ファーストキス 1ST KISSのレビュー・感想・評価
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神様、どうか私たちが結ばれませんように。
せつない。もうこのコピーだけで泣いてしまう。
観る前から泣ける。
いきなり泣ける。
ひとりになってしまった者のひとり暮らしのさびしさ。
せつない。
あれ? 松たか子のコントいるのかな。
せつないけど可笑しい。
笑えるからかえってせつない。
結婚する前の相手に会って、
今の自分の姿を見られる。
好意を寄せられる。
はずかしいけどうれしい。
せつない。
結果は変えられなかったけれど人生は変えることができた。せつない。
遺影の写真の笑顔がせつない。
根本的な問題だけど、
なぜタイムリープしたのか、繰り返しできたのか、
人生は変えることができたのになぜ結果が変えられなかったのか、
もう少し納得のできる描写があればよかった。
どうしても引っかかってしまう。惜しい。
(BTFやふてほどは未来の科学技術でタイムトラベルが可能だったし、手紙書くくらいなら他にもいろいろすることあるだろうし)
松たか子と松村北斗。とても良かった。
ほかのキャストは無駄遣いかな。もったいない。
誰しもが叶えたいと思っている。
餃子を焼く前に、あの時に、ああなってしまった前に戻りたい。戻りたい。やり直したい。もう一度。
せつない。
松たか子はやっぱり🍞なんだ。
心が優しくなる帰り道
公開2日目に主人と観に行って一週間が経ち、
普段は映画は一回観れば満足するタイプなのだが、
じわじわとまたカンナと駈に会いたくなっている。
それほどお二人の演技が素晴らしかった。
駈が亡くなってしまうという未来は変えられなかったけれど、過程は変えることができた。
一緒に向かい合ってごはんを食べて、会話のキャッチボールをして、、
寂しくも嬉しくて、ラストの手紙のシーンは思わず涙が溢れた。
日常の夫婦生活でつい見失いがちな気持ちをあらためて大切にしていこうと思えるとても優しい映画。
出会えてよかった。
笑って泣けて
タイムリープものとは知ってたけど
何回タイムリープすんねんと笑ってしまった。
とにかく元旦那を死なせたくないカンナだったけど、将来死ぬことより夫婦関係が破綻することにショックを受けるカケル。過去からもう一度関係性を見つめ直す二人。現在は冬設定なのに過去は夏設定で常にカンナが汗だくになってたのも必死さがより伝わるし面白さも増してた気がする。前半はカンナの雑さ加減に笑えるところがいっぱいあって後半はしみじみと泣かせる感じ。若い人から熟年層まで楽しめると思います。坂元裕二さんの脚本好きだなー^ ^
タイトルなし
久しぶりに映画で泣いた
実はあまり期待していなかった。
けれど坂元裕二氏の脚本する作品が大好きなのと、塚原あゆ子監督の表現する映像世界に最近ハマっていたこともあり、見てみたいと思って劇場まで足を運んだ。
ちょっとラブコメ性があるというので、そこは楽しみにしていた通り、クスっとなれる場面がたくさんあって、近年の松たか子のコメディエンヌが活きていた。
松村北斗という俳優は初見で全く期待してなかったのに、ものすごく役にハマっていて素晴らしかった。(元ジャニ系アイドルだったんですね。鑑賞後に知りました。先に知っていたらこの映画を観る気がなくなっていた。知らなくて良かったです。それほど良いお芝居をされていました)
坂元裕二氏の描くおかしさ、愛おしさ、切なさ、会話劇の魅力がすべて詰まっていた。
この方はハッピーエンドは描かない。こうなってくれたらいいのに、と願った通りのベタな終わり方はしない。だからいい。
いつもそこには「新しい一歩」や「かすかな希望」があり、胸に沁みて、深く残る。
この映画を観た多くの人が『未来が変わる』大団円なハッピーエンドを期待しただろう。わたし自身、それを望んでいた。それほど登場人物に感情移入していたからだ。
でも坂本氏はその通りには描かない人だと言うのも、知っていた。知っていても望んでしまった分、涙はどうしようもなく流れた。
塚原監督は音楽で泣かせようという下手な演出を全くしていなかった。主人公2人の会話だけで、その想いの深さや強さが伝わってきて、哀しさがこらえきれない。
映画でこんなに泣いたのは何年ぶりだろう…
終わった後で放心。
余韻がすごい。
帰り道も、次の日も、何度も思い返してしまうし、ついつい、ハッピーエンドになる展開を妄想しては、自分を慰めてしまう。
もう一度観たいシーンがたくさんある。
また劇場に足を運びたい作品。
⦿補足ですが、松たか子の15歳若い時の風貌(昔のキムタクドラマに出てた当時みたい)と、松村北斗が15歳加齢した風貌(ほんのり中年太り)の生身の映像に驚きました。
どうやらCGとVFX技術が用いられてるそうです。もちろんそれぞれの役者の演技にもちゃんと細かな違いがあって、年相応に見えたので、違和感なくストーリーに入り込めます。
そもそも設定が、、、
タイムトラベル物は数多くあり、目が肥えた観客からすると違和感があるのではないだろうか。
時間移動という設定が物語の核心でありながら、そのメカニズムやルールが曖昧であることで、結果として物語の展開に説得力を欠いてる。特に、主人公のカンナがどのようにして過去に戻る手段を得たのか、その詳細が不明瞭。
また、物語の進行において過去と現在を行き来する構成は興味深いものの、シーンの切り替えが頻繁であり、観客が感情移入する前に次の展開に移ってしまうことが多々あり、これによりキャラクターの感情や関係性の深まりを十分に感じ取ることが難しくなる。
さらに、カンナと駈の関係性の描写において、過去の駈がカンナに対して急速に心を開く展開が不自然に感じられ、二人の関係が深まる過程が省略されているため、彼らの絆の強さや愛情の深さが十分に伝わらない。これにより、クライマックスでの感動が薄れてしまう結果となる。
加えて、脇役のキャラクターたちの描写が浅く、物語全体における彼らの役割や存在意義が不明確。特に、吉岡里帆や森七菜が演じるキャラクターの背景や動機が十分に描かれておらず、物語に深みを与えることができていない。
ただ物語のテーマとして「時間」や「記憶」を扱っており、観客に対して人生や愛について考えさせる深いメッセージ性を持っていて、特に、過去の出来事や思い出が現在の自分にどのような影響を与えるのかを考えさせられる面はある。
脚本は坂元裕二。
ウィットに富み深みのある台詞が数多く、会話劇的色合いの、濃密に張り巡らせた構成は秀逸。
タイムトラベルの不備は敢えて目を瞑り鑑賞すれば良いのかも知れない。
時の流れははやく 出逢いは奇跡である
泣きすぎて放心状態。
途中から、まだ泣く場面でもないのに、涙がこぼれた。
大好きな坂元裕二さんと塚原あゆ子さんの作品、そして、松たか子さんが好きすぎる!観る前からきっと好きだと思っていた。
ただ、期待値が大きかったラストマイルのこともあったし、心配はあったけれど、思っていた通り、全てが好きだった。
松村北斗さんも、朝ドラ以来とても好きなので、本当に全てが好きだった。
カットのひとつひとつ、ストーリー、役者さんたち、演技、風景、小物、セリフ、音楽、何もかも好き。
ラストも、これが良かったんだと思うし、このラストが作品として忘れられないくらいの印象を残す、素晴らしいエンディングだったけれど、だけど、だけど、未来を変えたかった…。
どうしても…
かき氷のTシャツに笑ったし、恐竜も良かったし、あの付箋を貼り付けるランプジェードがとても良かった!あと、16歳年上の未来の妻に何度も恋をする駈も、赤い糸の不思議を感じたし…。
教授の娘がカンナに会いにきて、お悔やみ申し上げますのあと、今更ながらにあんなひどいことをカンナに伝えに来るなんて…ひどすぎる。だから、もしも、駈があの人と一緒になる人生だったとしても、あの人とは絶対に幸せになれなかったと強く感じた。
ああ…書いてるだけで、また涙が…。
年齢を重ねると涙もろくなるのは、今まで生きてきたたくさんの自分の経験とストーリーなどを重ねてしまうからだと思う。私もいろいろと重ねてしまって、ずっと涙がとまらなかった。これを書いている今ですら、またウルウルきている。
映画館を出たら、28年前のちょうど2月に、私と元夫が結婚式を挙げたチャペルが見えた。
なんというタイミングなんだ!
それに、少しだけ出演されていた鈴木慶一さんは、元夫が好きなムーンライダーズのボーカル。離婚してからも彼らの曲はとても好きで今も聴いている。ムーンライダーズの「涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない」という曲を思い出したセリフも劇中にあった。
結婚は3年で終わった。
あれからずっと1人だけれど、彼を今も好きということではない。
夫婦とは?
ほんの短い間だったけれど、私にはむずかしかった。
ケンカもたくさんしていた私の両親は、何度も離婚する!って私を巻き込みながらも、最後まで添い遂げた。
なんなんだろう?
夫婦…もう一度、試してみたい。もう結婚はしなくない!とかにはならない。もう一度、チャレンジしたいと思いながら、もうこんな年齢になってしまった。
涙は、私がやりなおせるなら、別の人でもいいのだけれど、幸せな結婚、誰かと共に歩む人生がほしいと思ったからなのかな?
そんな風にずっと思っていたのに、今もひとり…。
子供の頃は、こんなにずっと1人の人生なんて想像もできなかった。
1人でも幸せではある。
私の人生はもう後半で、いつ終わるかわからないけれど、また好きになれる人と会えたらいいな。残りの人生、少しでも一緒に過ごせるといいな。最後まで、あきらめない。
そう考えると、最後は幸せだったカンナと駈、2人の仲良く過ごした生活は本当に奇跡で、そんなかけがえのない毎日のやさしい日常の中で人生を終えた駈、そして、笑顔の思い出と生きていけるカンナは、とても幸せだなと思った。
良い作品、この年で、いろんなことを考える機会ができた。
ありがとうございました。
ちょっと期待しすぎた
冷めきっていて離婚届を出そうとしていた夫婦なのになぜカンナは駈を助けたい、未来を変えたいと思ったのか、出会ったその日に何か強い思い入れがあって毎回そこにタイムスリップするのかよくわからない部分が多かった
最終的に駈には44歳で他人を助けて死ぬということを伝えたけど何も知らなくてとっさに体が動いてしまうのはわかるけど自分はこの後命を落とすことを知ってて同じようにとっさに動けるものなのかなと思ったり
あと過去を変えることによって自分たちだけじゃなく周りにも影響を与えてることが電車の脱線事故でより多くの犠牲者が出てしまったこともあったように他人の人生をも変えてしまってるのにそこは全く考えないんだって思ったりもした
40代のカンナに20代の駈が毎回なんとなく惹かれるところも運命ってだけじゃ納得できない雑さだったな
ただ松たか子も松村北斗も20代と40代の演じ分けはさすがだったし特に駈の40代は見た目だけでなく声のトーンや歩き方などのしぐさまでちゃんとおじさんだったのが凄いなと思いました
号泣できるかと言われれば私は全然泣けなかったけど最後幸せな夫婦生活を送れたところはほっこりしました
坂元裕二脚本による、恋愛タイムリープ映画の傑作
先日観た「サンセット・サンライズ」の宮藤官九郎さん同様、名前でお客を呼べる脚本家(と思っている)、坂元裕二さんの脚本作。
宮藤官九郎さんが軽快なタッチで展開する内に時折鋭いナイフで切りつけてくるような脚本なのと対称的に、坂本さんは圧倒的な積み重ねで押し潰してくる様な脚本だと思う。
今回は流行りのタイムリープ物。既に宮藤官九郎さんは、去年TVドラマ「不適切にもほどがある!」で力を見せつけ、また芸人でありら名脚本家のバカリズムさんも「ブラッシュアップライフ」という名作を残しているジャンル。ここ最近の映画では「リバー、流れないでよ」等の名作もある。
さて、坂本さんがこのジャンルを、得意の恋愛映画としてどう勝負に出るのか楽しみだった。
そして、結果はやはり、期待通りの大人のラブストーリーになっていた!
いつも通りの、圧倒的エピソードの積み重ねと小道具使いの上手さ。そして、何でもない会話の中に含まれる本音。
やはり、倉本聰さんや野沢尚さんの現代的アップデートだと思う。
#ファーストキス
#坂元裕二
時をかける熟女
ミルフィーユ
メイクすごい!
吉岡里帆の老けメイクなんて想像してなかった
登場人物も少なくて分かりやすい
松村北斗、年齢に合わせて声まで変えてるの良……
好きな相手にたいして普段の自分の態度とか、好きなところとか、付き合った経緯とか、いつも一緒にいるありがたみとか思わずにはいられない映画だと思う。
恋愛のリアルさとクスッと笑える日常がうまく描かれていた
事故当日の出来事の改変を試みるも、うまくいかない…。
行った回数をチェキに残すのは斬新で面白い!
でもなんで毎回かき氷なのか、デートしてくれるのかがわからない。自分と干渉できないのもなんで?
付箋と紐で未来予想は、映像映えしすぎてて良い。
ハサミで切るシーン、発想は良いからもっと使い方見せ方あったんじゃないかと思う、勿体なく感じた
付き合って1ヶ月で結婚はタイムトラベルの伏線なのかな。
考えれば考えるほどわからん…
タイムトラベルを手紙でそれとなくネタばらししてくれたら面白かったのになぁ。
幾つになっても、ピュアで愛らしい松たか子の魅力存分に…
タイム・リープをモチーフにして、一見、SF的な要素と夫の列車事故死というシリアスな内容であるにもかかわらず、クスッと笑えて、心温まり、切なく涙するラブ・ストーリーに仕上がっている。結婚生活を続けていると、どこの夫婦も訪れる倦怠期。そんな夫婦に、今一度、相手への思いや言動、生活を見直す機会となるだろう作品。
そして本作は、幾つになってもピュアで、愛らしい松たか子の魅力をたっぷり2時間堪能させてくれる作品だ。というより、松たか子以外は、本作の主人公カンナ役は、考えられないと思う。15年の年月を遡った過去の世界において、未来の夫となる硯駆役の松村北斗との恋人役は、歳の差を感じさせないで、スクリーンに映し出されていた。
細かいところを言えば、突然のタイム・リープやそれを繰り返すことのできる必然性、過去の世界での辻褄の合わない行動等、やや雑な作りとなっていた。しかし、松たか子の飾らない会話、松村北斗の朴訥とした表情等、2人の自然体の演技に包みこまれ、その分、雑な演出はあまり気にならないで、2人の未来に寄り添うような気持ちにさせてくれた。そこの作り方は、長年、テレビドラマのヒット・メーカーである塚原監督の巧さなのだろう。
甘い、恋人時代を経て結婚したカンナと駆。しかし、時の経過と共に、互いに思いやる気持ちも置き去りにされ、すれ違いの生活の中で離婚することに。離婚届を提出するその日、駆は駅のプラットホームで線路に落ちた赤ちゃんを助けようと、自らが犠牲となって亡くなってしまう。離婚を決めていたとはいえ、カンナも落ち込み、荒んだ生活が続く。そんなある日、トンネルの崩落事故に遭遇したカンナは、そのはずみで15年前へとタイム・リープしてしまう。そこで、若き日の駆と出会い、何とか駆が死なないように、カンナは時を遡り、繰り返し、繰り返し手を加えるのだが…。
本当に、松たか子と松村北斗の2人の姿が素敵に見えたし、そう思わせた2人の演技も素晴らしかったと思う。若かりし頃のカンナは、CGで修正が入っているのだろうが、決して今の姿や表情と遜色なく感じ、松たか子という女優の魅力を感じた作品となった。
自分の命が尽きる時を知ってまで、愛する人の為に一緒に歩む道を選んだ駆の本当の愛に、感涙した。
私はかつて、松たか子と結婚するつもりだった
春先までの新作の中では、期待度はナンバーワンの作品だったので、
1週目で鼻息も荒く鑑賞。
うむ、良かった。似たような作品だと、
「アバウト・タイム 愛おしい時間について」のような、
恋愛モノをイメージしていたが、概ね間違っていなかった。
主人公がタイムトラベルを繰り返し、死んだ夫を死なないように、
過去を書き換えようとするお話。
良かったという感想だったが、当初のイメージよりも刺さらなかったのは、
これは、倦怠期を迎えた夫婦やカップル、
離婚、した、しそうな夫婦を第一ターゲットにしている分、
自分がそのターゲットに、該当してないせいだろう。
心が離れている二人が、タイムトラベルを繰り返すうちに、
再び恋をする、障害や試練が訪れる、真相を知る、
それを受けてどう行動する、
というのが物語の本筋。
凄く感動的な本筋だが、自分の場合、
話の「本筋とは別のところ」で、刺さってしまった。
それは、
「かつて自分は、松たか子が大好きだった」
という事を、思い出してしまった部分である。
大学のサークルで、部員のプロフィールを載せたしおりを作った際に、
「好きな芸能人」という項目に「松たか子」の名前を、
迷う事なく書いていた昔の記憶を、
思い出したのだ。
私は、松たか子が大好きだった。
「ひとつ屋根の下2」に出てた時に、松たか子の存在を初めて知り、
「四月物語」で、松たか子に惚れてしまい、
「お見合い結婚」で、松たか子が理想の女性の座を、
私の中で不動なものにした事を、
はっきりと思い出してしまったのだ。
とりわけ、「四月物語」の松たか子は衝撃的だった。
ちょうど、私が大学生になった年の映画で、
大学生になったばかりの、女性を演じる松たか子の、
あの何とも言えない、育ちの良さからくる品の良さ。
それ以来、松たか子みたいな彼女を作るんだ!と意気込んだが、
大学のキャンパスのどこにも、
松たか子はいなかった。
ふざけんな、授業料返せと、ブチ切れたもんだ。
そこからず〜っと松たか子が、
好きな芸能人ランキングの1位を、数年連続で獲得する事になる。
ちなみに普通は、松たか子と言えば、
「ロングバケーション」が起点だろと言われそうだが、
キムタク嫌いで観なかったし、
「ラブジェネレーション」は、キムタクに対して嫉妬で狂いそうになるから、回避した。
他の男性俳優なら我慢できるが、
キムタクだけは、我慢できる自信が無かったのだ。
それは当時、松たか子よりも前に、
好きだった宮沢りえや高岡早紀が、
真木蔵人と共演し、嫉妬で頭が狂いそうになった時の、
教訓からきている行動だ。
そんなランキング1位の年が続き、
「お見合い結婚」では、松たか子に似た女性を探す事を諦め、
松たか子本人と、結婚するつもりの域に到達した。
もう、松たか子なら何をやっても許せる。
セツコさんという役名で、
確かタバコを吸うシーンがあったと記憶しているが、
セツコさんが吸ったタバコなら、食えるぐらいの、
覚悟はできていた。
むしろそれは、私にとって、ある種のご褒美のようなものだ。
きっと気持ち悪い男にみえるだろう。
でもそれが真実だから、しょうがない。
だって恋は盲目なのだから。。。
しかし、、、
別れは突然やってくる。
あの、松たか子が、結婚してしまったのである。
福山ロスだの西島ロスだのと、
のちに言われた「●●ロス」と呼ばれる新語よりも、遥かに前に、
私は「松たか子ロス」を味わってしまった。
それ以降、松たか子への想いは、
急速に萎んでいくことになる。
そして、今作を観る直前まで、自分は松たか子に、
恋していた事すらも、忘れてしまっていたのだ。
それを、松たか子が、夫にかつて恋していた頃を、
徐々に思い出し始めるのと、同時進行で、
私もかつて、松たか子に恋していた頃を、
徐々に思い出してしまったのである。
そういう意味では刺さってしまったのだが、
物語の、夫や妻といった対象の、本筋とは異なるので、
感動的ではあっても、やはりどこかで、
他人事の恋愛ストーリーになってしまった。
どうして私は松たか子と、結婚できなかったのだろう。
タイムトラベルの力で、どうにか1998年に、
戻らせてくれないだろうか。
いや、タイムトラベルではなく、
やり直しが効く、タイムリープじゃないと駄目か?
でも、答えはなんとなく分かっている。
私は松たか子と結婚できる前に、
きっとストーカー容疑で、
前科者になっているだろうと。
俳優は無理でも、最低でも芸能業界に入らないと無理だ。
マネージャーかなあ。無理そうだなあ。
やれやれ、来世に期待するか。
良かった演者
松たか子
松村北斗
出会いは必然
伴侶の死という結末を何とか回避しようと四苦八苦する妻。死という結果がみえたとしても自分のすべきこととして人を助けることを選ぶ夫。
結果、だいぶ素敵な二人でした。
悲惨な共同生活となりながら(「花束みたいな恋をした」を思い出させるものでした)、それでも伴侶の悲しい結末が変えられたらと行動を起こすカンナも、そのきっかけは不明確でしたが、ただ夫に会いたいという衝動で動いていた様子にも見えました。そしてそれに応えるような、15年前の夫の反応。
「この人と出会っていなかったら」「この人ともっと早く出会っていたら」って、誰しも想像することですよね。そんな想像に対する一つの答えを見せられた気がしました。
どんなに抗おうと、今この時間をともにしている人たちには、何か理由があるんでしょうか。
少し残念だったのは、いつもの「くーっ」と唸ってしまうようなセリフは控えめでしたし、最後の場面は何となく想像できてしまうものでした。
15年の歳の差を見事に、さらっと演じ分けていた松さんは今回も素敵でした。
そして、終盤に自分のしようとすることの矛盾に気付いた一瞬に見せた表情が印象的でした。
松たか子が素晴らしい
変わらないものと変えられるもの
基本、タイムマシンものって好きじゃなくて。過去は変えられないものって思うので。でも、松村北斗のファンなので、公開日に観ました。結果、この映画良い‼大当たりです。なぜって、餃子のとこで涙が出た。あの夏の日のキスでキュンとした。松さんが車の中で栄養ドリンク飲むとこで吹き出した。運命は変えられないけど、生き方は変えられる。夫が妻を、妻が夫を、思いやり、一緒にご飯を作って笑って食べて、同じベットで寝て起きて。この夫婦の日常が幸せな日々に塗り替えられ、嬉しかった。
タイムスリップで見えてくる… 夫婦って?
生まれたときから決まっている
「運命」があるのだとしたら、
何度、過去にタイムスリップしても
選択する道や、出会う人、
いつ、どんなふうに死ぬのかも
結局、変えられないのかもしれない…
でも!
そこへ行き着くまでの時間の過ごし方は
何通りもあって、
それは、自分の意志で選べる!
…ってことに、この作品は気付かせてくれた
日々を幸せと思う人生となるか、
最悪と思う人生となるか…
まさに、自分の時間の重ねかた次第かぁ…
むむ…
別の時空に今の私より幸せに暮らす
別の私がいたりするー?!
松たか子と松村北斗の会話の演技、
見事だった!
坂元裕二の脚本も
タイムスリップというファンタジックな
設定ではあるけれど、
愛した人と
「時間」や「人生」の流れの中を
「共に生きる」ってどういうことなのか…
優しく問いかけてくる秀作だったと思う
松たか子劇場‼️映画の空気感は最高‼️脚本は…
松たか子さんの魅力満載の映画
松たか子さんが存在しなければ完成しない
そんな映画です🎬
劇中
使用される音楽も抑えられ
主役の二人の会話、動きに注視できる
ステキな映画でした
それは
悲しくもあり
朗らかでもあり
本作独自の空気感に包まれました
鑑賞中は
静かな雰囲気の中にも
結末はどうなるんだろう
というドキドキ感もあり……………
私としては
ハッピーエンドで終わって欲しかったなあ…
冷え切った夫婦関係が
15年もの間 仲良くできるよう
歴史を変えられるのであれば
ベビーカーが落ちないように歴史を変えるのは
容易なのでは?
と感じてしまい
鑑賞後はモヤモヤした気持ちになりました🌀
けど
この監督の作品は大好きなので
今後も追いかけたいと思います‼️
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