「ここは治外法権」嗤う蟲 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
ここは治外法権
脱サラし田舎のある村に引っ越してきた夫婦が、親切にされるもどこか不気味な村人に違和感を覚え、そして…といった物語。
お化けより生きた人間の方がよっぽど怖い…なんてよく言いますが、まさにそれを絵にかいたような作品。実在する限界集落の不気味な風習とか、都市伝説的な話をYouTubeとかで観るのが好きなのでちょっと期待。
何をするにも相談する必要がある偉い人。人里離れた村は実際にこういうことがよくあるのでしょうか…?越してきた若い二人に必要以上に関わってくる人達。おっしゃる通り、おめでとう、じゃなくてありがとう、なのはちょっとトリハダモノでしたね。
最初はちょっと親切を通り越したお節介な人達…といった感じだったが、どんどんとヤバさが滲みだしていき…。
哀しきかな、俗世を離れた小さなコミュニティでは調和しないと村八分…は現実なのか。少しでもその歯車から外れればお庭にゴミだらけ。気持ち悪すぎる。
とは言え、現実ならこれで充分ヤバいが映画作品としてはもうちょっとエグさがあっても良いのかなと思いつつ、人の怖さと胸糞悪さを感じられる作品だった。
…最後はなんの描写だったのかな?
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