「思ったほど悪く無かった」ボーダーランズ ヤドンさんの映画レビュー(感想・評価)
思ったほど悪く無かった
FPS系ハクスラゲーのボーダーランズを映画化した作品。
前評判で爆死したと聞いてたので当初は原作ファンを怒らすような改変&オリジナル要素をぶっ込んだ作品かと思いきや予想よりは原作をしっかり再現してた。でも他のレビューを見ると低評価になるのはある意味納得で原作をなるべく再現しようとするがあまり、原作未経験の層を置き去りにしてる感が否めなかった。
もともとボーダーランズ自体が日本の某世紀末漫画の敵キャラのようにヒャッハーしながら遊ぶゲームなので、練り込まれたストーリー?深い考察が出来る余地?クソ喰らえだなと思える人じゃないと中々受け入れがたいだろなと。
ちらほらクラップトラップがウザい、不愉快とのレビューもあったが、クラップトラップとはそういうもの。ウザいと思ったら鉛玉ぶち込む相手なのでむしろ見た側をそういう気分にさせたなら原作を忠実に再現した製作側を褒めるべき。
漫画やゲームを映像化して原作ファンから総スカンを喰らう作品が多い中、本作は割と受け入れられるのではないかと思う。
ただ原作自体もわりかしニッチなゲームだし、その特定の層に受ける作品に寄せつつ未経験の層を取り込むのは中々な難しくて当然だっただろう。商業的に考えるなら予算抑えたB級仕立てのファン向け映画にした方が良かったんじゃないかとは思えた。
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