「カビのように侵食してくる恐ろしさ」ミッシング・チャイルド・ビデオテープ meさんの映画レビュー(感想・評価)
カビのように侵食してくる恐ろしさ
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基本的にこの映画は、お化けがドーンとかはしてこない。空気感、雰囲気の怖さがあった。
主要登場人物三人が、魔白山にある廃墟に赴くというのが端的な説明だろう。
その廃墟では登場人物の一人の弟が失踪しており、15年ぶりに帰郷した兄が他の登場人物と共にその廃墟に向かう。この廃墟は地図上も存在せず、捜索隊も発見することができいというこの世ならざるものであり、その廃墟のある山も地元の人々から気味悪がられている曰くがある。
全体を通じて、カビが徐々に侵食していくように恐怖が視聴者をむしばんでいく。息が詰まるような怖さだった。
特によかったのが、主人公が友人と共に母に会うために実家に帰省した。そこには、母親がいなかった。そして、なぜか友人と共に近くに宿場に泊まる。そこで、主人公が旅館の部屋で電話をしていると、母親が後ろから現れる。一方友人は、主人公の実家に再び赴き2階で死んだ主人公の母親の遺体を目撃する。
このように、2当事者間が同時並行的に体験した物事により、先ほどの母親が幽霊であるとの確信を抱かせるという演出が本当に良かった。
劇場で見ることができなくて本当に残念だった。
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