「妄想か現実か・・・」パンダザウルス odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
妄想か現実か・・・
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パンダの恐竜というタイトルに惹かれて鑑賞したが、最低、最悪の怪物をめぐる会話劇。
冒頭、小さな田舎の動物園を経営するノーマとマカリスタの夫婦が突然現れた小さな恐竜に襲われ、それを助けたのがタイトルのパンダザウルス、一転してセラピストとノーマの診察シーン、恐竜が夫を殺すというのはノーマの悪夢、妄想だという。なんだ夢の話かと落胆。
しかしながら、カリブ海に旅行に行った先でボートが転覆、漂着した無人島で拾った卵から産まれたのがパンダザウルスだという展開。卵から産まれたのだからパンダどころか哺乳類でもないでしょうに顔つきはゴリラっぽいし亀の甲羅のようなものがある奇妙な怪物、兎に角、CGどころか書割りにしか見えないお粗末な怪獣の絵姿、襲うシーンも曖昧にしか描きません。子供は恐竜もパンダも好きですからこんな奇妙な生き物をしつらえたのでしょうが、子供向けのせいなのか流血は絵の具のようで残酷性を抑えていました。
ストーリーもいい加減、尺稼ぎなのかセラピストや記者などの無駄に長い語りが挿入され、ますます状況が混乱するばかり。こんなチープなコミックは観たことがありません、あきれただけでした。
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