劇場公開日 2025年1月24日

嗤う蟲のレビュー・感想・評価

全46件中、21~40件目を表示

3.5深川麻衣さんの演技がとても素晴らしい作品。 本年度ベスト級。

2025年1月27日
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鑑賞方法:映画館

お気に入りの監督の作品。
これに加え、以前観た深川麻衣さんが井浦新さんと共演した作品の演技が素晴らしかったので、彼女の演技に期待して鑑賞。

期待を裏切らない素晴らしい演技だった!
若葉竜也さんも安定した演技で安心して鑑賞出来た。

ストーリーは既視感ある感じもしたけど、スリラー色が濃い目で恐ろしさがジワシワとやって来る感じ。

都会から田舎に移住した安奈&輝道の夫婦。
村の住人から歓迎されるも何だか不自然(笑)

田口トモロヲさん演じる自治会長の田久保が1番怪しい(笑)
村民達が田久保に支配されている感じなんだけど前半はその理由が解らず。

徐々に田久保の全貌が明らかになって行く感じが恐ろしかった。

安奈と輝道に新たな命が宿ったシーンから恐ろしさが倍増。
輝道が村の村民に染まって行くのに反して安奈は冷静になって行動する感じに引き込まれる。

ラストまで目を離せない展開なんだけど安心出来る終わり方が良かった。

本作のタイトル(ワラウムシ)が意味不明だったけどエンドロールの後に答えがありました( ´∀`)

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イゲ

4.5人間が怖い

2025年1月26日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

萌える

前半は、ちょっとリアルなあなたの知らない世界という感じだけど、後半はもっと怖い。
ただ、ホラーとは違うので苦手な人も見られると思います。

深川麻衣と若葉竜也が良かったです。
あとは田口トモロヲは狂気。

まったくありえない話ではないので、妙にリアリティがあって、田舎の人間の怖さ。

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だるまん

4.5少しだけ社会を先取りする

2025年1月26日
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鑑賞方法:映画館

アメリカ大統領をオバマ以降黒人にしたり、ここ8年ぐらいはヒラリーを先回してモデルにしたりすることで政治的緊張感やリアルさを出すのは、アメリカ映画でよくやるが、この映画では基本的には現在だが、もし夫婦別姓が法案化されていたらという未来というか現在を先回りしている。更にそれに対する年長者の反応を見せるのは、ありそうでない。

この映画は政治的テーマの映画では全くないが、こういうのが少しあるだけで社会に与える影響は少なくないのかもしれない。

田口トモロヲ、松浦祐也、杉田かおる、片岡礼子など実力者揃いなので演技の不安感は全くない。思ってた以上にしっかりどっしりした映画で対象年齢も高めかもしれない。ノイズとかが近作では比較に良いかも。

城定秀夫はメジャーでも全く疲れたり、迷ってる感じがなく、表現のスタミナが素晴らしい。

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タカシ

2.5俳優陣の演技は良かったけど・・・

2025年1月26日
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鑑賞方法:映画館

個人的に2022年に観た「ビリーバーズ」以来の城定秀夫監督作品でした。「ビリーバーズ」はヤバい新興宗教と、その教祖に反逆した信者との戦いをエロを交えて描いていましたが、本作は田舎暮らしに憧れて都会から移住した夫婦と、ヤバい田舎住民との戦いを気色悪い感じで描いていました。同作との比較で言うと、新興宗教が田舎住民に入れ替わっている訳ですが、サリンを撒いたり霊感商法をしたりするヤバい新興宗教があるのは事実であり、そういう意味で同作の設定にはそれなりの納得感があったものの、本作の場合都会vs地方という図式が土台にあると感じられ、あまり共感できるものではありませんでした。

ただ俳優陣は中々いい演技をしており、特に敵役の田久保さんを演じた田口トモロヲの顔芸は素晴らしく、気色の悪さを存分に植え付けられてしまいました。また、主役の夫婦の妻を演じた深川麻衣の悲壮感の表現も充分に伝わってくるもので、初見の俳優さんでしたが印象深いものがありました。夫役の若葉竜也も安定の演技でしたが、この夫婦の隣家に住む三橋夫妻を演じた松浦祐也と片岡礼子が、余りにもいい味出していて、本作のMVPと言ったところでした。

以上、俳優陣の演技は良かったものの、どうも物語に共感できなかったので、本作の評価は★2.4とします。

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鶏

5.0最高です。鑑賞中ずっと胃が痛かった。

2025年1月26日
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怖い

田舎暮らしに憧れた夫婦がとある村に移住し、過ごすうちに違和感を募らせていく…という、あらすじだけ見るとホラーの定番のような雰囲気を感じます。しかし、また閉鎖的な社会が舞台のホラーか…と侮っていた自分を見事に裏切ってくれました。一言で言うととにかく「嫌」。ただ過干渉な近隣住民、というだけでないのです。どうして私があなたたちの都合に巻き込まれなければいけないんですか!と叫びたくなるような嫌さが体を蝕み、鑑賞中に気持ち悪さを覚えたほどです。
幽霊や怪奇現象などのわかりやすいホラーを期待する人には合わないかもしれませんが、ヒトコワ系のホラーが好きな人には是非オススメしたいです。

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るかこ

4.0例のラブホは出てくるか?

2025年1月26日
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田舎に移住した若い夫婦が、いびられる話です。
ホラーに分類されているので、そのつもりで見に行くと評価が下がるかも知れません。デヴィット・フィンチャ−の映画は「怖い」より「いやな感じ」じゃないですか。それに、PG12ですよ。

邦画のホラーは、超低予算とか、有名なキャストがでているけど大根なせいで興ざめするとか、怪異の造形が残念な感じとかあるじゃないですか。そうならないようにするには、黒澤清みたいに、種明かししないとか、コメディーに振り切るとか。本作はそれをせずに、普通な映画としてとっています。

十分怪演ができる田口トモロヲ・杉田かおる・松浦祐也がギリギリ押えています。主演の二人の職業も今風の意識高い系にしすぎると鼻白んでしまいますが、根性なしなところがようです。撮影も凝った証明にはせずに、淡々と田舎を切り取っています。衣装もわざとらしさがなく、何か意味を持たせたりしていません(僕がバカで見落としているのかも。)。そのおかげで、一番最後車窓からの映像が揺れるせいで気持ち悪くなってしまいました。単に自動車に乗っているというだけなのに。わざとそういう編集しているならすごいです。

あと、僕はタバコの使い方が下手な映画の評価をすごく落とすのですが、これは意味ある使い方のなので評価できます。

田舎のドラマなのでどこで例のラブホがでてくか期待していました。今回はどうでしょう。無人島の映画ではもちろん出てきませんでしたが。

僕の仕事は田舎に行くと、歓迎された後に、期待を裏切ったといわれて追い出されたりするので、真実味をもって、イヤな気分で見続けることができました。城定監督はどんな映画をとっても本当にうまいなと思います。

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Lhowon

4.0人間社会に潜む怖さ

2025年1月26日
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怖い

知的

観るかどうか決めるのに一番重要視する要素はキャスティングだが、それには全然魅力を感じなかったが、予告編の怪しげな空気に興味をそそられて観賞。

【物語】
田舎暮らしに憧れたイラストレーター杏奈(深川麻衣)は、夫の輝道(若葉竜也)と共に都会を離れ、辺境地の小さな村、麻宮村に移住する。期待に胸を膨らませて新天地での生活を始めた二人だったが、都会では経験しない村社会の文化に戸惑いを覚える。近隣の住民からしつこく子作りを勧められたり、過剰と思える親切を押し付けられたり、自分たちの生活に強く干渉してくるのだった。

それでも輝道は何とか村の中でうまくやって行こうと自治会長の田久保(田口トモロヲ)や自治会活動に積極的に関わって行くが、杏奈は一見親切に見える田久保がこの村社会で異常とも思える権力を持っていることに気付くなど、次第に居心地の悪さと嫌悪感を募らせていく。

【感想】
これはなかなかでした。
怖い!!

何も知らずに観始めると、一見ヒューマンドラマか社会派作品みたいな感じで始まるが、これはもうスリラーだった。 しかし、霊的とか超常現象とかではない極めてリアルの世界で生み出される恐怖であるところが凄い。村社会ではこんなことが起こってもおかしくないと思わせる。 実際にこういう田舎に住んでいる人は「ここまで酷いことは起きるはずない」と言うとは思うけれど、ひとつ間違えばこういうことが起きるかも? と思わせるところが秀逸。

そういうリアリティーを醸せているのは脚本・演出・役者それぞれが良いからで、拍手を送りたい。

書きながらふと、昔からよく言う“村社会”てなんだ?と改めて考えてみた。 村社会とは以下のような特徴を持つ集団ではないだろうか。少数で構成され、構成員は別の集団に移る選択肢を持たず、かつその集団から追い出されると非常に生き難い環境下にある。 そう考えると実は似たような集団は都会にも存在する。例えば学校のクラス。小集団で、生徒には今のクラスが嫌だから別のクラスに移るという選択権は無く、ハブかれれば学校に行くのも苦痛になる。学校でイジメが起きるのは子供達の未熟さもあるが“村社会”だからではないか。会社の職場にも似たような状況が生まれ得る。 大企業では人事異動による人の流動性もあるので閉鎖的にはなりにくいかも知れないが、小さな会社ではどうだろう? 社長の顔を毎日見るような会社では人の流動性は少ないだろうし、一部の能力の高い人ならその会社を見切るという選択肢を持てるが、多くの人は簡単に別の会社に移ることを選択できないだろうし、クビになったら困ると思っているだろう。そういう職場ではやはりイジメが起こり得る。 他にも色々なところに“村社会”は存在するのでは?

元々人間には自分の欲求が満たされるように集団を動かそうとする習性を持っていると思うが、“村社会”では、特定の人間が集団での自分の力を誇示し、存在感や統率力を高めるために、弱い者を攻撃したりすることが置き易いということだと思う。 大人の社会ではイジメまで行かなくても「村のため」「会社のため」「皆のため」「あなたのため」という色々な都合の良い言葉を使って同調、もっと言うと服従を促す。

一方、社会で生きている限り協調することは必要だが、協調・同調・服従の境界に明確な線を引くことは出来ないのだと思う。個人の価値観や置かれた立場で全然違ってくるはず。そこが難しく、一歩間違うと酷いことになるのが人間社会の怖さだと思う。 さらに言えば、協調・同調には個々の人の一定の“我慢”を伴うが、同じことを我慢しても苦痛の程度は人それぞれなので、属する“村社会”が良好な状態か酷い状態かの判断さえ違って来るのだと思う。

そんなことを考えながら観るとこの作品もまた違って観えて来る。
ある意味、ジャパニーズ・ホラーよりよっぽど怖い!

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泣き虫オヤジ

4.0地縁と血縁と社縁

2025年1月26日
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怖い

興奮

難しい

田舎者の自分が言うのもなんだが、
人口の少ない地方ほど世間は狭いし閉鎖的。

新しく入って来た者には基本冷たく当たり、
よそ者とのレッテルは剥がれず、
暮らし辛いこと、この上ない。

噂は高速で広まるし、
お節介や老婆心とは体の良い言葉で、
内調や懐柔の手段の一つに思えてしまうのは穿ち過ぎか。

「郷に入っては郷に従え」は処世術も、
予めそこに住んでいた人たちを基準にした格言なのは明らかで、
新参者の立場など考えてはいない。

そうした田舎の思惑が極大化した時に起こるのが、
本作でも描かれているエピソードの数々。

もっともこの村には、他にも裏があるよう。

ただそれは「麻宮村」との村名や、
前半のかなり早いタイミングで挿入されるワンカットで
鑑賞者はあっさりと見当がついてしまい、
コトが露見しても、
なんの驚きも無いのだが。

『上杉輝道(若葉竜也)』と『長浜杏奈(深川麻衣)』が移住した村へは
一本の長い橋を渡る他に道は無い。

外部からは隔絶され、
自治会長の『田久保(田口トモロヲ)』が村民からの信奉を集めると共に
専横を極める。

彼に睨まれれば、
村内で生きるのが難しい村八分に。

外に出ようとしても、通じる道は一つのみ。
封鎖されれば袋の鼠。

『田久保』が権力を持つようになったのは、
それなりの理由があるよう。

とは言えほとんどの村民は、
彼が全てを仕切ってくれることに安住し、
思考停止に陥っているのも事実。

顔色を窺い、事無かれの姿勢が官憲にまで及んでいることで
その地位はより強固なものに。

不承不承ながら朱に染まろうとする『輝道』と、
抵抗する姿勢を崩さぬ『杏奈』の対比が魅せどころ。

中途までは〔シャイニング(1980年)〕思わせる展開も、
あっさりと翻して見せる。
周囲に教えを請い、手助けしてもらわねば成り立たない農業を生業とする者と、
ネットで外部と直接に繋がっている者との違いが
取り込まれるか否かの境目かもしれぬ。

腹に一物あるのに、それを隠すような笑顔や、
ころころと豹変する村人の態度が不穏な空気を醸す。

神経を逆なでする音楽も流れるものの、
{ホラー}や{スリラー}とのカテゴライズは当たらない。

あくまでも日本の各所で実際に起こっている悲劇を扱った
社会派の一本と見る。

『輝道』と『杏奈』の間に男児が生まれたことに
我が事のように喜ぶ村人たち。

何十年かぶりに村で生まれた子供だとしても、
はしゃぎ過ぎに思える。

地縁も無いし、血縁も無く、
ましてやたった一人では。

アメリカでの「出生地主義」のように
「社縁」を期待しているのなら怖すぎる。

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ジュン一

3.5ヴィレッジルール

2025年1月25日
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知らない間に、嵌まってしまう泥沼って、あるか。蝕まれていく悲劇は、スリラーと言っていい。恐怖が、あと一歩あってもいいかな。

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DnaH

3.0トモロヲの気持ち悪さが光ってた

2025年1月25日
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怖い

難しい

田舎での暮らしに憧れてたイラストレーターの杏奈は、脱サラし農業をしたいと思ってた夫・輝道とともに麻宮村に移住した。子どもはまだか、など、過剰なまでにお節介を焼き、自治会の会長・田久保に絶対服従してた村民たちにうんざりしながらも、2人は田舎での生活を楽しみ始めた。そんな中、杏奈は安定期になるまで口止めしていた妊娠のことまで田久保に報告した夫に対しても次第に不信感を抱くようになっていった。一方、輝道は無理やり酒を勧められ、運転させられた宴席の帰りに人を轢き、田久保に脅され、田久保の影の仕事を手伝うことになった。その後、麻宮村の隠された秘密を知ってしまった杏奈は・・・さてどうなる、という話。

お隣さんに貰ったかぼちゃを捨てるなら、畑に埋めれば肥料にもなるのに、何で生ゴミで出したかなぁ?
そもそも、あんな村にゴミ収集車が来るのだろうか?焼却炉が有るようには思えないから、どこかの自治体に依頼してるのかも。
田久保に絶対服従の村民たちだが、なぜなんだろうとう、というのが1番の疑問だったが、やはり金か、って納得した。
杏奈役の深川麻衣、輝道役の若葉竜也とも安定の演技で良かった。
田久保役の田口トモロヲは口元の演技も含め不気味さが上手かった。

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りあの

3.0蟲(ムシ)はずっとそこいる

2025年1月25日
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田舎でのスローライフを夢見て、都会から村へと移住してきた夫婦が、その村に存在する「掟」に追い詰められていく姿を描いたスリラー。

自分は主人公とは逆に田舎から都会に来たので、昔のことが思い出されます。どこどこで何してたとか、すぐ言われたし。
でも、過干渉がイヤで都会に来たわけではないし、好きなこと、やりたいことが都会にはあるので、しばらくはここで暮らしたいと思います。

田舎には田舎の良さがあるし、描かれたような村が今の日本にあるとは思えない。自分だったら直ぐに引っ越します。
そして村から人間が居なくなっても、ムシはそこに生き続けるのです。

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tnk_san

4.0ミステリーというよりもホラー

2025年1月25日
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ヴィレッジ・スリラーというよりはヴィレッジ・ホラー。

個人的にはそんな感じです。
ホラーというからにはなにかの〝呪い〟があるはず。

では、この映画の場合の呪いの端緒とはいったいなにか?
それは〝守ること〟から始まった。

そもそも何を守るのか。
何のためにそれを守るのか。
誰のために守っているのか。

よくありがちですが、結局のところ、◯◯は俺たちが守っているのだ、と自負する人たちの利益を守るための行為になってしまう。そしてズルズルと利害の感覚が極めて閉鎖的なものになっていく。
当初は狭い地域とはいえ、公的な使命感に支えられていたはずなのに手段が目的化し、それが自分たちを縛る(他者の介在を許さない)呪いとなってしまう。

典型的な呪いのパターンではあるけれど、やはり怖い。
躾のためである、という使命感(そもそも大きな勘違いなのだが)が〝虐待〟に繋がる事例は後を絶たない。
こどもがいい学校に入るためなのだ、という思い込みが正しいことだと勘違いして、学ぶことの楽しみよりも同級生に成績で勝つことばかりに執着し、いつしかこどもの心的苦痛への配慮がなくなってしまう教育熱心な親たち。

ホラーというのは、なにかの歪んだ思い込みが、自分や周囲の人たちへの呪いとなって跳ね返ってくることを思い出させてくれる世の中に必要不可欠な物語なのだとつくづく思う。

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グレシャムの法則

4.0村八分の怖さ

2025年1月25日
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今時村八分というのは少ないとは思うが、高齢者のみの田舎だと意味のわからないルールは存在するもの。
町長が対抗馬なしで無投票で複数回連続当選なんていうのも珍しくなくなってきた。

自然もあり、周りの人も親切というのが表向きで、ある行動で一転というのは現実にもよくあるので、結構怖かった。

深川さんも等身に近い役なのか、非常に感情移入しやすいいい演技だった。

しかし松浦さんの不気味さと言ったら、、

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ダルメシアン07

2.5期待度○鑑賞後の満足度△ 令和版「村八分」…“ありがっさま”…でも映画としてはありがたくない…

2025年1月25日
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①田舎の過疎化、災害時の孤立村落、地方への移住…現代の日本が抱える問題を背景にしたホラー或いはスリラーということなんだろうけど、問題が深刻すぎてエンタメにするのはどうかはと思うし、今の時代では笑えない。

②村の秘密がアレというのも「な~んだ」という感じで弱いし、現代、いくらド田舎とはいえやりたい放題は出来んでしょう。
もう少しファンタスティックな描き方ならまだしもリアリスティクな描き方なので余計怖さよりも不自然さが目立つ。
行政の人たちはどうなの、と思うし。
田舎を知らない都会人が作ったという感じ。

失敗作ですね。

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もーさん

3.5地方移住の良さを描いた「サンセット・サンライズ」を見て、ちょうど対...

2025年1月25日
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地方移住の良さを描いた「サンセット・サンライズ」を見て、ちょうど対局にある田舎の怖さを描く本作に興味を持った。封切り日に直行(笑)

なかなか面白いB級スリラー。なんともオーラのない出演陣(失礼)、それが作品にぴったりマッチ。
小さな違和感からどんどん大きくなっていく恐怖。取り込まれる主人公夫婦。時に怖く、時に行き過ぎて逆に笑えたりも。特にトモロヲ。

スクリーン2座席F-4観客6名21:00からのレイトショー。
今月末までに消化しないといけない鑑賞券が後1つ、何を見よう。

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はむひろみ

4.5これは評価が難しいか…。

2025年1月25日
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今年30本目(合計1,572本目/今月(2025年1月度)30本目)。

 今週(1月4週)はホラー映画が大集結という変わった週ですね…。

 そのうえでこの作品ですが、いわゆる「田舎移住」、あるいは「農業体験」あるいは「農地の有効適用」等と絡めた軽いホラーなのかな…と思いきや、とんでもないところに飛ぶのが???で、まぁちょっとどうだろう…という気がします。ただ、日本映画であり、ホラー映画の扱いとしても背景にある「田舎移住」「田舎の不便さからくるなれ合い」というような部分については触れられていて、単純にネタ扱いできないのもこれまた難しいところ。

 決して駄作ではないのかなと思うし、90分ほどでさくっと見たい方がいらっしゃる層がある点は理解するものの、この作品はちょっと合わなかったかなという印象です。ただ、私がそうであるだけであり、1月4週は前述の通りホラー映画大集結状態なのであれこれ見てこれが良い悪いという観比べてをするのも良いのかなというったところです。

 一応、途中で愛知県警のパトカーがきますが、特に「どこか特定の地域」が想定されているようではないようです(実際、どこかの市町村がエンディングロールでクレジットされているわけではない)。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.2/この映画の後半から登場する「ある植物」について)

 この「植物」を農業用としても植えようとする場合、厚労省から免許を取る必要があります(免許を持っている方が病気だとか出張するという理由だけで無免許者が代わりにできるわけではありません)。 ※ 同取締法

 (減点0.2/心裡留保の第三者対抗要件)

 心裡留保は善意の第三者に対抗できません(相手方には善意無過失まで要求)

 (減点0.2/94条の類推適用論に関する考察が足りない)

 通謀虚偽表示ですが、明確な通謀行為がなくても、この通謀虚偽表示による相手方の保護というのは「外観法理」という考え方があります。つまり、

  1.何らかの理由により、実際と異なる「見かけ」が作出された
  2.その「見かけの作出」に当事者がかかわっており責任がある
  3.第三者がその「見かけの作出によってできたもの」を信じたことについて、事情を知らず、過失がないこと(=善意無過失であること)

 …という条件を満たすなら、94条による明確な通謀虚偽表示がなくても94条の精神の外観法理によって94条の趣旨が類推適用されるケースがあります(いわゆる94条類推適用論)。映画内でこのことが問題になるケースが、上記の「ある植物」の話から結構登場するので、法律系資格持ちは何を言いたいかわからず理解が詰むことになります。
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yukispica

3.5ヒトコワ

2025年1月25日
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13本目。
今週は短めの作品を観ようかとだけど、若葉達也inハウスは、去年もこんな作品あった様な。
観てないから、分かんないけど。
閉鎖的な田舎で、あっち系?ビビるかなと思ってたら、不気味な感じで、的外れ。
いや正直、ホッとしたけど、
ヒトコワ系なのかな。
大麻まで出てきて、オイオイとは思ったけど、それはそこに繋げるためなのか、まあいいけど。
明らかに仕組まれた感じ、不気味な村民。
不安になる女性、大して気にしない男性と、その辺は鉄板だけど、いつ引っ越そうと言うかと思ってたけど、まあ辛抱強い。
でもこの展開、好きではないから、最後スッキリさせてくれなければの思い。
そこは、まあ解消してくれたので、それなりにスッキリと言った所。

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ひで

4.0ヴィレッジ狂宴スリラー

2025年1月25日
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怖い

序盤は「ガンニバル」を彷彿とさせる物々しさ。ポツンと残されている村への移住から始まるストーリー。こういう映画大好きです。

長浜杏奈役の深川麻衣さんは元乃木坂46の方なんですね。知りませんでした。
上杉輝道役を若葉竜也さんが。そういえば大衆演劇のチビ玉三兄弟の方なんですね。
田口トモロヲさんが胡散臭い自治会長の田久保役。
田久保の妻よしこを杉田かおるさんが。笑顔の不気味さが怖かったし演技がめちゃくちゃ上手い。
そして大ファンである松浦祐也さんが重要な役どころの三橋を演じていて出番が多いです。

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よう

2.5造花にひいた。

2025年1月24日
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ホラーじゃなくて限界集落残酷物語。
能登の話かと思うような国からみすてられた村の生き残りと、巻き込まれた若夫婦という最近多いお話。
初めに出てきたアカガネサルハムシで盛り上がったが、本物準備出来ないのは分かるが出来の悪い植物の造花にはがっかりした。
最後に出てきたのは違う種類のハムシだと思う。
大体予想してたことが起きるからそんなに怖くない。
あの花火は楽し過ぎるよ。
田口トモローが定型過ぎたかなと思う。
奥様の深川、追い詰められる過程がかなり良かった。
若葉はいい人感満載でハメられやすい夫好演。

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masayasama

3.0郷に入っては郷に従え

2025年1月24日
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城定秀夫(監督、脚本)×内藤瑛亮(脚本)、そしてキャストについても好みの座組ということで鑑賞を決め、久しぶりに渋谷へ遠征です。ヒューマントラストシネマ渋谷、11時45分の回は思いのほか寂しい客入り。
憧れだった「#田舎暮らし」を始めた輝道(若葉竜也)と杏奈(深川麻衣)。引っ越して早々に遭う隣人、三橋夫妻(松浦祐也&片岡礼子)の様子はどこかおかしな雰囲気。そしてまた、挨拶回りに出ると空き家が多かったりと少々不安になりかけますが、村の中心人物である田久保(田口トモロヲ)に会ってようやく村の新しい住人と認められる二人。自治会や祭りに積極的に参加するなど、コミュニティに溶け込む努力をしていきますが、ちょいちょい村民たちから食らわされる「思わず唖然とする言動」や「度を越した詮索」に戸惑うことも。それでも「郷に入っては郷に従え」。徐々に信頼を重ね、ようやく田舎暮らしも軌道に乗るかと思いきや、、、
外と「一本の橋」でしか繋がらない閉鎖的な山間の村を舞台に、田舎ならではの「絶対的な権力構造」「その田舎だけの独自ルール」「詮索好きで、すぐに噂が広まる」などのネガティブ要素を極度にデフォルメさせ、さらには一歩間違えたら即ディストピアという環境。村民を演じるのは田口さんを筆頭に癖が強めな方が揃っていて、輪をかけて怪しく仕上がっています。
そんな村民たちに翻弄されつつも、絶対に自分を信じることを諦めない杏奈役の深川麻衣さん。私、この方のアイドル時代は全く存じ上げませんが、俳優転身後はコンスタントに映画に出演されていて、しかも主要キャストを演じられることが多い印象。最近の作品は追いつけていませんでしたが、今作の「壊れていく杏奈」の雰囲気はとても印象に残りました。
テーマや設定は、城定さん・内藤さんそれぞれの過去作『ビリーバーズ』、『ミスミソウ』などにも通じていますが、物語の展開にみるアイディアは斬新さもあり、特に終盤に起こる騒ぎからの作品の終わり方は「巧い」の一言に尽きます。とは言え、怖さや派手さは少々弱く、劇場鑑賞必至かと問われれば「否」かな。。悪くはないのですが、もう少しパンチが欲しかった印象です。惜しい。

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TWDera