ふたりで終わらせる IT ENDS WITH USのレビュー・感想・評価
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うす〜い
ブレイク・ライブリーがインタビュアーに失礼な態度とる映像を見て、いけすかない女として見始めたのでまったく共感できず。でも完全ニュートラルでもコイツには無理かも。初対面の人に初体験の相手はホームレスだったって、どんだけ欲求不満おばさんなのよ。その後も訳わかんない焦らし作戦をずっとみせられるし、元カレ出現で夫が疑ってくるのをちゃんと説明すればいいだけなのに、何でもないのよ何でもないのよ!って怪しい言い訳しかしない。話もうっす〜い。DVに苦しむ女性を救いたい?いやいやDVを出しにしたうすうす低質ラブストーリーでした。しかもそれにしては男女に魅力がなさすぎる。元カレとの再会も子供が大きくなって何年も経ちましたよ、だから男のために離婚したわけじゃないですよ、の言い訳がましい演出が不快。
とても大切なテーマだが…
なんとなく大作感に欠けてる感じから劇場はあえてスルーしたが、元来ラブストーリーが好みということと、ましてやブレイク・ライブリー主演ということで無料配信早々に鑑賞。
冒頭から景色がとても美しくてほれぼれ。とてもクリアに撮れていて壁紙にしたいほど。
ただし、良いのはそれだけ。個人的にはストーリーも役者陣の熱演もわざとらしく感じてしまい、どうにも入り込めない。特に、恋愛・友情・親子愛の流れがかなりちぐはぐな印象。なんでそうなるの?そもそも設定に無理があり過ぎやしないかい?というのが正直なところ。どうにも座りが悪い。
せっかくのとても良い景色も、この流れの中では段々白々しく映ってきてしまう…。とても大切なテーマだけにもったいない。
もう少し若い世代であれば、本作にうまく共感できるのかも知れないが、昭和生まれの五十男には手に余ってしまった。
本作に限らず、出演者が監督や製作に関わっている作品はどうも苦手なことが多いと感じるのは自分だけだろうか。
ちょっとおかしな気配
タイトルコールそうきたか!
ブレイクライブリーは大好きな女優。この映画も観たかったやつでアマプラにきててテンションが上がった。ライルと屋上で出会った時のイスを蹴る姿、あれが彼の全てなのに恋とは盲目だ。事実を認めたくないから怪我も偶然のアクシデントと言って片付ける、逃げる。母親と同じ道を歩いてしまっているリリー。夫もDV、父親もDV、初恋の相手の親もDV…DVに囲まれ負のスパイラルから抜け出せない運命、それをふたりで終わらせる!1人では終わらせなくてもふたりだから決心がついた。邦題に納得させられるとは思わなかった。嫉妬深く独占欲が強いDV男ほんと最低
改めて「DVとは」を考えさせられる作品
簡単に何が正解、不正解とジャッジすることが難しいテーマにはなるが、こういうストーリーが語られることに大きな意味があるのでは。
今作は、主人公リリーと脳神経外科医のライルの時間軸と過去の初恋の相手アトラスの2つの時間軸が同時に進んでいくので、それぞれの関係性を比べて観ていけるのが分かりやすい。アトラスとのシーンがお互いの関係構築のペースを細かく描写しているのに比べ、ライルとのシーンはもっと本能的で、ライルの人柄が表れるような会話も少なく、まるで早送りしている印象なのもおもしろい。アトラスの時間軸は映画らしいラブストーリー展開で、個人的には少し美化され過ぎている印象を受けたが、ライル(そして忘れてはいけないリリーの父)との日々のすれ違いは、妙に現実的に感じられ観ていて痛々しく、そのコントラストがまたこの映画の魅力に感じる。
映画のキーになる「花」がとにかく美しい。主人公リリー(ユリ)の花言葉を調べてみると「愛」や「再生/転生(rebirth)」の意味がある。女性の3人に1人はDVの被害を経験しているとどこかで聞いたが、原題の「It Ends with Us」はふたりで終わらせるという意味だけでなく、私たち全員がこの問題について向き合っていく意思も表れているのではと感じずにはいられない。今作に関心がある人は、Emotional violence(心理的虐待)をテーマにしているNetflixのミニシリーズ「Maid(邦題:メイドの手帖)」もぜひ観てほしい。
主演のブレイク・ライブリーと監督兼主演のジャスティン・バルドーニの泥沼裁判が大きく取り沙汰され、海外のコメントもネガティブなものが多いが、映画自体は原作を元にうまく作られた予想以上にいい映画だったと思える分、とてももったいない。
タトゥー
5歳児の独占欲
予備知識ゼロで観たので、原作が大ベストセラーということも知りませんでした。益して、ライル役のジャスティン・バルドーニが監督とは!見始めた時点では、「ふたりって誰と誰だろう?」、「何を終わらせるんだろう?」という興味もありましたが、すぐに忘れてドラマの世界に没入してしまいました。テーマは流行りと言ってもよさそうなアレですが、でも「ありそうでない物語」という印象でした。出逢ったばかりのリリー・ブルーム(ブレイク・ライヴリー)とライルの会話に「救えなかった命」の話があったり、無邪気にセックスを求める彼に対して「5歳児みたい」という台詞がありましたが、これが後々効いてきます。イケメンで金持ち、言葉巧みな愛情表現や優しいエスコートは、友達関係を求めていたリリーの心を徐々に溶かしていくわけですが、そこから先が見所でした。相手を誰よりも大切に想う愛と独占欲や束縛したい身勝手な自己愛が混じり合った感情の中に真実を見抜く難しさが丁寧に描かれ、クライマックスの選択が心に刺さりました。アイルの妹・アリッサ(ジェニー・スレイト)の存在が登場人物間の関係性に深みをもたせてくれてよかったと感じました。今作は恋愛がテーマですが、自国民の安全確保を大義名分にして隣国を侵略する行為も根っこにあるのは同じことのように思いました。
ふたりで...ってそっちの二人だったのか
「誰かをまた愛したくなったら俺がいる」
byアトラス
惚れてまうやろー😍なセリフ
超絶ヤバい
惚れる以外ないでしょ...
これはヤバい
視聴映画史上No. 1に惚れてまうやろなセリフだわ。
「親友として言う。
別れないなら2度と口をきかないからね」
byアリッサ
ベストフレンドすぎるやろー🥹🫶なセリフ
「『別れろ。2度とそいつと会うな』と言うだろう。」
byライル
オイオイオイー、
わかってんじゃんかよアンタ。
アンタ自分がそれをやってたんだよ。
さすがに目が覚めたっしょ。
エミーのおかげで...
これまたキャスティングが良すぎるのよ..
ブレイクライブリー大好きで全て観てるけど一番いいねこれ。
ブレイクライブリーの演技だったから響いたよ。
大人版アトラスも最高にマッチしてるんですけど。
過去に問題があったことを物語る表情、話し方、仕草だったり。過去に色々あったからこそ醸し出せるあの優しい眼差し。リリーを陰から守っている感、、最高なのよアトラス。。かっこ良すぎるよアトラス。。。
連鎖を断ち切る
父親が暴力的だった女子が成長してつきあった男も暴力的だったという話がよくある。女性がもっている暴力へのトラウマが、暴力性向をもった男を引き寄せる「服従のフェロモン」とでもいうべきものに変換され、それを暴力的男たちが嗅ぎつける、というような仕組みがあるように思う。となれば、いったん暴力的男に絡め取られた女性は輪廻のように悪循環から逃れられなくなり、暴力をふるう男も暴力的環境下で暴力的性向をサイクルし続ける。
リリーの母親は夫の暴力に苦しみ、リリーは導入こそロマンチックだったが蓋を開けてみたら暴力的な男ライルに出会ってしまう。しかし賢く強いリリーはそれが輪廻であることを知っていたから「わたしたちで終わりにするのよ」と娘に宣言し、前を向く。
It Ends With UsのUsとはリリー自身と生まれて間もないリリーの娘のことであり、見終えてようやくタイトルの意味を知った映画だった。
恋愛ドラマを基調にしつつ家庭内暴力と精神的虐待をあつかったIt Ends with Usは、もがき苦しむ主人公を力強く描き、彼女の苦悩に寄り添うことができた一方、映画としては乳繰り合い描写がくどいし、魅力たっぷりなライルが豹変するし、元彼との再会からの板挟みになるし、展開によるストレス振幅が激しく、主題はよくわかるが、すげえ疲れる映画だった。
実直な主題とは裏腹にIt Ends with Usは派手な場外乱闘で話題になった。
主人公リリー役のライブリーが旦那のライアンレイノルズとともにライル役兼監督のバルドーニをセクハラでうったえた。バルドーニも否定してうったえ返した。
公開からしばらくこの争いに関する意見・論争がSNSとりわけtiktok上でさかんにおこなわれた。係争は長引いているが、ハリウッドナンバーワンのパワーカップルと気鋭の俳優兼監督の争いで、概してハリウッドサイドはライブリーとレイノルズに味方し、一般民衆はバルドーニ側についているという構図がみられる。
個人的憶測では産後でムラムラしていたライブリーがバルドーニをメイクアップトレーラーで一発やろうと誘ったんだけど乗ってこなかったので自尊心を傷つけられ、共同作業者兼夫兼おしどり夫婦印のライアンレイノルズとともに訴えた──という感じではないかと思う。ライブリーがバルドーニに送ったテキスト「トレーラーで搾乳中なの」も提出されている。アバンチュールしようって誘惑したのに結構ですと言われちゃゴシップガールも黙っちゃいられない。
撮影は2023年5月からはじまったが2023年2月にライブリーはレイノルズとの第4子を出産したばかりだった。この係争はキャリアが軌道に乗ったバルドーニにとって大きな痛手であり、ライブリーは魂胆ある人にちがいないが、とはいえ4人も子供産んでいる人なので責める気にならない。というわけでシンプリーフェイバーの新作が楽しみだ。
しかし連鎖を断ち切るというテーマなのに、なにしろねっとりした乳繰り合いが胃腸にもたれる。ダビデ像のような肉体美、且つ剃っても直ぐじょりじょりしそうな濃いバルドーニの顔立ち。あまりに小杉なので兄弟役にインド系とおぼしき人を充てているが、バルドーニはイタリア系とユダヤ人の両親をもつそうだ。そんなバルドーニもバルドーニで、産後でムラムラしているライブリーを誘惑し過ぎ。初対面からやりたいとか言うし、しつこいのなんの。結果じゅうぶんに一発やりたいという気にさせてしまっているので、セクハラでうったえたくなるライブリーの気持ちはわからない、でもなかった。
imdbは公開当初は7を超えていたと記憶しているが6.3に落ち着いている。RottenTomatoes54%と89%。
そんなに単純なことではないが、往往にしてパートナーとなる人物が暴力的かどうか解らないことによってDVがおこるので、暴力的性向をもっているか・いないか確認できるアプリを開発したら有用で実益もあるように思う。いくつかの質問などで、自分や相手にそれがわかる仕組みのアプリができないものだろうか。精度を上げ、アプリ使用を拒むことが暴力的性向の持ち主であることの証左になるような。
自己犠牲もほどほどに。
痛みと癒し。
わかり合える痛みと、慈しめる癒し。
主演監督のジャスティン・バルドーニを初めて観た。
ハンサムで、筋肉も素晴らしく、演出も音楽のセンスも最高である。
人には相性がある。
その人がいると何故か良くないことが起こる。
その逆もある。
僕個人、愛がDV(暴力・暴言)を生むとは思わない。
どちらかのDVがある時点で別れるべきだと考えている。
墓石に最愛の夫で父と刻んだその後にDV夫と付け加えるべきである。
愛がDVを生じるなんて、地獄の発想である。
別れるよりDV夫に耐えたほうが楽。
その被害は娘のトラウマや被害妄想まで発展する。
良いことにはならない、そんなことは愛ではない。
(アメリカ人が好きな自己犠牲は違う方向をみている時がある。)
ブレイク・ライブリーは純粋なキャラクターを、そのまま演じられる、これからも期待したい女優である。
必ずしも爽快ではないかも知れないが希望は感じられる
運命の出会い
正直、逃してもいいかなぁとギリギリまで迷ってたんだけど...これは予想外。べらぼうにいい映画だった。全世界で発行部数1000万部と大ベストセラーの恋愛小説というだけあって、物語の深みやらメッセージ性やら何から何まですっげぇ濃くて、完全に油断していたもんだから驚くほど食らってしまった。
ラスト30分は衝撃の連続。ラブストーリーだというのに筋書き通りには行かない2転3転する展開で、心臓バックバク。そしてタイトルの意味が回収された時に全身が震える。うわぁ、やべぇなこれ。ネタバレ厳禁映画だったのかよ...。
ブレイク・ライブリー、実は今回がお初にお目にかかりますだったんだけど、こんなにも演技派の女優さんだとは知らなかった。ライアン・レイノルズの奥さんのイメージが強かったけど、今回で完全に払拭。単に自分が知らないだけかもしれないけど、本作は彼女の代表作になること間違いなし。
シンプルに作品の出来がピカイチにいいし、ブレイク・ライブリーの人間味溢れる演技が役とすごくマッチしていて見た人の心にすごく残る。なんでこんなに等身大の女性の演技が上手いんだろう。リアルすぎてグサグサ刺さっちゃう。これ、女の人が見たらヤバいだろうなぁ...。
展開がものすごく秀逸。観客を飽きさせず、騙し続ける。主人公・リリー目線で描かれる物語だからこそ、見た後にグッとのしかかる強いメッセージが。ネタバレになるからあんまり深いことは言えないけど、いくら覚悟していても上手いこと監督の手のひらの上で転がされてしまう。不穏な空気を漂いながらも至って普通のラブストーリーを突き進んでいき、ふとした瞬間に...。小説となると前半部分も結構丁寧に描いているんだろうけど、映画である本作はかなりサクサク進み、おかげで退屈を感じることなく楽しめる。恋愛映画でスピーディって、一見良くなさそうだけどこの映画は違うんだよねぇ。
話の誘導がホントに上手で無理が一切ない。自然な形で持っていくから共感度も高く、感動も呼びやすい。登場人物の描き方も主人公含め全員すごく丁寧で、見ている間に色々と考えを膨らませることが出来る。こういう人がいるせいで、いるおかげで。
リリーが花屋の開業準備を行っている最中に店にやってきたアリッサ。彼女の存在がリリーにとってあまりにも大きい。どのタイミングでどのような人と出会うか。それだけで人生は大きく別れてしまう。運命の出会いって本当にあるんだよな。
あまりに深くてビターなラブストーリーだったもんだから、ビックリしてラスト20分は口を開けて画面を見つめていた。いやぁいい映画だった。洋画の恋愛ものでこんなにいい映画が見れるとは思わなかった。ほとんどの映画館で終わっちゃったけど、配信来たらぜひ見てほしい。結構心グチャグチャになっちゃうけど...。
DVのトラウマ
愛の美しさと残酷さ、そしてその裏に潜む恐怖。
甘く穏やかなラブストーリーの予感を抱かせながら、その裏側にひそむ恐怖がじわじわと忍び寄る、せつなくも息苦しいサスペンスです。
ヒロインのリリーは、一見すると誰もが抱く普通の愛を求める女性。しかし、彼女の人間関係に潜む複雑さが、物語を危うく引き裂いて行く。
ブレイク・ライヴリーの演技は、リリーという人物の繊細な感情をあますことなく描き出し、彼女の幸福を願わせるほど愛おしく映りますが、その幸福の背後には、いつも暴力性の影が立ちこめている。
誰かを愛することが、ここまで不安定で危ういものなのか。
明暗が絡み合う物語の流れは、まるで甘い夢から悪夢へとシームレスに移行するようで、観客を惑わせ、引き込んでやみません。エンディングに到達したとき、残酷にも物語は完結しますが、リリーのその後の姿を、どうしても想像せずにはいられない。
ある意味ホラー映画
すごい映画😖😖😖
原作未読だけど、トレイラーの時点で『あ、そーゆー系(DV男)のお話なのね』ってのはわかってたこと。だから学生時代の淡い恋の素敵なシーンであっても、カラダ造りもバッチリのイケメン脳外科医とのラブぎ始まっても、な〜んか落ち着かない。“ナニナニ?いつ始まっちゃうの??”的なドキドキがずっと続くから気分はホラー映画鑑賞のよう。
そして、いざソレが始まると、怖くてカラダがギュッと強張って縮こまる感覚。暴力を振るわれた経験のない自分でもあんなに恐怖を感じるんだから、もし経験者の人が見たら……と思うと恐ろしい。ボッコスコにされる直接的なシーンがあるわけではないのに、なんであんなに怖いんだろ。
世の中ではジェンダーレスやジェンダーフリーがニューノーマルになりつつあるけど、こーゆー映画を観ると明らかな男女の性差について再認識させられる。平等がよくないとは思わないけど、平等に扱えないファクターが少なからずあることを考慮したうえでのジェンダー論を展開してもらいたいなー、と改めて思った……
と、ボヤキはこれくらいにして。
原作がいいのかな。
苦手なホラー映画を観ている感覚ではあったものの、最初から最後までめちゃくちゃ引き込まれた。そしてそれでいてただの問題提起作品という位置付けではなく、友情物語だったり、トラウマの自認と克服だったり、慈愛の心を持つことだったり、素晴らしいテーマが盛りだくさん。
原作“It ends with us.”には続編の“It starts with us.”もあるみたいだから続きが読んでみたい!
(余談)
アリッサ役の女優さん(ジェニー・スレイト)、めっちゃいい味出してた💕気になって調べてみたらマルセルの中の人だったのね☺
二人になって無敵
恋愛映画と思いきやその先の...
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