「ホラーテイストながらもファンタジーとも言える作品」ミッシング・チャイルド・ビデオテープ ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
ホラーテイストながらもファンタジーとも言える作品
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弟が行方不明になったことをずっと引きずる主人公 敬太(杉田雷麟)
敬太の同居人で霊感がある司(平井亜門)
敬太を取材したくて司と接触する記者の美琴(森田想)
と、基本この3人が動かしていく作品です。
ある山で行方不明事件を始め、様々な事件が発生しており、
共通するのが地図にも載っていない廃墟(施設のような)に迷い込むことが
どうもキーらしい。
その描かれ方を自分なりに読み解くと、異世界(あるいは霊界的な異次元の世界)と
現世界の接点ができている山で、その世界を巡っての怪奇現象なのだろうということです。
異世界の住人が霊的なものとして現れたりする、そういうことかなと考えました。
だから、ファンタジーとも言えるかなと。
ホラー的な表現としてビビったのは、敬太のお母さんの霊的な存在が
敬太の前に現れるシーンですね。ここは怖かったなぁ。びっくりしました。
ビジュアルはちょっとやな感じで留めておいてもらってよかったです(笑)
これが醜悪なビジュアルだとトラウマになりますからね。リングみたいに。
それにしても全般にわたって不穏な空気感を纏っていたり、
ビジュアルも暗かったりで、
落ち着いて観れる映画ではないので、ここは制作者の意図通り受け取りました。
ホラーっぽいハッピーではない終わり方ですが、
それはそれでなるほど・・・と思いました。
まあ細かいことですが、敬太と司って何で同居していたのでしょうね。
謎だなあと。
近藤監督は今後の活躍も楽しみですね。
パンフレットは文庫サイズで小説っぽいつくりです。
じっくり拝読します。
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