STRANGERS

劇場公開日:

STRANGERS

解説

さまざまな甘い罠や不安が取り巻く現代社会の中で、自分を見失っていくひとりの女性を描いた心理サスペンススリラー。

婚約者の浮気を知った直子は、不思議な魅力をもった同僚の山口紗季に導かれてマッチングアプリを始める。アプリを通じてさまざまな男と出会い、お金を受け取りながら、かりそめのデートを繰り返す直子は、日に日に派手になっていく。 自分自身の姿形が次第に山口に似てきていることに気づき動揺するも、やめることができない直子。そうすることで不安も取り除かれていると錯覚する彼女は、次第に自分を見失っていき、さらなる不安の渦に沈んでいく。

「夜明けまでバス停で」「鯨の骨」などの大西礼芳が主人公の直子を演じ、「スパイの妻」「偶然と想像」などで活躍する玄理が直子を魅了する女性・山口を演じた。監督は、短編「午後3時の悪魔」が札幌国際短編映画祭など国内外の映画祭で上映されて注目され、これが長編デビュー作となる池田健太。

2023年製作/99分/G/日本
配給:impasse
劇場公開日:2024年11月2日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
池田健太
エグゼクティブプロデューサー
原典孝
プロデューサー
永山正史
池田健太
撮影
佐々木靖之
美術
安藤真人
整音
柳田耕佑
スタイリスト
碓井章訓
ヘアメイク
菅原美和子
VFX
山本康士
音響効果
武藤晶子
音楽
橋本秀幸
助監督
古畑耕平
インティマシーコーディネーター
浅田智穂
スチール
江森康之
制作担当
前田優也
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映画レビュー

3.0二重性が描かれる作品は古今東西大量にあるが、マッチングアプリによる...

2024年11月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

二重性が描かれる作品は古今東西大量にあるが、マッチングアプリによる匿名性の恐怖が黒沢清「CLOUD」とも共通している一方、黒沢監督のような潔さは無いとも感じた。特にラストは蛇足のように思えた。 監督の前作「午後3時の悪魔」を見た時にも感じたが、ループ性や階段が印象的に使用されているのはマヤ・デレンの「午後の網目」を思い出した。

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ションベン・ライター

2.5ふり

2024年11月3日
Androidアプリから投稿

怖い

単純

難しい

浮気を繰り返す婚約者に家族との会食をすっぽかされた派遣OLが、デートアプリでアルバイトをする同僚に影響されて行く話。 会食をすっぽかされた上に婚約者とは連絡もつかない日々が続く中、同僚の山口が不特定の男とデートを繰り返すところに遭遇し、なぜか意気投合しと展開していく。 突然姿をみせなくなった山口の忘れ物のスマホの着信に応え、彼女の代わりにデートをする様になっていくけれど、なんで本人は電話を放置?同じ頃ガラケーへの無言電話はなくなった? なんだか時系列をいじった答え合わせで、見えたものは確かにあったし、ニュースのそれも辻褄合わせ?会社以外であった山口は妄想?とも思ったけれど、それもなさそうだし、だとしたらの矛盾や無理があるものもかなりありますが…。 ということで腑に落ちないものが多いし、同じビルの男のやらかしとか余計だったり、投げっぱなしもかなりあったけれど、どんどん山口に成り代わり寄せて行き、中身までも変化していく主人公という雰囲気サスペンスとしてみたらなかなか面白かった。

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Bacchus

4.0自分を演じて生きてる

2024年11月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

さまざまな甘い罠や不安が取り巻く現代社会の中で、自分を見失っていくひとりの女性を描いた心理サスペンススリラー。 観ていて心がザワザワして、気持ちいい場所に定まらない感じでした。サスペンススリラーとはこんな心のことかもしれません。 今まで、誰かになりたいとか、他人に変わりたいとか思ったことはないかなぁ。あったとしても忘れてます。みんな表面からは見えない何かを持っていると思うから。 今の自分が一番いいです。 改めて、自分自身や周りの人のことを考えるキッカケになる映画でした。 主演の大西礼芳さんは静かな落ち着いた表情がとても綺麗でした。自分とは違う人物を演じる役者の皆さんってとても素敵です。

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tnk_san