ゼンブ・オブ・トーキョーのレビュー・感想・評価
全94件中、81~94件目を表示
笑えて泣けるお手本のような青春
行き止まりもオシャレだよねぇ
絵に書いたように爽やかでキラキラした青春ロードムービー。ド直球なストーリーだけど、日向坂4期生の意気揚々とした演技と表情に、おじさん思わず感動しちゃったよ。なんて優しい映画なんだ。
アイドル映画だし、どうせ大したことないだろと舐めてかかった自分がバカみたい。というか、映画を分析してレビューしていること自体、アホらしくなっちゃうほど、彼女たちの純粋で真っ直ぐな瞳にやられちゃう。友達のために頑張ったり、全力で何かを成し遂げたり、そんなひたむきな姿はどんな形でも、何度見たって元気を貰える。
修学旅行を舞台にした青春群青劇という、ありそうでなかった設定を存分に生かしたストーリー。
〈ひとりぼっちになっちゃった班長〉
〈アイドルのオーディションを受ける女の子〉
〈どうしても新商品を手に入れたいオタク4人組〉
〈クール系キャラの化けの皮が剥がれそうになる女の子とついてまわる2人〉
〈気になっている男の子が一緒だけど、なかなか話せずにいる名コンビ〉
この5つのグループを行ったり来たり。主人公的ポジションは一応班長だけど、みんなにしっかり出番があって、ちゃんとそれぞれスポットが当てられる。彼女たちのファンはもちろん、群青劇としての質がかなり高いから特段ファンでない自分のような人でも、大いに楽しめる最高の映画になっている。これこそ、この手の映画のあるべき姿だよね。
予告のコメディ的な雰囲気は、女子高生ノリぽくて正直笑えるか心配だったんだけど、ボケとツッコミがしっかりしている上にワードセンスがいちいち面白くて、しかも自然発生的な笑いって感じでチョー良かった。例えツッコミとか、天然ボケとか、女子高生ならではコント(?)とか、結構ゼンブどストライクで、普通にめちゃくちゃ笑っちゃった笑笑
「東京って行き止まりもオシャレだよねぇ」は本作ベストパワーワード。しかもそれをなんの躊躇いもなく言うから、そもそもがそういう正確なんだろうね笑笑 気になっている男の子が一緒の2人も、漫才同然の掛け合いで大笑い。行動に決めてからーの、現行犯逮捕はセンスあり笑 でもやっぱり、八嶋智人のパワーは凄まじいね笑笑 次何が起きるか想像つくのにこの面白さ。もう、俳優じゃないでしょう。
話の一つ一つがやけに具体的で、女子高生と解像度がやたら高いなぁ、監督すげぇなぁと思っていたら、どうやら事前に出演者一人一人にアイドルになるまでの体験談をインタビューし、それを元に作られた脚本らしく、おかげで作り物感の一切ないすごい映画になっている。ある意味ノンフィクションな作品。
そんな脚本が、彼女たちの自然な表情と立ち振る舞いを引き出しているんだね。いやぁ、よく出来たアイドル映画だこと。そのまんま、それぞれの魅力が詰まった物語ってことだもんね。宣伝通り、めちゃくちゃみんなキャラが濃かったから、誰が誰かわからん!ってことには全くなりませんでした。不安に思っている方はご安心を。
それぞれのグループが徐々に関わっていくのも面白いし、修学旅行のラストスパートもかなり好き。ああ、アオハルだなぁ。そう心の中で呟いていたら言われちゃった😁締め方もありがちでシンプルながらに心温まるし、やり過ぎず丁度いい。ツッコミどころはあれど、90分以内に収めてくれたから、一切ダレずに走りきる作品になっていた。
あぁ、キラキラ眩しかったな〜。朝から癒されたな〜。女子高生の雰囲気出すの上手いなぁと思っていたら、ほとんどみんな現役JKだったのね!ちなみにわたしは正源司陽子&竹内希来里推しです(誰得)
離散した世界がやがて一体となる時、全てがアオハルに染まる。
JRも地下鉄も都バスも1,600円で一日乗り放題
修学旅行生の強い味方
それが東京フリーきっぷ
くすりと笑えて、ちょっぴり泣けて、最後はみんな幸せに。
帰り際、ネタバレありの副音声上映があることを知る。
上映は11/8(金)からとのこと。
彼女たちの青春の輝きが眩しい
TC PREMIUM THEATERで鑑賞(初日舞台挨拶付き)。
日向坂46の四期生たちが、それぞれ個性的な女子高生を演じる青春映画。彼女たちのかわいさが目一杯詰まっていた。
熊切和嘉監督にしては、かなり王道なつくりで直球路線と言うか、フィルモグラフィー的にはかなり異彩を放つ作品だ。
彼女たちの巻き起こす騒動は、かつての自分の修学旅行を思い出したりしてとても懐かしく、とても甘酸っぱかった。
東京の様様な表情が映し出され、観光映画としての魅力が満載である。東京がもうひとりの主役と言ったところだろう。
物語が進んでいくと、「東京」が眺めている彼女たちの様子を見せられているかのような感覚になるのが面白い。
アイドル映画と言えば、主演するアイドルの演技が気になるものだと思うが、驚いたことに誰も下手と感じなかった。
アテ書きされた役柄だからこその自然体な演技が、時に笑いを、時に切なさを齎し、眩しいほどに青春の輝きを放つ。
若さ故の爆発力と言えば良いのか、もしくは瞬発力みたいなものがエネルギーとなり、それが眩しさに繋がっている。
その眩しさは「アイドル」と云う決して永遠ではない、かけがえのない瞬間が放つ閃光に重なり、さらに輝きを増す。
彼女らの持つ魅力と、それを引き出した熊切監督の巧みな演出が見事な化学反応を起こした末に生まれた傑作だと思う。
[余談]
日向坂46では正源司陽子推しなので、今回の舞台挨拶はお得でしかなかった。何せ2200円で生のよーこを見られるのである。なんて素晴らしい機会なのだろうと足を運んだ。
最高に面白い舞台挨拶だった。よーこってめっちゃかわいくてヘンな子なんだなぁとより好きになった。ファンの人は兵衛向陽閣の金泉・銀泉有馬六湯めぐり買うんだろうな…
[追記(2024/11/09)]
副音声上映、堪能した。映画を観ながらの四期生や監督の話す撮影秘話が賑やかで楽しく、終始ふむふむ、にやにやしてしまった。まるで、仲間たちが修学旅行の動画を観ながらわちゃわちゃと想い出を語り合ってるみたいだった。四期生の仲の良さが伝わるコメンタリーで、耳福である。
[以降の鑑賞記録]
2024/11/09:TOHOシネマズ西宮OS(副音声上映)
きらりんキラリ
おひさま(日向坂4期生)入門編
日向坂46だと知らずに観た‼️❓
青春が恋しくなる一作品。
本作(ゼンブ・オブ・トーキョー)を見ようと思ったのは、日向坂46の映画だからだが、それ以前に、普通に、アオハルが恋しくなる映画だった。
現に今、就活が始まる手前で、大人になることを沸々と感じている中、より一層、アオハルが恋しくなった。
定期に地方から東京に遠征しているからなのか、なぜか、東京っていいなぁと言う気持ちにもなった。
自分は、おひさまなので、日向坂46、映画を見ると、4期生が最高だと思うのは言うまでもない。
というか、挿入歌の『雨が降ったって』最高すぎだろ笑
とにかく、おひさまでも、そうでなくても、アオハルが恋しくなるような、そんな作品です。
どうか、この作品が、たくさんの方々の目に留まりますように。
アオハル。
東京での修学旅行2日目の自由行動の為に入念にスケジュールを作った地方高校3年生の池園優里香の話。
5人1組の班長・池園と、その班のメンバー4人達、作ったスケジュール通りに行動しようとするも…、行った先々で休館日、行列と、思うように行動出来ず、昼食も食べたい物が合わずで各自昼食をして待ち合わせとなるが…。
東京の人気スポット、カフェなどまわりたい池園と、ホントはそれぞれやりたい事がある4人、最初は作中内のワードにも出たマルチバース的な何て一瞬思ったけれど、遠目で見掛けた池園を避け、気になる男子を追っかけたり、オタ活仲間とTシャツ買い、東京を知ってる女と見栄張ったり、オーディションの為の東京旅行だった彼女達のエピソードが可愛いし面白い。
チョイチョイ出てくる女タクシードライバーがちょっと鬱陶しけどアクセント。
その間に1人きりで行動する池園が可哀想にも見えるけれどそれも何か可愛くて。没収されたスマホ取り返せ作戦になってしまったラストからオーディションの流れの友情には少し涙で、まさかこんなに刺さる作品とは思ってなかった(笑)
このアイドルグループの顔、名前は一切知らないけれど気兼ねなく観れて面白かった!
全94件中、81~94件目を表示