アウシュビッツ」「ダッハウ」が頭に浮かぶが・・その他にも、破壊から免れ、生々しく残った施設もあるのですね・・・。

キーラン・カルキン(マコーレ・カルキンの弟)演じるベンジーの情緒の不安定さに、ハラハラしながら、保護者のようにフォローする優しく真面目なデビット・・・。
ベンジーの抱える痛みが、ユダヤ人由来のものなのか・・人種には関係ないものなのか・・はわからない・・。
旅によって癒されたのかも・・わからない・・。
彼、ベンジーの「リアル ペイン」はデビットにもわからなかったのかも・・・。

※キーラン・カルキンは、この映画で オスカー助演男優賞を受賞。

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J417

5.0わかった気に、ならない

2025年2月26日
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興奮

知的

映画を通して、複数の人物を通して、大きな歴史や個々人の痛みを自分ごととして探訪した。
しかし自分ごとは、現代の、自分の、解釈である。

この映画の手法や人物像により、
「真実の痛みは解釈しきれない。」その事実とはつながることができた。

自分で実際に旅へ行ったら、
もっとわかった気になっていたかもしれない。

こんなことがあるのか。
映画すごーー。
すっっごく心動かされた。
目覚めさせられたような。

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きりつ

3.5良かった

2025年2月26日
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何がどう良かったのか分かんないけど
何か良かった

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みのまる

4.0旅をしている気分に

2025年2月26日
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カルキン&アイゼンバーグ、大好きな2人。
これは観るしかない!
と思いつつ、観たい作品を観られる幸せをかみしめつつ、ギリギリようやく〜

音楽、風景、旅番組のよう。
ポーランドに行ってみたくなった。
収容所見学の帰りに咽び泣くカルキンにもらい泣きしそうになってしまった。

ナチスドイツのユダヤ人迫害ありきの作品なので、詳細などは会話の端々から読み取るしかない。
全く知らない人も少ないとは思うが、前情報は必要。
デリケートな内容を描けたのはそのルーツを持つからなんだろうな。

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ジャーニー

4.0ホロコーストの孫たち巡礼の旅

2025年2月25日
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悲しい

楽しい

知的

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レント

彼は今も一人で膝を抱えている

2025年2月24日
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 おばあちゃんの遺言通りにポーランドのホロコースト現場を訪れる二人のアメリカ人男性のロード・ムービーを縦糸に、それぞれが抱える人生の息苦しさを横糸に描いた小さな物語です。何と言っても心惹かれるのはベンジー役のキーラ・カルキンでした。言ってる事は心の虚を衝く様な真実なのですが、その空気の読めなさに周囲から眉をしかめられ、それでも何故か人々に一目置かれます。しかし、彼自身はとんでもない孤独の中に佇んでいるのでした。複雑な心の表裏が入れ替わるベンジーの思いが切なく迫ります。そして、「旅を経て小さな一歩を進める事が出来ました」と言った安易な成長ロードムービーに終わらせなかったのも心に染みました。彼は結局一人ぼっちで膝を抱えているのではないのだろうか。

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La Strada

4.5タイトルなし

2025年2月23日
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予告編を見てるともう少し奥がありそうに思ったけど、ほんとにエピソードを繋げただけの生な作品。監督にこのストーリーと人物へのへの思い入れがあったのだろう。

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えみり

4.0他者の営みの先に生きている

2025年2月22日
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難しい

ハートフルいとこ旅的な気持ちで見に来たけれど、想像以上に重くてずっしりした。

繊細で表情豊かで人に好かれるも定職に就かずフラフラとマリファナを吸う陽キャと、美人嫁と可愛い息子がいるも他者の目が気になって仕方なくて社会に馴染むのに必死や陰キャ。

わたしは後者にめちゃくちゃな親近感を覚えて、共感性羞恥を味わった。
記念写真ではしゃぐの、無理だもんな。

なんというか、当たり前なんだけれども、私が今住んでいる家に住んで私という歴史を紡いでいるのと同じように、歴史の上に生きた人々もその人の歴史を毎日毎時間毎秒紡いでいたんだよな、と改めて思った。
そりゃそうだろと言われたらそりゃ、そうなんだけどさ。
例えばこう、徳川家康が豊臣家を滅ぼしました!と聞いても、ふーん、としかならないけれど、そこには徳川家康という人間と、豊臣秀吉、茶々、秀次、秀頼、……みたいな人間が当たり前だけど存在していて、それを刺して、頭を切り落とした人がいるわけで、もっといえば、兵糧攻めで苦しんだ人だっているわけで…みたいな気持ちになった…………

歴史って授業で習うものだし、年号なんて覚えてもどうせ何か新事実が発覚する度に変わってゆくのだから、と思っているけれど、そこには当たり前だけど、当たり前に人の営みがあって、その先で私は生きているのよな、と思った。
ただ、これをずっと考えながら生きるのはあまりにも重いから、難しいけれど。

それから、万人に好かれていてコミュ強だったとしても、幸せな家庭に身を置いていたとしても、どんな人だって、どんな過去があってどんな事を後ろに抱えて、生きてるなんて、言わなきゃ伝わらないし、聞かねばわからん。その抱えているものが、どのくらい大きいかなんてのも人によって感じる重さは違う。

とかなんかそういうことをいっぱい考えた。
いや、ずっと、考えてるとこ。

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海渡