ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価
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神様、どうか私たちが結ばれませんように。
せつない。もうこのコピーだけで泣いてしまう。
観る前から泣ける。
いきなり泣ける。
ひとりになってしまった者のひとり暮らしのさびしさ。
せつない。
あれ? 松たか子のコントいるのかな。
せつないけど可笑しい。
笑えるからかえってせつない。
結婚する前の相手に会って、
今の自分の姿を見られる。
好意を寄せられる。
はずかしいけどうれしい。
せつない。
結果は変えられなかったけれど人生は変えることができた。せつない。
遺影の写真の笑顔がせつない。
根本的な問題だけど、
なぜタイムリープしたのか、繰り返しできたのか、
人生は変えることができたのになぜ結果が変えられなかったのか、
もう少し納得のできる描写があればよかった。
どうしても引っかかってしまう。惜しい。
(BTFやふてほどは未来の科学技術でタイムトラベルが可能だったし、手紙書くくらいなら他にもいろいろすることあるだろうし)
松たか子と松村北斗。とても良かった。
ほかのキャストは無駄遣いかな。もったいない。
誰しもが叶えたいと思っている。
餃子を焼く前に、あの時に、ああなってしまった前に戻りたい。戻りたい。やり直したい。もう一度。
せつない。
松たか子はやっぱり🍞なんだ。
タイトルなし
久しぶりに映画で泣いた
【3月再鑑賞】
公開中にどうしてももう一度劇場で観たかったので、行ってきました。結末は知っているのにやっぱり同じところで胸がぎゅっとなって、ボロ泣きしてしまいました。
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【2月初鑑賞】
実はあまり期待していなかった。
けれど坂元裕二氏の脚本する作品が大好きなのと、塚原あゆ子監督の表現する映像世界に最近ハマっていたこともあり、見てみたいと思って劇場まで足を運んだ。
ちょっとラブコメ性があるというので、そこは楽しみにしていた通り、クスっとなれる場面がたくさんあって、近年の松たか子のコメディエンヌが活きていた。
松村北斗という俳優は初見で全く期待してなかったのに、ものすごく役にハマっていて素晴らしかった。(元ジャニ系アイドルだったんですね。鑑賞後に知りました。先に知っていたらこの映画を観る気がなくなっていた。知らなくて良かったです。それほど良いお芝居をされていました)
坂元裕二氏の描くおかしさ、愛おしさ、切なさ、会話劇の魅力がすべて詰まっていた。
この方はハッピーエンドは描かない。こうなってくれたらいいのに、と願った通りのベタな終わり方はしない。だからいい。
いつもそこには「新しい一歩」や「かすかな希望」があり、胸に沁みて、深く残る。
この映画を観た多くの人が『未来が変わる』大団円なハッピーエンドを期待しただろう。わたし自身、それを望んでいた。それほど登場人物に感情移入していたからだ。
でも坂本氏はその通りには描かない人だと言うのも、知っていた。知っていても望んでしまった分、涙はどうしようもなく流れた。
塚原監督は音楽で泣かせようという下手な演出を全くしていなかった。主人公2人の会話だけで、その想いの深さや強さが伝わってきて、哀しさがこらえきれない。
映画でこんなに泣いたのは何年ぶりだろう…
終わった後で放心。
余韻がすごい。
帰り道も、次の日も、何度も思い返してしまうし、ついつい、ハッピーエンドになる展開を妄想しては、自分を慰めてしまう。
もう一度観たいシーンがたくさんある。
また劇場に足を運びたい作品。
⦿補足ですが、松たか子の15歳若い時の風貌(昔のキムタクドラマに出てた当時みたい)と、松村北斗が15歳加齢した風貌(ほんのり中年太り)の生身の映像に驚きました。
どうやらCGとVFX技術が用いられてるそうです。もちろんそれぞれの役者の演技にもちゃんと細かな違いがあって、年相応に見えたので、違和感なくストーリーに入り込めます。
坂元裕二脚本による、恋愛タイムリープ映画の傑作
先日観た「サンセット・サンライズ」の宮藤官九郎さん同様、名前でお客を呼べる脚本家(と思っている)、坂元裕二さんの脚本作。
宮藤官九郎さんが軽快なタッチで展開する内に時折鋭いナイフで切りつけてくるような脚本なのと対称的に、坂本さんは圧倒的な積み重ねで押し潰してくる様な脚本だと思う。
今回は流行りのタイムリープ物。既に宮藤官九郎さんは、去年TVドラマ「不適切にもほどがある!」で力を見せつけ、また芸人でありら名脚本家のバカリズムさんも「ブラッシュアップライフ」という名作を残しているジャンル。ここ最近の映画では「リバー、流れないでよ」等の名作もある。
さて、坂本さんがこのジャンルを、得意の恋愛映画としてどう勝負に出るのか楽しみだった。
そして、結果はやはり、期待通りの大人のラブストーリーになっていた!
いつも通りの、圧倒的エピソードの積み重ねと小道具使いの上手さ。そして、何でもない会話の中に含まれる本音。
やはり、倉本聰さんや野沢尚さんの現代的アップデートだと思う。
#ファーストキス
#坂元裕二
時をかける熟女
幾つになっても、ピュアで愛らしい松たか子の魅力存分に…
タイム・リープをモチーフにして、一見、SF的な要素と夫の列車事故死というシリアスな内容であるにもかかわらず、クスッと笑えて、心温まり、切なく涙するラブ・ストーリーに仕上がっている。結婚生活を続けていると、どこの夫婦も訪れる倦怠期。そんな夫婦に、今一度、相手への思いや言動、生活を見直す機会となるだろう作品。
そして本作は、幾つになってもピュアで、愛らしい松たか子の魅力をたっぷり2時間堪能させてくれる作品だ。というより、松たか子以外は、本作の主人公カンナ役は、考えられないと思う。15年の年月を遡った過去の世界において、未来の夫となる硯駆役の松村北斗との恋人役は、歳の差を感じさせないで、スクリーンに映し出されていた。
細かいところを言えば、突然のタイム・リープやそれを繰り返すことのできる必然性、過去の世界での辻褄の合わない行動等、やや雑な作りとなっていた。しかし、松たか子の飾らない会話、松村北斗の朴訥とした表情等、2人の自然体の演技に包みこまれ、その分、雑な演出はあまり気にならないで、2人の未来に寄り添うような気持ちにさせてくれた。そこの作り方は、長年、テレビドラマのヒット・メーカーである塚原監督の巧さなのだろう。
甘い、恋人時代を経て結婚したカンナと駆。しかし、時の経過と共に、互いに思いやる気持ちも置き去りにされ、すれ違いの生活の中で離婚することに。離婚届を提出するその日、駆は駅のプラットホームで線路に落ちた赤ちゃんを助けようと、自らが犠牲となって亡くなってしまう。離婚を決めていたとはいえ、カンナも落ち込み、荒んだ生活が続く。そんなある日、トンネルの崩落事故に遭遇したカンナは、そのはずみで15年前へとタイム・リープしてしまう。そこで、若き日の駆と出会い、何とか駆が死なないように、カンナは時を遡り、繰り返し、繰り返し手を加えるのだが…。
本当に、松たか子と松村北斗の2人の姿が素敵に見えたし、そう思わせた2人の演技も素晴らしかったと思う。若かりし頃のカンナは、CGで修正が入っているのだろうが、決して今の姿や表情と遜色なく感じ、松たか子という女優の魅力を感じた作品となった。
自分の命が尽きる時を知ってまで、愛する人の為に一緒に歩む道を選んだ駆の本当の愛に、感涙した。
恋愛は魅力を見つけ、結婚は欠点を見つけていくか
出会いは必然
伴侶の死という結末を何とか回避しようと四苦八苦する妻。死という結果がみえたとしても自分のすべきこととして人を助けることを選ぶ夫。
結果、だいぶ素敵な二人でした。
悲惨な共同生活となりながら(「花束みたいな恋をした」を思い出させるものでした)、それでも伴侶の悲しい結末が変えられたらと行動を起こすカンナも、そのきっかけは不明確でしたが、ただ夫に会いたいという衝動で動いていた様子にも見えました。そしてそれに応えるような、15年前の夫の反応。
「この人と出会っていなかったら」「この人ともっと早く出会っていたら」って、誰しも想像することですよね。そんな想像に対する一つの答えを見せられた気がしました。
どんなに抗おうと、今この時間をともにしている人たちには、何か理由があるんでしょうか。
少し残念だったのは、いつもの「くーっ」と唸ってしまうようなセリフは控えめでしたし、最後の場面は何となく想像できてしまうものでした。
15年の歳の差を見事に、さらっと演じ分けていた松さんは今回も素敵でした。
そして、終盤に自分のしようとすることの矛盾に気付いた一瞬に見せた表情が印象的でした。
松たか子が素晴らしい
タイムスリップで見えてくる… 夫婦って?
生まれたときから決まっている
「運命」があるのだとしたら、
何度、過去にタイムスリップしても
選択する道や、出会う人、
いつ、どんなふうに死ぬのかも
結局、変えられないのかもしれない…
でも!
そこへ行き着くまでの時間の過ごし方は
何通りもあって、
それは、自分の意志で選べる!
…ってことに、この作品は気付かせてくれた
日々を幸せと思う人生となるか、
最悪と思う人生となるか…
まさに、自分の時間の重ねかた次第かぁ…
むむ…
別の時空に今の私より幸せに暮らす
別の私がいたりするー?!
松たか子と松村北斗の会話の演技、
見事だった!
坂元裕二の脚本も
タイムスリップというファンタジックな
設定ではあるけれど、
愛した人と
「時間」や「人生」の流れの中を
「共に生きる」ってどういうことなのか…
優しく問いかけてくる秀作だったと思う
セリフの掛け合いが少しアニー・ホールみたい💕
松たか子のディエイジング(若返りVFX技術)にはびっくりっ‼️
物語は全然違うけど、主人公の二人のセリフの掛け合いが、少しアニー・ホール(Woody Allen)ぽくって面白い💚
でも、タイムリープものって、毎度どうも違和感を感じてしまうんだよなぁ😂
これは日本版アバウトタイムだ
塚原あゆ子監督、坂元裕二脚本の強力タッグ。
タイムリープを扱った映画ですが逆に時は巻き戻せないからこそ、今を大切にしよう、まわりの人を大切にしよう、時間とはかけがえのないものだということに気づかせてくれます。
それにしても塚本監督、約半年の間に「ラストマイル」「グラン・メゾン・パリ」そして今作公開と大活躍だ。塚本監督作品はテンポ感がとても心地良い。
そして坂元裕二さんのオリジナル脚本は流石に面白い。伏線回収が今回もお見事。
あと松たか子さんのまん丸の黒目がとてもカワイイ。
※この映画を面白いと思った方は、名作「アバウトタイム」(2013年イギリス)を鑑賞することを強くオススメします。きっと気に入ると思いますよ。
ギョーザを焼く前に戻りたかったんだよね⁈
離婚する夫の命を救うため、妻が15年前にタイムスリップし奮闘する姿を描いた作品。 本年度ベスト級。
予告編で期待しての鑑賞。
だけど出だしから展開がよく分からず、置いてけぼり感を味わってしまった感じ(笑)
でもストーリーが進むにつれ徐々に作品の世界感に引き込まれていった印象。
松たか子さん演じるカンナ。
松村北斗演じる硯(すずり)。
離婚間近だった夫婦に悲劇が訪れる展開。
カンナは偶然、過去に戻る方法を知り、硯を事故から救おうと奔走する感じ。
松たか子さん目当てで鑑賞したけど、本命は松村北斗さん。
最近観た上白石萌音さんと共演したパニック障害の役が素晴らしく、本作も期待。
期待通りの素晴らしい演技!
特に、何度もタイムスリップを繰り返す中、カンナへの愛情を再確認していく硯の心情を上手く演じていたのが印象的。
何度もタイムスリップを繰り返す展開は冗長に感じたけど、キャスト陣の演技は素晴らしかった!
特に、松たか子さんのコミカルな演技と松村北斗さんのシリアスな演技の対比が見所だった感じ。
期待を上回る作品ではなかったけど、キャストの熱演には心を揺さぶられた素敵な作品だった。
鑑賞後、なぜか冷凍餃子が食べたくなりました( ´∀`)
松たか子最高っ
夫婦生活に疲れた頃にまた観たい
『松たか子』が巧すぎて
ホームから線路に落ちた幼児を助けはしたものの、
自身は電車にはねられてしまった夫『駈(松村北斗)』。
そののち干物のような暮らしをおくっていた
妻の『カンナ(松たか子)』だが、
ひょんなことからタイムトラベルの方法を知ったことで、
時を遡り、夫が死なない未来にするために奮闘する。
もっとも結婚して十五年になる夫婦の仲は冷え切り、
彼が亡くなったのは離婚届を出す直前だった。
本作での縛りは、
二人が初めて出会った場所と日にしか移動できないことと、
限られた時間しか過去にいられないこと。
知恵を振り絞り、
亡くなる日の行動に影響を与えそうなことをピックアップ、
過去の夫の考えや嗜好を誘導し、
望む方向の未来に変えようとする。
しかし、何回繰り返しても、
現在に戻った彼女を待っているのは
誰も居ない冷え切った部屋。
そうこうしているうちに
タイムトラベルが成立する条件の終わりは
刻一刻と迫って来る。
究極的には二人が結婚しなければ
夫を救えたかもしれない。
これがラストチャンスと悟った『カンナ』は
今までとは違った手を打つ。
それによって未来は変えられるのか?
切ない物語りでありながら
全体を覆うのは{コメディ}のトーン。
がさつな『カンナ』と、
クールで物静かな『駆』のやり取りが、
柔らかな笑いを生む。
『カンナ』は付箋とレシートと紐を使い、
その日の夫の行動と
以前の出来事の相関が一覧できるモデルを作る。
過去に戻った彼女の行動を説明するのに一目瞭然のアイテムで、
脚本の練り込みの帰結だろうが、かなりの優れもの。
最初の馴れ初めが詳しく語られることはない。
が、45歳の『カンナ』は
自分に出会う直前の29歳の『駆』に二度目の恋をする。
それは乙女のような清新さで、
観ている側が気恥ずかしくなるほど。
『駆』も短い時間で、なぜかしら彼女に魅かれて行く。
なのに初々しい感情が、
年を経るごとにすり減り、
すきま風が吹くようになったのはなぜか。
それに気づいたことで
二人の間には至福の十五年が生まれる。
『松村北斗』の実年齢は29歳。
『松たか子』は47歳で、ほぼリアルな役柄。
夫の靴下を間違えて履いても
全然気づかぬほどそそっかしい『カンナ』を
生き生きと演じる。
年齢的には立派に「おばさん」も
それを感じさせない可愛さ。
一回り以上の年齢差があっても、
惚れてしまうのに不自然さはない。
どうにもわやくちゃなのに、
時として彼女の素がふっと出てしまう場面がある。
例えば、三年待ちで入手した餃子をフライパンで焼くシーン。
「美味しくできますように」と柏手を打つのだが、
その仕草からは素の粋が溢れ出す。
身についた所作を抜き切るのは、
彼女くらいの達者になっても難しいのだろう。
泣ける映画で後味も悪くない!
すごい好きなやつだった
夫婦関係のことについての話はグサグサ刺さるものがあるなと思い、胸が痛い
宣伝や、テレビの特集で色々話を聞いちゃうと、これからこうなるのよねとか予想しながら見ちゃうから、番宣見なければよかったなと後悔したけど、映画の内容的にはそこまで面白展開ではなかった
個人的には違和感ある構成ではあったけど、それを凌駕する、松さんの演技や、20代の顔はまるでラブジェネだったことなどで、めっちゃよかった
泣ける映画としてまたみたいなと思った一作
そして、後味も悪くなくてよかった
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