「好みは分かれるとは思うが10月4週の本命枠。」トラップ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
好みは分かれるとは思うが10月4週の本命枠。
今年386本目(合計1,478本目/今月(2024年10月度)37本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
何なら映画のタイトル名がもはや「内容そのもの」だし、実はここの概要に実は(ネタバレなしでも)大半書いてあるんですよね…。
…ということで、犯人が誰かという論点はそうそう早くに(実はここにはちゃんと書いてあるが)明かされるのでそこの論点拾い漏れさえしなければ、あとは警察との心理戦の部分が結構多くをしめますね。
他の方も書かれていますが、結構早めに終わるのかな…と思いきや二転三転する展開になっているのが良かったかなというところです。ストーリー展開で混乱する要素を意図的にか排除しているので非常にわかりやすく、かなり理解しやすいのではないのかなと思えるところです。ライブ会場に関する描写は細かいところは違っても日本のライブ会場での一般的なルールで運用されているのか、文化的な部分の推測もしやすいからです。
ただそのことは、ストーリー展開として読みやすいものの一方で、逆に意外性があまりないというところも同時に意味するので、その部分がどうかな…といったところです。ここさえ問わないならかなり見やすい映画でもあるし、この手の映画ではPG12以上になることが多いジャンルではありながら一般指定の扱いで実際にそうなので(PG12以上を想定させるシーンは意図的に回避されている)、このジャンルを教育上の観点から回避する家庭においても、(ポリシーはあっても)まぁこの手のジャンルの「入門編」という観点でもよいのかな、といったところです。
採点上、以下までは気にした部分です。
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(減点0.3/ It is important that... 以下のthat節の法に関して(文法ミス))
このthat節以下は時制の一致のルールが適用「されず」、常に接続法(あるいは、高校英語までの理解でよいのなら、仮定法現在)がくるところ、直説法がきているミスがあります。この部分は、英語では法の概念が衰退したので(直説法に対立する条件法、接続法ほかの概念は一応あるが、動詞の活用が衰退したため、法を意識する必要がない)ざっくりとした理解でよいですが、より広くフランス語、スペイン語ほかの言語と整合性を合わせるように見ると、ここは接続法の活用になるのが文法上正しい理解です。
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