劇場版モノノ怪 第二章 火鼠のレビュー・感想・評価

全51件中、21~40件目を表示

4.0陰謀と情念渦巻く大奥は、モノノ怪だらけ

2025年3月15日
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鑑賞方法:映画館

前作「唐傘」はプロローグという感じで、大奥の登場人物の紹介や背景、伏線に主題を置かれ、さほど面白くなかった。
今作は、配給も増え、前作が「静」なら「動」一気に物語が動き出す。
無遠慮に男子禁制の大奥に踏み込み、モノノ怪と対峙する薬売り。ファンとしてはたまらない。
ストーリーもわかりやすい。

そして、特筆すべきは、このシリーズの一コマ一コマの美しさ。
どのシーンもテクスチャを多用し、アートとして完成度も高い。それでいて、動きがあるから、一体どうやれば、こんな世界観を生み出すことができるのかと。

次作は「蛇神」
唐傘、火鼠と次々に物怪が現れるのは、情念が渦巻く大奥ならでは。
いよいよ、「御水様」の正体が解き明かされるのか。
ますます楽しみである。

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ホラー好き2

4.0薬屋物語

2025年3月15日
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鑑賞方法:映画館

あいかわらず凄い色彩。今作はストーリー解りやすい。
大奥も覇権争いやらモノノ怪やら大変だ。
次回蛇神編も期待します。
しかしどうしてもあのアニメとあのアニメが頭に浮かんでしまう。
赤ちゃんの泣き声種崎敦美さんっぽいけど
幸子と2役ですかね?

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あらじん

4.0大奥っぽい

2025年3月15日
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鑑賞方法:映画館

圧倒的に前作よりわかりやすい
大奥っぽさもしっかりある
こんなに綺麗な終わり方をするからこれが最終話かと思った
映像やアングルも少し観やすかったように思う
続編あるようなので記憶があるぐらいの速さで上映をお願いしたい

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ぱぴこ

5.0激しく動く細密画に快感。

2025年3月15日
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前作の『唐傘』からシリーズ二作目。モノノ怪の世界観は、特徴的な作画表現がLSDっぽく、ウルトラポップで酩酊感たっぷり。相変わらずの『情報量が飽和状態の画面』が連続し、目眩さえ誘発。しっかりと次回作のタイトルも表示しての、大団円。目薬を買いに行こう。

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t2law

3.5サイコロステーキ

2025年3月15日
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鑑賞方法:映画館

大衆ウケ分かりやすさ重視のエンタメ作品に昇華された。
深夜アニメの頃のオタク向けでえぐみのある内容とは異なり、初見でも見やすい解説とストーリー展開で万人ウケが狙えそうな大衆作品になった。

神谷浩史さんバージョンの薬売りは身のこなしが軽く、物語の先を見据えて微笑む様な気がした。

櫻井孝宏さんバージョンの薬売りは所作が丁寧で、情念を汲み取り憐れみをかける様が板についていた。

薬売りも異界にたくさんいると説明があったのでどちらも本物であるのだけど、やはり櫻井孝宏さんバージョンの薬売りの艶めかしさが恋しくなる時がある。

とは言え、今作ではキャラクターに合った見事な演技を神谷浩史さんが魅せてくれた。
滑舌が良く、抑揚を抑えた語り口ながら耳に残る声優さんの技術は本当に素晴らしい。

劇中のカット割りが襖の開閉で行われることも多く、極彩色や派手な柄がチカチカして構図が目まぐるしく変わる印象があった。
アクションシーンは見やすいカットだった。
あれだけの色と柄を組み合わせて配置するのは色彩設計の方の采配が見事にハマっていたと感じる。

ストーリーは読めてしまった。
誠と理を知るまでの謎解きの様な過程を楽しむ脚本のはずだが、最初からオチが見えてしまって意外性はなかった。
王道を歩くことは決して悪いことではなく、予想はしていても涙する場面ももちろんあった。

コンテンツが大きくなると色々な人や会社の思惑や利権が交差するが、三部作なので最後まで無事に劇場公開されて欲しい。

続きも劇場で観ようと思う。

The film has been refined into a mass-appeal entertainment piece, prioritizing accessibility for a broader audience. Unlike the late-night anime version, which catered to otaku with its darker and more intense themes, this adaptation offers clear explanations and a well-paced storyline, making it easy for newcomers to enjoy.

Hiroshi Kamiya’s version of the Medicine Seller moves lightly, with a subtle smile that suggests he foresees the story’s outcome.

On the other hand, Takahiro Sakurai’s portrayal had a more refined demeanor, carrying an air of compassion as he absorbed and acknowledged the emotions of those he encountered.

Since it was explained that multiple Medicine Sellers exist in different realms, both versions are authentic. Still, there are moments when I find myself yearning for the sultry allure of Sakurai’s performance.

That said, in this film, Hiroshi Kamiya delivered an outstanding performance that perfectly suited the character. His precise articulation and controlled yet resonant delivery showcased the true skill of a seasoned voice actor.

Many scene transitions were executed using sliding doors, and the vibrant colors and bold patterns often flickered across the screen, creating a dynamic and fast-paced visual experience. The action sequences, however, were well-framed and easy to follow. The way the color designer balanced such an intense palette and intricate patterns was truly remarkable.

The story was predictable. While the script was structured as a mystery, where the intrigue lay in uncovering “truth” and “reason,” the conclusion was apparent from the start, leaving little room for surprises. Still, following a classic narrative path isn’t necessarily a flaw—despite expecting certain moments, I still found myself moved to tears.

As a franchise grows, various interests and corporate influences inevitably intertwine, but since this is a trilogy, I sincerely hope all three films make it to theaters without issue.

I’ll definitely be watching the next installment in cinemas.

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@花/王様のねこ

4.0前作より分かりやすく直球に近い内容

2025年3月15日
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唐傘は比喩的な表現が多くなかなかスッと入ってこない部分が多かったが、今作は割とストレートで分かりやすい。女性を中心にしつつ男社会の政治に振り回される理不尽さは多くの作品でテーマにしており目新しいものではないですが、素晴らしい作画と表現により陳腐さはありません。
ただ完全な続き物なので、そこだけ注意です。いきなり始まって導入部分みたいなのがないので、最初のほうが直ぐに頭が切り替わらなくて少々慌てました。(笑)
三部作の真ん中はだいたい詰まらなくなりがちなのですが、話を分離してキャラクターも分けたことでその心配もなくなっています。次はいよいよ完結編(?)。まだ正体の掴めないキャラクターたちがどう着地するのか楽しみです。

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Ko Fu

5.0人を焼く情念

2025年3月15日
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泣ける

興奮

難しい

相変わらず素晴らしい作画と演出、声の演技に満足しました。
極彩色でやや分かり難い部分もありますが、テーマ自体は分かりやすく、鑑賞時間を短く錯覚させてくれます。

火鼠は詞を飾る犠牲による無念と後悔の果てから産まれたのか、それとも依代と成ったのか。

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B級

4.0唐傘に比べて見易かった

2025年3月15日
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楽しい

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田中

4.0唐傘よりはわかりやすいけど、知識ゼロではさすがにしんどいので語句の予習はしておこう

2025年3月15日
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悲しい

単純

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Dr.Hawk

5.0三章も楽しみ

2025年3月15日
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徳男

3.0注意:ネタバレあります。

2025年3月15日
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怖い

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Kei

5.0映像が素敵です。

2025年3月15日
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次回も楽しみです。

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完

4.5「複雑怪奇で初見殺し」→「シンプルかつ親切丁寧」

2025年3月15日
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泣ける

怖い

興奮

前作劇場版第一章ではとっつきづらい不明瞭な土台に、一見では分かりづらい複雑な謎、人物相関を構築してしまったおかげで、壮大で美麗な背景やら個性的なキャラの魅力が大幅にスポイルされてしまっていました。

つまり、間違いなく初見殺しでした。そこら辺は確かレビューでも酷評させていただいた記憶があります。

今回はうって変わって、門番やかしまし下級女中ら、前回ではモブキャラに成り下がっていた周辺キャラにも背景を持たせキチンと仕事をさせ、また、例えば薬売りのあの複数の「傾く弥次郎兵衛」についてまで丁寧に説明書きをつけるなど、とても親切丁寧なパッケージに!

宝剣発動の3要素も非常にシンプルで変なひねりが無いので愛憎関係素人の私(笑)でも共感できる内容で好感が持てました。

なんでもかんでもエヴァンゲリオンみたいに謎を深めりゃ作品として深みが出るわけでもないので、今作のこの改善点は高く評価したいと思います。

ただ、反面、前作の主要キャラが急に影が薄くなったり(居ましたか?)、第三章(最終章?)への布石がイマイチインパクトに欠けたりするのは、どうなんだろう・・・と思いました。

まあ、必ず第三章も鑑賞しますけど(笑)

では。

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やまちょう

5.0前作と比べわかりやすい

2025年3月15日
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まず初めに、モノノ怪の映画は3部作で、本作は2作目なので火鼠から観るのはオススメしません。本作から観てもどのキャラがどの立ち位置なのか、大奥というものがどんな場所とされているのか、などがわからずストーリーが入ってこないと思います。

今回の映画の感想を真っ直ぐ言うなら、「わかりやすかった」です。前作があったために、独特な色彩やアニメとは違う薬売りに慣れ、その分ストーリーの理解がしやすい。前作のおかげで前知識が出来たためにこの女の人がどこの家かなどが頭に入りやすいです。

また、前作では真・理について考察要素が多々あり、わかりにくかったり複雑な部分がありましたが、今回は真・理もはっきりとしていてわかりやすく、終わり方もすっきりしています。

女同士の醜い争いなどが苦手な方もいらっしゃると思います。正直、私もそんな作品好きじゃないです。しかし、この作品は女性同士でネチネチと争うものの、当人達が重い立場やモノノ怪に遭遇することで成長するものでした。前作・唐傘で意地悪そうな顔をしていた女性達が、最後は凛とした表情で廊下を歩く。醜い争いをしていたのは体感30%以下でした。

次の3作品目への繋げ方も見事。直前に公式SNSで情報が解禁されたことを知っていたこともあり、「こうやって繋がるのか」と妙に納得しました。

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あいら

3.0雰囲気

2025年3月14日
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楽しい

興奮

アニメシリーズを観ていたので、
多少の違和感は仕方がないことは承知の上で。

絵もセリフもストーリーも煩い。

察してなお奥が深い、
あの雰囲気を懐かしく思います。

モノクロの中で想いに反映した艶やかさも好きだった。

絢爛豪華な大奥を表現したなら素晴らしい。
最初から最後まで、視覚がお腹いっぱいでした。

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2G

4.0ひたすらに絵が美しいが、前作を見ていないとついていけないかも。

2025年3月14日
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興奮

前作の、唐傘を見ていたので火鼠を観ないわけにはいかなかった。

キャラクターや登場人物の説明がほぼないので前作を見ていない人には内容の把握は苦しいかも。

逆に唐傘を見ていた人にはとてもシンプルでわかりやすくなっていたと思う。

細部までびっしり描き込まれ、日本画の伊藤若冲(だいぶ違うが)のような圧倒的な濃密さと、モチーフが日本的なものにとどまらないデザインセンスは素人ながら素晴らしいと感じた。

火鼠の子供たちは実は、胎児を守っているのだと、気づくと、話が見えてくる。

ただストーリー展開よりも圧倒的な絵が、この一連の作品の素晴らしさの殆どを占めていると思う。
エンディングで水場の壁がいつの間にか大蛇に変わるのもお見事。

あの完全に平面で、濃淡や色味による遠近法のなさに慣れるのに年寄(私)はしばらく時間が必要ではあった。

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ふくすけ

4.5 前作に劣らぬ豪華絢爛尽くし、このクオリティの映画を年一ペースで作...

2025年3月14日
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 前作に劣らぬ豪華絢爛尽くし、このクオリティの映画を年一ペースで作っていること自体がまず偉業。「雨・落下・決別」を主題に、目くるめくメタファーに埋め尽くされた前作と打って変わって、ストーリーはシンプル。シリーズ発表時に予想した「大奥で繰り広げられる女の情念と権謀術数」というイメージに当てはまるのが、まさに本作である。権力に抑圧される女たち、という重い背景だが、薬売りに協力するかしましい女中たちや、門番のツンデレおじさんっぷりなどコメディ要素もあって、バランスが取れている。メインとなる2人の、対照的な女たちが、死地を経て、友情…とまではいかないが戦友めいた絆をはぐくむのは、前作のヒロイン2人とはまた違った趣で、良い(ギャルと委員長の歴史的和解、的な?)。テーマ上、前作よりも艶っぽいシーンは多いが、それ以上に薬売りの人外の魅力がフェティッシュなほど描かれていて感心する。欲を言えば次回最終作へのフックがもうちょっと欲しかったところ。描写を読み解く限りでは、国家の成り立ちに関わるような秘密と向き合うことになりそうだが…。

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sugsyu

3.5前作同様

2025年3月14日
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前回同様の出来。
難しいことをやってそうなのだが結構分かりやすく理解できる。多分言い回しが難しいだけで内容はそうでもないのだろう。とっつきにくさはあるが見てみると楽しみやすい作品。
アクションも凄いが作風もあり酔う人もいそう...

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ニックネーム

4.0嫌な感じが増してきて

2025年3月14日
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モノノ怪らしさも増してきた気がした。

一章よりも分かりやすくて見やすく良かった

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トント

5.0旧モノノ怪に近い感じ。分かりやすく、余計なものがない

2025年3月14日
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