大きな玉ねぎの下でのレビュー・感想・評価
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「i☆Ris日本武道館」
今年43本目。
2016年11月25日にi☆Ris初日本武道館に行きました。8年前懐かしいなあと作品見てました。大人4人と若い方の人間関係が交差してまたラジオ、好きな歌手を通してどんどん内容が絡み合って行く、最高の人生映画だと感じました。
偶然が重なり過ぎて奇跡になった
すれ違いの中にある偶然は。。。
ペンパルの皆さんへ
ペンフレンドのふたりの恋は
昭和世代こそ幸せな気持ちに
恋愛モノは得意ではなくなった私ですが、昭和世代もハマるとのレビューをみて映画館での鑑賞を決めました。
本作で描かれる、まさに年頃だからこそ感じる淡い恋心や迷い、些細な出来事に傷つきながらも懸命に決断していく若者たちの姿は、その初々しさと純粋さで、乾いた心に潤いを与えてくれました。
自分の息子や娘の成長と重ね合わせ、深く共感する親世代も多いのではないでしょうか。
過去の描写に触れるたび、遠い記憶の彼方に置き忘れてきた私自身の青春が鮮やかに蘇り、胸いっぱいのノスタルジーに包まれました。
その心地よさは、自分の心がどれほど潤いを求めていたのかを改めて気づかせてくれるほどでした。
特に、江口洋介さんと飯島直子さんの配役が、当時との時代背景、そして価値観の違いをじんわりと心に染み込ませてきます。
まさに昭和世代だからこそ深く味わえる、そんな作品です。
そして、劇中で流れるあの名曲は、もちろんカバーも良いですが、やはり本家が最高ですね。「九段下の駅を降りて坂道を……」
この監督の作品を今回初めて鑑賞しましたが、とても素敵な作品でした。
幸福感やノスタルジーの先に……きっと現代の「人との繋がり方」に、優しく訴えかけているのでしょうね。
アナログでアナクロ
この作品のモチーフとなった「大きな玉ねぎの下で」を作った爆風スランプのサンプラザ中野くん。は私と同い年。
私自身は文通の経験はありませんが、当時ペンフレンドやペンパルなどの言葉は思春期の胸を熱くする言葉でした。
「大きな玉ねぎの下で」自体は1989年の作品なので私はもう結婚し、子どももいましたが、この曲の歌詞にはグッと来るものがありました。この映画の出演者の親世代は、「大きな玉ねぎの下で」が発売された頃の高校生という設定なので、現在50代前半ということになりますが、ちょうど私の一回り下の「第二次ベビーブーム」の人たちということになります。
メールやLINEなどの通信手段がある現代で、「連絡帳」というアナログでアナクロなメディアで愛を育んできた出演者の子ども世代にとっては、こういう手法もなかなか胸ときめくものだったのでしょう。相手の顔がわからない恋愛っていうのもなかなかいいものかもしれません。
お話の展開は予想通り進みますが、だからこそこういうベタなお話が現代の若者にとっては新しく感じるんだと思います。
いつの時代でも「恋愛」のきっかけはアナログでアナクロなものほど尊いものだと信じたいですね。
平成と令和の2つの時代のラブストーリーが並行して描かれる作品。 本年度ベスト級。
神尾楓珠&桜田ひよりサン目当て。
公開初日に鑑賞客が2人なのに驚く。
そんな作品じゃないのに残念。
2つのラブストーリーには何かしらの繋がりがあるのだろうと安易に予想するものの、その繋がり方が素晴らしかった!
令和パート。
昼はカフェでアルバイトをする美優。
夜は同じお店でバーとしてアルバイトをする丈琉。
この2人がお店の補充品や忘れ物などを共有する連絡ノートが、次第に交換日記のようになっていく感じ。
平成パート。
雑誌の文通募集の記事から繋がった男女の複雑な感じの手紙の交換が描かれる感じ。
鑑賞中、平成パートはやや蛇足と感じるも、結果的に2つの素敵なラブストーリーを同時に味わえた様なお得感があった(笑)
平成パート。
会いたくても会えなかった2人が、たまねぎの「横」で偶然出会うシーンは笑えて泣ける。
令和パート。
最初は反発し合っていた2人が、徐々にお互いを必要とする存在へ変わっていく過程が素晴らしかった。
中野サンプラザの前でのシーンは、個人的にツボだった(笑)
爆風スランプに熱狂していた当時を思い出す。
お目当てのキャストはもちろん素晴らしいけど、江口洋介さんや原田泰造さんを含めた四人の男女の関係性も見応えがあった!
チョイ役でサンプラザ中野さんが登場した時はテンションが上がる!
でもエンドロールでズッコケてしまったのはご愛敬( ´∀`)
昭和も令和も素敵なロマンス
昔聞いていた「大きな玉ねぎの下で」がこんな風にドラマ化される日が来るとは思いもよらなかったです。良く出来たお話で、昭和の文通相手、令和の交換日記?相手をリンクさせながら、みじんも違和感なくラブストーリーが繰り広げられていきます。昭和のすれ違い、令和のすれ違い。どちらもリアルで面白かったです。「生まれちゃったら生きるしかない」というセリフが妙に突き刺さりました。人生は、色々と迷ってしまうし、とくに今は迷える時代でもありますけど、とにもかくにも前に進むしかないんですよね。時間は平等に流れていくんだから。
しかし窪塚洋介さんの息子さんが、昔のお父さんにそっくり過ぎて、時代が錯綜しているのか?と思ってしまうほど(笑)昭和の服装、ヘアスタイル、体格や振る舞いが、色々と思い出させてくれるアングルでした。令和時代の彼らの恋愛も、強がってしまったり、素直になれないのが若さあるあるだな、と納得。asamiさんが歌う大きな玉ねぎの下で、が現代版で綺麗な曲として心を和ませてくれました。
個人的には、桜田ひよりさんは「祈りの幕が下りる時」から実力派演技者として応援をしていますが、「バジーノイズ」といい、年齢的に恋愛演出起用が多いものの、あまり恋愛系に向いていないような気が今のところしています。すみません、個人的な好みで(^^;
玉ねぎ切った時と同じくらい目が潤む
あ!女性シンガーが歌ってるんだ!なんでだろうと予告編を観た段階では思っていた。
けれどあの穏やかな声が作品とマッチしていて玉ねぎをみじん切りしてる時位に
目が潤んだ。
昭和のいい所をたくさん感じられる素敵な脚本でよくできている。
偶然が重なりすぎても構わない。文通やってたなあ。交換日記やってたなあ、こんな原付あったなあと懐かしさでいっぱいになっていく。
キャスティングも良かった。
放送部の窪塚藍琉の登場からの動きがサイコー!
大人になったらラジオパーソナリティになってて江口洋介とか、元ヤンの救命士が飯島直子とか、ダサいけど優しい夫が原田泰造とか、頑張れ💪マークを手のひらに書いてくれる病弱なお母さんが西田尚美とかピッタリすぎる。
日々の小さなストレスの積み重なりに疲れた心には、こんな優しい映画が沁み渡るのだ。
スマホのやり取りで生じた行き違いとかはもしかしたら手書きの文字で伝えたら本当の気持ちが伝わるかもしれない。対面でちゃんと会って話したら、誤解されなかったかもしれない。
便利さと引き換えに失ってしまった温かい心がこの映画の中には溢れている。
なぜ今頃「大きな玉ねぎの下で」の曲を映画化する必要があったのか。
今の時代に映画化してくれて、感謝しきりだ!
"イマジナリーな君"と"リアルな君"
アイミタガイ (つながっている) シリーズ第2段
思いのほか面白く心に残った「アイミタガイ」。
草野翔悟監督作品は要チェックと思ってたら早速新作が公開される。
「大きな玉ねぎの下で」。
予告とキャストから若い人の恋愛もの、すれ違いもの?
いやいやお父さんお母さんにも刺さる巡り会いストーリーでした。
手紙は書いている時も、返事が届くのを待っている間も、封を切る瞬間も、ずっと相手のことを思ってる。
この経験がある人には刺さる刺さる。
「会いたい人には会いに行こう。」
タイムリープなんてしなくても、時代を越える恋愛や友情って描けるんですよ。
キャストが皆さん素敵でした。
あ、この人が、って登場人物が人が自転車直してくれるのかと思った。そこまでするとやりすぎかな。
サンプラザ中野くんはチラッと出てたけど、あの郵便配達の人もそうかなぁと思ってた。)
いい映画、じわっと来た
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