ゼンブ・オブ・トーキョーのレビュー・感想・評価
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ファンムービーがすぎると思って観てたら泣いた
オープニングはひどいよね。
日向坂がやる街歩き番組を延々87分観ることになるのかなと思っちゃうもん。
「それはファン以外は観てらんないよ」と思って席を立つべきなのか迷うんだけど、その辺で『スカイツリー近くの橋で集合』になるね。
「集合場所は固有名詞で指定しろ!」と思うんだよね。普通名詞の「スカイツリー近くの橋」だといっぱいあるから。
予想通り再集合できなくて『スカイツリーの近くにそんな橋はいっぱいないし』って台詞で「いや、それがあるんですよ」と観客のツッコミを誘いつつ進んでく。
LINEのやり取りでマルチバースが出るから、それ系の話にすんのかなと思ったら、バラバラになったのは各人に思惑があるっていう話だった。
バラバラになった各班員を描く群像劇になるね。
クールな桝谷さんに憧れる花里さんパートが良かったな。
桝谷さんのかつての知り合い夢華に出会うことで、桝谷さんは実はクールではなく腐女子で、頑張って高校デビューしたことがわかんのね。
それで口裏合わせで『夢華、私、東京から来たクールな人ってことにしてるから』と頼むと、『やれてんの?』と夢華が返すのが良かったな。親友っぽいよね。
憧れの男子を追いかける恵と美緒のやり取りは楽しい。『どうこうなろうとは思ってない』とか平気で嘘つくよなあ。そして揃って敗れる。女バスエピソードを入れてくるのもいいね。
憧れの男子が意中の女子と付き合うのは、グッズ入手に失敗した若菜が『欲しいものは早く手に入れたほうがいいよ』って言うからなんだよね。細かな絡みをつなげてくの面白い。
クールな女子を気取る桝谷さんは下北沢を案内しようとすんだけど、できないのね。そりゃそうだな下北。難しそう。そこのオシャレカフェで班長の池園さんに遭遇して、流れで花里さんが『お互いに探り合ったりしないでちゃんと話した方がいい』って言うのね。それで桝谷さんも『実は腐女子でした』の告白を決める。この辺から池園さんの頑張りが皆を引っ張るようになってく。さすが班長!
告白シーンもいいよね。『そんなの全然気にしないよ』とはやらない。『クサイの?』を絡めて笑いにしつつなかなか受け入れられない描写で引っ張るね。でも仲良く腐女子の聖地・池袋へ。
池袋にはグッズ入手の最後の希望を託された説田ちゃんがいんのね。クレーンゲームでなんとかグッズをとらなきゃいけない。5回中3回失敗したところで桝谷さん一行が現れ、プライズクイーン夢華の出番に。ここで腕前を見せるために一回別のクレーンゲームをやるのもいい。ここでビリビリスマホを入手するしね。
ここでも「さすがプライズクイーン!」とはならないのもいい。それでもみんな仲良くなるんだよ。書いてて泣けてきたな。そうだよ、高校時代はそんなにうまくいくことばっかじゃないの。
夢華が『もうプライズクイーンと呼んでもらえない』と少し寂しがるのもいいね。桝谷さんと仲いいんだよほんとに。
しかしグッズは、班長・池園さんの大活躍により、新宿で入手成功すんだよね。
物語のクライマックスに向けて智沙のオーディションに。ようやく八嶋智人と真飛聖に出番もまわる。
智沙がアイドルになりたい動機もいいね。はじめて自分で何かをしたいと思ったって。アイドルを目指す人の中には、以外にこういう人もいるんだろうな。
しかし八嶋に取り上げられたスマホを取り返さなければ!
いよいよ班長・池園さんの人望が発揮され、全員集合でスマホ奪取に。
ここまで色々と描かれてきたキャラクターが全部そろって作戦遂行するからね、感動する。やっぱりラストの全員集合って大事だな。《桐島》もそうだしね。
美緒の女バスの動きでソフトクリームをぶつけるの。ここは確かに動きがスムーズ。
作戦成功でスマホを奪取し、みんなで智沙のオーディション会場へ。
このシーケンスで桝谷さんに『プライズクイーンが……』って台詞があんだよね、それ聞いた夢華がニコリとするのも好きでした。
ラストはアイドルグループらしくオーディションシーンかと思ったら、まさかの『間に合わなかった』って。
この作品、「手に入れたいものは手に入らなかったが、代わりに何かを手に入れた」を徹底して繰り返すんだよね。そこがいい。
そして卒業式でみんなのそれからを語って、終わり。
アイドル活動って高校の部活動っぽいところがあるんだよね。先輩後輩関係もそうだし。
ほとんどの人は卒業するから、その時期だけの輝きもある。
演者が置かれたそういう状況と、ストーリーも共鳴して、良かったな。
あと女子高生の台詞のやり取りも聞き慣れてないから面白い。ストレートな会話はほぼなくて、少しずらしながら返すね。その辺を見返して勉強してみたいと思ったな。
基本はファンムービーだからファンが観るものだと思うけど、話を分散させて細かなエピソードで繋ぐつくりは良く練られてるから、ファン以外も観てもいいと思ったよ。
最後は三田にある日向坂へ行って踊るのかと思ったら、そういうベタなことはしなかった。
鳥肌指数0
思い出したのは中学時代の修学旅行だ。班の自由行動の中にサンリオピューロランドがあった。登場サンリオのアトラクションで『怪獣プラネット ゴジラ』というのがあり、それに行きたい為に班の仲間にプレゼンして、見事行けた。
この作品の彼女たちも修学旅行に便乗して私利私欲に走る。推し活する者、好きな人と2人きりになりたい者、オーディションを受けようとするものなど。おいおい、こんなに班がバラバラになっても良いよか?ひとりぼっちになった班長が可哀想だよ、と思いながらも班長は鋼のメンタルで1人予定表通りに行動する。
むしろ、ここの高校生たちは単独行動やり過ぎで、大丈夫か?しかし、アイドルという集団行動する彼女達が単独行動しよつとするギャップは面白い。
大都会東京で簡単に遭遇できたり、あれだけ用意周到にプランを立てたのに定休日を調べてないとか、何かとツッコミたくはなるが、室井慎次に比べると可愛いものだ。なんせ彼女たちの魅力に引き込まれているからだ。
アイドル映画には【鳥肌指数】という物が存在する(俺の中だけど)。演技力の恥ずかしさなどで立つ鳥肌。立てば立つほど恥ずかし映画なのだが、鳥肌指数0だったのには驚いた。脚本が当て書きってのもあるだろうが、入念なリハーサルを繰り返し、見るに耐える以上の演技だった。むしろ大人たちの演技が過剰過ぎてこっちのが下手くそにも感じた。ヤッシーはヤッシーだけど。
本来なら所属するグループの音楽を多様したい所だろうがそのようなノイズがないのも良い。
とりわけ良かったのは、オーディション編での、オーディション会場前での彼女たちである。ここにいる彼女たちは全員オーディションを受け合格した人達なのだ。オーディションが受けれなかったという気持ちはどれだけ悔しいかわかるからこその表情が出てたような気がした。
そしてしっかりと、旅はどこに行くかじゃなく、誰と行くかという答えを見つけてるのが良かった。それが修学旅行で何を学ぶかという事だろう。
いつか、彼女たちが大人になって、久しぶりに集まり温泉旅行に行った先でまた…というのも見てみたいね。
東京観光したくなった
別に日向坂46のファンではないですが、劇場での予告編を観ていたら、「映画で東京観光ができそうだなぁ」と思い鑑賞しました。演技は別として、画面から伝わってくる高校生たちのパワー溢れる行動力に元気を頂きました。名所も出てきており、楽しめました。以前は、東京には年に4回程度出張していたのだが、仕事だけして帰ってきていたので、今度は翌日有給休暇にして観光して帰ってこよう😅。タクシードライバー役の真飛望さん、同時期公開中の「八犬伝」「スマホを…」にも出ており大活躍ですね。
非オタが見るものではないんでしょうけどね
映画そのものとして出来がどうとか、演技力がどうとかを問う系統の作品ではないでしょうからそこは深く強く話題にしないとして。
1,アメリカ映画などでよく見る「強めのドタバタ展開」ではなく、思ったよりも落ち着いた流れで話が進む感じで、時間の割に長く感じる。私は映画セット(ポップコーン大盛り状態+ペプシのいわゆるLLサイズ)を持ち込んで、ほぼ食べきってちょうどいい感じでした。
2,商業映画というよりは「費用負担を一部おひさまがする特典映像を映画制作陣で作ってもらった非常に長いやつ」という感覚で見るならそれほど悪くない感じ。テンポ的には「ツボにはまった時のひなあいよりは明らかにスローな展開で、ひなちょい2に近いテンポ感で80分以上続く」というとわかりやすいかも知れない。
3,出演の比重にはかなり開きがある。主役正源司は大半出ずっぱりなのでそれは置いとくとして、チャプター形成をするメンバー(藤嶌+竹内、小西に平尾と平岡が加わる、渡辺単独)は相応にセリフもカットも回されている感じがあるが、それ以外(宮地、石塚、清水、山下)はそれほど出代がない。特に清水の「空気感」はなかなかキツイ扱いに見える。
4,生きてた感が強かったのは(主役の正源司は除外)
藤嶌:期待の通り暴れる表現力、ただし喜怒哀楽の「喜と楽」が少ないので不足感が残る
竹内:思ったよりも仕上がりが良かった。安定感が良い。
小西:評判の通り生きてる感が強かった
平岡:別人寸前の仕上がり
石塚:良さがにじみ出でいた
山下:出番少なめながら確実に決めてきた
小阪:ゲストながら重要な役割でいい仕事をした感がある
5,残念感は
清水:ほぼ出番なしに近い
宮地:味はあったがやはり出番が少ない
渡辺:年少由来の可憐さに比重が置かれていて、持ち味の力強さと瞬発力が生きていない
平尾:評価は割れると思うが、この作品でこのキャラをやるの? という疑問はあったかな(ただしこういうキャラを演じる人が居ないと困るのもあるから否定的にも言い切れない)
6,おまえ、何でしょげを評価に加えない?
主役は「主役を軸にそれに合わせて作るタイプの作品」だったら良いのは当たり前。この作品中では、「いつもの正源司陽子がそこにいる」雰囲気で終始話が進む。特に終盤で目立つが、演技感も「盛ってる」感もあまりなく、言ってみれば自然な感じで作品は淡々と進んでいく。そのため、今作はしょげが力強いエンジン感という雰囲気ではなく、むしろサラサラ感の強い演技という雰囲気かなぁ。 こういうタイプの作品の主役は評価がやりにくい。
で、11/24に同じシアターで見てきました。今度は「メンバーの助けを借りよう」
そう、副音声付きですね。ガチの古参映画ファンからしたら邪道極まる行為でしょうが、まぁ何しろ「映画そのものとしてみた場合、アイドル映画に基本、名作なし」なのでここは割り切っちゃいましょう。
改めて見てみても、やはり序盤40分くらいとても流れが遅く、そのあたりでだるさが襲っては来るものの、流石バラエティグループトークなら水を得た魚状態になる日向4期生、ガヤとして映画に付け加えるとかなり「この映画の持つ独特の生煮え感」が緩和されます。聞き慣れた4期の声でミックスするとテンポよく会話が入ってきて、「比較的落ち着いて鑑賞できる」
ただ、終わり方はどうにも残念感が残る。桐谷役のりなしがオーデに遅れて採用ならず、しかし映画の最後に「アクリルキーホルダーとして登場し、桐谷からもらったヘッドホンをしている池園」で「実はデビューできた」というオチでこの映画は終わるんだが、
それならなぜ
「特例で加入」という超必殺キーワードを使い、映画の締めに
「キリがアイドルデビュー出来てテレビ出るから池んちでみんなで見ようぜ」
からのテレビ歌番組、ありりん(=小阪)登場で
「新しい仲間が増えました!」
(桐谷が自己紹介、そこで特例加入という必殺技投入)
「それでは聞いて下さい、”夕陽Dance”」
画面切り替わり、4期生がテレビ画面に入り込む。そして実際に夕陽Danceを映画衣装で披露
キャスト紹介(メンバー1名ずつアップで一時停止エフェクト)+池園カメラのチェキの合成で綴り、曲の最後で
「最後までご覧いただき、ありがとうございました!」
で日向の伝統の長く深い礼で締めてからのエンドロールだったら、これを見に来るような相応のおひさまだったら総じて5星付けたでしょうよ。今更のねるの蒸し返しとか何でオリジナル曲じゃないんだよとか異論もあるだろうけどね、しかし終わり方がこれではあまりにもあっさりしすぎているように思う。
この映画の残念感の最大要因は多分それだろう。まる1週間悩んだが、やはり昔のアイドル映画(ただしソロアイドル時代の話だし、違う系統も含まれますがね)って、最後はちゃんと何か必殺技的なオチを付けていた記憶があるんですよ。
セーラー服と機関銃の最後はどうだったか?
→映画館でリアルタイムで見てきました
時をかける少女の最後はどうだったか?
→リアルタイム終末期にテレビ放送で見ました
菊池桃子の映画はどうだったか?(”卒業”だったかな?)
→同上
いずれも、ファイナルにかなり強い一撃をガツンと食らわせて終わりにしている。それがあるから、途中のグダグダやら大根演技棒演技やらなんか変な設定やら時系列がボロボロやらがあっても全部忘れさせてくれる。
今作は「長野県の高校生」「オーデ行けず失格状態」という、必殺設定でけやきの頃からの知識があるおひさまの首にチョークスリーパーホールドを掛けて、合格はしたという流れをちゃんと終わらせずに、つまりちゃんと絞め落とさずに終わってる。これが実に残念なんですよ。
日向坂の場合、前史からの続きもんという側面が一定残る上に遡りがやりやすいグループなので、「伝統を受け継ぐ」という流れは客層(体感的に、日向の客は温厚な保守派が多いという印象を受ける)にマッチすると思う。
推しは推せる時に推せ。人生は短い。あと何度、
人生の中で、1日の中で、暗くなるまで、
集合時間までに何ができるのだろうか。
修学旅行の2日目に、東京観光をゼンブ実行しょうとする班長。
推し活のために班を抜けだし、旧友のためにグッズを手に入れるため奮闘するもの。
憧れの男子を追っかけるもの。
アイドルのオーディションを受けるもの。
それぞれの思惑が全て良い結果になるわけもなく、時間だけが過ぎていく。3割くらい上手くいけば上等なのは人生と同じかもしれない。
日向坂46のファンとして、このような作品を世に送り出して頂き、監督、スタッフ、メンバーの皆様には感謝しかない。
ランダムに販売されていたグッズを手に入れ、上映前に開封した。班長のキーホルダーには金魚と東京タワーがついていた。東京土産みたいで嬉しくなった。
個人的にはファン以外にお勧めできない映画だとは思われました
(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
結論から言うと、今作は個人的には、出演者である日向坂46のファン以外にはお勧めできない映画になっている、とは思われました。
特に私のような今回の日向坂46の出演者について全く知らない人間からするとそう思われました。
例えば、池園優里香(正源司陽子さん)が班長の班のメンバー間の映画の中の登場人物としての関係性が、(ある程度の仲の良さ以外は)ほぼ裏の背景が伝わらず、対立点あるドラマ性としては弱い人間関係の人物配置だったと思われました。
それぞれの登場人物の背景に深みがないので、例えば、枡谷綾乃(小西夏菜実さん)が東京に出て来る前はオタク趣味で、東京に出て来るにあたってクールキャラにイメチェンしたことが伝えられますが、上京前はどのような作品を好んでいたのか、なぜ東京に出て来るにあたってオタク趣味を捨てたのか、など、枡谷綾乃の背後にある人物の深さが全く伝わって来ず、ひたすらステレオタイプのオタクの人物描写とそこからの浅い東京デビューのイメチェン動機だけが伝わる、浅い人物造形になっていたと思われます。
それぞれの人物造形の背景の深みの無さは、例えば桐井智紗(渡辺莉奈さん)がアイドルのオーディションを受けたいという動機も、現役アイドルの有川凛(小坂菜緒さん)に勧められたから以上の描写はなく、少し消極的な桐井智紗の性格以外の深い人物造形もなかったと思われました。
この他を含めてのそれぞれの登場人物の人物造形の深みの無さは、例えば教師である日沼健二(八嶋智人さん)にも言えて、日沼健二が例えばどのような教科を担当し修学旅行まで生徒とどのような日々を積み重ねて来たかなどが伝わる、深い人物の掘り下げある描写にはなっていなかったと思われます。
唯一と言って良い例外が、女性タクシー運転手の五十嵐佳苗(真飛聖さん)の人物造形で、彼女だけはタクシー運転手としてのこれまでの背景を感じることが出来ました。
ただ推察するに、他の登場人物が余りにも人物背景の深みを感じさせなかったので、女性タクシー運転手の五十嵐佳苗の描写に関しては、演じた真飛聖さん自身が個人で作り上げたのではと、思わされました。
おそらく今作は、日向坂46の出演者を中心に、本人のキャラクターに寄せて初めから当て書きされており、それが要因で映画としての深みの浅い人物造形になっていたのではと思われました。
であるなら、もっとそれぞれの人物背景を(例えば親との関係や、過去の修学旅行前のクラスの人物間の描写など)就学旅行前のシーンとして積み重ねて描いておく必要はあったのではないでしょうか。
映画やドラマは、例えアイドル映画であろうがなかろうが、登場人物の人間描写がそれぞれどれだけ深く、関係性がどれだけ際立ち、物語がどれだけ広く重層的に展開されているか、残念ながら他作品と横一線で比較され評価されると思われます。
今回の日向坂46の出演者は、それぞれが自然で魅力ある演技はされていたとは一方では思われました。
であるならば一層、今回の企画や脚本や演出に関しては、他の映画以上に考え尽くし深みある脚本と演出にする必要があったと思われました。
このようなレベルで一般の観客を騙せるだろうとの、さして興味がないだろうと感じさせる東京やキャラクターグッズやオタク描写やアイドルなどに関する、深みの無いステレオタイプの描写の羅列の志の低さに対して、人間や社会を多角的に深く描く映画の1観客としては、残念でしかないと思われました。
特に最近の映画『#マンホール』などのような秀作を生み出している今作の熊切和嘉 監督には、正直に言って落胆したと、僭越ながら思われました。
企画者も含めて、アイドル映画だからこそ逆に、他の映画よりも何倍も志の高く深い作品を目指して欲しかったと、僭越ながら今後のリベンジを期待しています。
アイドル映画と知らず...テンポ良しオモロイ青春
映画館で時間つぶしにあらすじ斜め読みして超テキトーに選んだらコレまじ当たりじゃね?
テンポよくてポップコーンもドリンクもぜんぜん減らなかった。残ったポップコーンの量にビビった。 ジャンパー以来かもしれん。
星は好みのテンポと好きな長野と学生時代に散々遊んだ東京だったからって贔屓はある。が、青春映画としても普通にちゃんと面白かった。
日本映画ほぼ間違いなく途中で一度は飽きるのにここまでテンポ良いとはらしくない。
この監督や脚本の人の他の作品も見てみようと思う。
ツッコミどころたくさんあったから楽しめた
今どきの子らもあまり変わらないんかね?
よく見てないがあの行程表はすげぇww
スカイツリーまじでどこからでも見えるの怖いよな...
女子高生ってあんな感じだよなマジで
班長の演技が好きじゃなかったけれども、最近の子って演技がかった話し方するからあながち変でもないのかもしれん。
気になる奴挟んでバトってる意味不明な女子マジで居た!廊下でギャーワーやってるの思い出して今でも笑える。女子高生ほんま意味わからんからオモロイ。そんで映画で丁寧に描写されてもどうしてそうなるのかは理解できなかった。
キャラグッズに熱上げてる4人組はぶりっ子なのか素なのか天然なのか、映画見ても判別つかない。
昔クラスの女の子に解説してもらったがけど覚えてねぇしその時もわからなかった気がするなー
オタクの話はウケた。確かにありそうだ。池袋は埼玉の植民地...異論はない。
ちょうどいい昼間の時間に上映してくれていてサンキュ!
だが言わせてもらうと少なくとも長野松本にうろついてる高校生は男も女ももっと気合い入れてお洒落してる。田舎っぽくねぇ。渋谷か原宿かよっておしゃれ番長がいっぱいいて怖いんよ。
11人の、賊軍ではないクセつよ女子高生群
11月5日(火)
劇場で何回か予告を観てアイドル映画と思っていたが、ここのレビューで割と評判が良いのでTOHOシネマズ日比谷で「ゼンブ・オブ・トーキョー」を。
今、新宿西口の地下は本当に地上に出るのが困難である。小田急デパートが取り壊されて、地上への出口の多くが閉鎖されて迂回路が入り組んでいるため、映画の女子高生のようになるのは判るよ。私も一度出られなくなりそうだった。地下は新宿三丁目まで続いているし。260mの高層ビルが完成する新宿西口大規模再開発終了の2029年までこれが続くのか。今の西口方面には映画館が無いのが救いだ。
閑話休題。
長野から東京へ修学旅行に来た高校生の女子班5人、自由行動の1日を班長池園は東京の名所をゼンブ回る計画を立てたが、本日休館や行列で思い通りに行かず、各自昼食を取って集合にしたがみんなが来ない。さて、どうなる?
浅草、上野、原宿、渋谷、下北沢、池袋、新宿と東京に来た女子高生が行って見たそうな場所が網羅されている。日向坂の4期生11人(オジさんは誰も知らんけど)全員を上手く使っている脚本が成功かな。
各自の思惑、都合でバラバラになっても自分で作った計画を着実に進めて行く池園が意地らしい。下北沢のカフェで飲んだドリンクに「美味しかった。皆と一緒に飲みたかったな」いいコじゃのう。
LINEのトークを画面に出して、それぞれの状況等の説明を省略しているのも上手く行っている。さすがに11人を描くのでそれぞれの深掘りは足りないけど、アイドルのスケジュールをぬって12日間で撮影されたそうだが、その割に面白く、楽しく観られる映画になっている。
最後には11人が協力しての大作戦?で一つにまとまる。上手く行かなくったって、それも青春だ。「ザ・アオハルだねぇ」「ジ・アオハルでしょ?」
君たちは今、青春だ。
同じ十一人なら賊軍より女子高生‼️
単なるアイドル映画かと思っていたら、素晴らしい青春映画だった‼️修学旅行で東京を訪れた女子高生たちの物語‼️東京の全名所を巡る完璧なスケジュールを立てた子、意中の男の子とお近づきになりたい子、昔東京に住んでた時はオタクだったのに今はクールビューティーで通してる子、限定グッズのTシャツを手に入れたい子、オーディションを受けたい子・・・‼️それぞれの行動を並行して分かりやすく描いた構成力も素晴らしく、コメディ担当の八嶋智人の存在感もイイ‼️八嶋教師から携帯電話を取り返すエピソードはホント微笑ましい‼️そして今ドキの女子高生のリアルな価値観や恋愛観が素直に盛り込んであり、好感が持てる‼️これは熊切和嘉監督の力でしょうね‼️やはり映画は監督‼️監督が良ければ、アイドル映画も青春映画の秀作になる‼️私は日向坂46の事はまったく知らないのですが、今回の主要キャスト11人に関しては今ドキの女子高生感をイヤミなく出しててかなり魅力的でしたね‼️少なくとも賊軍よりは人間味にあふれてて素晴らしかったと思います‼️
急行券とリズム
日向坂って4期生まで出てきちゃってるのかという驚き込みでの鑑賞。
特典はポストカードで満武夢華さん(平岡海月さん)でした。
修学旅行での東京観光を満喫かと思いきや班員全員がバラバラになって東京各地に広がって…といった感じの作品で日向坂4期生11人にフォーカスを当てた作品で、メンバーそれぞれに見せ場ありなのでファンの方は嬉しくて飛び跳ねてそうですし、こんな可愛い子おるんだな〜となれたのは大きな収穫でした。
東京全部回る子、オーディションに向かう子、好きな男子を追いかける子、ヲタ活に励む子、東京の同級生と会っちゃう子、それらのイベントに出てくる子たちと色々な場面と場面が繋がっていく感じは青春だな〜とニコニコしながら観ていました。
東京の名所は結構網羅していて、自分が東京に行くと確実に足を運ぶ下北沢の光景は直近にも行ったのでそこそこ〜ってなってなんだか嬉しかったです。
上野近辺や池袋だったりも出てくる中、新宿はあのとんでもない地下鉄ジャングルが登場するのでマップ無しだと迷うよな〜と共感の嵐でした。
割とご都合的な展開が連続して続くのでそこは結構引っかかるんですが、コント的な面白さが随所に差し込まれているのでその展開込みで笑えたのは良かったです。
終盤のスマホを取り返す作戦なんかよくその作戦で行こうと思ったなとなりながらもトントン拍子に事は進むので笑いっぱなしでした。
限られた時間の中で紡いだ友情が卒業後も続いていってくれたらいいよな〜と彼女たちの今後に幸あれと思えたのもとても良かったです。
日向坂46メンバーを推す映画としては満点も満点な作品だと思います。
一つの青春映画として見るとちょっとパンチ不足なところはありますが、それ込みで鑑賞したので満足度は高めでした。
鑑賞日 10/31
鑑賞時間 18:30〜20:15
座席 C-6
日向坂四期生をメッセンジャーとしておひさまに贈られる「ハッピーオーラムービー」
まず初めに言わせてもらうとアイドルが出演してる映画を映画館で見たというのはこれが初めてである。
自分は日向坂を知って4年ほど。
グループ発足のきっかけになる長濱ねるのことは知っていたが、ねる以外のひらがな(今のイッキさん)のことまでは知らなかった…という経緯である。
本格的に日向坂にはまるきっかけになったのは冠番組である「日向坂で会いましょう」からで、楽曲面では「ドレミソラシド」が好きになるきっかけだった。
日向坂はグループのテーマには「ハッピーオーラ」というものがあり、これなしには日向坂は成り立たない。
勿論この映画にもハッピーオーラが存分に散りばめられていて、四期生がその概念をこの作品中で所狭しと提示してくれている。
「おひさま(日向坂のファン)」はその養分を存分に吸収すればいい。
演技がこうだ、物語がどうだといった内容をつべこべと議論するのはナンセンス(ってかおひさまならそんな事しないよな?)
脚本は彼女たち11人のエピソードをもとに執筆しているので、役名が与えられているとはいえど、スクリーンの中で動く彼女たちはほぼそのままのメンバーの姿が映し出されているといってよい。
これはひなあいで彼女たち11人をしっかりと見ているおひさまなら容易に理解できる。
日向坂のメンバーの前提知識がない状態で見ても楽しい作品だとおもうが、より楽しく見るために4期の事は知っておくのがオススメ。
だがその「より楽しむ」の段階にまでなるにあたっては、それほど深い知識が必要とされないという塩梅になってるから面白い。
自分はひなあいの放送回を全部追えているわけではないし、4期生に関しての知識も、純然たるおひさまに比べれば全然比較にもならない程度の知識しか持たない所謂、ライト層に位置する。
でも4期メンバーの愛称やどういったキャラなのかということさえ大体把握できていれば大丈夫。
(例えば…しょげこは少年キャラ、〇天キャラもあざとキャラも両立しているかほりん、レジェはあの愛萌イズムを継承したので男をダメにするタイプである、はるはるは社会人経験ありだから常識人なのかと思いきや…中身はぶっ飛んでる、りなしは最年少メンバーなのに一番年長のみっちゃんより実はマトモである等々)
このように4期に対する知識がちょっとあるだけで映画の楽しさが増すし、所々のシーンにもおっ?とできる場面や思わず笑いがこみ上げてくる場面を見つけることができるだろう。
この映画での彼女たちを見ていると、おひさまなら、「ひなあいでの4期やんw」ってなること請負である。
演技の部分に関しても事前にアンケートをとったうえで脚本に反映させているということもあり、演技を「している」感じが皆無。本当に自然な立ち振る舞いがそのままカメラに収められていると言っても過言ではない出来上がりであった。
例えば、かほりんときらりんの恋バト?の場面は、かほりんはあざとキャラ、きらりんはキレりんちょキャラが理解できていれば、あの演技で作品に落とし込んだとしてもなんら不自然ではないし、演技を見せているというよりかは彼女2人の日向坂における素のキャラの一面を知ってもらうという意味で実に効果的なメッセージとして機能しているように感じた。
とりわけきらりんの演技は特筆すべきもので、かほりんのことをガチで嫌っていないか?と心配になるレベルだった。(当方かほりんと同郷ということもあり「仲良くしてくれぇー」と思ってしまった)
個人的なハイライトは、こにしんが下北沢の場面で、ひらほーにいろいろといいところを見せようとはするんだけど、実際は都会に関してはとんだ知ったか状態で、カフェの注文で通ぶったふりをしようにも店員とのやり取りの過程でどんどんぼろが出てしまうのだが、天然キャラのひらほーにはそれが全く理解できてないという場面になった時には笑った。
それでもなんとか都会キャラを貫こうとシンキングタイム?を取るために、トイレに行くと言うこにしん。
おいおい…演技とは言えど現役アイドルがトイレに行くっていう言葉を発したぞwと思いきや、次の場面ではなんとトイレにいるこにしんの姿がスクリーンにwww
まさに、こにしんのイメージを真っ向から破る体当たり演技である。
(いや、アイドルの常識をも打ち破る革新的な瞬間だ!)
間違いなく観賞後のおひさまは「いやまさか、こにしんがトイレに入ってる絵を見れるとはw」という感想が、いの一番に口をついて出てくることだろう。
そして、そのシーンの最中に、しょげがそのカフェにやって来て、なんとしょげも出る間際にトイレ行く!とか言い出す!w
アイドル×トイレのシーンがこんなに描かれる映画ってあるんだろうか?すげえなこの脚本w
さらに、ひらほーがこにしんを(よく理解してないであろうが)アシストする場面の部分で、「出てくるのに反応が無かったり時間がかかってるってことは臭い(大のほうしてる)ってことだよ」というセリフを言った時にはまさしく「!?」となったw
この瞬間、今作のMVPはこにしんで決まりだとこの時点で確信した、もう間違いない。
この後に本作のハイライトになるであろう、りなしのスマホを取り返そうとする場面すら、完全にこのシーンのインパクトに上書きされた。
たまちゃんチームの、キャラグッズゲット作戦の1連のシーンなんてことごとく蛇足になってしまったw
おひさまの間では未来永劫語り継がれるシーンになることは間違いないよ。こにしんお疲れ様!
あ、ひらほーもいい仕事してたよ。
もちろんこんなふうにキャラが立っているのはこにしんだけじゃない。
はるはるはギャルの出で立ちがはまりまくってて、意気揚々と整理券ゲットしたよ~と余裕をかますが、ひょんな油断から強風に煽られてあっさり整理券をなくしてしまい、無くしたことには暫くたってからようやく気付くというドジをやらかす。
こんな何気ない場面も、ひなあいで共演しているオードリーの番組、「あちこちオードリー」にて明かされた、社会人時代での彼女の失敗エピソードを知っていれば、これまたリンクして笑いが生まれるのだ。
りなしのエピソードは、現役アイドルが映画の中でもアイドルに憧れてオーディションを受けに行くという、メタ要素に富んだ一連のシーンなのだが、彼女が憧れと仰ぐ存在の役として過去回想のシーンで2期生のこさかなが登場。
脇役という扱いでありながら、あれだけの尺であれほどのオーラを残すというのは流石は日向坂の顔である。
おすしやKAWADAさん擁する2期生メンバーの凄さを、映画に直接関係ないことだが再認識する機会になった。
こんな感じでおひさま観点からみて場面が多い本作だが、フラットに1つの映画作品という観点で考えてみたい。
全体的に見て本作は何かひねりやとんちが効いた感じがあるわけではなく、修学旅行の自由時間と言う限られた場面が作品舞台のすべてであるが故、映されるシーンは全てが昼間の時間の出来事であり、煌びやかな東京の夜景といったシーンはない。
また映画のキャッチコピーに「クセつよ」という言葉があるが、自分の場合は日向坂に関する知識がある状態で見ているからか、作中におけるその「クセつよ」の部分が何に当たるのかということが全く理解できないまま終わっていた。
主人公のしょげは自分の立てた旅程(もともと明らかに無理がある)が、実際に現地に行った時に起こるさまざまな予想外の出来事で頓挫したようになるのだが、一人になってしまったとしても自分の出したプランをなんとか自分だけであっても遂行しようと、(寂しさを口にはしつつも)動き続けるというのは、「主人公としてはクセつよ」なキャラだろうか?
もう1人の主人公的な存在であるりなしに関しても、自分だけになれたチャンスを逃さずオーディション会場に颯爽と到着するが、時間待ちなどの流れで自撮りなどしているうちに映り込みにうるさいタクシードライバーに因縁を付けられ、その流れで担任に単独行動が運悪くバレてスマホも取り上げられてしまい、オーディションを受ける気力を失ってしまう...という流れは「映画としてはクセつよ」なストーリーになるのか?
かほりんときらりんのシーンに関しても、どっちが意中の相手に思いを伝えるのかということに関してシーソーゲームのような舌戦を繰り返しながら、やきもきして2人とも切りだせぬまま。結局はその生徒に本命がいたことを知り、儚く夢破れたことで、やけになったようにもんじゃ焼きの店で浴びるように食べる…という展開も「クセ強い?」と問われたら自分は「ん~」となってしまう。
特にたまちゃんを筆頭に、りおたむ、レジェ、はるはるがグッズをゲットしようとチーム戦術でアニメショップやゲーセンに赴く場面に関しては、それを東京であえてやるのか?と1番疑問に感じた部分である。今の時代はインターネットで簡単にグッズなんて手に入るし、クレーンゲームなんて地方にもあるでしょ?
こんなふうに、「一風変わった作品?」という印象を与えるキャッチコピーが打たれている割には、内容に「クセ」に当たる部分があまり感じられない、よく言えば外連味のない、悪く言えばフレーズにそぐわない内容になっていると感じてしまう。
もちろん自分は日向坂に関する知識がある状態で見ているから、知識が全くない状態で見た場合には本作が「クセつよ」と映る人もいるのか?と思う余地はあれど…
本作はオリジナル脚本と謳ってはいるものの、先に述べた通りその格子となるのは彼女たちの実体験がベースなわけだから、台本や演技の部分にクセつよ要素を反映させるということがそもそも難しいんじゃないだろうか?
演技の部分に関しても台本がやはり実体験がベースだから、あまり演技っぽくない形で自然になってしまってるせいで、クセの要素を演技で表すという部分に関しては形骸化してしまっている。
こにしん、ひらほーに関しては外連味が強いと映る人は多いとは思ったが、これまた2人のキャラを理解したうえで全く違和感なく自然に見れてしまうわけである。もっぱらトイレというシチュエーションにかなりの部分が依存しているといわざるを得ないだろう。
おひさまなら分かりますよね?こにしんはボロ出しそうwひらほーもなんか臭いとか言いそうwって。(無いか?)
こう考えると本作の脚本の巧みさが光る。
でもこれらも日向坂のコンセプトを知っているのであれば実に気の利いた演出と理解できる。
日向が生まれるのは太陽が昇っている時間帯だけ。
この作品が日向坂の作品であるということを伝えるためには場面はすべて昼間じゃ無いとダメなのだ。
無論人によってハッピーになれる時間帯は昼間だけではない。
しかし太陽の光というものはやはり爽やかさをもたらすのであり、青空の天気の下暗いエピソードなど一切なく脈々と進んでいくアオハル系ストーリーこそが、今の彼女たちが最大限にその魅力と本領を発揮できる「ステージ」であるということは間違いなく、これぞ正に日向坂の本領である。
映画という舞台でも「ハッピーオーラ」を最大限に表現する4期生の姿を宣伝文句関係なし、もっと言えば日向坂の要素も関係なしにしてまずは1回見てみるべきだと思う。
(もっともこさかなが脇役と言えど出てくる時点で、日向坂要素を考慮しないというのは難しいかもしれないが)
総括として、日向坂の知識があれば見るたびに味わい深く、無くてもフラットな視点でベタな作品として手堅くまとまった作品だった。
日向坂が何たるかということを知るきっかけになる作品として作品を彩った4期生たちの活躍に賛辞を。
そして本作のオファーを受け、自身初めてのジャンルに挑戦し、この作品をまとめ上げた熊切監督に感謝を。
P.S.
舞台挨拶でレジェを皮切りに北海道を舞台に2作目制作を監督に熱望している話があったが、本作のヒット具合ではあり得るかも見たいな話があるけど、難しいのでは?
それこそ尚更パラレルの設定にしないと無理がある。
とはいえ日向坂✖️北海道は望む人は多いはず。
桝谷(小西夏菜実)が好き
20歲おひさまの感想です。
桝谷綾乃を演じている小西夏菜実さんの演技が自然で良かったです。本人のキャラに合ってるからなのか、表情や挙動が演技っぽくなくて一番違和感なかったです。
花里(平尾帆夏)に「トイレこもってるから臭い」発言された(池園から逃げるためなのでしょうがない)ときの、トイレの中でのリアクションが面白かったです。
他には、タクシー運転手が写真消せとしつこくて、桐井智紗(渡辺莉奈)のスマホを奪うストーリーのために無理矢理登場させた感がありました。
総合的には、おひさま特に4期生推しは絶対観るべき!
ファンじゃない方も、キャラ付けがしっかりされてるのでアイドルですが見分けつくと思います!
映画よりアクスタが本体のように感じた!!
折角可愛い子が集まっているのに、カメラがブレブレで気持ち悪くなり、勿体無く感じました。都内を歩き回っていますが、映画の中で時間の経過が殆ど感じられませんでした。因縁を付けてくる女性がしつこく、先生が怖かった(「大丈夫か?変なのいるから気を付けろよ」でスマホを没収する必要ない)です。日常系アニメの実写版というか、良くも悪くも何も考えずに、ただ可愛い子たちを眺めているだけの映画だと思います。グッズが公開すぐでも手に入りませんでした。熱狂的なファンからすると、お気に入りの子のアクスタが本体で、映画自体はおまけのような気がします。
おっさんでも大丈夫
私、おっさんなんですけど、年齢とともに若い子の顔の判別がつかなくなってきたんですよね。
なので、大人数がワチャワチャするこの映画は不安だったんです。
だけど、最後まで誰が誰だか状態にはならずに、楽しむ事ができました。
これは、キャラクター付けが巧かったのも有ると思いますし、メンバー自体が個性的な魅力がある面々だからなのでしょう。
私と同じ様な悩み(?)を持つおっさんでも、大丈夫だと思います。
センス・オブ・ヨーコ
顔も名前も知らないのに観てしまう秋元系アイドル作品。
『マジすか学園』が嫌いじゃなかったし、前田敦子や松井玲奈、伊藤万理華なども輩出してるしね。
まず、OPとEDの曲入りが素晴らしく、その雰囲気から『花咲くいろは』のnano.RIPEを思い出した。
予告でパラレルワールドものと認識していたが、写真だと現在地の証明には…と思ったら。
この辺までのテンポ感はとても良かった。
ただ、突っ走り気味だったにしてもNoと言わないまま唐突に裏切るのは正直かわいそう。
池園がこぼす「みんなで飲みたかったなぁ」に胸が痛む。
人数が多いこともあり、全体としては散漫な印象。
ワチャワチャを楽しむ群像劇なのだろうし、雰囲気は良いので見れちゃうんですけど。
また、無類のショートボブ好きとしては桐井の出番が少なめなのはちょっと不満。
まぁ終盤の中心になってくれたので許しますが。笑
妖怪写真消せババァがかなりウザく、スマホ没収教師と共にクライマックスのための作為しか感じず。
しかもそのクライマックスが大して盛り上がらない。
作戦も上着を脱がせるだけなので、個性どころか人数も活きないし、ビリビリスマホは仕込む意味ないだろ。
池園が桐井の手を引いて走り出した瞬間は青春映画っぽくて素敵だったんだけどなぁ。
「何処に行くにしろみんながいてこそ」という結論はいいが、そもそも大して仲良く見えないんですよね。
班員同士がほぼ苗字呼びだし。
東京を美化せず、雑多なまま撮っていたのは好印象。
新宿駅は確かに迷路だけど、地上にすら出られないのは案内板の文字が読めてないレベルですね。
全員初挑戦ということなので、演技については触れません。
とりあえず渡辺莉奈ちゃん(15歳!?)は覚えたので、是非髪型キープでお願いします。
正しいファンムービーだけど、ここまで来たらEDまで完走しても良かったように思った
2024.10.30 TOHOシネマズ二条
2024年の日本映画(87分、G)
東京に修学旅行に来た女子高生たちを描いた青春映画
監督は熊切和嘉
脚本は福田晶平&熊切和嘉
物語は、地方の高校3年生たちが東京に修学旅行に訪れる様子が描かれて始まる
自由行動は5人組の班によって行動する決まりになっていて、完璧なプランを立てて臨む班長・優里香(正源司陽子)のグループには、智紗(渡辺莉奈)、恵(藤嶌果歩)、綾乃(小西夏菜実)、詩央里(石塚瑶季)がいたが、それぞれには異なる思い入れがあった
優里香のプラン通りに進めていたものの、目的の店の混雑によって頓挫してしまい、各自で好きなところで昼食を取ることになった
だが、予定の時間を過ぎてもみんなは約束の場所に来ず、パワレルワールドに来たとか、異世界に転生したなどの訳のわからないことになってしまう
そこで優里香はプラン通りに旅行を進めることで、どこかで合流できるのではないかと考えた
智紗は憧れのアイドル・有川凛(小坂菜緒)の言葉に勇気づけられてオーディションを受けようとしていて、詩央里は推しキャラの限定品をゲットするために友人たちと合流する
綾乃は元々東京出身で旅行には興味がなく、恵はクラスメイトの守谷(島村龍乃介)に「修学旅行マジック」を使おうと考えていた
そんな中、優里香はマイペースで東京巡りを続けるものの、あまり楽しくは感じられなかったのである
映画は、日向坂46の4期生のファンムービーで、入場特典にはメンバーの写真が配られていた
推しがいる人は大変だなあと思いつつも、公開から6日目でまだ結構残っていたので、地元にはそこまで活動的な人はいないのかもしれない
個人的には存在は知っているというくらいなので、十何人も登場したら混乱するのではと心配していたが、結構キャラづけがはっきりしていて、被っているキャラもいないので、そこまで混乱することはなかった
おそらくは当て書きのようなシナリオだと思うが、日向坂46の4期生を選ぶ段階で、キャラ被りはしないように選んでいたのだと思う
いずれにせよ、ガチの青春映画を期待すると酷だと思うものの、それなりに楽しめる内容だったと思う
キラキラした女子高生を見たい人ならOKで、微笑ましく生態を観察する分には良いと思う
ここまで来たらエンディングも日向坂46で良かったと思うが、そこら辺は大人の事情なのかもしれません
パンフレットはほぼ写真集のようなものなので、この瞬間を残す意味では必要なもののように思えました
日向の四期
おひさまは、至福の時間だと思う。
それぞれのキャラは立ってるし。まぁ、何もなくてもあんだけ画面を4期生が占めてれば文句などないのであろう。
物語は無いようで有る。
一旦バラバラになって、再集結して事にあたる展開は心地よくもあった。
主役が11人居るわけではないが、それぞれを追っかけないといけない構成は大変だったろうなぁと思う。
よく出来てるのだ。
2024年の傾向も盛り込んである。
推し活だったり、アイドルオーディションだったり、見守り隊だったり、隠れオタだったり、高校デビューだったり、恋愛模様とかも今風なのかなぁ…おじさんにはわからないけど。
物語を追うのであれば戸惑いもする。
中盤の終わりくらいまでドラマはほぼない。
バラけたそれぞれがそれぞれの目的に向かっていく。
何を見せられてんだと??になるものの…4期生をお目当てに来たのならば目まぐるしく変わっていくメンバーにワクワクもするのだろう。
ステージでは見れないような一面も、お芝居として見れたりするわけだし。
その膨張するメンバーは、とある事件をキッカケに団結する。
そして、海辺ではしゃぐ。
「コレがアオハルだー」
言ってしまえば、無敵であるが、確かに青春群像劇と言われれば、そういう風にも見えてくる。
ただ…やっぱ貴重だなぁと思うのは、透明感と言うかスッピン感というか。
初々しい。全てが。
出そうと思っても出ないものだと思う。
とあるJKのアオハルではなく、日向坂四期生の現在進行形のアオハルとして見るならば、こんなに瑞々しい作品もないのだろうと思う。
お気に入りは、小西さんと平岡さんと竹内さんだった。
不思議な作品
日向坂46の4期生メンバーによる修学旅行ロードムービーでした。キャスティングありきの作品なので、その点に文句を言うつもりはないのですが、いろんな点で不満の残る内容でした。
具体的には、まずストーリーが余りに偶然に依拠しているところ。日向坂以外の主な出演者の1人である真飛聖が演ずるタクシードライバーが、東京のあちこちで日向坂メンバーが演じる女子高生と出会うことになり、しかも自撮り写真に自分がタバコを吸ってる姿が写り込んでいるのではないかと文句を言っています。広い東京で約束もなしに出会うことはかなりの偶然ですが、その上タバコ要素と自撮り要素を加え、しかもそれが複数回に渡るとなると、ちょっと行き過ぎでしょう。
また、後半スマホを取り上げた先生(八嶋智人)を捜すため、クラスメイトにLINEを送ると、直ぐに先生が発見される展開には苦笑するしかなく、お話とは言えもう少し工夫して欲しかったと思わざるを得ませんでした。
ストーリー以外でも、長野(だったかな)から修学旅行で東京に来た設定になっている日向坂のメンバー達が、全くそれらしく見えないところにも無理があったように思います。言葉遣いも格好も仕草も、全く長野色はなく、まんま東京の女子高生。それでいて”トーキョー”への憧れを語っているので、あまり説得力を感じませんでした。
また、主題歌が日向坂でないところも疑問。挿入歌には日向坂の歌が使われていましたが、主題歌はConton Candyの歌というところが実に不思議。日向坂の歌事情は詳しくないので、特段の事情があったのかも知れませんが、流石に本人たちの歌を主題歌にした方が良かったんじゃないかと思いました。
そんな訳で、日向坂の門外漢の私なので、頓珍漢な見方になっている可能性は大いにありますが、本作の評価は★1.5とします。
躍動感あふれる正源司陽子の存在感に一目惚れ
日向坂のファンではないのですが、今年の9月にライブで宮崎へ来て
5万人近い集客力だったんですね。
どんなアイドルやねん!と思い、鑑賞しました。
修学旅行で東京を訪れる設定で、主人公の池園(正源司陽子)が
トーキョーを全部楽しむプランを立て、班員メンバーと一緒に行動するのが導入ですが、
ランチタイムからバラバラになり、お!マルチバース展開?(本人たちも言っていましたが)とか期待したら、班員それぞれにやりたいことがあって、それぞれの物語がマルチに進行
していく、そしてそれぞれの物語が少しずつ重なっていき、最後には収斂されていくという
何ともうまいつくりあがりでした。
それぞれのキャラ設定もおもしろいし、今のこの世代の子たちを象徴しているようで
私みたいなおっさんが観ても元気をもらえるというか、彼女たちの瑞々しさに
自分の中の毒気が浄化されていくような気持ちになりました(笑)
特に刺さったのは主役池園を演じた正源司陽子と
ラストエピソードを飾ったアイドル志望の智紗を演じた渡辺莉奈が秀逸の存在感で
惚れしまうやろ!というくらい魅力的なふたりでした。いやぁファンになりましたね。
というわけで、全然期待していなかったですが、実に面白い、
そして元気をもらった作品でした。
二つのストーリー
この映画は修学旅行で東京に来ている高校生が自由行動で班行動するにも関わらず自分のやりたい事のためにバラバラに行動してしまうストーリー。
最終的にはみんなが集まって「あおはる」するが、別のストーリーとして桐井智沙(渡辺莉奈)のアイドルになるまでのサクセスストーリーも描かれている。
最終的な所は劇場でご覧下さい。
果たして、ハッピーエンドになるのか?
等身大かつ自然体な演技で日向坂四期生メンバーのキャラクターを活かした配役とバイプレイヤーの俳優さんの配置が絶妙で相乗効果を得られている。考えていた斜め上の素晴らしい作品になっておりました。
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