ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価
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なぜか何度もみたくなる
予告から気になってたけど、実際みてみると、ちょっと違った印象で、でもそれがすごくよかった。パンフレットも買ってみたけど、字が小さくて詳細が読めず残念…。何度もいったりきたりするところとか、景気の懐かしさとか、なんとも言えず、共感する。何度みてもワクワクして、楽しくて、幸せで、悲しい、そして居心地がいい。3回みましたが、また見に行きたい、とまだ思ってます…
ちょっとtoo muchでは?
可愛らしい作品で、坂元裕二さんらしい言葉のセンスが楽しめました。中高年に染みます。
ただ設定として流行りの(といってもずいぶん前から席巻していて食傷気味)タイムリープものにしなくてもいいのにな〜と思いました。
あと、ズボラなおばさん設定の松さんへの演出がtoo muchで痛々しい。仕事をしながら何度もやり直していた?すごい体力。逆におっとりして、ワンテンポ遅れるぐらいでもおばさんらしさは描けるのに。
松さんと松村北斗君、その年の差で出てきた案かもしれないけど、坂本脚本、塚原演出なら普通の設定でも、きっと面白いものになったのでは。
だいたい北斗君はしっかり15年後の彼女とも恋に落ちたわけだし、おばさん、おばさんと呼ばれても、ちっとも可哀想じゃない松たか子の愛らしさ。バタバタ設定が惜しかったです。
単純に泣かせるLOVEストーリーではない。
純粋に泣けるLOVEストーリー
ではなくて
何度も何度も同じシーンを
繰り返され
今度こそ、かき氷は食べられるの?
その言い方はダメなんだ…
やり直しちゃお。
現実にできたらいいのに。
と、少々の願望も交えながら
飽きずに最後まで観られて
最後は、こーきたかー。
餃子、食べたいな〜。
頭で、ごちゃごちゃ考えるな。
心で感じろ!
タイムスリップは
細かい描写がなくとも
感じてよ。
考えてよ。
ファーストキス
離婚間際の……
終わらせ方が・・・
かの小津安二郎は、撮影現場に来るといつも同じような世間話をしていて、毎日毎日同じような話をしているのだけれど全く同じということはなく実は微妙に変化していて、その繰り返しの中の機微を作品の中に生かしていった─という話を聞いた覚えがあって、この作品を見て、そのことが脳裏に浮かびました。作風や変化といった面では小津作品とはそれほど似ているとは思いませんが、コミカルさとか繰り返しの変化といったところではその伝統はしっかりと受け継いでいる─と勝手に解釈したわけです。
松たか子と松村北斗のやりとりが最高でした。とくに松さんは、やっぱ素晴らしいですね。
内容とかストーリーは、正直、思っていたようなものではありませんでした。とくに終わり方なんて・・・。とは言え、それがかえって良き印象だったような気がします。理想的なフィクションを満喫しつつ、現実感を非常に感じた良き作品でした。
最後まで読むとトリビアあるよ(コメも)
会話劇としては相変わらず頭抜けて面白いですが、行動原理がわからないキャラクターには共感出来ないし、タイムリープの原理が全くわからないのはモヤモヤするし、今から泣かせますよと言われると泣けるものも泣けなくなりますね。
良いですか、人は出会った頃の鮮度をずっと保ったまま一緒にはいられません。2人は死ぬまで幸せに暮らしましたとさ、は映画の中だけ。映画館を出た途端にどちらも教習所の教官です。
そんなことがわかりきった世界なので、コスパとタイパを重視する若者が自分の恋愛に後ろ向きな分、代わりに恋愛の持つコンテンツとしての楽しさや優しさ、歯痒さ、ままならなさを見せてくれるエンタメが流行るのでしょう。
未婚率が高まる▶︎恋愛コンテンツが売れる。
とてもとても難しい世の中です。主語と目的語をぼんやりと表現する日本語による味わいのあるシナリオをネイティブ話者として楽しめる日本人と日本映画がこの先いつまで残ってますのやら。インバウンドで溢れ多言語が飛び交う上野広小路でついつい憂国の思いを叫んでしまいますよね。
後ろの席にいた長年連れ添った感のある老夫婦は、この映画を見て何を思ったのでしょうか。同じ列に陣取ってた、かっこいいかわいい松村北斗さんが見れたらそれで良い女子の一団が1番欲望に素直で清々しいのは間違いないです。演技派でアカデミー賞ホルダーで既に作品数も多いので、この先歳を重ねた円熟味を醸し出しまくりで15年後もずっと推せますよ。良かった。
ちなみに28年前にリリースされた松たか子さんのデビュー曲にして不朽の名作「明日、春が来たら」の作詞は坂元裕二御大。この2人の縁は時を超えてミルフィーユのように繋がっていますね。
当時の8インチCDの長細いジャケの写真と今回の15年前のカンナさんの眉毛が同じでなるほどってなりました。歌いに行きます。
あ、ところで森七菜さんってAIで若さを取り戻した松たか子さんにすごく似てませんでした?そう思ったの私だけですか、そうですか。
坂元脚本は続きます。それではハバナイスムービー!
恋愛✖️SF
おばさん視点でみると
年の差ってこんな風に他には見えるのか…
やさしい気持ちになれる映画!!
タイムリープが教えてくれた大切なこと
現実はタイムリープなんてできない。
だからこそ この作品でファンタジーとして描かれている部分はファンタジーとして、リアルに描かれている部分はリアルとして受け取る。
そして その内容を自分自身の毎日にそっと重ねてみる。
この映画が教えてくれる大切なことは SF的な設定の粗探しに目を凝らすことではなく、駈がカンナとの15年に残してくれたたくさんの愛を見つけることです。
大切な人を大切に想うこと、そして最初の気持ちを忘れないこと。
そこを理解していれば きっと温かい気持ちで何度も観たくなる作品だと思います。
映画を観た後には パートナーのことを思い浮かべてしまうような、そんな素敵な作品に出会えました。
想定内の涙
坂元裕二といえば一風変わった小粋な会話劇と想定外の意外なエンディングで一世を風靡した脚本家
今作もその軽妙な台詞は満載
松たか子&松村北斗の芝居は素晴らしかった
何度も何度も過去にもどる松たか子演じるカンナが得た幸せな新しい過去と残された手紙には涙します
が
しかしこの坂元裕二独特のクセの強い会話劇を同じシチュエーションで何度も何度も2人だけで繰り広げて、結局変わらない未来の90分間
正直中盤からくどくて長く感じてしまった
時計を見始めて、途中で寝てしまいそうで瞬間的にカクッとなったくらい
少しの会話で未来が変わらない巻き戻されるカメラ音を何回聞いただろう
あの場面はもう少し短くして欲しいかな
最終のタイムトラベルで正体がバレたあたりから物語がやっと動き出して眠気は消えましたが、結末はまさかの素人の想定内だった
クセのある会話と想定外の意外なエンディングが売りの坂元裕二らしからぬ、素人の予想を越えない結末だとは
悪くはないけど残念ながらタイムスリップ設定の甘々な普通の映画でした
松たか子と松村北斗のキラキラと光る魅力がなければただの凡作になっていたでしょう
いつも通り「ヤバい」
夫婦再生の物語
兎に角、松たか子の硯カンナが、いじらしく可愛い。松村北斗の硯駈を死なせない為にタイムスリップを繰り返す姿が、何とも可笑しく愛らしい。最高のコメディエンヌだ。
SFファンには申し訳ないが、タイムスリップは手段であって、この物語の本質ではない。
人生に疲れた中年男性を松村北斗は見事に演じていた。
今いる人間なんて百年先には誰もいない、地球の46億年に比べれば、人の人生なんて"ちゅん"と言う間に終わる。
"ちゅん"
冒頭の遺影の駈は仏頂面だ。
夫婦仲は冷え切り、生活に疲れた中年男性。
けれど、心優しく熱い情熱も消えては居なかった。
誰も助けなかった、赤ちゃんを線路に飛び込んで助けたのだから。
恐竜展のチケットも買って居たね。
カンナが偶然タイムスリップした先に、15年前の、二人が出会う前の駈が居た。カンナは若かりし頃の駈に再び恋をする。駈の人生を変えるべく、何度もタイムスリップを繰り返すカンナ。若い駈も45才のカンナに恋心を抱く。人生を達観している駈には、45才のカンナとの会話が心地良い。
同じ年の様ですね。なんて言ってるし。
最後のタイムスリップの時の二人の会話は、坂元脚本の真骨頂!
駈は、今のカンナに会えるのなら、二人の出会いも間違えて居ないし、死ぬ事も間違いじゃない。やり直すなら夫婦生活をやり直したい。
2度目のプロポーズ。
15年後、駈はカンナに手紙を書く、とても幸せな15年だったと。
この手紙の独白は泣かせる。
あぁ、これは、駈がどう生きるかの物語なんだとしみじみ思えた。
駈、最後の遺影は笑っていたね。
ありがとう
カンナの笑顔で映画は終る。
幸せな映画だなぁ〜
寂しさの前に、好きが有る。
あなたの横に居る人と向き合いましょう。きっと幸せになるよ!
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