嗤う蟲のレビュー・感想・評価
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例のラブホは出てくるか?
田舎に移住した若い夫婦が、いびられる話です。
ホラーに分類されているので、そのつもりで見に行くと評価が下がるかも知れません。デヴィット・フィンチャ−の映画は「怖い」より「いやな感じ」じゃないですか。それに、PG12ですよ。
邦画のホラーは、超低予算とか、有名なキャストがでているけど大根なせいで興ざめするとか、怪異の造形が残念な感じとかあるじゃないですか。そうならないようにするには、黒澤清みたいに、種明かししないとか、コメディーに振り切るとか。本作はそれをせずに、普通な映画としてとっています。
十分怪演ができる田口トモロヲ・杉田かおる・松浦祐也がギリギリ押えています。主演の二人の職業も今風の意識高い系にしすぎると鼻白んでしまいますが、根性なしなところがようです。撮影も凝った証明にはせずに、淡々と田舎を切り取っています。衣装もわざとらしさがなく、何か意味を持たせたりしていません(僕がバカで見落としているのかも。)。そのおかげで、一番最後車窓からの映像が揺れるせいで気持ち悪くなってしまいました。単に自動車に乗っているというだけなのに。わざとそういう編集しているならすごいです。
あと、僕はタバコの使い方が下手な映画の評価をすごく落とすのですが、これは意味ある使い方のなので評価できます。
田舎のドラマなのでどこで例のラブホがでてくか期待していました。今回はどうでしょう。無人島の映画ではもちろん出てきませんでしたが。
僕の仕事は田舎に行くと、歓迎された後に、期待を裏切ったといわれて追い出されたりするので、真実味をもって、イヤな気分で見続けることができました。城定監督はどんな映画をとっても本当にうまいなと思います。
人間社会に潜む怖さ
観るかどうか決めるのに一番重要視する要素はキャスティングだが、それには全然魅力を感じなかったが、予告編の怪しげな空気に興味をそそられて観賞。
【物語】
田舎暮らしに憧れたイラストレーター杏奈(深川麻衣)は、夫の輝道(若葉竜也)と共に都会を離れ、辺境地の小さな村、麻宮村に移住する。期待に胸を膨らませて新天地での生活を始めた二人だったが、都会では経験しない村社会の文化に戸惑いを覚える。近隣の住民からしつこく子作りを勧められたり、過剰と思える親切を押し付けられたり、自分たちの生活に強く干渉してくるのだった。
それでも輝道は何とか村の中でうまくやって行こうと自治会長の田久保(田口トモロヲ)や自治会活動に積極的に関わって行くが、杏奈は一見親切に見える田久保がこの村社会で異常とも思える権力を持っていることに気付くなど、次第に居心地の悪さと嫌悪感を募らせていく。
【感想】
これはなかなかでした。
怖い!!
何も知らずに観始めると、一見ヒューマンドラマか社会派作品みたいな感じで始まるが、これはもうスリラーだった。 しかし、霊的とか超常現象とかではない極めてリアルの世界で生み出される恐怖であるところが凄い。村社会ではこんなことが起こってもおかしくないと思わせる。 実際にこういう田舎に住んでいる人は「ここまで酷いことは起きるはずない」と言うとは思うけれど、ひとつ間違えばこういうことが起きるかも? と思わせるところが秀逸。
そういうリアリティーを醸せているのは脚本・演出・役者それぞれが良いからで、拍手を送りたい。
書きながらふと、昔からよく言う“村社会”てなんだ?と改めて考えてみた。 村社会とは以下のような特徴を持つ集団ではないだろうか。少数で構成され、構成員は別の集団に移る選択肢を持たず、かつその集団から追い出されると非常に生き難い環境下にある。 そう考えると実は似たような集団は都会にも存在する。例えば学校のクラス。小集団で、生徒には今のクラスが嫌だから別のクラスに移るという選択権は無く、ハブかれれば学校に行くのも苦痛になる。学校でイジメが起きるのは子供達の未熟さもあるが“村社会”だからではないか。会社の職場にも似たような状況が生まれ得る。 大企業では人事異動による人の流動性もあるので閉鎖的にはなりにくいかも知れないが、小さな会社ではどうだろう? 社長の顔を毎日見るような会社では人の流動性は少ないだろうし、一部の能力の高い人ならその会社を見切るという選択肢を持てるが、多くの人は簡単に別の会社に移ることを選択できないだろうし、クビになったら困ると思っているだろう。そういう職場ではやはりイジメが起こり得る。 他にも色々なところに“村社会”は存在するのでは?
元々人間には自分の欲求が満たされるように集団を動かそうとする習性を持っていると思うが、“村社会”では、特定の人間が集団での自分の力を誇示し、存在感や統率力を高めるために、弱い者を攻撃したりすることが置き易いということだと思う。 大人の社会ではイジメまで行かなくても「村のため」「会社のため」「皆のため」「あなたのため」という色々な都合の良い言葉を使って同調、もっと言うと服従を促す。
一方、社会で生きている限り協調することは必要だが、協調・同調・服従の境界に明確な線を引くことは出来ないのだと思う。個人の価値観や置かれた立場で全然違ってくるはず。そこが難しく、一歩間違うと酷いことになるのが人間社会の怖さだと思う。 さらに言えば、協調・同調には個々の人の一定の“我慢”を伴うが、同じことを我慢しても苦痛の程度は人それぞれなので、属する“村社会”が良好な状態か酷い状態かの判断さえ違って来るのだと思う。
そんなことを考えながら観るとこの作品もまた違って観えて来る。
ある意味、ジャパニーズ・ホラーよりよっぽど怖い!
地縁と血縁と社縁
田舎者の自分が言うのもなんだが、
人口の少ない地方ほど世間は狭いし閉鎖的。
新しく入って来た者には基本冷たく当たり、
よそ者とのレッテルは剥がれず、
暮らし辛いこと、この上ない。
噂は高速で広まるし、
お節介や老婆心とは体の良い言葉で、
内調や懐柔の手段の一つに思えてしまうのは穿ち過ぎか。
「郷に入っては郷に従え」は処世術も、
予めそこに住んでいた人たちを基準にした格言なのは明らかで、
新参者の立場など考えてはいない。
そうした田舎の思惑が極大化した時に起こるのが、
本作でも描かれているエピソードの数々。
もっともこの村には、他にも裏があるよう。
ただそれは「麻宮村」との村名や、
前半のかなり早いタイミングで挿入されるワンカットで
鑑賞者はあっさりと見当がついてしまい、
コトが露見しても、
なんの驚きも無いのだが。
『上杉輝道(若葉竜也)』と『長浜杏奈(深川麻衣)』が移住した村へは
一本の長い橋を渡る他に道は無い。
外部からは隔絶され、
自治会長の『田久保(田口トモロヲ)』が村民からの信奉を集めると共に
専横を極める。
彼に睨まれれば、
村内で生きるのが難しい村八分に。
外に出ようとしても、通じる道は一つのみ。
封鎖されれば袋の鼠。
『田久保』が権力を持つようになったのは、
それなりの理由があるよう。
とは言えほとんどの村民は、
彼が全てを仕切ってくれることに安住し、
思考停止に陥っているのも事実。
顔色を窺い、事無かれの姿勢が官憲にまで及んでいることで
その地位はより強固なものに。
不承不承ながら朱に染まろうとする『輝道』と、
抵抗する姿勢を崩さぬ『杏奈』の対比が魅せどころ。
中途までは〔シャイニング(1980年)〕思わせる展開も、
あっさりと翻して見せる。
周囲に教えを請い、手助けしてもらわねば成り立たない農業を生業とする者と、
ネットで外部と直接に繋がっている者との違いが
取り込まれるか否かの境目かもしれぬ。
腹に一物あるのに、それを隠すような笑顔や、
ころころと豹変する村人の態度が不穏な空気を醸す。
神経を逆なでする音楽も流れるものの、
{ホラー}や{スリラー}とのカテゴライズは当たらない。
あくまでも日本の各所で実際に起こっている悲劇を扱った
社会派の一本と見る。
『輝道』と『杏奈』の間に男児が生まれたことに
我が事のように喜ぶ村人たち。
何十年かぶりに村で生まれた子供だとしても、
はしゃぎ過ぎに思える。
地縁も無いし、血縁も無く、
ましてやたった一人では。
アメリカでの「出生地主義」のように
「社縁」を期待しているのなら怖すぎる。
トモロヲの気持ち悪さが光ってた
田舎での暮らしに憧れてたイラストレーターの杏奈は、脱サラし農業をしたいと思ってた夫・輝道とともに麻宮村に移住した。子どもはまだか、など、過剰なまでにお節介を焼き、自治会の会長・田久保に絶対服従してた村民たちにうんざりしながらも、2人は田舎での生活を楽しみ始めた。そんな中、杏奈は安定期になるまで口止めしていた妊娠のことまで田久保に報告した夫に対しても次第に不信感を抱くようになっていった。一方、輝道は無理やり酒を勧められ、運転させられた宴席の帰りに人を轢き、田久保に脅され、田久保の影の仕事を手伝うことになった。その後、麻宮村の隠された秘密を知ってしまった杏奈は・・・さてどうなる、という話。
お隣さんに貰ったかぼちゃを捨てるなら、畑に埋めれば肥料にもなるのに、何で生ゴミで出したかなぁ?
そもそも、あんな村にゴミ収集車が来るのだろうか?焼却炉が有るようには思えないから、どこかの自治体に依頼してるのかも。
田久保に絶対服従の村民たちだが、なぜなんだろうとう、というのが1番の疑問だったが、やはり金か、って納得した。
杏奈役の深川麻衣、輝道役の若葉竜也とも安定の演技で良かった。
田久保役の田口トモロヲは口元の演技も含め不気味さが上手かった。
火サスの再現Part
『実はこうだったんです』での振り返りパートは必要だったのかどうか... 観客には親切に説明しているのでそれはそれで真摯なのだが、何だか古臭さが鼻につくような感じがしたのは自分だけ?
『敵』でもそうだったが、古い家父長、男尊女卑的因習にドロップキックを喰らわせるのは良し! ヤフーニュースでダイヤモンド社の解説員が、metoo運動に於いて却って男女間の協力関係が阻害されてしまった解説をしていたが、ま、自分も含めて世のオジサン達は存在だけで無価値なのだから早く滅んで欲しい気持である(自分もねw)
蟲(ムシ)はずっとそこいる
ミステリーというよりもホラー
ヴィレッジ・スリラーというよりはヴィレッジ・ホラー。
個人的にはそんな感じです。
ホラーというからにはなにかの〝呪い〟があるはず。
では、この映画の場合の呪いの端緒とはいったいなにか?
それは〝守ること〟から始まった。
そもそも何を守るのか。
何のためにそれを守るのか。
誰のために守っているのか。
よくありがちですが、結局のところ、◯◯は俺たちが守っているのだ、と自負する人たちの利益を守るための行為になってしまう。そしてズルズルと利害の感覚が極めて閉鎖的なものになっていく。
当初は狭い地域とはいえ、公的な使命感に支えられていたはずなのに手段が目的化し、それが自分たちを縛る(他者の介在を許さない)呪いとなってしまう。
典型的な呪いのパターンではあるけれど、やはり怖い。
躾のためである、という使命感(そもそも大きな勘違いなのだが)が〝虐待〟に繋がる事例は後を絶たない。
こどもがいい学校に入るためなのだ、という思い込みが正しいことだと勘違いして、学ぶことの楽しみよりも同級生に成績で勝つことばかりに執着し、いつしかこどもの心的苦痛への配慮がなくなってしまう教育熱心な親たち。
ホラーというのは、なにかの歪んだ思い込みが、自分や周囲の人たちへの呪いとなって跳ね返ってくることを思い出させてくれる世の中に必要不可欠な物語なのだとつくづく思う。
【”閉塞感溢れる共助の村。”今作は異様に不穏で物凄く気持ち悪くてどんどん嫌な気持ちになる作品です。”この作品を気に入った私は○○吸いすぎですか?””ハイ、そうです、逮捕します。””ありがっさま!”】
ー 私は、若葉竜也さん出演作に外れなしと思っている。
更に、城定秀夫監督作品は、ほぼ好きである。
世間的には「アルプススタンドのはしの方」や「愛なのに」等の評価が高いが、「性の劇薬」なども映画館の椅子から仰け反った程ナカナカだと思っている。(但し、あるレビュアーさんからは、”配信で観ようとして、即消した!”と言われてしまった・・。)
そして、今作も大変に気に入ったのである。ー
■脱サラして愛知県の東三河(多分)の田舎に移り住み無農薬栽培を始めたテルミチ(若葉竜也)と、イラストレーターの妻アンナ(深川麻衣)。
夫婦別姓の表札を、新しい家の門柱に掛けて、希望に溢れて住み始める。そして、村を仕切る田久保(田口トモロヲ)と、妻(杉田かおる)に挨拶に行き、歓待される。が・・。
◆感想<Caution!内容に触れています!&物凄く嫌な気持ちになったシーン>
・田久保の一見爽やかな笑顔が気持ち悪い。で、そこからのミツハシ(松浦裕也)に対する陰湿な数々の苛めの際の表情のギャップ。ミツハシへの村人たちの苛めのシーンも嫌だなあ。と、気持ち悪い三河弁らしき言葉。
ー 確かに、手筒花火は豊橋の奇祭だが、ハッキリ言って、アンナ三河弁はない。が、妙に作品の雰囲気に合っている。ー
・村人たちのミツハシに対する苛め(子供が出来ないよそ者だからだろうか。)が原因と思われるミツハシの妻(片岡礼子)の幽鬼の様な表情と、黙々と花壇に水やりする姿。
・村人たちが宴会で、テルミチ夫婦に早く子供作れだの、同じ姓にしろだの言って来る所が物凄く嫌!テルミチ、夫だったら怒れよな。あー、苛苛する。で、アンナの顔も怖い。
・田久保の妻がテルミチの家に、ズカズカと入って来てテルミチ夫婦に漸くできた赤ちゃんに勝手にミルクを飲ませる所。私は男だが、凄く嫌!やめてくれ!
・村の集まりでテルミチ夫婦に矢鱈と食べ物を勧めたり、酒を無理やり飲ませるシーンも嫌だなあ。
ー で、テルミチは田久保の計略に嵌り、道路に”寝ていた”ミツハシを轢くシーンも嫌!けれども、そのからくりが後半に描かれる所は、田久保の人間としての嫌らしさが良く分かる。で、テルミチ、断っていたハッパの栽培をする事になる。嫌だなあ。-
・テルミチ家の空に、矢鱈とカラスの群れがぎゃぎゃーと鳴いて飛んでいるシーンも嫌。で、ミツハシの葬式の後に妻はテルミチ夫婦の家の前の木で首を括る。
<けれども、田久保に村に取り込まれた情けないテルミチが、手筒花火の大花火を任されるシーンと、その前にアンナが密かに行っていた事は中々でした。
そして、テルミチが逃げようとしたアンナの脚に縋りつく田久保をハンマーで、殴り殺してアンナを逃がすシーンからの、夜道に車を運転しながらアンナが浮かべた気持ち悪い笑顔。あれは、ダラシナイ旦那と村を壊滅させた満足気な表情だろうな。
彼女の車と逆方向に走って行く多数のパトロールカーが擦れ違うシーンは、シニカル極まりないシーンでありました。>
村八分の怖さ
期待度○鑑賞後の満足度△ 令和版「村八分」…“ありがっさま”…でも映画としてはありがたくない…
ありがっさま!
私はネオンから離れられない都会っ子なので、田舎暮らしは無理です(°▽°)
自給自足に近い生活なんて出来るスキルはありません(°▽°)
不便を楽しめない泣いちゃう。
フライヤーには
「スローライフで、笑顔溢れる理想の田舎移住」なんてコピーがありますが、全然惹かれない。ごめんなさい。笑顔溢れない(°▽°)
でもコロナ禍から働き方も大きく変わり、職種によっては毎日出社しなくても良くなったり、リモートでどこにいても仕事が出来る世の中になってきています。
現実でも田舎へ移住する若い方も多いもよう。。
そして田舎暮らしの大変さ=プライベートなんてナシよ♪の濃密な人間関係、反対に排除され疎外感を感じる。。
なんて事もあるようだし、加えて、物理的な不便さ、自然の厳しさなどなど、現実は難しい。田舎を甘く見て挫折。。
トラブルも多いみたいです。
そんなニュースも見たりしました。
本作も
田舎暮らしに憧れるイラストレーターの杏奈(深川麻衣ちゃん)と脱サラ夫・輝道(若葉君)が都会を離れ"麻宮村"に移住してくる
with大型犬。
最初は"スローライフ"を満喫していた2人だが、徐々に雲行きは怪しくなって。。いうお話し。
まず、設定もストーリーも割とよく見る、
あるっちゃあるお話しなので、新鮮味はありませんでした。
予想もつくし、観ていると先も想像出来るしその通りにはなるw
大きなオリジナル箇所といえば、
迫力がある花火のシーンが見物だったり
(後に繋がる"嗤う蟲")
まさか?!の○○栽培
(え、そっち?!)とかありますが。。
よく葉っぱ見ただけでソレと分かるなぁ〜ってオドロイタデス(´ཀ`)
で、予想通りソレ関係に巻き込まれていくのですが。。
若葉君は、最近深みのある良いお顔になってきたな〜って思っていたのですが、それでも
"良い人"ってのが滲み出ちゃっていて、やっぱり巻き込まれちゃう、やっぱり騙されちゃう輝道がぴったりでしたw
夫婦別姓についてや「赤ちゃんまだなの早く作れ」のくだりから、もう早くこんな所出て行けば良いのにー!ってイライラするけど、そこですぐ行動に移せたら映画にならない。
だからモタモタしているのをイライラしながら見続けるしかない。
待望ーーーー!!の赤ちゃん誕生なのに、
夫婦"だけ"が喜ぶ余裕が無さそうで、幸せそうに見えなくてなんだか哀しい。
女は、出産後は崩れたホルモンと闘いながら、髪の毛ゴッソリ抜けながら張ったおぱいがイタイイタイも我慢して、家事もこなしながら初めてだらけの子育てに立ち向かうのです。
自分の事なんて二の次になるし、杏奈のように、出産・子育てを理由に、やっと軌道に乗ってきた仕事を諦めたくない想いも分かる!
田久保(トモロヲ)やよしこ(杉田かおるさん)などに干渉されながら仕事と育児で大変さは倍になる。
それなのにーーー!!
毎日杉田かおるはキツいってーー!!!!
ストレスMAXだよぉーー!!!!
輝道ちゃんと断らないとダメだし、あの発言は1発アウトです!
お前の子供でもあるんだぞぉー!!
しかもその後アイツやりよったよね!!!
はい離婚確定です。
杏奈ちゃん可哀想過ぎる!
まさか「#田舎移住」で夫婦としての底力が試されるなんて思いもしなかったでしょうね。。
杏奈ちゃん。
せっかく逃げられたと思ったのにてんてんてん。。
そこからも色々あって大変なんですが
(あっ!なんかかんかあってw)
杏奈が輝道を連れて行く選択をした事にホッとしたり、えーーー!!って思ったり。。
だけどお情けはソコまでで、今後たぶん捨てられると思います。
はい捨ててい〜です。
フライヤー2パターン。
特にトモロヲどアップverが特に良くって、
閉鎖的な田舎で巻き起こる〈狂宴〉スリラーを期待していたので、もう一つ欲しかった印象。
もっと禍々しいのが見たかった。
田久保が村人はじめ、輝道をも取り込んでいく様子は中々面白かったし、巧く展開していったとは思うが、もっとヒトコワが欲しかった。
私の耐性が付き過ぎてしまっているのか、
こわわ〜〜!!!ってなりたかったのに、結局全て、犯罪を隠蔽する為の行動に繋がるので、ふーーーんって感じでした('◉⌓◉’)
そしてラストの杏奈のニヤリや
なんとか虫のカットは蛇足だったと思いました。
役者さんは皆さん好演で、特にあまり認識していなかった深川麻衣ちゃんが素晴らしかったです。
輝道を見下す視線が良かったですw
私が知らないだけカモですが、これからもっと活躍して欲しいです。
チェックしていきたい俳優さんを発見できたのが収穫〜♪
地方移住の良さを描いた「サンセット・サンライズ」を見て、ちょうど対...
面白いじゃないか
大好きな城定監督&若葉竜也、んでキャストも田口トモロヲや松浦さんとか出てたので即観に行きました◎
私は閉鎖的村系ホラーやご近所・コミュニティトラブル系ジャンルが本当にムカつくので割と敬遠しがちなんですが、たまにラストがスカッと終わるやつもあるのでそれも期待しつつでした。(でも、数日間引き摺るようなトラウマ系胸糞系の場合もあるので、それもびくびくしつつ…。)
結果観たら、ちゃんと面白いのに、(私的に)やり過ぎてもない感じで、まぁ何度も罵声浴びせたいようなムカつく展開はあったのですが、この作品は「ただ気持ち悪くする」とか「ただ胸糞展開にする」とか浅はかに観客にこういうの観たいんでしょみたいな作りにはしてなく、ちゃんと主人公夫婦も村人も、人間らしさや性格などがあって、2人の背景も村の歴史・背景もあった上でそれぞれの思いや行動がありそこは良かったです。
竜也くんの役はどんどん村に取り込まれてく役で、これまで普通の人の役、いい奴の役とか人殺し役、会社のヤな奴の役などどんな役演っててもやっぱこの人好きやと思ってたけど、こういうやばい土地に来た時に取り込まれてっちゃう役は嫌だなぁと思った笑。それがあるから村系作品は怖く、その怖さが良いとこでもあるんだろうけど…。深川麻衣演じるその妻であり主人公は村の違和感をずっと感じて反発しようとする思いがあって…。でもこういう人って観てる側からするとただただどんどん被害者に、それこそ村八分になっていって、主人公目線でどうしても観ちゃうこちら的にはキツいなあとなってくんだけど…。この子はちゃんと頭良い行動起こせる人だったので、私の数日間の引き摺り不安は払拭されました。まじ良かった…。
田口トモロヲ演じる、実質村を牛耳る田久保さんがこの作品の肝であり怖さを作ってる重要人物。初めてポスターを見た時は、邦画好きなら誰もが思う、冷たい熱帯魚のでんでん?!って感じでゾクゾクわくわくした。結果あのでんでんほどの怖い人ではなかった(別にバラバラ殺人してる系の人じゃなかった)。でも田久保さんを演じるのが田口トモロヲで良かった。田久保さん嫌だったけどさ…笑。怖い役って演技上手い人が演らないと、お笑いになり過ぎちゃう場合があるから。
※↓この辺からは作品の直接的な感想ではなく過去に観た映画などを交えながらの独り言みたいな感想です※
若葉竜也×深川麻衣は、みんな大好きわたしも大好きな映画・愛がなんだのモヤモヤした関係の2人を演じてた2人だったので、この共演は嬉しい。あの映画から6年も経ってるのにナカハラ君結ばれてるやん、な感慨深い気持ちだった笑。嗤う蟲が激毒トラウマ級だったら愛がなんだを見返して心を落ち着かせようとか思ってたくらい。田口トモロヲの田久保さんは、見た後、植物男子ベランダー見返して心落ちつかせよ…とは思った笑。
松浦祐也良いねぇ、松浦祐也の良いところが出てる役どころだった。可哀想な役ではあったけど…。松浦さん片岡礼子夫妻も、あの村の被害者だったしね。つらかった。片岡礼子といえば、同じ村系の「楽園」にも出てたなぁと思い出した。「楽園」はスカッとが無く好きな作品にはならなかったけど、この「嗤う蟲」は主人公のお陰でこちらも助かったよ…。(この作品を観て数日後に発表された深川麻衣主演作。若葉竜也も片岡礼子も出てる…嬉しい)
好きな監督が撮って好きな人たちが出てる映画。ちゃんと面白くて、怖いけど塩梅も良く、観れて良かったです◎
これは評価が難しいか…。
今年30本目(合計1,572本目/今月(2025年1月度)30本目)。
今週(1月4週)はホラー映画が大集結という変わった週ですね…。
そのうえでこの作品ですが、いわゆる「田舎移住」、あるいは「農業体験」あるいは「農地の有効適用」等と絡めた軽いホラーなのかな…と思いきや、とんでもないところに飛ぶのが???で、まぁちょっとどうだろう…という気がします。ただ、日本映画であり、ホラー映画の扱いとしても背景にある「田舎移住」「田舎の不便さからくるなれ合い」というような部分については触れられていて、単純にネタ扱いできないのもこれまた難しいところ。
決して駄作ではないのかなと思うし、90分ほどでさくっと見たい方がいらっしゃる層がある点は理解するものの、この作品はちょっと合わなかったかなという印象です。ただ、私がそうであるだけであり、1月4週は前述の通りホラー映画大集結状態なのであれこれ見てこれが良い悪いという観比べてをするのも良いのかなというったところです。
一応、途中で愛知県警のパトカーがきますが、特に「どこか特定の地域」が想定されているようではないようです(実際、どこかの市町村がエンディングロールでクレジットされているわけではない)。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.2/この映画の後半から登場する「ある植物」について)
この「植物」を農業用としても植えようとする場合、厚労省から免許を取る必要があります(免許を持っている方が病気だとか出張するという理由だけで無免許者が代わりにできるわけではありません)。 ※ 同取締法
(減点0.2/心裡留保の第三者対抗要件)
心裡留保は善意の第三者に対抗できません(相手方には善意無過失まで要求)
(減点0.2/94条の類推適用論に関する考察が足りない)
通謀虚偽表示ですが、明確な通謀行為がなくても、この通謀虚偽表示による相手方の保護というのは「外観法理」という考え方があります。つまり、
1.何らかの理由により、実際と異なる「見かけ」が作出された
2.その「見かけの作出」に当事者がかかわっており責任がある
3.第三者がその「見かけの作出によってできたもの」を信じたことについて、事情を知らず、過失がないこと(=善意無過失であること)
…という条件を満たすなら、94条による明確な通謀虚偽表示がなくても94条の精神の外観法理によって94条の趣旨が類推適用されるケースがあります(いわゆる94条類推適用論)。映画内でこのことが問題になるケースが、上記の「ある植物」の話から結構登場するので、法律系資格持ちは何を言いたいかわからず理解が詰むことになります。
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ヒトコワ
13本目。
今週は短めの作品を観ようかとだけど、若葉達也inハウスは、去年もこんな作品あった様な。
観てないから、分かんないけど。
閉鎖的な田舎で、あっち系?ビビるかなと思ってたら、不気味な感じで、的外れ。
いや正直、ホッとしたけど、
ヒトコワ系なのかな。
大麻まで出てきて、オイオイとは思ったけど、それはそこに繋げるためなのか、まあいいけど。
明らかに仕組まれた感じ、不気味な村民。
不安になる女性、大して気にしない男性と、その辺は鉄板だけど、いつ引っ越そうと言うかと思ってたけど、まあ辛抱強い。
でもこの展開、好きではないから、最後スッキリさせてくれなければの思い。
そこは、まあ解消してくれたので、それなりにスッキリと言った所。
ヴィレッジ狂宴スリラー
期待してなかったけどかなり良かった!今のところ今年No. 1
深川麻衣さんと若葉竜也さん主演でどちらも好きな俳優さんだったので見てみました。
予告のイメージからは村の奇祭とか呪いとかに巻き込まれて人が殺されていくのかなとか思ってたらまさかの年寄りたちが大麻栽培して生活してるイカれた村って展開でびっくり(笑)
ストーリー的にはサクサク進んでいくのでダレることもなく見やすい作りになってます。
なんとなく最後の展開はやっぱそうくるよなーと自分は読めてしまいましたが、最後のオチ的にもあれで良かったんじゃないかなと思いました。
深夜帯のTBSのドラマとかでやったらウケそうなテイストだなーなんて思って見てました。
今年は年明けの邦画作品がどれも不作の年だなーなんて思ってたのですがこの作品はかなり良かったです。
最近の大衆向け大型作品は結構上映時間が長くてだいたい途中でウトウト居眠りしがちですが、この映画は久々にずっと釘付けで見ることができました。
とにかく田口トモロヲさんのイカれたクズ野郎の悪役ぶりが最高すぎました!
あとめっちゃ嬉しかったのが三橋役の俳優さん!去年見た十一人の賊軍の三途役をやってた方で、あの時めっちゃ気になってた俳優さんだったので今回わりとがっつり出てきてやはり最高の演技でした!ちょっとかもめんたるのう大さんぽくて何かめっちゃ気になる俳優さんです。地面師のじいさんみたいにこれから重宝されるんじゃないかなと密かに期待しています。
ホラーというかサスペンスというか
それ系が好きな方にはぜひオススメです!
そもそもさあ、
あの2人は田舎暮らし向いてないよね。まずどんな村かを調べてなさそうだし、何度か下見に行ったりしてる?田舎にプライベートなし、って感覚覚悟してないよね?奥さんは最初から村人煙たがってるし。旦那も「無農薬野菜」にこだわるとかいってあっけなく農薬散布するし。無計画すぎる!向いてない。
だから最初から村人達が怪しいというムードを匂わすのはなんか違う気がした。少なくても受け入れてくれているよね。
大麻栽培も合法と言ってるのに、変なイメージでダメだと決めつけるし。最終的に大麻の違法と村人殺しで悪役認定されるわけだけどさ。なんか釈然としない。しかもあんな風に暴露したら、取引先の悪党たちに追い込まれるって可能性考えないの?変な正義感振りかざすけど、旦那は大麻吸ってるし、飲酒運転して、その時点でダメでしょ?奥さんだって子ども産まれたら実家に帰ればよいじゃん。なんか、最初から村人が悪役確定路線なんで、冒頭の歓迎ぶりもただわざとらしいだけな感じだった。最後の奥さんの「ニヤっ」もわからないし、ラストの虫も意味ありげだけど何もないよ。
最後までちゃんと観れたけど、後味悪かったなあ、悪い意味で。
2025年劇場鑑賞4作品目
全92件中、61~80件目を表示