「実態を隠したまま言葉を交わす現代を上手く投影」大きな玉ねぎの下で サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
実態を隠したまま言葉を交わす現代を上手く投影
2025年劇場鑑賞11本目 優秀作 73点
桜田ひよりちゃんアイドルフェイスで可愛いし神尾楓珠くん21年の裏アカと彼女の好きなものはで認識した顔が好きな若手俳優のタッグにとりわけ期待していた作品
過去と現代の文通と交換日記が織りなす想像することの尊さを今も昔もある武道館と曲でクロニクルしていく造り込みには、いつの時代もこれからもきっと変わらない恋心の行方なんだと希望にも感じるストーリーに鑑賞から時間が経つにつれてじわじわきています
男女が交わす刹那の恋心の奇跡的な瞬間を逃したら明日はない、今会わなくてはもうその人も自分も別の人になる
武道館で言葉はなくとも想って会いにきた約束されたエンディングはお手本通りですが最高でした
強いて言うと二人がハマる歌手の歌唱力が昨今のぽっとでの若い女の子の声って感じでキャスティングされてる気がしますが、それを同年代か少し下くらいの男の子がハマる程の歌手の規模感に感じないし、ウィスパーボイスっぽく惹きつけそう感の定型文の押し売りな気がして、実際には説得力を感じないし、無論同性の女の子も同上だ
ならオリジナルに近いカッコいい歌声の方が、男女ともにハマって共鳴するイメージと説得力がある気がする
昨今増えている有名な曲に準えた映画化が後を絶たず、25年だけでも今作と366日と楓など公開されたが、他2作よりは数段いいし、ちゃんとこの曲である意味とそこからちゃんと準えた話が膨らんである分良作です
でもまぁまた見たい、近いうちにすぐ見たい
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