大きな玉ねぎの下でのレビュー・感想・評価
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昭和も令和も素敵なロマンス
昔聞いていた「大きな玉ねぎの下で」がこんな風にドラマ化される日が来るとは思いもよらなかったです。良く出来たお話で、昭和の文通相手、令和の交換日記?相手をリンクさせながら、みじんも違和感なくラブストーリーが繰り広げられていきます。昭和のすれ違い、令和のすれ違い。どちらもリアルで面白かったです。「生まれちゃったら生きるしかない」というセリフが妙に突き刺さりました。人生は、色々と迷ってしまうし、とくに今は迷える時代でもありますけど、とにもかくにも前に進むしかないんですよね。時間は平等に流れていくんだから。
しかし窪塚洋介さんの息子さんが、昔のお父さんにそっくり過ぎて、時代が錯綜しているのか?と思ってしまうほど(笑)昭和の服装、ヘアスタイル、体格や振る舞いが、色々と思い出させてくれるアングルでした。令和時代の彼らの恋愛も、強がってしまったり、素直になれないのが若さあるあるだな、と納得。asamiさんが歌う大きな玉ねぎの下で、が現代版で綺麗な曲として心を和ませてくれました。
個人的には、桜田ひよりさんは「祈りの幕が下りる時」から実力派演技者として応援をしていますが、「バジーノイズ」といい、年齢的に恋愛演出起用が多いものの、あまり恋愛系に向いていないような気が今のところしています。すみません、個人的な好みで(^^;
玉ねぎ切った時と同じくらい目が潤む
あ!女性シンガーが歌ってるんだ!なんでだろうと予告編を観た段階では思っていた。
けれどあの穏やかな声が作品とマッチしていて玉ねぎをみじん切りしてる時位に
目が潤んだ。
昭和のいい所をたくさん感じられる素敵な脚本でよくできている。
偶然が重なりすぎても構わない。文通やってたなあ。交換日記やってたなあ、こんな原付あったなあと懐かしさでいっぱいになっていく。
キャスティングも良かった。
放送部の窪塚藍琉の登場からの動きがサイコー!
大人になったらラジオパーソナリティになってて江口洋介とか、元ヤンの救命士が飯島直子とか、ダサいけど優しい夫が原田泰造とか、頑張れ💪マークを手のひらに書いてくれる病弱なお母さんが西田尚美とかピッタリすぎる。
日々の小さなストレスの積み重なりに疲れた心には、こんな優しい映画が沁み渡るのだ。
スマホのやり取りで生じた行き違いとかはもしかしたら手書きの文字で伝えたら本当の気持ちが伝わるかもしれない。対面でちゃんと会って話したら、誤解されなかったかもしれない。
便利さと引き換えに失ってしまった温かい心がこの映画の中には溢れている。
なぜ今頃「大きな玉ねぎの下で」の曲を映画化する必要があったのか。
今の時代に映画化してくれて、感謝しきりだ!
"イマジナリーな君"と"リアルな君"
アイミタガイ (つながっている) シリーズ第2段
思いのほか面白く心に残った「アイミタガイ」。
草野翔悟監督作品は要チェックと思ってたら早速新作が公開される。
「大きな玉ねぎの下で」。
予告とキャストから若い人の恋愛もの、すれ違いもの?
いやいやお父さんお母さんにも刺さる巡り会いストーリーでした。
手紙は書いている時も、返事が届くのを待っている間も、封を切る瞬間も、ずっと相手のことを思ってる。
この経験がある人には刺さる刺さる。
「会いたい人には会いに行こう。」
タイムリープなんてしなくても、時代を越える恋愛や友情って描けるんですよ。
キャストが皆さん素敵でした。
あ、この人が、って登場人物が人が自転車直してくれるのかと思った。そこまでするとやりすぎかな。
サンプラザ中野くんはチラッと出てたけど、あの郵便配達の人もそうかなぁと思ってた。)
いい映画、じわっと来た
思ったより面白かった!!手紙の味、時をつなぐ奇跡のお話
アンサーソングならぬアンサー映画An Answer Movie, Rather Than an Answer Song
ストーリーが素晴らしい。
ドラマでは伏線回収が素晴らしいものは
たくさんあるけれど、
一本の映画で伏線回収に
素直に【良い!】と思うものは少ない。
伏線回収が【凄い】じゃなくて【良い!】のだ。
この映画も予告編で、だいぶん見せてくれている
と思ってたけど、
肝心な部分は本編で観れるようになっている。
この映画のもとは言うまでもなく
爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」だ。
調べると、アルバムからシングルカットしたものを
大学生の時に聴いていたようだ。
この時のキーはEメジャー。
ずいぶん切ない歌だなと当時思ったのを覚えている。
好きになった娘と上手くいかないなんて、
誰もが覚えのある体験だったし、
「そうか、来なかったか〜」と、
初めて大きな玉ねぎを直に見た時
この曲が脳内再生された。
でも映画本編で流れたのは、
Fメジャーで、あれ?半音高いとなった。
元のアルバムのキーがFだったようだ。
今回初めて知った。
一瞬、また、記憶とキーが違うのかと思ったら
そうじゃなかったので少しホッとした。
何せ劇中で桜田ひよりさんが演じてた
村越美優が鼻唄で歌ってたキーが
たぶんEメジャーだったから余計に混乱したのだ。
ストーリーは、この曲の
アンサーソングというか、
アンサー映画になっている。
どう答えになってるか、
是非観てください。
The story is wonderful.
While many dramas excel in foreshadowing and payoff,
there are few movies that make me genuinely think,
“That was good!” rather than just “That was amazing!”
This film, too, seemed to reveal quite a bit in the trailer,
but the most crucial parts were reserved for the main feature.
Needless to say, this movie is based on Bakufu Slump’s “Ōkina Tamanegi no Shita de” (Under the Big Onion).
Looking it up, I found that I first heard the single version back in college.
The key at that time was E major.
I remember thinking how heartbreakingly sad the song was.
Not being able to be with someone you love is a feeling everyone has experienced.
“So, she didn’t come after all…”
When I first saw that big onion in person,
this song immediately started playing in my head.
But in the movie, the version that played was in F major.
“Wait, it’s half a step higher?”
It turns out the original album version was in F.
I had never realized that until now.
For a moment, I thought my memory was failing me again,
but thankfully, that wasn’t the case.
After all, in the movie, when Hiyori Sakurada’s character,
Miyu Murakoshi, was humming the song,
it was probably in E major.
That only added to my confusion.
The story itself serves as an answer song—
or rather, an answer movie—to this song.
How does it serve as an answer?
You’ll have to watch it and find out.
かわいい
微妙な出逢い‼️❓
昭和世代にもハマる
とても良かったです。もう一度噛み締めながら劇場で観たいと思います。
鑑賞を決める前にこのサイトであらすじを読んでも若い子の恋愛ものだと思い気が進まなかったのですが、江口洋介さんと飯島直子さんの名前を見つけて賭けてみました。大当たりでした。
昭和の時代がとても共感できる事と、現代のストーリーを親の立場で見た事と、夫婦の馴れ初めが自分と重なる部分も多くてキュン🫰でした。夫と結婚前に書いていた交換日記を思い出していました(40年近く前ですが笑笑)
勿論若い2人のじれったい恋愛と就活など節目の葛藤も見応えがありました。
そして山本美月ちゃんが落ち着いた大人の役で、凄い成長を感じてしまった。ちょっと前まで主役の少女役だったのに。
爆風スランプのこの曲も大好きでサンプラザ中野君さんまでチラッと出てきて、心の中で「キャー」でした。
一番の感動は原田泰造さんの演技でした。泣けました😭本当にいい役者さんです。
すごくお薦めの映画です。
風と木の詩
⭐︎4.3 / 5.0
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