劇場公開日 2024年10月18日

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「クビキリ」DEADMAN 消された男 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0クビキリ

2024年10月21日
iPhoneアプリから投稿

シネマート心斎橋閉館まで1週間を切ってしまい、思い出の映画館の一つなので何とかして作品を観に行かねばと思い、時間帯の兼ね合いもあって今作を選択。
初めて観たのは「整形水」だったので足掛け3年のお付き合いだったけどとても好きな映画館でした。

なんて1人語りは置いておいて今作のお話。
名義貸しというあまり馴染みのないものを1本の映画に仕立てる韓国映画の幅の広さには驚きましたが本編自体は見せ場こそあれど地味な作りで惹き込まれる作品ではなかったかなーと思いました。

名前を売って社長代理を務めていたら色々と借金を背負っていて…とサクサク進む映像に期待したんですが、そこからが割と難解に難解を重ねながら地味な絵面と共にお送りされるので盛り上がらないなーとなりながら中盤を過ぎても過ごすことになるのは中々ツラかったです。

この手の作品でチェンソーぶん回すキャラが出てきたのはちょっと面白かったですが、どうせならもっと暴れて欲しかったなと思いました。
やられるにしてもブッ刺されて刻まれるところまで見たかったですがそこの予算は無かったんかなぁとなりました。

終盤に入っても金銭の授受がメインのためか見せ場っぽいシーンも限られており、名前の貸し借りの問題に踏み込んでいるはずなのに宙ぶらりんのままヌルッと終わっていくので消化不良でした。

最低限観れるものにはなっているんですが、韓国映画だとやっぱハードルを上げてしまうのでそこにしっかり引っかかってしまったかなという印象でした。
シネマート心斎橋とのお別れは寂しいですが、最後に1本観れたことに感謝して帰路につきました。

鑑賞日 10/19
鑑賞時間 10:15〜11:07
座席 B-5

ブレミン