ふたりで終わらせる IT ENDS WITH USのレビュー・感想・評価
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それって臭い屁と同じ?
花屋を開く夢を持ってボストンに出て来た女性が凄腕の外科医と出会い恋に落ち・・と、ありがちなラブ・ストーリーが進むのかと思いきや、物語は深刻なDVの問題へと踏み込んで行きます。実話に基づく小説が原作なのだとか。
本作はこの問題の複雑さを正面から丹念に描いています。暴力を振るう男は如何にものヤクザ風に限る訳ではなく、社会的地位や年齢・経歴によらないのです。また、その家庭にDVがあるのかどうかは一見して直ぐには分かりません。暴力を受けている本人も「いや、あれはDVではない」と思い込もうとする場合があるし、それと認識しても「でも家を出て行く事は出来ないから」と耐え忍ぶ事もあり得るのです。
それにしても、洋の東西を問わず家庭内の暴力がこれほど話題になると言う事は、そうした事態が珍しくはないと言う事なのでしょうか。周りを見回してもそれらしい家を見た事はありません。いや、それこそがこの問題の難しさなのでしょう。
あまり、話題にはなっていない様ですが、特に男性は観ておくべき作品だと思います。このタイトルの意味が分かる終盤にはズンッと腹に堪えます。
ちなみに、そんな事自慢になりませんが、僕は妻に暴力を振るった事はありません。たまに臭い屁をこぐと「ワッ、DV、DV」と騒がれる程度です。「これは出物腫れ物所嫌わずだから」と言ってるのですが、いやもしかしたら、DV男にとっての暴力って僕の屁と変わらぬ様な気安さなのかなと考えると、ちょっとケツがもぞもぞして来るのでした。
見やすい
どんな愛や絆があってもたった一つの過ちで大きな傷を負い、大切なものを失われてしまうのを丁寧に描いた作品。
どの登場人物の視点に立つかによってその過ちの重さや、大切な物を失う過程の辛さ、今後の展望なんかを異なった考えで見れる。
時間を割いてまで勧めたくなる作品とまでは思わないが時間があれば見るには十分楽しめる作品。
幸子という名前の女で幸せな人はいない!絶対にだ!
俺が知っている最初の幸子は名前を幸といい、俺が地方劇団の劇団員をやっていた時に、劇団の雑務を無償でやってくれた県立高校に通う女の子。
あの頃の俺のどこにそんな金があったのかは謎だが、手伝ってくれたお礼に、劇団四季の「 エルリックコスモスの24時間」 に招待をした。その子は視力が2.0あるので、主役の役者が別の人に変わったのが分かって驚いちゃった。
後に、その子の生い立ちを聞くと、お父さんは劇団四季の役者だったが自動車事故で亡くなってしまったそうだ。
それから、諸事情で俺が長野に出稼ぎに行っていた時に、唯一の肉親の母親が病気で亡くなったと、手紙が届いた。
とても、良い子なのに何故、こんなに不幸が訪れるのだろうか。やっぱ、神様っていないな?高校を卒業して看護学生になったので、さぞかし立派な看護師になった筈です。元気にしてるかなぁ?
もう一人の幸子はメンヘラで、手首を切りすぎて、もう切る所が無くなったから、肩口まで切っていた。何回かドライブしたりしてたけど、何か怖くて付き合いをやめました。
三人目の幸子は、俺がタイミーで郊外の居酒屋で働いた時の店長で55才くらいの幸子。
とにかく、面倒見の良い人で俺と同じくタイミーでやってきた女の子がどんだけ皿を割っても、グラスを割っても怒らなくて、深夜まで働くのに帰りの足が無いから、タクシーで帰ると言った愚かな女の子を、その店長が車で送ってやるのだ。
俺は個人的に、その店長から電話番号を聞かれて、タイミーを通さないで、バイトできるもんとばかり思っていたら、
「 ご飯奢ってやるから、会わない?一緒にデートしようよ?」
という、誠に気色の悪い電話だったが、タダ飯食えるから会う事にした。何故か、一人ではなく連れ合いがいて、計三人で食事をする事になり、食事が終わった途端に、
「 貴方にいい話しがあるの?聞いて貰える?」
と、言い出し、それから宗教の勧誘が始まったのだ。俺は神なんて信じていないので、断固拒否した。
話の矛先を変えて、タイミーで働いた、あの店長に送ってもらった女の子の話しをしたら、
「 あの子は苦労したけどねぇ、今は入信しているの!」
このカルト宗教キ✖️ガイBBAは、タイミーでバイトを集めて、そのワーカーを入信させている、とんでもない腐れ外道だったのだ。
以上、ぼくの知り合った、幸せじゃない幸子のお話しだYO!
さて、こんなに長すぎる前置きは誰も読まないよ!と突っ込まれても無視するが、
この映画の主人公リリー。日本語に訳すと幸子( 突っ込み禁止) は、
幸せを数えると片手にさえ余り、不幸せを数えると両手でも足りないので、不幸のズンドコ。
映画冒頭で、幸子は亡くなった名士の父の葬儀で、母に弔電で、
「 お父さんの良いところを5個あげて、スピーチして」
と、頼まれる。
そして、弔電を読む時に、メモを見ると、一つも亡くなった父の良い所が無く、無言で壇上から降りてしまう。
実は父親は、外面は良かったが、家では母親に暴力を振るうDV野郎だったのだ。
そして、幸子は恋をする。脳神経外科のイケメンで非の打ち所がないと思っていたのだが、何かにつけて幸子を物理的にではなく縛り、幸子に思いつく限りの罵詈雑言を浴びせるのだ。
そんな幸子にも、純愛の経験があった。同じ高校に通う男子だったが、家なき子の男子は廃家に違法に住み込んでいた。
その男の子を哀れに思った幸子は、廃家の窓の下に衣服や食糧を差し入れていた。それから、何十年も経ったが、見事その男子は立ち直り、カリスマ料理店のオーナーとなっていた。
それを遠赤外線を駆使して獲物を狩る蛇のような、DV脳神経外科の彼氏に発見されて、問い詰められる幸子。激昂したDV脳神経外科に階段から突き落とされる幸子。
カリスマ料理店オーナーになった同級生に助けを求める幸子。幸子はやっと、DVしない男、プラトンでいうところの自分の片割れ半身を見つける事ができる。
DV脳神経外科の子どもを授かった幸子は、三行半叩きつけて、自分を本当に愛してくれる人を見つける事が出来た。
劇中、ずっと張り付いたような作り笑いをしていた幸子はラストシーンで、やっと心の底から笑えて本当の自分を取り戻したのであった。どっとはらい。
※ 今回は、ばんばひろふみの「 SACHIKO」 を聞いた事が無い人にはさっぱり意味が分からない事をお詫びいたします。
あなたはなんて言う❓
こないだ鑑賞してきました🎬
恒例になってしまいましたが、以下は私のブログからほぼコピペになります😔
ご容赦いただけると幸いです。
花屋さんを開くという夢を叶えるため、ボストンにやってきたリリー。
ある日彼女は、脳神経外科医をやっているライルと出会う。
花屋のスタッフの兄でもある彼とちょくちょく会うようになり、親交を深めていく2人。
やがて2人は結婚するが…。
リリーを演じるのはブレイク・ライヴリー🙂
彼女は流れる金髪が目立ちますね🤔
微笑んでいる顔も素敵でした😀
ライルとの愛を深めていき結婚しますが、すべてが順調かと思いきや。
過去を抱えながらも夢をかなえ、必死に今を生きようとする女性を表現します😀
ライルを演じるのはジャスティン・バルドーニ🙂
医者であり男前で、口説き上手な彼。
しかし屋上で出会った時から、リリーを意識することに😳
無事に結婚し、幸せな生活を送るはずが…❓
初登場シーンに、性格が表れてますね🤔
しかし終盤で見せる表情は、なかなか深いものがありました😀
花屋のスタッフ第一号になってくれるアリッサにはジェニー・スレイト🙂
「ギフテッド」にも出ていた彼女ですが、今回は出番多め🤔
いきなり「花嫌い」を宣言するヘンテコスタッフかと思えば、要所要所でリリーを助ける女性でした👍
彼女の存在は大きく、助演としての役割を十二分に果たしています😀
ヒューマンドラマとして悪くないのですが、標準的な作品に落ち着いてしまった印象もあります🤔
回想シーンと現在のシーンの切り替わりもたまに分かりにくい場面も😔
いや、私が鈍いだけか😅
とはいえブレイク・ライヴリーは悩める女性を演じきってますし、アリッサの夫マーシャル役のハサン・ミンハジは、重くなりがちな作品の雰囲気を明るくしてくれました😀
ライヴリーやバルドーニのファンの方や、ヒューマンドラマ好きな方は問題なく楽しめますよ👍
USってふたりでいいの?直訳過ぎるだろ、ふたりで終わらせるって。追記:続編
11月25日(月)TOHOシネマズ日比谷で「ふたりで終わらせる」を。
全世界で発行部数1000万部を記録するベストセラーとなった恋愛小説「イット・エンズ・ウィズ・アス ふたりで終わらせる」の映画化。原作未読。
リリーは、市長だった父親が亡くなり葬儀にボストンに帰って来る。葬儀で父の弔辞を読むはずが何も言葉が出ずその場を退出してしまう。
ビルの屋上で偶然ライルと出逢う。いい雰囲気になるがライルに電話が掛かってきて終了。病院からの呼び出しの電話で彼は脳神経外科の医者だった。
ライルとはもう会う事も無いと思っていたが、リリーがボストンで花屋を開くのに手伝って貰う事になったアリッサの兄がライルだったのだ。ライルとリリーは惹かれ合う。
その頃リリーは母親を連れて行った店でアトラスと再会する。アトラスは、昔リリーの家に隣の廃屋に住んでいた同級生だった。食べる物もないアトラスに寝袋と食べ物をそっと差し入れるリリー。スクールバスで臭いと言われるアトラスを家族不在の家で風呂に入れてやり、父親の衣類を与える。親しくなっていくリリーとアトラス。初恋の相手アトラスとベッドに一緒にいる所を父親に見られて、父親はアトラスを半殺しの目に遭わせる。彼は卒業後海兵隊に入りその後会っていなかった。
ライルを愛するもアトラスとの再会に心揺れるリリー。アトラスの店で顔を合わせたライルとアトラスは揉めてしまう。
結局、ライルとの仲を深めたリリーは結婚して子供をもうけるのだが、・・。
リリーは、母が父に暴力を振るわれているのを目撃しており、自分の初恋の相手にも父に暴力を振るわれている。暴力に対する拒否反応が強い。
アトラスは、母の相手の男がDV男ばかりなのに心を痛めてひとり廃屋に住んでいた。手のひらに傷も残っていた(再会した時、その傷を見てリリーはアトラスに気付く)。廃屋はリリーの隣家だったので、リリーの母が暴力を受けているのも(声を聞いて)知っていた。そして、アトラスはもう一つの別の理由でリリーに感謝していた。
ライルは、6歳の時に誤って兄を父親の銃で射殺していた。皆が心の中にトラウマを抱えていたのだ。花屋を一緒にやっているアリッサに言われる「親友として言う。ライルは私の兄だが、あなたは彼と別れた方がいい」
DVは暴力に限らず、精神的なものもある。ライルが嫌がるリリーにアトラスの店の記事が載っている雑誌を無理矢理音読させるのもDVである。そして、その後肉体的にも傷付けられ病院に行ったときに、リリーは自分が妊娠している事を知るのである。お腹の子は大きくなって行くがライルへの愛は小さくなって行く。リリーは赤ん坊に亡くなったライルの兄の名前エマーソン(エミー)を名付ける。
原作がどういう終わり方をしているのか知らないが、映画のラストのリリー(ブレイク・ライブリー)の笑顔はアトラスとの幸せな未来を想像させる。(最近では「アイミタガイ」のラスト黒木華の笑顔と双璧)
IT ENDS WITH US エミーとアトラスを入れてUSは3人かも知れないし、我々は(それを)終わらせると言う意思かも知れない。
それにしてもつまんねえ訳だな、直訳過ぎるだろ、ふたりで終わらせるって。
きっと原作本がそういう訳だから映画のタイトルを変える訳には行かないのだろうが、なんとかならなかったのかね、副題付けるとか。(宣伝部ではなく本の翻訳のセンスの無さかな)
映画のコピーに使われている「必要なのは途方もない痛みと勇気。」ってのも刺さらんな。
おまけ
ポスターにも使われているが、この作品ではブレイク・ライブリーの横顔のカットが凄く多いと感じた。きっと本人も横顔が気に入っているんだろうな。ブレイク・ライブリーは製作も兼ねているから職権乱用だったりして?
あと、若い学生時代のリリーを演じた女優さんがブレイク・ライブリーに似ていなかった。
横顔がきれいな女優は中々いなかったのかな。
DV夫ライリー役のジャスティン・バルドーニが監督もしている。
ブレイク・ライブリーの出産シーンで赤ん坊のへその緒を切るシーンがあった。自分の娘の出産に立ち会って医者に言われるままにへその緒を切った事を思い出した。
追記
原作本は400万部を超えるベストセラーになり、コリーン・フーヴァーは続編を書いている。「IT STARTS WITH US ふたりから始める」
映画のラストシーンの続きから始まるそうである。映画化されるのかな。
my tears ricochet🥲
Taylor Swiftのファンで、挿入歌に曲が使われていることもあって鑑賞。
暴力描写があるとのことで、事前に小説のあらすじも全て知った上で覚悟して見にいった。
愛する人からの攻撃、大切にしていた気持ちを裏切られたショック…
父親からの暴力シーンのフラッシュバック。
傷つけられても愛する人を許したい気持ち。。
心情的にも身体的にも身に覚えがあることで、
見ていて本当に辛かった。
(※他のレビューサイトで、リリーの行動にライルの暴力の原因がある、リリーのせいだというような意見を見かけたので、自分の辛くて苦い経験から学んだことを書きます✏️
暴力はどんな理由があっても正当化されてはいけないです。
恋人に対してでも、その他の誰かに非難するべきことがあるなら、言語を使って穏やかに話し合って解決するべきなんです。
暴力を振るわなければならない理由があるのなら、ライルがそうすると言ったように、セラピーやカウンセリングの助けが必要です。)
主演のBlakeの隠しきれないハッピーオーラや、
リリー自身の揺るがない強さと優しさ、愛情深さに慰められた🥺
(そして風景描写の美しさ、リリーのファッション、フラワーショップの美しさが、テーマが重い分一段と美しかった💐✨)
リリー、アトラス、ライル、リリーのママ。
それぞれがトラウマと向き合って前向きに生きていけますように🥺
鑑賞後不思議だったのは、私のバッグにつけていった挿入歌my tears ricochetのブレスレットが帰宅後なくなっており、一緒につけていたTaylorブレスレットだけが残っていたこと。
私のトラウマも、my tears ricochetブレスレットと一緒に消えてくれるという暗示なのだといいな。🥲💐
原作は知らないので、ぼんやりとDVの話なのだろうと思いつつ。 過去...
原作は知らないので、ぼんやりとDVの話なのだろうと思いつつ。
過去が交錯してくる理由をあれこれ推測していたが、なるほどそういうことかとなる後半。
もっとドロドロとしたやりとりや、恐ろしい執拗さがあるのかと思っていたので、そこまでではなかったことにホッとする。
同時に、こんな風に客観的にDVをする自分を見られる人もいるのかと驚かされる。なんとなく、人前は装っても、少なくとも2人になれば、自分を正当化する傾向があり、非を認めないように思えたから。
娘から想像させられる、自分の取るべき選択に気づけるあたりなど、だいぶ驚かされる。
そして、主人公も、彼を再び招き入れ、ベビーベッドの組み立てを手伝わさせたり、二人きりになることを避けないことにも驚く。
どこかに強さがある。それは、かつての両親を見てきたからなのかもしれないが、母とは異なり、愛していても、終わりを選択する強さ。対峙する強さ。
けれど、この警戒心の強さをもっても、そういう人に出会う可能性があるという恐ろしさ。
ただ、おかげで、作品全体として、恐ろしさに目を奪われることがメインにはならず観ることができた。
そして、展開にも救われる。
間違いなくブレイク・ライブリーの代表作に!
リリー(ブレイク・ライブリー)が父親の死にあたり、告別式に出席し、弔辞の述べるところで
何も話さず退出するシーンで、父親に対する思い・気持ちみたいなものがわかるプロローグ。
ライル(ジャスティン・バルドーニ)とのマンションの屋上での運命の出会いから、
リリーに「参った」と言わせ、本格的に付き合うに至るまでの時間のかけ方が実にリアルというか
リリーの少女時代に負った心の傷がそうさせているということが、後々わかるのですが
そういう物語の紡ぎ方が丁寧で交換が持てましたね。
リリーの心の傷は、父親による母親へのDV、父親による恋人への暴力(死にかけるほどの)であり、
ライルは6歳のときに兄を射殺するというトラウマ(このエピソードは本人が別人のエピソードとしてリリーに語っている)
を負い、ふたりの仲も万全と思っていたけれど、少しずつコンフリクトが起きてきて、
やがて決定的なダメージを負っていくわけですが、
リリーの初恋の人、アトラス(ブランドン・タイラー・スクレナー)も同様に傷を負っているんですよね。
それは父親から母親へのDVだったり、リリーの父親から殺されかけたりと。
リリーとライルとの結婚生活もスグに亀裂が入ります(ライルのアトラスへの嫉妬もありますが、それだけじゃないですね)が
子どもができてからのお互いの距離感、コミュニケーションのとりかた、そして自身の母親の判断と異なる離婚という決意、
全て理解ができるというか、私自身、同様の経験をしているからこそわかるような気がしましたし、
正直、私自身、もう恋愛の類は奥手にならざるを得ないと言いましょうか、完全に人間不信に陥っているため、
リリーのようにアトラスともう一度恋に落ちる的なことは自分にはできないと思いましたね。
だからリリーは逞しいなと感じました。
本作であらためて、ブレイク・ライブリーの演技が素晴らしいと思いました。特に複雑な表情の演技がすごいですね。
間違いなく彼女の代表作になったと思います。
日本での集客は厳しいでしょうが、素晴らしい作品です。
女性客が多そうな気がしますが、ぜひ、男女その他問わず多くの方に観ていただきたい良作だと思います。
エマーソン‼️
幼い頃に父から母へのDVを目撃し、トラウマを抱えるヒロイン。そんな彼女が結婚し、夫からDVを受ける。そんな彼女が選択した結末・・・‼️初恋の男性の存在も絡め、三角関係みたいな恋愛要素もあるヒロインの成長映画ですね‼️妊娠し、出産した娘に名付けた名前エマーソン‼️この名前が夫のDVの起源であり、これからの夫の人生においても戒めとなる‼️かなり深いです‼️そして直後に下すヒロインの決断‼️このラストの展開で、この作品の格がかなり上がってます‼️ヒロインを演じるブレイク・ライブリーも、セクシーさの中に可愛らしさが同居していて、かなり魅力的‼️一番愛する男性へ向ける彼女の最高の笑顔を捉えたラスト・カットもかなり素敵です‼️
良い夫婦の日に公開されるDV映画なのだが、DVがどこで始まっているか気づける人はいるのだろうか
2024.11.23 字幕 MOVIX京都
2024年のアメリカ映画(130分、G)
原作はコリーン・フーヴァーの小説『It Ends With Us』
過去に傷を持つ男女の出会いと別れを描いた恋愛映画
監督はジャスティン・バルドーニ
脚本はクリスティ・ホール
原題の『It Ends With Us』は劇中のセリフで「ふたりで終わらせる」と言う意味
物語は、花屋を開くことを夢見ているリリー(ブレイク・ライブリー、若年期:Isabela Ferrer)が、父アンドリュー(Kevin McKidd)の葬儀のために故郷のメイン州プレソラに戻ってくるところから描かれて始まる
母ジェニー(エイミー・モートン)と再会したリリーは、葬儀での弔辞を頼まれた
だが、いざ壇上に立つと言葉が出て来ず、逃げるようにその場を去ってしまった
その後、ボストンに戻ったリリーは、とあるアパートの屋上にて、取り乱していて椅子を蹴飛ばしている男と遭遇する
彼は脳外科医のライル(ジャスティン・バルドーニ)で、手術がうまく行かずに嘆いていたと言う
二人はその後も会話を交わしながら、それ以上を求めずにその場を離れることになった
数日後、ようやく物件を見つけたリリーは、店舗の清掃を始めていく
そんな折、前の店主の求人広告を見たアリッサ(ジェニー・スレイト)が働きたいと言い出す
やむを得ずに一緒に店を準備することになり、夫マーシャル(ハサン・ミンハジ)と兄を交えて食事をすることになった
そして、リリーはアリッサの兄としてライルと再会することになったのである
映画のテーマは「DV」なのだが、テイストはハーレクイン的なラブロマンス映画になっていて、骨子は「トラウマを抱えた者同士の恋愛」となっている
三角関係のようなテイストで、ライルと元カレ・アトラス(ブランドン・スクレイナー、若年期:Alex Neustaedter)との間で揺れるリリーと言う感じになっているが、実際にはライルの暴力性とその自己弁護がどのようにして起こり、それが女性を傷つけるかを描いている
映画的には都合の良い存在と元さやになっていくので、DVに対する啓発的な意味合いがかなり薄味になっていた
エンドロールでは「DV相談窓口へのメッセージ」などがあるし、日本の公開は「11月22日(良い夫婦の日)」というプロモーションもかけている
だが、映画の宣伝から「DV映画」と言う雰囲気は感じられず、気軽にカップルが観る映画になっているし、某スマートパスの推奨映画になっていたりと、どの層に訴求しているのかよくわからない
内容としては、潜在的にDV被害に遭っている女性に向けたもので、前時代的な「愛があるから耐える」ではなく、「娘と共に強く生きていく」と言うものを強調している
その層に伝われば良いのだが、それを感じさせるにはもう少し工夫が必要に思えた
いずれにせよ、キャラ設定がメロドラマテイストになっているし、監督がイケメン脳外科医で登場するし、どこまで本気で原作と向き合っているのかわからないところがある
DV被害者としての告発と、このような決意で戦って連鎖を断ち切ると言う意識を描いているのだが、それがダイレクトに伝わりづらいようにも思う
女性監督が撮れば雰囲気も違うと思うのだが、それは能力云々ではなくて、原作に描かれている「女性の決意」と言うものを描き切れているかどうかと言う難題に直面するからだと思う
監督が男性なので、自己弁護に走る突発的な嘘のシーンはリアルなのだが、その見せ方が上手いかどうかは何とも言えない
また、一度の過ちと言うふうに捉えられがちなライルの言動だが、その根底にある「映画で一番登場するセリフ=やめて」の背景にあるものを理解しないとダメなのだろう
そう言った意味において、DVの根源が普段の男女間のパワーバランスにあって、それをリードした際に本当に起こっていることに目を向ける必要があるので、それをちゃんと描き切れているのかは微妙と言わざるを得ないと感じた
情熱的な愛と切なさと。
いやー凄かったです。最高に幸せなラブストーリーと波乱で切なさと。現在進行形と過去の恋愛が交互に映し出されて話は進んでいく。決して不幸なラブストーリーではないけど、幸せだけでもない。
過去と今の彼を比べたりするような女ではない彼女だけど、あの状況なら、、、
正直、観てるこっちも迷ってしまった。
安っぽくない彼女は冷静な判断をした。また家族で親友の妹も良かったし、出会えていて良かったなーって思った。
別れは辛かったけど、彼も可哀想だったけど、彼女の説得の仕方が非常に上手く分かりやすかった。
ラストの再会は何とも言えない嬉しさと切なさがある素敵なシーンでした。とてもとても良い映画でした。
頑張っている女性にお勧めしたい作品です。
でも、若き2人は何故別れてしまったんだよーってね。
余談、主役が飯島直子さん、大人になった元彼が田中健さんに見えました。
後からじわじわきました。
試写会にて鑑賞しました。
フラワーショップを開店させるためにボストンにやってきた主人公リリー仕事も友人関係も恋人も全てが完璧そんな時初恋のアトラスと再会三角関係のラブストーリーかと思いきや…
最後の決断伏線回収に良かったほっとしました。
ファッションやフラワーショップがオシャレで素敵
それだけでも見る価値あり
DVのお話なんですがそれだけじゃなく「何を終わらせるの?」と問われると言いたいけど説明できない
見終わった後に色々考えちゃう作品でした。
髭面に♥、髭面に✖、そして、再び、髭面と出会う
ベタな内容だが、実に分かり安い内容だった。
英語が分からない僕でも割とスンナリからくりが分かる。それでいて、次はどうなるって言う緊張感も伴う。但し、前半部の出会いの部分はダラダラし過ぎている。
それは兎も角、暴力を振るう男は、一回でも手を出したら、いくら反省しても信用しては行けないって事。
但し、最後の部分もいらない。髭面が好きになり、髭面に愛想をつかし、髭面と出会う。
やはり、男目線だと思う。
ヘルシンキ市立美術館の2階の映画館で見る。2024年
8/20 11時55分 2列目6番
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