劇場版モノノ怪 第二章 火鼠のレビュー・感想・評価
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唐傘の時のような感動は…。
前作の唐傘では、大奥に仕えるという価値がテーマであり、この価値は、我々現代人にとって、解る部分もあるけど、解らん部分もあるものであった。
この“何となく解るけど、やっぱ理解しにくい価値”というのがキモで、だからこそ、ここから生まれるドラマに様々な想いを巡らせる事ができた。
これがモノノ怪シリーズに通ずる不思議な魅力を生んでいたのだと思う。
しかし、今回は中絶という現代人にも理解しやすい悲劇がテーマであったにも関わらず、感情移入させるシーンが少なかったため、物語が薄くなってしまった(あっけなくなってしまった)印象を覚えてしまった。
昔に悲劇があって、それと同じような事が起きて、化け物出てきて、退治。
このストーリーが、唐傘と同じなので、これまた薄く感じさせる要因であった。
モノノ怪は大ファンなので、蛇神では是非リベンジを!
楽しみにしてます!!
天子に使える大伴
物語、音楽、アクション全てに魅入られる
前作も良かったけど今作のニ章の方がより好きかも。相変わらず極彩色の映像美が素晴らしい。質感まで感じる和紙感が紙芝居のようで、一際キャラクターを引き立てる。薬売りさんは歌舞伎役者のようですね。今回も音楽、アクション共に魅入ってしまった。
ボタン様、始めは何とも思っていなかった人なのに今作で好きなキャラクターになりました。フキに対しての苛立ちは別の理由だったのだなと腑に落ちて、また違う側面にキャラの深みが増した気がします。気丈でいて真に心根は腐っていない感じが良い。そして、坂下さんも見直してしまった。こういう人情味のあるキャラや物語ってやっぱりいいですね。
主題歌のアイナ・ジ・エンドさん「渇望」もカッコイイ。何度も聴きたくなります。
1年後予定の3作目が待ち切れないです。蛇神といえば、神社で水神様として祀られているところが多いので……期待しかない。
ぶっちゃけ、唐傘が火鼠になっただけで、前回とストーリー同じだよね。
せっかく、続編が制作できたのだから、薬売りさんの過去や、霊能力の修行シーンなどを期待していたら、
前回と同じような展開で、同じように妖怪が抵抗して、同じように退治されて、同じようなラストシーンとなる。仮面ライダーかよ?
次回は、蛇神の妖怪が出てくるようだが、また同じような展開なんだろ?落語なら、同じ話しを何回、聞いても面白いが、アクション映画で同じ話しってのは、手抜きじゃね?
声優ファンと、TVシリーズファン向けの映画。一見さんには理解しがたい映画でした。
贅沢に圧倒的な、映像美術
すげーもの見た
映画が終わって最初に出てきたのはその一言だった
三幕構成の第二幕ということで、説明や伏線がどうしても多くなりがちな第一幕と比較してもすとんと腑に落ちるような分かりやすさが強かったこともあり、没入感がすごい
そして隅々まで端々まで埋め尽くすような、一分の隙も無いような色彩とデザインと画面構成がものすごくものすごい
私の残念な語彙ではとてもじゃないけど言葉にできない すごい
画にしても筋立てにしても、クセが強い部類にはなるだろうからどうしても好き嫌いはあると思う
でも、好きな人にぶっ刺さったときの深さは尋常じゃないと断言してもいい なにしろ私自身が体験したからだ
エンディングロールの途中に文化庁の名前を見て、驚きよりも先に納得が来る
そんな映画です
ヘタに内容に触れれば野暮になってしまいそうで、語ることはできないけれども
和風活劇や江戸期の文化芸術、情念だとか、あやかしだとか、そういったモノが好きな人は見て損はしないんじゃないかと思う
第二章、楽しめました!
キャラに愛着が出てきた
権力者の、立場の弱いものへの圧力と、弱いものからの忖度がおこることにより最悪の展開になってしまった事件が今回の物語の核だった。
その昔、父の忖度に屈してしまい自分の子どもを堕胎させてしまった大奥の女性が火鼠の正体なのだが、自分を責めて焼き尽くすさまと、大奥で生まれる子どもを無意識に(?)守ろうとするさまが切ない。前回からいるキャラの過去のエピソードや成長を見ることが出来て愛着が出てきた(ボタンさんと坂下さんが良い)。天子や水光院などの権力サイドの意図は謎のまま。天子のお手付きになる条件に血統は関係がなく、家族は出世できるけど、身分の低いものが生む子どもは火種扱いされるという考えがかなり歪に感じたので、次回はそれが何かわかるのだろうか。
悲しき業火
前回よりレベルアップしてる
そして子持ちには良い意味でアカン内容でした……途中から涙腺刺激されまくってしまって泣いていました。
テーマ的にはTV版モノノ怪の座敷わらしに少し似ている気がします。
終盤で火鼠が何故自らを焼き付くそうとするのか、「許せない」という言葉の意味が単純に私利私欲ために子の命を絶とうとする者たちへの恨みの言葉だけではないことに気がつかされた時、
私は昔読んだ「八日目の蝉」という本を思い出しました。
あの作品では、不倫相手の子を妊娠し堕胎したことを後悔して、不倫相手と正妻の子供を誘拐するという犯行に主人公は至ってしまうのですが。
あの作品の主人公が感じていた感情と火鼠を呼び寄せたあの人が感じていた感情は似ていたんじゃないかな。
「どうして手放してしまったんだろう」
「何故生まなかったんだろう」
そんな声が聞こえるようでした。
もう取り戻せない者に対する悲しみ。
全てを焼き付くさんとする炎は子を選ばなかった自分に対する怒りの炎だったんですね。
今回の「許せ」はいっとう染みました。
次回の蛇神が楽しみです。
話は普通、アニメ怪奇時代劇にしては面白い 繊細な絵柄は凄いが、「美しい楽しい」に効果的に貢献していない
愛憎と欲望が渦巻く大奥を舞台に、モノノ怪・火鼠と薬売りの闘いを描く。
映画1作目のみ鑑賞済です。
前作に続き「大奥」が舞台なので、その点に目新しさが無い。(もしかして劇場版は大奥3部作?)
極彩色の緻密な絵柄が動く独特の世界も、慣れてくると、見るほうも欲が出てきて、奥行きや色柄が本当の「和」を感じさせるとより素晴らしいのではと考えてしまう。
故意なのか、現状は「和」とは異なり、オリエンタルな色味、外国人が感じる日本のテイストに合わせているように見えて、またメリハリがなく全面的に同じ明るさ精細さで平面的にグリグリ動くため、すごいんだけれど、美しいとは感じない。
ストーリーは比較的わかりやすかったが、肝心の主人公の活躍も、全面的にずっと画面が凄いだけで、カタルシスを感じなかった。
全体的に、物語は普通、絵面が精細でグリグリ動くのは凄いが、それが必ずしも「美しい、楽しい」に貢献していないように感じる。
エネルギーの奔流はあっても効果的に演出されていないと感じた。
前作よりずっとイイ!
前作鑑賞後から期待していた、劇場版3部作の第2作。テレビアニメ未視聴で予備知識ゼロで鑑賞した第1作は、映像に圧倒されながらも内容についていけなかった記憶があり、今作も若干の不安を抱きながら公開2日目に鑑賞してきました。劇場内は世代や男女を問わず、けっこうな客入りで、改めて人気の高さを感じさせます。
ストーリーは、前作でモノノ怪・唐傘と対決した後、大奥総取締役・歌山の後任となり、大奥の規律を正そうと厳しい態度に出る大友ボタンと、天子の寵愛を受ける御中臈・フキとの関係が悪化し、さらにフキの懐妊が明らかになり、大奥に波乱の予感が走る中、謎の人体発火事件が相次ぎ、ここにモノノ怪の関与を感じた薬売りが、再び大奥の闇と対峙していくというもの。
前作に比べて、ずっとわかりやすくおもしろかったです。大奥内の覇権をめぐるパワーゲームの中で生まれる情念、それが生み出すモノノ怪という構図が、すっきりと腑に落ち、最後まで楽しめます。前作の登場キャラをすっかり忘れていたので、序盤こそ登場人物の相関が捉えにくく、多少まごつきましたが、ほどなく理解でき、あとはテンポのよさに身を任せ、作品世界にどっぷりと浸ることができました。
独創的なセンスがもたらす鮮烈なビジュアルと、モノノ怪と対峙する薬屋が魅せるハイスピードバトルと巧みなカメラワークは本作でももちろん健在です。前作で見慣れたこともあり、初見で感じたほどのインパクトこそありませんが、それでもこの世界観に酔いしれます。
それにしても、かくも人の業というものは醜いものなのかと思い知らされます。その一方で、それを見過ごせぬ、許せぬという思いがあるのもまた人の本質でしょう。その両面を的確に描き出した本作はお見事です。また、前作で消化不良に感じていた点も解消され、素敵な作品に仕上がっています。その一方で、エンドロールは前作同様で、謎のオブジェの周りを回り続けるのですが、この謎は第三章で明らかになるのでしょうか。今から楽しみです。
主なキャストは、神谷浩史さん、日笠陽子さん、戸松遥さん、梶裕貴さん、細見大輔さん、チョーさん、堀内賢雄さん、楠見尚己さん、堀川りょうさん、榊原良子さんら。一流声優を並べた布陣が、作品のクオリティを保証しています。
文句なし!
素晴らしい!2回目は最高に楽しめた!!
2回目鑑賞のアップデート
初回はあまりのスピード感について行けず、メチャクチャ疲れたけど、2回目は大筋を解った上で観るので細かい所まで目を向ける余裕もあり、明らかに初回より何十倍も楽しめた気分で超大満足でした
本作は鑑賞後の余韻がすごく、とても後を引く内容、20年前のスズの情念とフキがシンクロしていくのと、世継ぎをめぐる名家・親子の確執などが絡み合い、見ごたえのあるストーリー展開が秀逸、それに加えあの途轍もなく力強い映像美、どこをとっても素晴らしい完成度だと思います
坂下さんの「行けぇ〜、薬売りぃーーー!!」は最高の名シーンだと思います
大友ボタンさんの大奥を末永く守るための毅然とした態度と凛とした美しさに再びシビれ、フキとすれ違いざまの「ごきげんよう」、そして「この出番が無いことを祈ります」と言って薬売りに手形を渡すシーンにはグッときました
クライマックスの神儀と火鼠のバトルシーンが凄まじい迫力でメチャクチャかっこよかった、2回目は自分の処理能力も追いつけ概ね何が起きているかが理解できたのでめくるめく最高峰の映像表現にずっと鳥肌立ちっぱなしの大興奮でした
でもこの闘いは本当に切なく、薬売りの「許せ」が心に染みました
前作と同じひたすらグルグル回る長い長いエンドタイトル、アイナ・ジ・エンドさんの曲がめちゃ合っててカッコいいし、中央の祠を繋ぐ2本目の綱が切れ、残り1本となり次回完結編の『蛇神』に続くということで嫌がおうにも期待が高まります、1年ありますが早く観たいですね
↓↓ 以下、初回のレビュー
面白い!
前作に比べストーリーは明快で理解し易いけど、躍動感溢れる描写とパワフルな演出が凄まじく、観終わった後は良い意味でメチャクチャ疲れた
前作を上回るスピード感あふれるビジュアルがすごく魅力的でカッコよかったけど、反面 凝った映像な上にカットが短く凄まじすぎて正直 自分の中での処理が追いつけず、若干置いてけぼり感を感じました
そにためストーリーの理解や展開の速さにもついていくのが必死で総じて“しんどかった”というのが率直な感想、本作はしっかり理解し楽しむためには何度も観ないといけない類の作品だと思いました
ストーリーが前作に比べ分かりやすく、その切なくて哀しい物語に心打たれる見ごたえたっぷりな作品、観た後の余韻がすごいです
そして前作以上に女性キャラクター達が大人っぽく、綺麗で色っぽかった、特に主役の2人、時田フキのCV日笠陽子さんと大友ボタンのCV戸松 遥さんの声が素晴らしく、各キャラクターをビジュアル以上に魅力的な高次元に完成させているのは彼女たちの功績だと思います
3部作とのことで唐傘と火鼠が次回作にどう関連し、この話自体がどう結実していくのか楽しみ、早く観たいです
変わった絵柄
妖として出てくる火鼠がカッコいい!
雰囲気はすごい良いが 画面の情報量が多すぎの感が あと 話が難解
【年度末時短レビュー第4弾】
私は 前作も見てます。
だから 画面情報量の多さ と 話の難解さ 江戸時代の雰囲気の良さ
知った上で鑑賞。
俺は 敢えて 人物では無くて アニメーターさん等の力作 『背景』中心に観た。
よく観ると 飛躍的なデザインが多い。
エジプト🇪🇬スフィンクスとか カラフル まあ期待どおり
主人公の 奇っ怪な変化ぶりは 相変わらず好調
天子様の寵愛の御中臈 フキさんは 今風の美女😍 江戸時代はいないから こういうタイプ。
まあ 今だに 大奥は秘密の空間 だから その意味で良かった。
ただ、話が難しい😓のが 玉に瑕。あと 最後のエンディング・エンドロールで 周囲を回ってる あのブツは何❓
でも 一番難解🧐だったのは 袋入り 有料パンフ🈶の値段
袋入り とはいえ 税込み@1,650円❗️
あまりの高級な感じに 購入したが 開かず保管❗️今日は 早乙女カナコさんと2作が袋とじ❗️なんで保管やねん❗️
あっ 有料パンフは 青いやつですよ❗️ 前作の赤いのも売ってたので要注意❗️
電気も空調もガスも🚰もウォッシュレット🚽も無い時代 あれほどの規模の江戸城大奥を 想像しただけで ロマンだね❗️
全115件中、61~80件目を表示
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