「荒唐無稽過ぎて」花まんま みらさんの映画レビュー(感想・評価)
荒唐無稽過ぎて
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正直、鈴木亮平でなければ見ないジャンル。原作は未読のため、どのようなストーリー運びか存じ上げないがそもそも論「他人の記憶が入り込んだ」と言う荒唐無稽な設定は好きではない。関西を前面に出すあまり、ステレオタイプの関西過ぎ。今どきの若い人はヒョウ柄パンツなんか履くんですかね。ただ、ウイカさんの演技は予想以上に良かった。有村架純はヒロインだけど、表現力の問題か存在感無さすぎ。兄ばかりが走り回って、イライラして、泣いてるだけで終わった感じ。皆さん痛く感動したらしいので、自分の感覚が違うのかも知れないが。
娘の記憶を持ったって知らない人が訪ねて来たら、普通「は?」ってなります。何故にあんなに受け入れるのか。父親には図々しさまで感じました。結婚式当日、いきなりゲストが3人増えてよく席が用意できたこと。ここまで来ると作り物感満載。式は通常2時間で終わらせないといけないので、段取りもあるもんでしょ。鈴鹿央士をキャスティングしたのは何故か。研究者にしては若過ぎる。学生なら分かるけど。鈴木亮平は大阪の下町の労働者を演じていて、他の役とは顔つきまで変わりさすがの表現者だと思ったけれど、普通の人を普通に演じるのはまだ早いかな、と思った。今や売れっ子過ぎて特殊な役が多いせいかも知れないが、普通感を出そうとしているのが垣間見えてしまった。柄本明さんくらいの歳になれば出来るのかな。役者とは大変なお仕事です。
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