大きな玉ねぎの下でのレビュー・感想・評価
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素敵な作品です
…交換ノート
からはじまる素敵なstory。
初対面は最悪のふたり…だった
が…
バイト先で
知らない相手と
業務交換ノートで
悩みを打ちあけ
互いに励まし合う仲になり
そして推しの話題で盛り上がった
が…ふたりとも相手に気づいていない
コンサートに行くことになった相手は…
ここでは主人公の両親の
出会いも差し込まれている
たまたま親友のペンフレンドの代筆を
頼まれ現在の妻との出会いがある
人生たくさんの選択をして行くなかで
いまの人生に繋がっている
父親の言葉に染みる
いま一番想っている人に
…会いに行く
はグッときました
両親のパートとリンクし
ラストのシーンは感動しきり
周りの人たちも
とても丁寧に描かれています
アイミタガイの監督さんでした
……納得です
…大きな玉ねぎとは
武道館のことだったんですね
昭和パートと武道館が懐かしい
♪九段下の駅をおりて坂道を~
asmi の「大きな玉ネギの下で」も心地良く聞けた本作。
武道館は20代の頃は、数回行ったもんだった。
聖子ちゃんとかTMN とかね。
でも、玉ネギの存在を意識したことがなく、今更ながら初めて屋根の上のあれだと知った(+_+)
特別爆風ファンではないが、Runner は今でもよくかけて、世代ではない息子を洗脳。本作でも流れてちょっとニヤける。
父も息子も大きな玉ネギの下へ。
過去と現在が重なる、つながりが素敵なストーリー。
昭和~平成に差しかかる部分が懐かしい香り。
交換日記みたいな連絡ノート、普通は毎回 担当者名とか書くでしょう、と野暮な事は言ったらダメなんだよね。どんな人なのか想像したり、ドキドキしたり、返事を楽しみに待ったり。
紙に書く。それが良かった。それが昔は当たり前だった。
過去の2人の、会った事がなくても、手紙を書いてる人がこの人なんだと感じとる、そんな感性も大事だなと見ていて思った。
「生まれちゃったから生きなくちゃ」は素敵な言葉。
主役のお二人は勿論のこと、脇の山本美月ちゃんや和田正人が良かった。愛流君は顔ちっさいな~。
Letter
楽曲にインスピレーションを得た映画は1月に「366日」、今作と同日には「世界征服やめた」と年始から飛ぶ鳥を落とす勢いで公開されていますが、「366日」はヒットしていますし、何か観客を惹きつけるものがあるんでしょうか。
すれ違いの文通、交換日記、携帯一つで思いをサクッと伝えれる時代になったからこそ、アナログの良さをじんわりと伝える作風は良かったです。
キャラクター面で難のある作品になっていたのが首を傾げる原因にはなっていました。
親世代の文通があった時代の話は爆風スランプのライブとの親和性、一度離れてしまったら連絡の取れない関係性という儚い感じが良い具合に作品に染み込んでいてグッとくるシーンが多かったです。
学生時代のシーンと現代で再会したところも時代の変化があってもふとしたきっかけでまた会えるという希望に満ちた感じなのも素敵でしたし、文通→ラジオとバトンパスを繋いで生まれた再会というのもとても良かったです。
子供世代は同じバイト先の昼と夜での交換日記がお互いのことを知っていくという感じです作用していくのですが、なんてことない会話で生まれるお互いへの感情というのがちーっと薄く感じてしまい、桜田ひよりさんの出演作である「交換ウソ日記」の方がそのやりとりという面では上手かったかなと思いました。
2人の距離が0か100かってくらいのアンバランスさもあまり共感はできなかったです。
今作の最大の欠点は主人公の丈流と友人の喜一の性格です。なんでこんな性格にしてしまったんだ…。
丈流は初っ端から友人に詰めてかかったり、美優への病院での絡み方とか最高に気持ち悪かったです。
大学4年生で就職に何も手をつけてない、「何か」を探り探りなのをイキッて誤魔化しているあたりはまだしも、誘ってもらった会社にテンプレを利用した履歴書持って特攻して馬鹿正直に自分をダラダラ垂れているところとかはいい加減にしなよとなりました。
そりゃ時間の無駄って言われるよってくらいにはクズの素質があると思いました。
喜一はもうシンプル不快キャラでした。
最初の飲食店での他のお客さんの絡み方が嫌でしたし、接客業を長いことやっているので煽るような感じで呼び出されるのとか超腹立つので誰かはっ倒して欲しかったです。
急性アルコール中毒でぶっ倒れたにも関わらず、病院で撮影しまくり看護師さん撮りまくりの非常識行動に呆れましたし、ビールの飲み方でダラダラこぼしたり、勝手な行動を取って沙希さんに迷惑をかけたりとなんでこんな奴と仲良くしてるんだろうと思ったら丈流だからそりゃ仲良くできるかと変な納得がありました。
最後のシーンも父親はちゃんと自分から会いに行ったのに、丈流は武道館でダラダラ待っているという行動しなささ、地味に会場の帰り道でただただ突っ立ってて他の人の迷惑になってるあたりも嫌でした。
変にベタベタせずスッと終わったのだけは良かったですが、この辺は親たちの方がよっぽど良かったですし、なんなら親たちのストーリーの方がメインで観たかったなぁとなってしまいました。
自分も以前の職場を離れるタイミングで恩人から手紙をもらったのですが、これが本当に本当に嬉しくてもらった時はマジ泣きしちゃいましたし、今でも落ち込んだ時とかに読むとじわじわっと元気が湧いてくるので手紙って本当に大切だなと思っています。
手作りのものほど素敵なものはない、それが再確認できただけでも良かったです。
鑑賞日 2/8
鑑賞時間 18:40〜20:45
座席 C-9
レビューも整理できてません 追記
世代としては爆風のオリジナルでもっと推しまくって欲しかったかな。桜田ひよりガチャピンでカワイイ、細い足にデカいブーツが似合う。あと課長の自転車はひよりに似合うからと太いタイヤのものが選ばれたと邪推。
親の方のスジは途中で読めちゃうけど冒頭の飯島直子と繋がるのは読めず。タイゾーはエグチと知り合いなこと息子に言ってないのも変だし息子もそれ聞いて反応薄かったような気もする。子の方のスジは二人とも顔がいいから持つ。で就職どうなったのかな?この辺も作る側があんまり整理できていない気がする。
あと少し気になったのは距離感。実家と病院は三浦?病院からDOUBLEに寄って武道館、どのくらいだったのか。下宿先とバイト先は都内?サンプラザを映像に収めたいのはわかるが距離感が謎。
追記:本作について現代であの歌のスジを再現させる工夫は理解したのですが、過去の二人は結局当日に会えていた、というのが歌のどうしようもない切なさを弱めてしまう感じがしました。いっそ過去の二人に絞って「かつて会えなかった二人が現代で会う」というような話にした方が良かったのではなどと思いました。
伏線まで、想像通りの展開
同日に封切りの映画は他にもあり、個人的には、そちらが見たかったが、観客が多そうだなと思ったので、こちらを観ることにした。…が、まさかの貸切。誰もいないー。そりゃあ、みんな、あっちが観たいよねと思いつつ、びっくりした。
映画は、まあ、思った通りのストーリー。面白かったし、それなりに泣けました。ただ…始まってすぐの神尾楓珠くんのセリフ、イライラしました。この子、キライ。こんな子、応援したくないって思いました。本当に、最初の部分だけで、後は、普通の子だったので、イライラも落ち着きましたけどね。
桜田ひよりちゃんと神尾楓珠くんが、こうなって、ああなって、この伏線を拾ってこうなるんだろうな。全て、予想通りでした。これ、予想できない人いないよね。ま、それでも面白かったですけどね。
同世代の青春を応援しつつ、子ども世代の恋愛にドキドキするのが本作の醍醐味
2025.2.9 イオンシネマ久御山
2025年の日本映画(115分、G)
原案は爆風スランプの楽曲『大きな玉ねぎの下で』
文字を通じて絆を深め合う男女を描いたラブロマンス映画
監督は草野翔吾
脚本は高橋泉
物語の舞台は、神奈川県鎌倉市
大学4回生の堤丈流(神尾楓珠)は、いまだに就職先も決まらずに、週末の昼はカフェを営んでいるバー「Double」で働いていた
母(西田尚美)は病気のために入院していて、父(原田泰造)とは疎遠がちになっていた
ある日のこと、丈流は親友の喜一(中川大輔)と小柴(伊藤あさひ)と一緒に居酒屋にて愚痴りあっていた
だが、その丈流たちの会話を聞いていた美優(桜田ひより)は、どうしても言いたいことがあって、丈流に「あなたは何がしたいの?」と聞いてしまう
いきなり知らない女に訳のわからないことを聞かれて驚くものの、不穏な空気を宥めようとした喜一はその場で倒れてしまう
低体温症になりかけているとのことで、素早く美優が応急処置を施し、大事に至ることはなかった
美優は看護学校の実習生で、その知識が活かされることになったのだが、実は彼女の実習先の病院に丈流の母が入院していた
気まずい再会をする二人だったが、どうしても喧嘩腰になってしまい、またもや不穏な空気が流れてしまった
物語は、夜のバーで働いている丈流が、店長(休日課長)から昼のカフェとの業務連絡を取るように言われるところから動き出す
連絡ノートのようなものを用意し、そこに共同備品の発注のことなどを書いていたが、丈流がアーティスト「a-ri(asmi)」の歌詞の一部を引用したことによって、親睦が深まっていく
だが、お互いに相手のことを探ることもなく、誰かを想像しながら、筆を走らせていくのである
映画は、現代パートの奥底に過去パートが存在し、この二つの恋愛は直接的には関連しない
ネタバレはしない方が良いので詳しくは書かないが、あるキャラの両親に付随する物語となっていた
それが丈流と美優が聞いているラジオに登場することによって、思わぬ関連が生まれる、という構成になっていた
個人的には結びつけ過ぎかなと思ったが、これぐらい交友範囲が狭いのもあるあるなのかなと思った
映画における一番の難題は「サンプラザ中野くんを探すこと」だが、本当に一瞬だけ登場していた
ウォーリーを探せレベルに難易度が高いが、それも映画の一興なので、バラさずに伏せておいた方が良いのかもしれません
いずれにせよ、落ち着くところに落ち着くという物語で、勘違いが生むすれ違いも切ない
ナビゲーターのTaijyu(江口洋介)の語りは過去パートの結末が紡ぐ言葉で、それが二人に伝わるのは良かったとおもう
二つのパートの切り替えがうまく、時系列の混同もさせないので見やすい映画となっていた
脚本の質が高く、30年前と今とをうまく繋げているのだが、やはり30年前を知る人向けの映画なのかな、と感じた
同世代の青春を応援しつつ、子ども世代のすれ違いを応援したくなる映画なので、若年層には響きづらいのかもしれません
ヒロインがかわいい、親のエピソード要らない
親も文通してた、主人公もしてたって事でキレイにまとまった作品。ただ面白さは別。
この作品の根本を否定することになるかもしれないが、親の文通エピソードは正直要らないわ。そのへんのくだりは見てて面白くも何ともなかったし、親の文通があったから親が結婚して主人公が産まれたという関連はあるものの、それ以外の主人公への直接的関連は無いよね。
それよりも、ツンツンしたヒロインがひたすらかわいいので、主人公とのエピソードを増やして、死ぬほど主人公を好きになるぐらいまで持っていってほしかったところ。看護師として窮地に立っているところを、主人公との文通で救われるとかね。あと、文通相手がサキさんと勘違いしていたのがバレたのは、今までのすべてを無に帰す爆弾だからカットで良いw
ペンフレンドの恋。
大学4年、就職先も決まらず、やりたい事も見つかってない堤丈流と、飲み屋の席で倒れた丈流の友人の応急処置をした看護士実習生・村越美優の話。
昼間はスイーツ、夜はBARの店「Double」、
店で使用する消耗品の発注が被ることがあり、“管理ノート”で発注した物、店の不具合をノートに書いて分かりやすくと始まるが…、顔を合わせれば喧嘩になる丈流と美優だったが、知らず知らずに管理ノートでやり取り、素になり自分を出せるその相手を気になり始めるが…。
観終えれば狭い世界だけどいい!
「大きな玉ねぎの下で」って曲を元によくこのストーリー、脚本に仕上げたな~凄い!ってのが率直な感想。
とりあえず丈流の父・虎太朗が妻・今日子を支える病室シーンで…あの時の文通相手?!と察せた辺りからラストまで涙が止まらなくて。
今日子の生前と、亡くなってからも手紙のやり取りをしてたと話す虎太朗から丈流への“知らず知らずの背中の押し”で気づけた大事な人、その大事な人との「大きな玉ねぎ下で」の待ち合わせにはさらに泣けたけど、ラスト出会えたんだから、せめてハグくらいあってもと個人的に思ってしまった。
虎太朗、今日子、大樹、明日香の4人の関係性、その4人のストーリー、伏線も良かったね。
【”手書きの綺麗な文字は会いたい人と巡り合わせてくれる。”今作は爆風スランプの名曲”大きな玉ねぎの下で”の歌詞を基に紡ぎあげた平成と令和の二つの秘めたる恋を絶妙に絡ませた物語なのである。】
ー 今やPCの時代だが、年に1.2回は喫茶店で親に手紙を書く。メールでも良いのだが、何だか味気ない気がするのである。-
■今作では、令和バージョンは、同じ店の”Double"で働くが顔を合わせない昼はカフェで働く看護師見習いのミユウ(桜田ひより)、夜はバーで働く進路が決まらないタケル(神尾楓珠)とその仲間達。
平成初期バージョンは今日子(伊藤蒼)と虎太郎(藤原大祐)の秘めた恋と、彼らの文通の表面上の顔、大樹(窪塚愛流)、明日香(瀧七海)達の姿が描かれる。
そして、この物語は令和バージョンと平成初期バージョンが、絶妙に繋がっているのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・令和バージョンは、観ていて非常にまどろっこしい。どう見ても相性が良いミユウとカケル。管理ノートでは相手の事を考えて、丁寧に文章を綴っており気持ちも繋がっているのだが、面と会うとそういう関係だと知らない事もあり、会えば喧嘩ばかりである。
・一方、平成初期バージョンは病弱な今日子(伊藤蒼)と虎太郎(藤原大祐)が、お互いに写真に大樹と明日香の後ろにチョコッと映っているだけなのに、”この人だろう”と思い、手紙の遣り取りをする姿。
そして、大樹はラジオDJ(江口洋介)になり、今日子(西田尚美)と虎太郎(原田泰造)は結婚し、その息子がタケルという設定が巧い。
・そして、看護師見習いのミユウは、今日子の病室に置かれていた息子のメモの”頑張ろう”サインを見て、もしかしたら・・、と思うのである。
<だが、令和バージョンも平成初期バージョンも、”大きな玉ねぎの下で”の歌に惹かれる様に、ミユウとカケルそして今日子と虎太郎は出会うのである。(平成初期バージョンは、”小さな山盛りの玉ねぎの横で”だけれども。
今作は、爆風スランプの”大きな玉ねぎの下で”の歌詞から紡ぎあげた平成と令和の二つの恋物語なのである。サンプラザ中野くんと、サンプラザ中野もチラッと登場しています。>
玉ねぎといえば(追記あり)
「玉ねぎ」=「爆風スランプ」
草野翔吾監督作品
音楽大友良英さん
主演が「恋は光」の西条さんと「寅さん」の甥の娘さん
以上最近の恋愛映画が苦手なのに観た理由
「アイミタガイ」と同様にウソみたいに繋がります
早い段階で関係と結末が分かってしまいます
そこがストレスフリーでいい感じです
「玉ねぎ」が「爆風スランプ」の皆様はお見逃しないよう
原曲のカバーについては正直不安でしたが心配無用というか素晴らしかったです
(2月19日追記)
ラストカットの夜景は武道館の玉ねぎの真後ろにスカイツリー
中野サンプラザ前で歌うふたり
桜田ひよりさんの走り方、歩き方
昨年公開の「アイミタガイ」とタイトルを繋ぐと「I meet a guy under the big onlon」
どちらも西田尚美さん演じる母の言葉(「行っちゃえ!」「会いたい人に会いに行こう」)に背中を押されて2人のヒロインがフィナーレに向け走ります
ラストが綺麗で印象深いのは「彼女が好きなものは」も同じですね
観た後に幸せな気持ちになれてクセになってます
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