「歩くのしんどい」人間爆弾 立ち止まったら、爆発 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
歩くのしんどい
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タクシー運転手というのは日頃から運動不足。歩き続けろと言われても、けっこうキツいものがある。大勢の人に見られてるかといっても、基本的に孤独。妻ラウラとのインカムでの会話もほんの一瞬に過ぎなかった。警察はやはり『スピード』でもやり抜いたビデオ映像を流すという作戦を採るのだが・・・
犯人の一味である男が時限スイッチを送信。ビデオ映像の裏で爆弾処理をするにも残り21分となってしまう。そこまでして一般市民を殺したいのか?テロリストたち。少年たちが携帯を拾って危機一髪となる。ヤバいよ、ヤバいよ!といった感じでクライマックスを迎える。
サンティの家族、犯人ハムザ、そしてハムザの家族と、どの人物に焦点を当てても緊迫感が満載。ピラール少佐も男勝りでカッコいいし、爆発物処理隊員ヘススも良かった。そして死なせてしまったハムザから預かったブレスレットを家族に届けるというラストもいい。ハムザも山道の途中で自首することを考えていたんだろうな。しみじみ。『スピード』(1994)の人間版とも言えるのですが、ハリウッド映画じゃないことを考えると上出来。
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