ゴーストキラーのレビュー・感想・評価
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高石あかりの芸達者ぶりに魅力されるが、
クライマックスでは、やや工藤と殺し屋のタイマン勝負に熱くなってしまい(観客も含め)、
周りが見えていないのが残念。
あくまでも身体が高石あかり(女子大生)のハンディという設定が生かされていないのが勿体ない。
アパート代弁償しろ!クソがっ!!
阪元裕吾×園村健介×髙石あかり とあっては観ないわけにはいかない。
薬莢を拾うふみか(髙石あかり)に見惚れる導入。
このショットの髙石あかりが最も美しいと思う。
↑
これがきっかけで、殺し屋の幽霊工藤(三元雅芸)にふみかが取り憑かれ、
握手をすることで工藤がふみかにのりうつるという設定が面白い。
※このあたりの説明シーンは若干絵づくりがホラーっぽいのも良かった
そこから、同体となってからの髙石あかりの二人分の演技をするところが秀逸。
ひとりで会話をするのがまず面白いし、ふみかと工藤inふみか時の表情の変化も面白く、
特に眉間のシワがえぐい。
この設定で髙石あかりを配役できた時点で勝っている映画だと思った。
髙石あかりのアクションも見どころではあるが、
やはり、ラストの三元雅芸と川本直弘の長回しバトルが最も園村健介が見せたい
シーンであろうと思った。
そういう意味では、男同士のバトルなので華がない。
その点、『ベイビーわるきゅーれ』が素晴らしいのは、伊澤彩織のカッコよくバトれる女性の存在だ。
もちろん髙石あかりとの共闘もあり、そこが見どころでもあるのだが、
本作はその点、ふみかが女子大生で殺し屋ではないため、限界があるのだろう。
他、
アパートを壊されて修理代にこだわるふみかには笑わせてもらった。
髙石あかりがもっとアクションしていたら満点だったが、
とは言えすごく頑張っていると思う。
続編もつくれそうな終わり方だ。
パンフレットを購入。俳優のインタビューや対談が掲載されているので、これから読むのが楽しみ。
正直、期待しすぎた
髙石あかりの魅力が満喫できる反面、アクションシーンでの物足りなさも残る
「ベイビーわるきゅーれ」ばりのアクションはたっぷりと楽しめるし、「巻き込まれ」型のヒロインを熱演する髙石あかりの魅力も存分に堪能できる。特に、殺し屋に乗り移られた時に見せるワイルドな表情や、口調の違いで一人二役を演じ分けるコミカルな演技からは、彼女の様々な側面が感じられて嬉しくなった。
その一方で、殺し屋の幽霊が女子大生に取り憑いた理由が、弾丸の薬莢を手にしたからというのは、どうにも説得力に欠ける気がするし、いくら正義感が強いからといっても、進んで危険に身を投じる女子大生の行動は、やはり無謀としか思えない。
ここのところは、例えば、女子大生の過去に、殺し屋との因縁があったり、反社を憎むようになったエピソードがあったりといった設定にしても良かったのではないかと思う。
それから、格闘戦の場面では、髙石あかりが「ベイビーわるきゅーれ」以上の頑張りを見せているのは「痛い」ほど分かるし、それが、大きな見どころにもなっているのだが、クライマックスの決闘シーンで、彼女の姿がほとんど見られないことには、どうしても物足りなさを感じざるを得ない。
男同士の本物の「技」のぶつかり合いを存分に味わえるという点については、何の不満もないのだが、それでも、髙石あかりのアクションを、もう少し楽しみたかったと望んでしまうのは、欲張り過ぎというものだろうか?
女子大生×ゴーストの奇想天外なバディムービー
女子大生にゴーストが憑依しコンビを組むという奇想天外なアクション・バディムービー。
「ベイビーわるきゅーれ」シリーズでお馴染みの園村監督×脚本・坂本×主演・髙石あかりとなれば見逃せない作品であり期待通りの出来映えです。
個性的な女優に成長した髙石あかりの最近の活躍ぶりは本当に頼もしく今後の更なる活躍が楽しみです。
2025-58
落語のような一人二役
高石あかりさんの役者としてのスキルというか達者さというか器用さみたいなものを存分に見ることができる作品。
自分としてはアクションを堪能するための映画と割り切っているので、そこに至るまでのプロセスは最小限で良いし、脚本も多少の強引さくらいはあっても良いと思っているのだが、その中でもやはり高石さんの演技は光って見えた。
取り憑かれてない人には幽霊の姿は見えず、声も聞こえないと言う設定をコメディやアクションに上手く活かせている点や、工藤と松岡の対等に見えつつもバトルにおいては師弟のような関係と工藤と影原のかつての師弟関係などもわかりやすくストレートに描かれているのも良かったと思う。
欲張りを言うと、最後の肉弾戦は髙石さんに挑戦してもらいたかった。
また、工藤が腹にダメージを受けたのは、実は彼女の顔にはいっさい傷をつけさせないように庇ったためという泣かせるオチかと思ったが、次の攻撃に対してしっかりとボディをガードし頭に蹴りを入れられてたので考え過ぎを反省したw
薬師丸と優作(または世良)で観たい。
流石ベビわる集団
アクションはすごい!
ダークな雰囲気の中で、髙石あかりの度胸ある演技が光る
到達点
阪元裕吾脚本、園村健介監督、とベビわるアクションシーンの座組みで、高石あかりと三元雅芸の競演とくれば1作目だよね。今回伊澤彩織がいないのは残念だけど。
ただ今回の高石あかり扮するふみかはちさととは違って清く正しい大学生。似たような座組み・設定の中でその違いに説得力を持たせられる高石あかりはやはりたいした役者だ。
もちろんそれだけじゃなくて、憑依されたシーン(特にアクション中)のキャラクターの切り替えは演技モンスター高石あかりの面目躍如。「セフレの品格」2作目の衝撃を思い出させてくれる…しかもそれだけじゃなくて、二人で格闘することの意味がちゃんとある説得力。高石あかりのポテンシャルを知り尽くしたベビわる組だからこその到達点か…
アクションもレベルがグッと上がったベビわる3作目の熱演すら越える勢い。うまいこと憑依されたふみかと憑依している工藤のアクションを切り替えて見せていたのは薗村監督の手腕かな。編集まで自分で手掛けてるみたいだし。
ここに来て「ネムルバカ」と本作が公開されて両監督の特長かハッキリしてきて、ベビわるは彼らの良さが組み合わさっていたんだなとよく分かる。
黒羽麻璃央もよく知らなかったけど、良かったですね。
期待通り!
初日初回に行きましたが平日の割にまずまずの入り。
伊澤さん無しで高石さんだけでアクションできるのか?と不安でしたが、余計な心配でした。
個人的には90点。
良かった点
・憑依を上手く利用したアクションシーン。激しい場面は三元さん、そうでないところは高石さんで素晴らしいアイデア。これにつきる。
・高石さんの演技がドンドン良くなってる
・ガンアクションや格闘シーン。CGでなくやはり生身が最高!マガジン交換や弾装填シーンの金属音が痺れる。ベレッタの刻印のアップとか。
・アクションが分かってるなーというシーンが満載。例えばベビワルでも使われてたが死体を銃撃の盾にするとか。
・三元さんが演技共々渋い。画面アップでも顔のしわがイイ。ベビワル1でも良かったけど。
・変なギャグシーンがない事。クスっという程度で良い。
気になった点
・悪役の個性が薄い。ベビワル1はどいつもこいつもクセ強だった。組長も若過ぎで軽いかな。。。
・ラストのアクションシーンで、三元さんと高石さんの入れ替わり回数が多くてもよかったかも。
総じてお勧めです!
ホラーかと思ったらコメディ要素満載だった
「ベイビーわるきゅーれ」の阪元裕吾監督が脚本、同作のアクション監督である園村健介監督が監督を務め、同じく主演の1人である高石あかりが主演となり、しかも題名通り殺し屋の話なので、まさに”チームわるきゅーれ”作品でした。
拳銃で殺された殺し屋・工藤(三元雅芸)が、高石あかり演ずる女子大生・松岡ふみかに憑依し、自分を殺した奴に復讐して成仏を目指すというお話でした。その斬新な発想がGOOD!観る前はホラー要素が強いのかなと思っていましたが、そうした要素は殆ど感じられず、むしろコメディ要素が散りばめられており、中々面白い作品でした。殺し屋役の三元雅芸は初見でしたが、シブくて非常に良かったです。
ふみかが工藤の手を握ると乗り移るという設定も面白く、最初は事情が呑み込めなかったふみかも、親友がホスト崩れの彼氏にDV被害を受けているのを見て、このクズ野郎を工藤の手を借りて成敗することで、運命を受け入れることになる下りも非常に自然でした。さらには自分も狙われてしまう羽目になったことから、積極的に工藤の成仏を手伝うことになるところもスムーズな展開でした。また、格闘の際にふみかと工藤の姿が交互に入れ替わるシーンは新鮮で、非常に面白い演出だと感じました。
ただ、ラストの最強の殺し屋との格闘シーンでは、この入れ替わりが観られず、終始工藤が闘っており非常に残念でした。そう言えば、「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」でも、池松壮亮演ずる冬村との最後の戦いは、相棒のまひろ(伊澤彩織)が全て担当しており、肝心なところで高石あかりのアクションが観られなかったので、同様の残念感がありました。
また細かいところで気になったのは、工藤がふみかに憑依する際には、互いの左手を握るのが基本だったのに、1回だけ右手で握ったのも不思議でした。別に左右に差がある訳ではないのだから、左手なら左手で統一して欲しかったと感じました。そもそも握手は右手で行うものという固定観念がある私としては、左手を使って手を握ることに違和感があり、それを敢えてやっていたと感じていただけに、どうも気になる部分でした。
そんな訳で、本作の評価は★3.4とします。
迫力のアクションで描く胸熱のバディもの
「ベイビーわるきゅーれ」という映画が好きだ。もちろん主演の2人(髙石あかりと伊澤彩織)がいいのだが、阪元裕吾監督とアクション監督を務めた園村健介の力が大きい。特に園村健介が作り出すアクションにやられてしまった。だから本作への期待は高かった。
ベビわるでは当初アクション部分を伊澤彩織が担当することが多かったが、髙石あかりがうまくなって、彼女のアクションシーンが増えていった印象がある。そして単独主演での本作。アクションでのキレが増しているんじゃないか。試写会で監督が言っていた通り「素晴らしい」の一言。しかも二役を演じ分けながらのアクション。幽霊にとりつかれた状態と本来の彼女を演じ分けるのは、かなり難しいものに見えたが見事に演じきっていたと思う。
殺し屋の幽霊が女子大学生にとりつくというこの設定。「寄生獣」や映画「ヴェノム」シリーズに似たものを感じる。異様なものが体に入った気持ち悪さ、文化や考え方の違い、そして徐々に理解しあい結束していく流れ。完全なバディものじゃないか。2人が徐々に変化していく姿が愛おしくてたまらない。最後の戦いに向かう2人のやりとりに胸が熱くなってしまった。こういうのに弱い。これは阪元裕吾脚本の勝利だ。
そして園村健介監督が演出したアクションがやはり素晴らしかった。「BAD CITY」でのアクションが印象的だった三元雅芸が思う存分動きまくる。髙石あかりと入れ替わりながらのアクションも十分な見ごたえ。スピード感と迫力たっぷりのアクションを存分に満喫した。終わり方が若干あっさりしていたことは不満に思わなくもないが、そんなマイナス点はどうでもいいと思えるほど面白かった。これは多くの人に観てほしい映画だ。
霊ちゃん ぶつじょ!!
2025年映画館鑑賞39作品目
4月28日(月)イオンシネマ新利府
ハッピーマンデー1100円
監督は『ベイビーわるきゅーれ』でアクション監督を務めた園村健介
脚本は『ベイビーわるきゅーれ』の阪元裕吾
平凡な女子大生が殺し屋だった幽霊に取り憑かれる話
殺し屋は何者かによって殺された
無念を晴らさないと成仏できない
殺し屋が撃たれた弾丸の薬莢をたまたま拾ったのが運の尽き?
殺し屋と融合することによって女子大生は強くなる
殺し屋は飼い犬
飼い犬は飼い主の指示により別の飼い犬に殺された
飼い犬だった幽霊は飼い主に噛み付く
巻き込まれる女子大生
『ベイビーわるきゅーれ』の監督だった阪元裕吾が今回は脚本に徹している
『ベイビーわるきゅーれ』はアクションに特化した作品で低予算ながらヒットしシリーズ化したがその反面第1作だけを観る限りストーリーとか設定が若干だが薄っぺらかった
阪元氏も今回の脚本は自信作だろう
組む相手こそ幽霊ではないが『超人バロム1』や『ウルトラマンA』を彷彿させる
男女が融合し会話をしながら戦うといえば桂正和先生の『超機動員ヴァンダー』だがこの作品の二人に恋愛要素はない
会話といっても一人二役な面が多いわけだが
普通の女子大生と無精髭のオッサンが協力して戦うという設定がコミカルで良い
それもこれも高石あかりの演技力の賜物
『片思い世界』をディスるわけじゃないけど幽霊は話としてやはり特定の人には見えないといけないしすり抜けなければいけないし成長してもいけない
たまには松岡ふみかではなく工藤として姿を合わして戦う演出も良い
高石あかりは大健闘しているがアクションの専門家ではなかろう
身体能力的にシンシア・ラスターくらいのポテンシャルはありそうもない
万が一怪我をされては事務所としては大変だし
たった1日の出来事という設定も良い
これを観るにつけ武田梨奈はなんでアクションやめたのかな
プシューとか言ってる場合じゃないのに
アホだから格闘の殺陣を覚えられないのかな
物覚え悪い人とか運動神経悪い人には向いていないからな
東映時代劇でむかし自他共に運チと認める桜町弘子が竹刀で殺陣に挑戦したらメチャクチャで相手役の一人の顔面にモロにヒットし監督じゃなくて被害者から「カット!」と叫び声が出た逸話があるしまあそういうことだろう
配役
幽霊に取り憑かれた大学生の松岡ふみかに髙石あかり
ふみかに取り憑いた殺し屋の幽霊の工藤英雄に三元雅芸
工藤と同業者で後輩の影原利久に黒羽麻璃央
先代が亡くなったため工藤の飼い主になった本多俊吾に井上想良
本多の新しい飼い犬の桂雅治に川本直弘
ふみかの親友で大学生の飯田マホに東野絢香
イベンターの片山将暉にアベラヒデノブ
インフルエンサーのナルミに倉冨なおと
バーテンダーの勝茂に木部哲
マホの彼氏で日常的に暴力を振るうホストのリュウスケに一ノ瀬竜
本多の対抗組織のボスに本宮泰風
対抗組織のボスの右腕に山口祥行
対抗組織の手下に舘昌美
対抗組織の手下に北代高士
対抗組織の手下に中澤達也
対抗組織の手下に本田広登
対抗組織の手下に川崎健太
ボーリングの球などで粛清される本多の手下に池端暢平
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