「コンサート中に何度も席を外してうろうろしすぎ」トラップ mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
コンサート中に何度も席を外してうろうろしすぎ
ストーリーはわりと単純かもしれませんが、ドキドキ感があって面白かったです。いきなり、クーパー(ジョシュ・ハートネット)がレディ・レイブン(サレカ・シャマラン)に正体をばらしたり、レディ・レイブンがクーパーの携帯を奪ってトイレに走ったり・・・と、唐突な展開があり、大雑把な感じはしますが、クーパーの手際の良さがテンポあって、あれよあれよという間にラストを迎えます。
一見、好感度タップリの笑顔の素敵なパパがサイコなシリアルキラーとは意外ですが、あの笑顔が不気味でよかったです。犯人は最初からわかっているのに、クーパーがどんなことをしでかすか、また、いつ捕まえられるのかと、ハラハラしてしまいます。コンサートでヒートアップしていた娘ライリー(アリエル・ドノヒュー)の演技も上手かったです。それにしても、他人は切り裂くのに、娘のことはすごく可愛がっているようで、そのギャップがサイコ感につながっています。
レディ・レイブン、特注のバービー人形みたい。ライブシーンは本物のカリスマアイドルが歌っているみたいで臨場感ありました。「レディ・レイブン」の目つきがなんだか、シャマランぽいなあと思っていたら、親子だったとは!! シャマランの映画だとはわかってましたが、前情報何もなしに観たのであとで知りました。こぼれそうな大きなお目々が親子そっくり。
クーパーの過去(母親との確執?)の詳しいことはわからず。また、クーパーが家族と過ごした時間なども描写がなく、いきなり殺人鬼としてコンサート会場をうろうろしているので、もうちょっとクーパーの闇の部分も知りたかったです。あの老いた凄腕女プロファイラー、あれは、クーパーと関係あるのか。最初、あの人が母親なのかとも思ってしまいましたが、あまり深く考えずに楽しめばいいかなと思ったり。
ラスト、拘束車に乗せられたクーパー。手錠を外し、これからどこへ向かうのか。
あ〜、続きがあれば見たいです。笑顔の奥に狂気を秘めたジョシュ・ハートネットがよかったです!
共感とコメント、
ありがとうございます。
面白かったですね。
ジョシュ・ハーネット好きなので、
「一番最初に気づいた母親を殺した!!」ってとこに
びっくり。
ジャンルは違いますけれど、キムタク一家みたいですね。