「良作でした。ありがとうは顔を見て伝えましょう」ファーストキス 1ST KISS MKさんの映画レビュー(感想・評価)
良作でした。ありがとうは顔を見て伝えましょう
今年2本目
評判が良さそうなので見てみました。
ジャンルとしてはタイムループ&ラブコメディ。
良作でした!
1.松村北斗さん演じる硯駆
素敵でした。
今まで彼のことを知らなかったのですが、
少しだけ枯れた声、優しい笑顔がいいですね。
くたびれきって妻に関心を失い、色あせた生活をする今と覚悟を持って15年過ごした後のキラキラ感の差が素晴らしい。
2.松たか子さん演じる高畑かんな
自分と同じくらいの年なので立派な中年で、さらに色あせた生活でもこもこに着込み、老け込んでます。
タイムリープで必死に何度も何度も夫を助けたくて
戻る過程でお化粧し、ドレスアップしていきます。
きっと昔の夫に恋をしたのでしょうね。
「ドキドキさせないでください!」を聞きたくて何回も行ったり来たりが可愛いです。
また夫を傷つけたと思ってまた戻ってくるところも好き。
若い松さんはやっぱり可愛いけどどこか飯島直子さんに見えてしまいました。
3.その他
〇こども新聞
謎感が強いが重要な役回り。
〇吉岡里帆 可愛い若い子がいると思ったら彼女でした。誰にも興味を持ってもらえず、亡くなって可哀想とのコメント。確かに。
〇かき氷後ろの人
教授の娘じゃなくておばさんが好きなんだよ!の発言が好き。
4.振り返り
自分は妻との仲は良い方だと思っているけど、ありがとう、おはよう、お休み、頂きます、ご馳走様、いってらっしゃい、只今はしっかり顔を見て言おうと思いました。好きの反対は無関心。
フォローありがとうございます
私の方からもフォロさせていただきます
私、2015年頃から、キネマ旬報、地元紙、kinenote、Yahoo検索などに映画レビューを投稿しています。現在の目標は2回目のキネマ旬報採用です。こちらのサイトには2022年2月に登録しました。
宜しくお願いします。
知らないカノジョへの共感ありがとうございます
本作、冒頭の倦怠期でのカケルとカンナの冷めた雰囲気と、
タイムトラベル中のカケルとカンナの活発の会話が対照的でした。
どんなに愛し合って結婚しても、その後の毎日のコミュニケーション
は大切だなと感じました。特に、仰る様に、顔を見ての挨拶は必須ですね。
本作、結果は変わりませんでしたが、人生は結果ではない、毎日をいかに生きるかというプロセスが大事だと自戒を込めて感じました。
今更ですが、カミさんとのコミュニケーション増加のため、
数年前から料理を始めました。
MKさん
コメントとフォロー、ありがとうごさいました😊
>素敵でした。大切な映画になりました。
この映画は、友達と話したり、レビュアーさんとコメントやり取りしたり、振り返る度に素敵なシーンが増えていきます。その度に、私のレビューも追記されて長くなっていきます😅
>遺影はひょっとして笑顔に変わったりしてましたか?
駈の遺影は笑顔に変わっていて、カンナが餃子のお礼を「ありがとう」と伝える笑顔がラストシーンでした。MKさんのレビュータイトル「ありがとうは顔を見て伝えましょう」で、このラストシーンを思い出しました😉
MKさま、初めまして。
共感ありがとうございます。
視点ごとにレビューを書くスタイル、私も同じなのでうれしくなりました。
言葉はコミュニケーションのツールに過ぎないことを、一言に込めた気持ちを相手に伝える大切さを、教えてくれる映画でした。
2人の関係が冷えていく過程では、駈が背中を向けて話すので、カンナは言葉を途中で飲み込みます。タイムトラベルでは、カンナが目的のために一方的に喋るので、駈の心に深く届かず何度もリセットします。
やり直した幸せな結婚生活では、2人の会話は殆どありませんでした。2回目の自宅でのクリスマス、仕事で疲れたカンナを労るようにキッチンに向かった駈、お互いの顔を見て無言で微笑み合う、幸福を印象付けるシーンでした。
私はよく喋るので、相手が疲れないように、会話しなくても居心地の良い時間と空間を大切にしています。でも「ありがとう」の一言は忘れずに、必ず目を見て伝えるようにしています。
※長文コメント失礼しました。