「空港にたたずむベンジー」リアル・ペイン 心の旅 キブンさんの映画レビュー(感想・評価)
空港にたたずむベンジー
まずは、今年度の最高傑作でしたね!(って、まだ2月頭やろ…)
いとこ同士のデヴィッドとベンジーがポーランドの第2次世界大戦の史跡ツアーに参加するロードムービー。
デヴィッドは常識人で仕事もあれば妻も子供もいる。
それに対してベンジーは未だにその日暮らし。
デヴィッドはベンジーの自由奔放さを疎ましく思いながらも、そこにずっと憧れを抱いていた。
一言で言うとデヴィッドとベンジーの友情物語。
破天荒で自由奔放で、すぐ感情的になるデヴィッド。
そういう面倒な友達っているよね。
でもなぜか憎めなくて、その明るさが皆に愛されるんで嫉妬する。
この映画を観た多くの人がデヴィッドに共感すると思う。
なぜならベンジータイプの人は、そもそもこういう映画を観に行かないし…
たとえ行っても自分とは違うと思うから。(個人的感想です)
でも、ベンジーにはグッとくる、涙出る。
空港にたたずむベンジーがこの映画のすべてを語っている。
全編に流れるクラシックピアノは岩井俊二の映画のように心地いい。
(同じようなピアノ曲のせい?)
そして、エンドロールに流れるレゲエに少し救われる。
コメントする