トラップのレビュー・感想・評価
全246件中、1~20件目を表示
こんな映画、ほかの誰が撮れますか?的な。
いやあ、シャマランのやりたい邦題がここまで来たか!と驚くと同時に納得してしまう。シャマランの映画はいつしかファミリービジネスになっていて、スタジオからの横槍が入らないように資金を自己調達し、自宅を抵当に入れたりしながら撮っている。最近はチーフ助監督は実の娘だったし、その娘も最近はパパプロデュースで監督デビューをお膳立てした。
そして今回は、シンガーソングライターでもある長女サレカ・シャマランを人気絶頂の歌姫に見立てて、そのコンサート会場を舞台にするという、誰がどうみても「娘のためにコンサートを開いてやった」状態。
しかもシャマランと顔だって似てるし、叔父さん役でシャマランも出てくるし、「これはなにを見せられてるんですか?」と思う時間がずっと続くんだけど、ちゃんと「家族思いだけど殺人鬼のパパの脱出ミッション!」を同時進行させて、オモシロスリラーにしてみせるのだからみごと。映画の私物化ではあるんだけど、それがなにか?私物ですけど?という開き直りと、それでもお客さんは楽しませて帰しますよ!というサービス精神が頼もしい。
そしてなんといっても第二部!まさか娘演じる歌姫が、事件解決に乗り出す主人公に格上げされるとは! どれだけ娘に見せ場を与えとんねん!というのも可笑しいが、その展開がちゃんと意外性として機能していて、いやあ、映画スキルが異常に高い親バカってすげえなと惚れ惚れしてしまいました。
肩肘張らず楽しめるアトラクション的快作
世の中にはあらすじを読んで俄然興味が募る映画も多いが、これはオープニングのジョシュ・ハートネットの善良そうな父親像を微笑ましく眺めるところから見どころが始まっている気もするので、できれば「シャマラン作品」という情報だけキャッチして一か八かで劇場に足を運ぶのが良いのかも。音楽活動を続ける娘を歌姫役に据えるなど、シャマランの家族ぐるみの映画制作はなお一層、強固となっている感があるが、そこさえ許容すれば、本作は意外と楽しめる。ヒッチコック的な主題で遊びつつ、ライブ会場というある一定のルールに則った「限定領域」を存分に活かし、その個と状況との対峙においてミステリーを紡ぐシャマラン節は健在だ。主観を用いた語り口も相変わらずだが、通常なら「んなわけないだろ!」と突っ込みたくなる展開でも、ハートネットの存在感がハマっているので、それすらも楽しい。肩肘張らず、軽い気持ちで体感できるアトラクション的な快作。
監督も、娘が大事なんですよね。
ん➖んこの手の話はデパルマの領分なのかな
一応ハラハラはさせるけど、ヒッチコック先生の弟子はブライアンデパルマかな。ヒッチコックタッチを入れるともう少しスッキリしたのになあ。二重人格の描き方は「サイコ」やら「舞台恐怖症」とか真似ると良かったかと思います。旦那がシリアルキラーと知って奥さんがはめた(トラップ罠)がタイトルだったのね。
シャラマン監督だから最後の最後に何があるかとみまがまえていました。デパルマならスネークアイズでしてくれましたよね。自転車のホィールの針金で手錠を外して笑いとかでも逃げられないですよね。なんかもっと面白くなる話なのにまあ仕方ない。こんなものなのかなでした。
まあまあ面白かったかなです。ちょっと消化不良です。
えらいこっちゃ
ライブに来るらしい連続殺人鬼を捕獲する為に、厳重警備と大量の警察官がひしめき合う会場。
連続殺人鬼の優しいパパは、力持ちで頭も良くて判断力・実行力もあってあの手この手でライブ中に逃げ道を探しながらも、娘ライリーをステージに上げて最高の思い出作りをしながら歌手も巻き込みながらライブ会場から脱出する。
楽屋で殺人鬼を逃せば監禁されてる将来有望な一般人をガス死させずに済む、騒げばアプリで遠隔操作してガス死ささてしまう…すごい選択させるなー。
ここから、歌手との機転の効かせ合戦。
パパは脱出して自分の車で帰ろうとしたけど、家に行きたいな!とライリーに伝えると大興奮でもうパパには拒否権はない、家が突き止められちゃう!
でも冷静なパパ。
歌手もあの手この手で、一瞬の隙にパパのスマホを奪ってトイレに籠城。
監禁者とアプリで会話して自分のインスタライブで一般人に監禁場所を探してー!って呼びかけて、監禁者を救い出して警察を読んだものの、今度は自分が危ない!
車に乗り込み今度は歌手が殺させれる、かと思いきや警察到着。これで捕まったか、と思いきや、隣の家に繋がる逃げ道があってまた逃げられた!
そんで、機動隊に変装したパパにまた歌手が捕まった。
ここでも機転合戦、歌手もパパもリムジンから離れて歌手は監禁者の元へ。
パパは、ママが1人で待つ家へ。
なんでライブに行くことがわかったか、はママが浮気を疑って調べたら監禁ルームに辿り着き、もしかして…と警察にリークしていた。
最後は、ママを殺そうとしたけど自分が使っていた薬がパイにまぶされてて、意識朦朧としたところを警察官に挟み撃ちで電気ショック。なんで銃を使わないのだ。
しかも1人は両目潰されちゃったし泣
最後の最後は、拘束されたけど子供の自転車が倒れてたのを起き上がらせて警察車両に乗せられてとうとう終わりか…と思ったら、自転車のタイヤの金属をぶっちぎってて袖に隠して手錠を外して笑って終了。
見る前はライブ会場だけの脱出劇かと思ってたけど、どんどん転調していって、どんだけ練られてるんだ?!と大興奮。
エンドロール中の、物販コーナー店員さんが協力しちゃってた…!!!ってブルブルするのも最後にめちゃよかった!
思っていた展開とは違ったけど!
・いつもDVDを借りたときに、「なんで観たかったんだっけ…」と思ってあらすじを検索するのが常なんだけど、これはあらすじを観た瞬間「予告で気になったやつだ!」と即思い出す。
そうそう観たかったんだ。
・レイブンのライブを楽しみにする娘に明るい笑顔を向けつつも監視カメラや警備員をチェックするお父さん(笑)
海外のライブってファストフード(ホットドックとかクリスピー)とか売ってるんだ、知らなかった!しかもそれを観客席に持ち込んでいいんだ!
・ライブ中にトイレに行くお父さん。男子トイレに人凄くいるんだけどみんな娘の付き添い?大変ですねお父さん方…。
・ライブのセットの準備中にグッズを購入!?そんな長時間ライブなんですか!?
・へえ、『ブッチャー』っていう人を切り刻むイカレ野郎がいるんですね…。そんなイカレ野郎がここに来るってFBIが情報を得た!?
このライブ自体が罠らしいですよ!出口を監視して出入りする人間すべて調べるんだぁ…すごいなぁ……。
ここからのお父さんの焦りよう面白いわ、そんなイカレ野郎なのにちゃんとバレないようにしてないんですか…?
・焦った父が「ファンネルケーキの店はどこだろう」ってわたわたしてたら、娘(ライブ会場に戻りたい)に「身体に悪い」って言われるの面白い。
・ショップ店員に理想のパパを見てもらえた結果なんか好感得ちゃってスタッフキーカードを盗めたり、合言葉教えてもらえるの強くない?
むしろ逆にここで教えてもらえなかったら終わってたんでは…。結果的に従業員ロッカーにあったFBIトランシーバーも盗めたし。
・お父さんがやろうとしてること全てFBIにバレてんの凄い。
・逃げる際にどうしようもなくなって、レイブンに自分が『ブッチャー』で、「(映像を見せつつ)今監禁している彼を殺されたくないなら、君の車に乗せてくれ(レイブンとレイブン関係者のみ尋問されない)」、
とバラすしかなくなったの本当に本当に…いいねぇ。
・無事外に出て父が「近くに車を停めている」と言ったら、レイブンが娘に「家に送っていっていい?」って尋ねるの上手くない?身バレしちゃったねぇ…。
・FBIに「今日コンサートに近く」とバレた理由が、「隠れ家にチケットのレシートがあった」って、『ブッチャー』さんちょっとお間抜けすぎませんかね???
・レイブンが「セルフィーを撮ろう」と娘に言った直後、お父さんの携帯を奪い取ってセルフィーを撮り、そのまま盗んでトイレにて、
『監禁者から監禁場所の情報を得る』『インスタライブでファンにその場所を探させる』『ファンの手に寄りスペンサーを逃がす』。
あのお父さん、被害者に重要な風景し見られすぎでは?しかしレイブンかっしこ!でもなぁ…次は自分が大変な目に逢っちゃうね……。
・レイブンと共にトイレから出る際、タオルの乱れを直すお父さん。レイブンが言っていた「プロファイラーから聞いた。犯人は『強迫神経症』」これをさり気なく表してるのいいね。
ちなみに暗い色を好むのも合っていると(自分の愛車は黒)。プロファイルすごい。
・ガレージのフェンスを開けたら閉じ込めたはずの家族がそこに。終わりを悟って、娘・妻・息子にそれぞれ「友達との問題は大丈夫だ」「給湯器の修理を歌って新品を買わされるなよ」「科学の宿題を頑張れ」と残す。
・レイブンが乗る車の運転手に「ここからは運転を代わります」。キッチンの棚裏に隣家の庭に繋がるトンネルが?隣家の庭にてSWATが負傷?あっ……。
・プロファイラーさん、逃げられたことには気付いたけど、レイブンを連れ去って逃げたことにはまだ気付いてないねぇ。
・お父さんさぁ、御託を述べている間にレイブンが窓を開けようとしているのに気付かないのすごくない?そんなことある?お間抜け過ぎない?
しかも手錠を引っ掛けていた棒、レイブンが必死に引っ張ったら外れるし、あの、お間抜けすぎない?
・しかしお父さん意外と頭が回るため、助手席に合った服に着替えて混乱に乗じて下車だ!賢い!
・そして最後に行ったのは自宅(子どもたちは妻の妹の家へ、妻は「一人になりたい」と自宅に残ったまま/警備を2隊残していた)。
そっかぁ…妻が『夜遅くに帰ってくるしジュエリーを贈ってくる』に違和感を抱いたのか、「浮気をしている?」って。
それで色々考えたりした結果、『夫の財布から盗んだライブのレシートをわざと、ミスに見えるように破いて空き家に置いた』『公衆電話から「ブッチャーかも」と電話した』と…。
『もしかしたら間違いかも』と思いたくて。妻強いねぇ…。
・娘が作ったパイを夫婦で食べる。最後の晩餐。
・やかんの沸騰音で「(被害者たちに使った)鞄を見つけたのか」と分かるお父さん。母の幻覚が見えて話すお父さん。多分これプロファイラーでは?扉のところにいますしね。
当たりですね。母(プロファイラー)に近付くとSWATにやられるお父さん。先程お父さんが妻に語っていた「まさかこんな凡庸な終わり方とは。『殺害後、自殺』」が叶わず逮捕だねぇ。
・最後に娘息子にも会えたし、娘に抱き着いてもらえた。でも娘は「ライリー!」と呼ぶ妻の元に行き抱き着く。
それを見るお父さんの目よ。これ脱獄して妻殺しに来そう、輸送中に指ボキボキ慣らすし。最後の晩餐の時「君に猛烈な怒りを感じる。今までの被害者たちとは違う」とか言ってたし。
・そして映し出される娘の自転車。タイヤの一部(スポーク/棒のところ)が破損…というか折られていたんですけど……。
連行されるときに庭に倒れていた娘の自転車を立てかけてたの、強迫神経症の強調じゃないの!?手錠外すため!?お父さん強い!かっこいい!
・スポークを使って手錠の鍵が外れた瞬間、愉快な音楽が流れて嬉しそうなの本当怖い。すごい。そしてずっと鬱陶しそうにしていた横髪を最後、自由になった両手でぐっとかきあげる。
・エンディングへ…と思ったら、売店のお兄さんがテレビで『ブッチャー』の正体を知って「俺が手を貸したやつだ!もう職場では誰とも口を聞かないぞ!二度とだ!」言うのちょっと可愛い。
予告を観た時、お父さんは無事脱出できるんだろうなぁ…と思っていたので予想外過ぎた。
でもレイブンがめちゃくちゃ頑張っていたし、実は妻が事の始まりだったとか、
最後に「あっこれ逃げるな」って分かるオチのとき、にたぁって満面の笑顔になるのが怖すぎて最高だった。
予想外の展開だったけど凄く楽しめた映画だー!
ジョシュ・ハートネットの演技があっての作品
ジョシュ・ハートネットの優しい父親と殺人犯の表情の使い分けが天才的。
娘のことは本当に愛してるようでめちゃくちゃ優しいのに、全てがバレた後の表情は本当に怖くてゾッとする。
捕まったと思ったら逃げて、群衆に紛れて一瞬で気配が消せるのも怖い。
やっと捕まえたのに手錠を外して笑いが止まらなくなってるあの姿…
どんなホラーよりもゾッとした。
ライブ会場から逃走劇までの尺は、この最後を撮るための前振りとしか思えないほど素晴らしいシーンだった。
アーティストのレディ・レイブン、めちゃくちゃ顔小さくて歌もうまくて可愛いって思ってたら、シャマランの娘さんだったのかー!!
確かに顔立ちが似てる!
演技も上手いし、もっと表舞台に出てきて欲しいなぁ。
これ、続編あるのかな??
子供たちは大丈夫だと思うけど、、
奥さんは命を狙われそうで心配。
せっかくのハッタリが
スタジアム級のライヴがトラップという最大のハッタリを、抜け道クラスのショボい脱出術とユルユルの警備でムダ使いするシャマランギャグはやや不発
フツーの家のちっちぇトイレが決着の糸口
いろいろガバガバ設定だけど、スリリングで見応えはある
配信で鑑賞、まぁ面白かったです。
ただ、ヴィレッジでシャマラン監督の虜になった自分としては、まだまだ物足りない感じですね。
まず、全体的に設定がガバガバで、突っ込みながら観てしまう。
色々都合がよすぎるというのは、映画であればどの作品でも多かれ少なかれあるのでそんな気にしないんですが、本作はちょっと気になるところが多くて。
殺人犯をライブ会場におびき出す、これから無理があるけどまぁそれはいいとして、そこまでやるのにいろいろと緩いんですよね。
退場時に男性客全員を尋問するなら中の警備は通常通りでいいはずなのに、下手に厳重にするからバレバレになってるし、会場から脱出するときもなんでそれチェックしないの?ってくらいのザルさ。
この辺を言い出したら、序盤の展開丸っといらないということになってしまうので、致し方ない部分なんでしょう。
ただ、ショップの販売員にまで予めネタばらしをしておく必要はあったのかなぁ…
極秘ってことにして、作戦内容を知る者は絞ったほうが明らかにうまくいったんじゃないかと。
中盤、ライブシーンが立て続けに出てくるんですが、個人的には必要以上に長く感じられました。
監督の娘さんがカリスマミュージシャン役だから、親バカがちょっと出ちゃったのかな的な感が 笑
でも下手ってわけじゃないので、場面転換のとっかかりとしてよかったんじゃないかなとは思います。
終盤、長年追ってた凶悪犯をやっとの思いで捕まえたのに、警察がとっても優しい。
せめて後ろ手に手錠掛けて、ボディチェックしてから車に乗せるくらいやらんものかな?
と、突っ込みどころは満載です。
ハラハラさせる展開が続くので、観ていて飽きるようなことはなく、ラストしっかりシャマランっぽさを出してくれたので、まぁよかったかなぁという感じです。
ライブシーンもうちょっと削って90分ぐらいにまとめててくれたらもっとよかったかな
毎度おなじみ余韻を残す終わり方なので、同監督の他の作品と絡ませたりするのかな。
タイトルなし(ネタバレ)
毎度毎度、着地をどうするか?
楽しみと不安が織り混ぜるシャマランの作品。
中々『ヴィレッジ』(2004)を超える私好みを作ってくれない。でも気長に待ちます。
ジョシュ・ハートネットが主人公パパのクーパーを演じる。観てて、何故FBIが情報を掴んだか、FBIを仕切っている高齢の女性は何者なのか、一瞬現れる小柄なお婆ちゃんは幻想なのか、ライリーのクラスメイトのジョディやその母親との関係は、そもそもクーパーは何者で目的は? 鎖でつながれた男性は選ばれたのか無差別なのか、歌姫レディ・レイブンは物語に絡むのか? 製作予算は結構掛かっていハズでFBI部隊はしっかりと出てくる。伏線回収はまぁまぁだと思う。シャマランのカメオ出演としては最多時間の演技と台詞だったのではないだろうか。関係無いけど。
まぁまぁです!
罠に嵌るのは鑑賞者
こんなデタラメで突っ込み所満載の映画がなぜ配信されるか?
演出家がインド系アメリカ人だからだと思った。
つまり、これは西洋の「個人主義」に対する痛烈なアンチテーゼ。イヤイヤ、痛烈な批判である。
日本人ならば直ぐ分かると思うが、この娘が助かる事に日本人は何一つ感動はしないだろう。
演出家はそれを分かって、罠を仕掛けたのだ。だって、最後の場面は究極の不要場面って、直ぐに分かる。
西洋人がプログラミングした愛のわからないAIに聞くと「大丈夫です。娘さんは助かります」と答える。つまり、絆がやがては木綱になる事を分かっていないと、演出家は言っている。(僕の見解ですから)その様に感じる。
愛の無いAIになんか分かるものかって思うよ。見ていて娘がかわいそうになる。それをまた演出家自身の家族を使って、我田引水の如く演出する。傑作だと思うが「起承」の部分に無駄な所が多かった。
追記
良い悪いは兎も角、インド社会は大家族主義だからね。絆じゃなくて木綱だからね。
娘の念願のLIVEに、一緒に行ってあげてる父親が実は殺人鬼だった!
犯人に応援してしまう!
天才的な対応力
シャマラン監督と聞けば見ずにはいられない。映画館でみるかどうかは置いといて、どこかで必ず見る。
さて、予告でわかっているからいいんだけど、この父親が例の殺人鬼である。
まさかの主人公が悪人。
ということは、この悪人が助かる過程をみるのか?と思ってしまう。
厳重に警備されたライブ会場をどう脱出するのか、いろいろと試行錯誤する過程が面白い。
いきなり天才的な抜け道を見つけるわけでなく、地道に探していくのがよい。
しかし、それにしても対応力が半端じゃない。
その時々で瞬時に最適解を判断していく。
その能力を他に生かせ。
途中からだいぶ場面が変わるのだが、それは賛否が分かれそう。
というかおれがあまり好きじゃない展開だった。
その代わり最後の最後のシーンは痺れた。これよこれ。
シャマランなのに………めちゃくちゃ面白い!?
M・ナイト・シャマランの新作というだけで、もう楽しみと不安が混濁してしまうような不可思議な気持ちを抱かせる。
こんな映画監督も珍しい。
M・ナイト・シャマラン監督といえば、これは「シックス・センス」の頃から一貫している事だが、シャマランは、恐怖の中で、家族への絆と愛を描く。
観客をさんざん怖がらせた後で、胸に迫る感動を残すのだ。これがシャマランのスタンスになっている。
なんだか早々にディスりな発言に思えるかもしれないが、デビュー作の「翼のない天使」から、プロデュース作品の「デビル」まで、全作鑑賞済みの自称シャマラニストである。
(一番好きなのは「サイン」)
もちろん本作も鑑賞した。
前半はめちゃくちゃ面白かった。
劇場スルーして、DVDで見てしまったが、本当に後悔したくらいだ。
それだけに、後半のなんでそんな展開にしちゃったんだろうって言う勿体無さが悔やまれる。
そして今回もしれっとシャマランが登場している。
全246件中、1~20件目を表示