「けっこうよかった」リアル・ペイン 心の旅 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
けっこうよかった
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劇中に流れるピアノ曲が美しくて心が洗われるようだ。ポーランドに旅行するアメリカ人の従兄弟同士という微妙な距離感の友情が描かれる。従兄弟のベンジーがマイペースな人物で、機嫌のいい時は周囲を楽しくさせるが、気に入らないと不機嫌さを露骨に示し空気を悪くする。映画では肯定的に描かれているが、こんな人すごく嫌い。それをよしとしている人がいたら、そっちも尊重しろよ。不機嫌にするんじゃなくてジェントルな態度で言葉で説明すべきだ。とはいえピュアな人物であり、彼は彼で苦しんでいる。それも含めて、正直だし、踏み込んだ表現だし、いい映画だ。
おばあさんの家が普通で拍子抜けするところは面白い。
ベンジーとデイビッドはずっと仲良しでいて欲しい。自分にはもはや絶交状態の従兄弟しかいないのでうらやましい。
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