花まんまのレビュー・感想・評価
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いま大切な人に贈る小さな花のお弁当
予告編から絶対に観ようと楽しみにしていた本作品。原作は2005年第133回直木賞を受賞した朱川湊人さんの短編小説だということですが、なんの下調べもなしで鑑賞しました。思ったのと少し違う展開でしたが、タイトル「花まんま」の意味もしっかり回収、ラストはこれでもかと涙腺を刺激してくる展開に思わずホロリでした🥲ファンタジー要素をよくもこれほどすんなりと現実に落とし込んだものだと感心しました。前世の記憶とか自分の中に他の誰かを感じるとかそういう世界仰天ニュース的な非科学的なこともあながち全くなしではないのかもしれません🤫
フミ子の婚約者で動物行動学者の中沢太郎役の鈴鹿央士くんいい味出してました。カラスと会話できるとか、オモロ過ぎるでしょ🤫爆発した髪型で助教授感だしてましたが、ラストの結婚式のシーンで男前まるバレでしたね。また俊樹の幼なじみでお好み焼き屋「みよし」の看板娘を演じたファーストサマーウイカさんもいいですね〜。そのへんにいる大阪のお節介姉ちゃんやらせたらピカイチですね👏兄鈴木亮平さんとの明るいハッピーエンドが予想される流れで安心できました。鈴木亮平さんの熱い演技も予想通り。妹役の有村架純さんも奇妙な記憶と秘密を抱えた難しい役どころをナチュラルに演じ切りました。最後の透明感ある花嫁姿は眼福以外のなにものでもありません!ほんとに綺麗すぎました😍
観て損はない良作な映画だど思いますので、感動作がお好きな方はぜひ映画館へ足をお運び下さい♪
優しくて愛に溢れた世界に心が洗われた
華金の夜、仕事終わりに鑑賞。感動で泣き腫らした目を、心地よい風で冷やしながら帰る幸福感たるや!
今週も頑張った!と週の終わりに見るにはぴったりな、多幸感溢れる作品だった。
ファンタジー要素は強めで、泣かせにくる演出に冷めてしまう人は向かないかもしれないけれど、細かいことなんてどうでもよくなるぐらい、出演されている皆さんの演技がすごく良かった!
そして出てくる登場人物たちがみんな良い人しかいなくて、心があたたかくなる。
何をやらせてもその役にしか見えない鈴木亮平さんは、今回も真っ直ぐすぎて感情的だけど憎めない兄やん役にぴったりハマっていて最高。
有村架純さんも、芯が強くただ複雑な状況にいる妹役がお見事で、この2人の演技のぶつかり合いで見えてくる兄妹の歴史が、物語に深みを増していた。違う方ならあっさりしたものになってしまっていたかもしれない…。
またこの2人の幼少期を演じられた子役の2人が、これまたすごくて、可愛いのと演技のうまさに衝撃を受けた…すごすぎた。
見る側によって感情移入をしてしまうキャラクターが変わってくる作品だけど、誰に感情移入しても感動してしまうと思う。
私も妹がいるので、兄やんの悔しい気持ちがわかりすぎて泣けた。私も同じ立場なら同じように思うと思う。かと言って繁田一家の気持ちもすごくわかる。誰も悪いことはしていなくて、愛で動いていることがわかるからこそ切なかった。
喪失からの再生、愛のバトン、支え合うことの素晴らしさ、優しい世界の物語に心が洗われる作品だった。
記憶に関する設定に思うことなど
本作については当サイトの新作評論枠に寄稿した。そこでの切り口や字数の都合上、言及できなかったことをこちらで書いてみる。ラスト近くの感情を揺さぶる部分、涙を誘うシーンについての言及もあるので、未見の方はできれば鑑賞後に再訪していただけるとありがたい。
物語をごく短く紹介するなら、幼少期によみがえった前世の記憶を抱えたまま成人し近く結婚する妹と、早くに他界した両親の代わりに妹を養い見守ってきた兄の話。現在進行形で語られるパートはほぼ映画のオリジナル、回想される幼少期のエピソードは朱川湊人の原作小説に基づく(より詳しい作品成立過程は評論のほうで解説した)。
前世の記憶という、既存の科学では説明できないものの、古今東西いくつもの実例が報告されてきた、ファンタジーとリアルの中間に位置するような事象を扱っている。ファンタジックな大人のおとぎ話と割り切るなら合理性や納得感を論じるのは野暮だが、現実に起こりうるかもしれない話だと考えると、映画で創作されたストーリーで気になる点がある。
気になるのは、記憶と人格をめぐる設定のあいまいさだ。妹・フミ子は小学校に上がる前の頃、事件で犠牲になった20代女性・繁田喜代美の記憶を取り戻した。映画のワンシーンで、危篤の喜代美と母胎内のフミ子が病院ですれ違った瞬間、成仏するはずの喜代美の魂が(手違いで)フミ子の中に移ってしまったと説明される。ただし、喜代美の記憶がよみがえってからも、それまでのフミ子としての記憶を保ったままなので、フミ子の人格のなかに自身の記憶と喜代美の記憶が並存していると考えるのが自然だろう。
比較対象として、村田椰融の漫画でドラマ化・アニメ化もされた「妻、小学生になる。」が参考になる(次の段落以降で結末に触れるのでご注意)。10年前に妻・貴恵を亡くした主人公・新島圭介の前に、貴恵の生まれ変わりだという小学生の白石万理華が現れる話。万理華のなかで自身の人格・記憶と貴恵の人格・記憶が切り替わる設定で描かれていて、万理華が自分の人格を取り戻すと、目の前にいる圭介が見知らぬ大人に映っておびえてしまう。旧呼称の多重人格障害、現行の用語で解離性同一性障害に近い状態と考えるとわかりやすい。
これら2つのストーリーは、エンディングに向けて似た経過をたどる。映画「花まんま」では、結婚を控えたフミ子のなかで喜代美としての記憶が薄れていく。「妻、小学生~」では、万理華のなかで貴恵の人格でいる時間が次第に減っていく。
どちらのストーリーでも、ラスト近くで前世の魂は現世の肉体を離れ、それとともに前世の家族との記憶も失われる。「妻、小学生~」の場合、人格・記憶が切り替わる設定であり、貴恵の人格のときに経験した記憶を万理華は知らないため、この結末はより合理的で、納得感がある。だが一方、「花まんま」ではフミ子の人格のなかに自身の記憶と喜代美の記憶が並存している、つまり成人してから繁田家の家族に会いに行ったことなどもフミ子の人格が記憶しているはずなので、喜代美の魂が失われたからといって繁田家に関するすべてを覚えていないのは整合性の点で難がある。おそらく映画の作り手は花嫁のフミ子が喜代美の父を見知らぬ来賓として接するくだりを、涙を誘うシーンとして描いたはずだが、記憶と人格をめぐる設定のあいまいさが引っかかってしまうのだ。
これは私見で、好みの問題でもあるが、映画オリジナルの創作パートで、フミ子のフィアンセがカラスと会話できるというジャンル違いのファンタジー要素を足したりせず、魂の転生と前世の記憶という原作小説から引き継いだ主題をもっと深掘りするべきだったと思う。朱川湊人の短編集「花まんま」に収められた各話はおおむね、身近な人を亡くした登場人物らが不思議な経験をする話、死者の霊や魂の存在を示唆する奇譚だ。原作で示された死生観を映画がさらにつきつめ、観客に命や人生について新たな視点で向き合うことを促すような展開になっていたらと惜しまれる。
とはいえ、そこらあたりを深掘りしすぎると、観念的で難解になり、大衆受けせず興行的に振るわないリスクも出てくる。多額の資金を投じて製作する以上、より幅広い層が感動しやすい話に仕立てることが優先されたのだとしても、それはそれで理解できる。長々と書き連ねたが、つまるところ、好みは人それぞれなのだ。
愛溢れる、温かい映画
転生物としてはありがち。でも感動するか。周りで泣いて者も。
花まんま食べた~い⁉️
鈴木亮平が。。。
鈴木亮平の演技は素晴らしいのだけれど
どうしても、東大阪の工場で働く兄ちゃんには
見えません
シュッとしすぎ。。。
別のドラマの影響か、お医者さんが
工場で働いてんのかと、思ってしまう😅
気になったのは、そこだけで
作品としては、とても良かった
私は、silent以来の鈴鹿央士くん推しですが
今回も、優しくて、ちょっと素っ頓狂で
大真面目なところが素晴らしい役を
魅力的に、演じていて
さらに好きになりました
そして、このところ、別の女優さんの
映画公開間近にして
ありえない数々を思い出し
有村架純ちゃんのプロとしての矜持を
感じました
当たり前ですが、私生活がダブることなく
有村架純ちゃんは、ヒロインにしか
見えません
花嫁姿で、涙する姿が演技とは思えないほど
リアルで、
実生活でも、有村架純ちゃんに
幸せになって欲しいなぁ
と、思いました
泣ける要素があるんで涙もろい人は泣けます
両親を早くに亡くして兄妹2人、そんな妹の結婚式までのお話しで泣けないはずがない
そこに前世?の記憶で妹にはもう一つの家族がいる。
前夜の夢で決心ついて、迎えに行ったあたりから涙が止まらない
最後の方でだよね、絶対だよ、ほら見てみろと涙腺に追い打ちをかけられてエンドロールは涙で観れなかった
カラスで笑い、兄妹に泣かされ、大変良い映画でした
キレイな映画
タイトル通り、キレイな映画でした。
有村架純もキレイだし、ストーリーもキレイ、それと花まんまもキレイでした。
頑張ったのはあんただけなんか⁈の幼馴染みの言葉…
当然お兄ちゃんと思っていたバージンロードのエスコート役…
熱く思いのこもったお兄ちゃんのスピーチ…
演技とはいえ凛々しくキレイな泣き姿の有村架純の立ち振る舞い…
最後の引出物を開けた瞬間のお姉さんの演技…
こんなに泣きそうになる映画は久しぶり。
1人で観てよかった。
星5じゃ足りません…
僕は予告で「涙が止まらない」とか煽られるのが好きではなく、こっちの感性にそれは任せといてくださいと思ってしまう人間なのですが、本当に涙が止まりませんでした…いや、止まるんですけど、また出てくるんです…涙もろい人ハンカチ忘れないでください…
お笑いの要素があったことに僕は驚きました。しんみりした感じで進んでいくのかなと思っていたので。良い感じの塩梅で笑いが散りばめられていて最高でした。物語の雰囲気を壊さない…寧ろこれがないと成立しない笑いのエッセンス。もう天才です…こんなにベストバランスな「笑って泣ける物語」ってあるんですね。オール阪神・巨人さんが出演されているので、助言でもあったのでしょうか…ほんとにすごい。とても面白かったです。上映期間、間に合えばもう一度観たい。
前情報なしで笑って泣いてほしいので、
この作品の感想はこれでおしまいにします。
あ…冒頭の話に戻るのですが「泣けると話題なのに泣けなかった。自分には心がないのか?」みたいなレビューをたまに見かけます。そして僕自身がそう思うこともあります。それぞれの感性があるということで割り切って、マイベストムービーを集めていきたいですね。
思うことはあるけど
ストーリーや設定が原作通りなのかどうか分からないが、前世の魂が消えたら、その直前までの自分の行動、そこに至った心の交流、それらを積み重ねた年月が記憶からまるっと消える、というのは納得行かない。そんなわけあるかと。ただ、あの引出物がそれを分かっていての最後のメッセージだったんだなと思ったら、一瞬こんな終わり方?って感じたラストシーンにスピーチ以上に胸が詰まった。
子役も含めて役者さん達良かったなぁ。館内で泣きそうになったのは初めてかも。
兄(父)の姿勢としては、自分の身に置き換えると分かるきがした
酒向芳が、亡くなった娘の記憶を宿す少女を見つめた後の第一声にやられた。
1涙。
結婚式は、あれだけ定刻でと言っていた式場が、遅刻してきた人間に猶予を与えたのがよくわかりません。
それも引きずり、その後はあまり。
記憶を失った後の有村の演技は、少し軽すぎ。
誰かわからんくても参列者ですけど?
1度目の花まんまはよかったけど二度目はもう冷めてた。
しかし自分が酒向芳の立場だったらあんなに陰からには徹せない。
泣きました。楽しみました。
周りに助けられて生きてこれた、と気がついたところ、
本当に日々その気持ちを忘れずに行きたいと思った。
それぞれの演技が良かった。
掛け合いが良かった。
一点だけ、繁田家で、俊樹が怒ったところが
やりすぎと感じてしまった。
隠れて知らないところでやり取りがあったことに対して
怒りがあったとは思うけど、
娘を亡くしたご家族に対して、
20代前半ならまだしも、
もっと大人になった俊樹の対応としては
大人気なく感じた。
混乱もあったのかもですが。
つつじが綺麗だった。
予告のまんま
でも泣ける。
ここ最近で一番泣いたかもしれない。
予告がダイジェストになっている。
肝心なところ全部見せちゃってる、と思ってた。
特異な設定やストーリーで勝負してないんだ。
わかってても泣かされる。悲しい涙じゃない。暖かい涙。
いい映画だ。
にいやんの気持ちがよくわかる。
フミ子の気持ちもよくわかる。
繁田のお父さんたちの気持ちもよくわかる。
(酒向芳が出てる間はずっと泣いてた)
太郎さんがカラスと喋るのだけわからない。あのタイミングで、わざとか。
やっぱり阪神は面白い。
関西弁っていいな。
標準語にすればいいのに。
テレビのニュースやドラマも全部関西弁になれば、世の中もっと優しくなるやろに。
鈴木亮平のスピーチ。
有村架純の花嫁姿と涙と笑顔。
花まんま。
泣ける。
近江鉄道の駅を観に
地元(というには遠いけど)の近江鉄道の駅で撮られたと聞き及んで、そちら目当てで観に行きました。
日野駅(駅名は彦根花室駅に変えられてるけど)や、高宮駅、近江鉄道の電車自体や車窓も風情ある感じに映されていて、地元民として嬉しかったです。
子どもたちが大阪に帰るときの琵琶湖線の風景もとてもきれいでした。
ストーリー自体はとてもシンプルなので、役者の皆さんの演技が引き立つというか演技任せな感じがするなあ、と思って観ていたのですが、映画鑑賞後に原作を読んだら、半分以上、映画オリジナルのストーリーだとわかって、脚色の力業には後から感心しました。
(バージンロードはやり直すわ、会席者はいきなり3人も増えるわ、それに対応しきるなんて式場のスタッフは優秀すぎでは?とツッコミを入れずにはいられませんでしたけど)
演技がとりわけ印象に残ったのは酒向さんと鈴鹿さん。
主演の鈴木さんは、最後の披露宴でのご挨拶がほんと感動的で、その場にいること自体、他の出席者にが説明のつかない、妹の「前世の家族」への謝罪と感謝が不自然でなくにじみ出ていてすばらしかったです。
全館すすり泣き
子役さんの演技が素晴らしい。お兄ちゃんは、鈴木亮平よりも、お兄ちゃんお兄ちゃんしてた。いやいやながらも、妹の一生のお願いに弱いお兄ちゃん。一生のお願いされてみたいわ。妹ちゃんの愛くるしさは無敵だった。アバレンジャー登場には、心拍数あがったわ。ひょっとして、遊園地はひらパー?カラスと会話できる彼氏さんも最高。奥さんと会話できなくなっても、カラスと会話ができるのは強みやね。キリリとした架純ちゃんは、まっこと美しい。もう一人のお父さん酒向さんは、私の中では悪役専従なので、なかなか折り合いをつけられなかったが、終盤やっと追いつけた。スットコドッコイのお兄ちゃん。を温かく見守るウイカさんのパンチ。ええわぁ。関西風味の巨匠オール阪神巨人、コミカルコミカルいい味出てたよ。ちょっと無理攻めの敏腕女デカのキムラさん、こっちのけんとが少し入っていた六角さん。ピースがビシッと収まった見事な感涙ファンタジー。全館滂沱の涙。
チャーミング
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