ベイビーガールのレビュー・感想・評価
全22件中、1~20件目を表示
手がシワシワ😥
ニコール·キッドマンとハリス・ディキンソンの下剋上オフィスラブストーリー。
なんとなく内容の想像がついてしまう。
想像の上を超えて来るものではなかった😥
ニコール·キッドマン主演作で直近に観たのは飲んだくれの女刑事役の ストレイ·ドック 。メイクがヒドかった。
今回はポスターがステキだったからちょっと期待。
新鋭女性監督とタッグを組んで定期的に出演するとのたまっているニコール·キッドマン自身のプロデュース映画みたいなものだからまあ仕方ない。
ハリス・ディキンソン出演の映画はキングスマンから全部観てる。
イケ好かない軽い役が多いが、引っ張りだこ状態。変な魅力がある。
今回もすっとぼけた、とても図々しい奴。
犬も熟女のグルーミングもお手のもの。
下剋上ハラスメントも狙ってやってんのかわからないほどお上手。
てっきり娘にもお手付きしちゃうのかと思ったけど、そこらへんはアダルトビデオと違ってお上品。
職歴が政府要人警護とか海兵隊員とか犬の調教師とか怪し過ぎる。新人商社マンとしては異質。
ストレイ·ドックの続きとしてはドック繋がりだったのは面白かった。
逆転のトライアングルでは最後、チ〇チ〇リンのフィリピンおばさんにご奉仕する羽目になったから、逆転の逆転、再逆転。
なんでよりによってバイクのカワサキなのよ!
アントニオ・バンデラスの旦那はよく頑張るなぁと思いました😭
彼女がロボットに仕分けさせる配送会社のCEOになったのも会長のオジサンとの濃いーカンケ―が絡んでのグレーな人事によるみたい。イタい経験を積んで成長したのはわかるんだけど···
これがベネチアで主演女優賞?????
新入社員がわざと床に捨てたネクタイを翌朝拾ってこっそりバックにしまうキッドマンのお芝居にはニッコーってしてしまったけど。
恵比寿ガーデンプレイスにあるオシャレな映画館まで行って観たのは正解でした。ガーデンタワーには彼女みたいなCEOがいそうです。
駅のミルクスタンドで瓶牛乳飲んでから、ガーデンタワーの最上階で自分の稼いだお金で高級ディナーを食べてみたい気分にちょっとなる映画😎
いやらしいったらありゃしない。
今年57歳のニコールが、実年女性の性を剥き出し全身で体現する凄まじさ。まずはこれに圧倒され、「ナインハーフ」や「フィフティ・シェイズ」で映画でやろうとする男女支配ロマンスの多様性含む最新状況に、ちょっと企画のいやらしさを感じずにいられなかった。A24と聞いて、「でしょうね」と思った次第。
SM願望とは…
ニコール・キッドマンの出演作を映画館で観るのはものすごく久しぶりで、最後に見たのはアザーズ。
(あとでよく調べたら、ライラの冒険でした。えーと、2007年だから18年ぶり)
久しぶりのニコール様、大画面でみるとやはり老けた…でも、57歳という年齢を考えると驚異的な美しさです。
美熟女CEOが若いインターンにマゾッ気を見抜かれて服従させられる…という刺激的な題材をどう料理してくれるのかと期待して観ましたが。
うーん、想像してたのと違う!
犬の真似したり、割れたカップを拾わされたり、後ろから×××されるだけ?
もっと○○○されたり、ーーーされて、△△△されて…とかじゃないの?(自粛)
…と思いかけましたが、SMといってもハードなのからソフトなのまで色々ありますもんね。
なら、精神的なSM(言葉責め系)に期待しよう!と思いきやそっちの描写も全く物足りず。
「あなたの言う通りに何でもします」と言わせたのがクライマックス?
主人公目線で物語が進むから仕方ないのですが、インターン君の行動が謎すぎて意図が不明。SM関係を社会的な野心の達成に利用…しないんだね。結局、密室でのやりとりに終始してしまっていたのがつまらない。
倒錯した性的ファンタジーを持っている女性でも結局は恋愛関係を求めてしまう、というのも、まあ女性の心理としてはありがちなのですが、主人公がCEOの意味はあったの?
男社会の中でCEOにまでなった女性なのだから、ありきたりの女性とは違うんじゃないのと。(そこは部下の女性にも言わせていましたが)
主人公はヒッピー(カルト?)コミューン育ちなのをちらっと語っていましたが、被虐趣味の要因だったということなのか?
娘のうちの一人はLGBTのようだけれで、そのへんも盛り込みすぎて色々と消化不良。
男女の性的主従関係を描いた物語、古くはエマニュエル夫人とか、O嬢の物語とか、団鬼六の作品群とか、色々ありますが、どれも年長者の男性→若い女性の関係で、年齢が逆転したらどうなるのか、というのが一つの見所だったと思うのですが。
「あなたを傷つけたくない」としきりに言っても「ハア?何言ってんの?俺の方が(性的に)立場が上だし」てインターン君に冷たく言われて、余計にハアハアしちゃう主人公。
だめだこりゃ…
ラストで夫に奉仕(!)させながら、脳内でファンタジーに浸っていましたが、これが最適解だったのかと突きつけられてちょいとがっかりしました。
女性の性欲の扱いって難しいですね。
個人的にはかなりの名作
期待せずに観たつもりが、まさかの良作。
6P鑑賞ということもありあまり期待していなかったが、思いのほか心に刺さる作品でした。
不倫の是非は置いておいて、人間の欲や弱さ、繊細さにフォーカスした描写が秀逸。
理解できないとB級に見えてしまうかもしれない難しさはあります。
劇場内に微妙な空気が流れるほど露骨な描写もあるが、そこに込められた意味を汲み取れるかどうか、本人の恋愛観や経験によって評価が大きく分かれそうですね。
ただ目があってはじまるのが男女だと思うので違和感なく見れました。
リアルな女性心理の描写。
満たされない夜の生活、若い男への依存…テーマはありがちでも、女性特有のヒステリックさ、劣等感、視線、仕草までが非常にリアルに描かれている。
犬やミルクといったアイテムに込められた主従関係の暗示も巧みでみどころです。
娘たちの描写にも深みがあり、
優しく穏やかなホームレスに靴をわたして裸足で帰ってきてしまう娘はおそらく夫似、反抗的で浮気性なレズビアン娘は主人公似。
表面上は問題児に見える妹の方が、実は母親を深く理解している構造も物語に納得感を与えています。
気持ち悪いような際どい描写もビジュアルの良さでカバーされています。
不倫相手のセリフ「ぼくのベイビーガール」「綺麗だよ」と言うと本当に可愛らしく見えるんです。
「私はあなたのことが怖くない 私の欲しいものをよく知ってる」
人が恋愛にハマって失敗する理由が詰まっています。
最初のシーンの「私はあなたを恐れていない」と同じセリフでもタイミングで意味が変わってくるのも面白かったです。
ジェンダー描写もありましたが、あくまで主人公視点からの風刺的な表現だったと思います。
女性監督だとこのあたり偏りがちだなーと感じることは多かったのですが、その点見やすかったです。
正義感の強い真面目なフェミニストの本命彼女と、プライドは高いが繊細でドMな主人公のコントラストも面白いです。
「尊敬できるあなたでいてください」「野心と道徳を履き違えないで」のやりとりはその部分がよく表現されていました。
惜しいラスト、でもまた観たい。
終盤はややありきたりな展開で締めくくられたのが残念だったが、それでもまた観たくなる魅力があります。
万人受けはしないかも…でも個人的にはブッ刺さった作品でしたね。
だからなんやねん!パート2
タイトルのだからなんやねん!パート1はアノーラです。
ニコールキッドマン、相変わらずの美しさ。裸のシーンなんてほんまもうすぐ60歳やと思えないくらい。鍛えてるんやろうなあ。
肝心の中身はというと、映画館で観る必要はなかった…
有名なCEOがインターンの若い男性との肉体関係にのめり込んでいくという話だが、あそこまで成功している人がなぜあんな胡散臭い男に惹かれるのか?破滅願望なのか?なるべくリスクを避けて生きていこうと思っている私には1ミリも理解できず。二重生活に苦しくなり(というより彼女に圧をかけられ)夫に暴露するのも、いや〜自分勝手やわ〜。絶対また同じことすんで。
熱演やとは思うけど、ニコールは出る映画を選んでほしいなと思う今日この頃でした。
最後に、映画とは関係ないが鑑賞中に何回もスマホをいじっている人がおり集中が途切れた💦スマホいじりたいなら映画館で観ないでいただきたい😡😡
性の不一致 一番傷ついたのは誰
御多分に漏れず氷の微笑のようなセクシャルサスペンスを期待して見事に砕け散りました。夫婦間の性の不一致をテーマにまじめすぎるくらいまじめに作られた作品で正直面白みはありません。
主人公は一代で会社を築いた女性CEOのロミー。そんな仕事もプライベートも充実しているように見える彼女が実は夫ジェイコブとの夫婦生活には満足できておらず、インターンとして現れた青年サミュエルに魅了され溺れていく物語。
登場シーンからして暴走した犬を簡単に手懐けてしまうサミュエル。彼は生来的に動物を手懐けるツボをわきまえていた。当然女性という動物のツボも。
彼はロミーと出会い彼女が求めているものをすぐさま見抜く。人の上に立つ人間だが実は支配されたい願望を持っているのだと。彼女の中に潜むマゾヒスティックな願望を一発で見抜いてしまう。
そんな遠慮のない無礼な物言いの彼に対して憮然とした態度を取りながら図星だったロミーは彼に惹かれていく。そして次第に彼の要求を拒めなくなる。彼は自分の求めていることが手に取るようにわかっていた。夫との行為では一度も感じたことのない快楽を彼は与えてくれる。彼との情事にふけり次第に泥沼にはまってゆくロミー。
彼を独占したいがために彼女は自分の権力を利用しようとする。しかし右腕のエスメに諭されて我に返る。この辺がかなり物わかりのいい大人だ。
彼女は自戒の念を抱き、サミュエルとの過ちを夫ジェイコブに告白する。しかし、嫉妬心に囚われた夫は聞き入れてくれない。自分の性癖を理解しようとはしてくれない。
別荘でサミュエルと会っているところにジェイコブが現れ二人は取っ組み合いとなる。サミュエルは妻の性癖を理解しようとしないジェイコブに対してそれは古い考えだと戒める。そして彼は二人の下から去ってゆく。
サミュエルのおかげでジェイコブは心を入れ替え妻の性癖を理解し彼らの性生活は充実したものとなり円満な夫婦生活を送ったのでした、めでたしめでたし。
終わってみればサミュエルは彼ら夫婦仲を壊すためではなく夫婦の絆をさらに強めるための性指導の役割を果たしただけの存在だった。彼が何をしたかったのかはあまり描かれない。不倫ものによくあるばれるのばれないのみたいなのも一応描かれるけどさほどスリリングな展開もない。正直言ってエンタメとしては物足りないし、女性の性に関する話としても新鮮味はない。
そもそも結婚して19年間もロミーは演技していたということ、そしてそれに気づかないジェイコブ。劇中やたらと若いあなたを傷つけたくないとロミーがサミュエルに言うけど、一番傷ついたのはあなたでいったことがないと告白されたジェイコブでしょう。まあ、彼もサミュエルに言われた通り古い時代の男、独りよがりなセックスで妻を満足させられていると思い込んでたわけだから、哀れながらも自業自得の面も。そして自分の性癖を理解してもらおうとしなかったロミーにも責任はある。
セックスはパートナー同士の重要なコミュニケーションの手段。お互いのツボをわきまえて一緒に快楽に浸るもの。だからこそお互いのことを深く理解した上で行わなければ意味がない。
確かに昔の時代は男だけが能動的に行為を行い、女性は受動的に義務的に付き合わされるだけで生涯オルガスムスを経験しないまま人生を終える女性も多かったという。
キリスト教圏の国では女性が性に対して積極的であることさえタブー視されることもあると聞く。そういう点でロミーが夫に長年自分の性癖を語れなかったのもわからないではない。
そんな欲求不満の人妻が若いツバメとの悦楽に溺れていくというもはや手垢のついたような古臭いエロティックなドラマを御年57歳のニコール・キッドマンが演じた。彼女が体当たりで大胆なヌードや濡れ場を演じたという以外あまりこれという魅力のない作品。途中でこれは見たかった作品ではなかったと退屈しながらの鑑賞だった。
強いて良いところと言えば最後の方で取締役のような高齢男性がロミーに対して横柄な口をきいたのに対してロミーが負けじと言い返す場面。まさに女性の性の解放が女性の社会的地位を押し上げたことを象徴するような場面で女性監督ならではの視点で描かれてるのが感じられた。
ただ、いまさら1960年代の女性の性の解放やフリーセックスなどの時代を経ている現代においてこの映画で描かれたような内容では今の観客にとても満足してもらえるとは思えない。
そういえば本作を鑑賞して昔若いころ好きだった漫画家の石坂啓さんの「スリット」という作品を思い出した。あの作品も似たような社内不倫の話だけど本作より何倍も刺激的な作品だったなあ。
ニコール版「モラルセンス」乳は差し替えで減点!
A24好き。ダイアンレイン「運命の女」とイジュニョン「モラルセンス」を足して2で割った感じ。ダイアンほどサスペンスなくジュニョほど笑えないエッジ効きすぎブラックコメディでした〜。
ベイビーガール=オムファタールのスラングだと知らないと楽しめない。昔のジェーンマーチポジをイケメンが担ってニコールが破滅していくよくあるストーリーを男女入れ替え。破天荒なオムファタールインターンが良い新入社員にしか見えず没入できない。浮気してそうなバンデラス旦那は、まさかの一途。おばあちゃんより年上のニコールがドMヒロインを演じる所が唯一A24ぽさ。ホラ〜すぎん?ニコールが痛いオバサンに見えない。かといってエロいお姉さんでもない微妙な外見が客を困惑させたまま予定調和で進んでいく。多様性時代らしく良き完璧ママの娘はアバズレレズ、オムファタールは家族も虜、キメてクラブ行けば男も魅了、ニコールのキメレズシーンが見せ場なんだろうけど一瞬。ボトックスに気づくのはレズ娘とイケメンだけ(ここ笑う所らしい)ネイティブじゃないのでシニカルに笑えず。。。オムファタールらしく皆をかき乱してドM話を広めて消える。噂を聞いた別のS親父が調教しようとする所で「調教されるならプロに任せるわ」と啖呵が切って(ここ笑う所)ラスト、良夫が貪欲Sを目指す(ここも笑う所らしい)というトンデモストーリー。字幕表現がやんわりなのがつまらなく見える原因かなあ。字幕をもっとあからさまな表現に変えたらシニカルに見えてもう少し笑えたかも。肝のイケメンが両刀シーンを演じてもオムファタールに見えず、一流の会社でタトゥーだらけ??と純日本人には没入しにくい演出でした。ニコール脱げよ〜って所で乳出すけど、明らかな吹き替えでさらにシラケる。A24だからバンデラスが過呼吸になってイケメンが抱きしめる所でヤルかと思いきやそこはなし笑。1番破天荒なレズ娘が1番の理解者というオチが今っぽい所。
熟女エロモノじゃなく両刀イケメンもの。エッジ効きすぎて、これで笑うセンスがある人が羨ましい。前の席のオシャレA24好きカップルがあぜんとしてる光景がA24でした〜。見せ場のクラブでニコールもイケメンも両刀を披露するのが唯一のA24ぽさだけど、今時驚くほどでも無く盛り上がりを期待したまま不時着でした〜。エンドロール後ももしや!と期待したが無かった泣。
犬になりたいんかな?
ベゾスっぽいヤリ手熟女CEOロミーは演出家のバンデラスな夫との性生活に不満を抱いていた。
そこに一見好青年っぽい若手インターンが表れて不自然な程急速に道ならぬ関係に陥る・・・って何の捻りもない不倫劇。
限られた時間とは言え不倫関係になる経緯が嘘くさいし、男側が主導権握る際に一々関係をバラすぞ的な卑怯な人間性に見てて苛ついてきた(脅迫されるのもドM的には堪らんのかもしれんがw)
そんなに犬になりたいならノルウェー映画:犬人間みたく犬の着ぐるみでも着てはどうだろうかと提案したい。
何が言いたい映画なのかな?という思いが消せない
主演のニコール・キッドマンが、ヌードを出し惜しみするのかな?と思っていたけれど、終盤でフルヌードになりました。
相変わらずお綺麗ですね。
娘役のエスター・マクレガーが可愛いです。
映画としては、面白くない訳ではないけれど、何が言いたい映画なのかな?という思いが消せない。
女性が男性の支配下になる、潜在的にその願望がある、という映画を今さら作って、どうしたいのでしょうか。
Orgasm
CEOとインターン生のドロドロしたドラマという情報のみ携えて鑑賞。
これPG12だよな?と思うくらい初っ端からぶっ飛ばしていきますが、恥部はほぼ映してないのでPG12どまりだったのかなと思いました。
ちょっとしたライン超えをしてしまったがためにロミーが性欲に溺れていく様子はとても丁寧に描かれており、徐々にブレーキが踏めずにいけない事だと分かっていてもフルスロットルでペットになっていくという悍ましい様子も余す事なく写されていたのは絵面的にインパクト大でした。
旦那との性行為を断るところなんかは熟年夫婦だからこそいつまでもベタベタできない、という感じで落ち着くのかなと思いきや、あんたで気持ちよくなったことない!と見事なアッパーをかましてくるのでここは既婚者でもなんでもないですが、強烈にグサっときました。
サミュエルに何か策や理念なんかがあれば色々と考察しながら観れるんですが、初っ端からCEOであるロミーに馴れ馴れしくつっかかりますし、ポスターにあるように挑発的な態度を取ったりしますし、シンプルに目上の人にする行動では無いなというところに拒否感が生まれていました。
ただ、それ自体が今作のシステム的なものでもあり、偉い立場の人間でも若手の社員の告発なんかで一気に地獄へ落ちていくというバランスの悪さもしっかり描いており、そう考えるとある程度は偉い立場の人がしっかり意見してくれる方が助かるし、導いてくれるとなおありがたいなと改めて考えさせられました。
サミュエルの後日談で日本のカワサキに行ってもらったという終盤は、おいおいおいあのクソ野郎を日本に寄越したってのか?やめてくれよ…というなんとも言えない気持ちになりました。
ロミーがここからなんとか立ち直ってくれれば…という感じで終わっていくので、全編振り返ってみても想像以上に昂るシーンは弱かったかなと思いました。
ニコール・キッドマンはもう熱演も熱演で、全部脱いで暴れ散らかすほどのセクシー表現では無く、淡々とそれでいて悦に浸るような満足感を同時に顔と身体に出すという難しい役所をやり切っていたのでお見事でした。
ハリス・ディキンソンはこれまでの作品をうまいこと融合しつつ、そこからクズ野郎の成分をより濃くしたような演技で不快感マシマシだったのもパワーがあったなと思いました。
あと些細っちゃ些細な問題なのですが、クラブのシーンは割とチカチカするので、そういうのに弱い方はちょっと気をつけて観た方がいいかもです。
良くも悪くもA24らしいなんとも言えない味、それでいてあらすじやポスター以上の事が起きないという、やってる事は毒っけ満載だけど物足りなさが際立つ作品でした。
ポスターのひざまづいてるロミーが1番の見どころかもしれません。
鑑賞日 3/31
鑑賞時間 9:20〜11:15
座席 C-9
すべてがプレイに見えてしまうのは、心が濁っているからなのだろうか
2025.4.1 字幕 TOHOシネマズ二条
2024年のアメリカ映画(114分、PG12)
大企業のCEOとインターンが真逆の支配構造の中で愛欲に溺れる様子を描いたスリラー映画
監督&脚本はハリナ・ライン
原題の『Babygirl』は、劇中では「良い子だ」と言う意味で使われていた
物語の舞台は、アメリカのニューヨーク
ロボットシステムを用いたオートメーションを実現させた「テンサイル社」では、インターンを導入し、積極的に活動を促していた
今回のインターンは、社員がメンターとなって相談役となって教えることになっていて、CEOのロミー・マシス(ニコール・キッドマン)もそのリストに入っていた
ある日のこと、ロミーは道端で大型犬が暴れているのを目撃する
人に危害を加えるかと思われたが、偶然そこにいた若者があっさりと大型犬を手なづけてしまった
その若者は、ロミーの会社のインターンのサミュエル(ハリス・ディキンソン)で、彼はメンターリストからロミーを見つけて、彼女を指名していた
物語は、ロミーが渋々サミュエルのメンターを引き受け、そこで過ちが起こってしまうところから動き出す
場の雰囲気に流されてキスをしてしまったロミーは、その感情を否定するものの、自分の立場を危うくしてしまう
サミュエルは破滅願望があるのかと聞くものの、実はロミーは「被支配衝動」を持っていた
サミュエルはそれに気づき、四つん這いにならせたり、そのまま皿のミルクを飲ませたりしていく
そんな中で、性欲が爆発し、これまでにないオーガズムを感じることになるのである
これまで、無理難題を突破して会社を大きくしてきたロミーだったが、当初は「その気の強さ」が採用の理由だった
その後、企業から飛び出して今の地位に着くのだが、その過程を知るのが取締役になっているセバスチャン・ミセル(Vitcto Slezak)だった
彼はロミーとサミュエルの情事を知って揺さぶりをかけるものの、ロミーはそれを綺麗に跳ね除けている
もしかしたら、ロミーの反発力を知る彼が仕掛けたのではと思わせたりもする
ロミーと夫ジェイコブ(アントニオ・バンデラス)との性的不仲まで知っているとは思えないが、それが遠因であるとは思う
そこから、若い男が登場し、ロミーの本質を看過したという流れを、サミュエル本人の資質で行ったと言うのは無理があるようにも感じた
メンターにロミーを組み込んだのはマーケッティング部のヘイゼル(レスリー・シルヴァ)だが、そのステージを用意した黒幕がいて、それがさらに会社を強固にするための経営判断だとするならば、この老人の先見の明は鋭いなあ、と思った
いずれにせよ、一連の事件もロミーの反発心を利用したプレイのようにも思えるし、サミュエルもそれに巻き込まれただけのように思える
彼自身がいきなりCEOに対して不躾な発言をするのも違和感があるので、誰かのアドバイスだったのかもしれない
状況を利用してロミーを追い詰める役割には秘書のエスメ(ソフィー・ワイルド)も加担していたが、彼女の言動も個人の考えのようにも思えない
そう言った意味において、壮大な仕掛けがあって、それぞれが必要な役を演じたのだろう
映画で劇が引用されて、それが自分に重なって見えるなども含めて、凝りに凝ったシナリオをミセルは仕組んだのかな、と思った
相性いいのは旦那より年下のカレ。
会社へ向かう途中1匹の犬に襲いかかられそうになる女性CEOロミーと、犬の気を引きロミーを助けたロミーと同会社インターンのサミュエルの話。
舞台演出家の旦那、2人の子供と申し分のない生活、…もの足らないのは旦那とのセックス、行為が終わっては1人でするロミーだったが…、犬を手懐ける様に扱ってくるサミュエルに「何この人」と思うもののゾクゾクし始める…。
音先(喘ぎ声)で始まる入りにいい入り!
旦那とセックス中のロミー演じたニコール・キッドマン、上手いこと変わるカメラアングルで見えそうで見えない胸チラリズム。
ノーマルでは満足出来ない、要望に応えてくれない旦那とは対照的にサミュエルからの強めの口調、罵りとプレイ、人前ではCEO…サミュエルの前ではド変態と、これは作品だけど上手く楽しんでる時間は最高だったんでしょうね。
Good girlじゃないっしょ、Bad girlっしょ!
ニコール・キッドマン演じるロミーの性癖(ドM)が日常では満たされず
Sっ気満々のハリス・ディキンソン演じるサミュエルに満足させてもらい、
夫であるジェイコブ(アントニオ・バンデラス)を裏切り、すったもんだの結果、
ジェイコブの新たな性の扉を開けちゃって、ロミーも満足しちゃうっていう話。
話はこれだけ。
見どころは、
ニコール・キッドマンの大胆な演技、ファッション、表情が特に素晴らしい。
ロミーとサミュエルの心理戦。サミュエルが上に見えたけどロミーの方が実は上手。
ロミーとサミュエルのSMシーン。特に初めてのホテルでの四つん這い、壁の隅に立たされる
シーン、パーティーでロミーがサミュエルの作戦で頼んだミルクを飲むシーンなどに引き
込まれる。
A24だけあって構図が独特で面白いし、ビジュアルが美しい。
圧倒的にニコール・キッドマンが美しい&かわいい。
ロミーがやっていることは到底Good girlではなく、間違いなくBad girlだ。
だが超魅力的。もうニコール・キッドマンを見るだけで満足。
ニコール・キッドマンの写真集的な意味合いで見れるといいなと思って
パンフレットを購入したが、そういう期待には応えてくれていなかった(笑)
男性目線と女性目線の違い
未鑑賞だけど
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の
立場逆版をイメージしておりました。
ニコール・キッドマン57歳にして、
その美貌を
まさに体当たり演技か?!と思い
期待値も高かったのですが・・・
んー。
エロくない。
脱ぎっぷりも中途半端だし
絡みもそんなに激しさはないです。
まさに磁石のSとNのように
ビビビっとお互いを欲したあの瞬間
ロミーは下着を濡らしたかもしれませんけど。
あとは夫を裏切ってまで罪悪感に
苛まれてまで支配される欲望は
満たせたのかい?と思いましたねぇー。
一般的に「ありえない場所」での
おせっせだけがクローズアップされていて
主従関係云々はあまり見えてこなかったです。
もう会わないと告げられたサミュエルが
何故脅すような発言をして、
関係を継続させたかったのか。
本当に好きになったからとは思えず
ただのガキのそれこそ独占欲、所有欲に
駆られただけのように見えました。
(男心がわからないのでしょうかw)
他の方々のレビューで
エロかった!とかR18+にすべき!!とか
チラホラ見かけましたけど
え、これでそんな満足するん?!と疑問です(笑)
あ、安っぽいホテルで初めて潮吹きさせられたときの
ロミーの喘ぎ声はリアルだなぁ。と思いました(笑)
彼女の欲求は分かるものの、彼が何を考えていたのかがよく分からない
冒頭、セックスをした直後なのにマスターベーションにふける主人公の姿に驚かされる。
そんな彼女が、若い男とのセックスに溺れていく過程は、確かにスリリングではあるものの、欲望のままに生きているだけのようにも思えてしまう。
いくら、夫とのセックスでオーガズムに達することができなくても、あるいは、心の奥底に「支配されたい」という欲求を隠し持っていたとしても、それが、不倫を正当化する理由になるとも思えない。
ましてや、企業のCEOという彼女の立場と、そのインターンという彼の立場を考えれば、あまりにも軽率で、社会人としての分別が足りていないと思わざるを得ない。
何も、こうした娯楽映画で、道徳論を振りかざすつもりはないのだが、それでも、彼らがやっていることには、共感することも、納得することもできなかった。
彼女と彼の立場の逆転というのも、一つの見どころになってはいるのだが、「ハラスメント」を訴えることで、上司よりも部下の方が強い立場になり得るという現代の世相が、そうした主導権争いに、うまく活かされているとも思えない。
結末にしても、こうした「悪事」は、必ず「破滅」をもたらすと予想できるのだが、彼女の部下の女性や、夫にも「ことの次第」が知られることになり、遂にその時が訪れるのかと思っていると、すべてが丸く収まってしまって、逆に驚かされたし、何だか肩透かしを食らってしまった。
何よりも、やたらと生意気で失礼なインターンが、本当に彼女のことを愛していたのか、あるいはCEOという立場の人間を意のままに操りたいだけだったのかといったことが、最後までよく分からなかったところには、釈然としないものを感じざるを得なかった。
【”命令されたい!”サミュエルったら、ヒドいんです。CEOのアタシの性癖を一目で見抜いて、ドンドンアタシを追い詰めて、恥ずかしい事をさせるんです。けれども、アタシその命令に逆らえないんです・・。】
ー いやあ、今作、面白エッチだったっす。冒頭の喘ぎ声から始まって、堪能しました。
レビュータイトルが、久しぶりの宇野鴻一郎風(知ってる?)になってしまったよ。
そして、夫婦関係を良好に保つには、”相手の性的嗜好をキチンと把握しないといけないね!”と思った映画です。-
◆感想
・鑑賞動機は、勿論、ロニー(ニコール・キッドマン)の夫ジェイコブを演じたイケオジ、アントニオ・バンデラスを見る為である。”嘘つけ!”とか言わないよーに。
・ロニーは、夫との性交渉中もピンクのスマホを離さない。明らかに、幾つかの依存症を持っている事が分かる。
序に言うと、騎乗位でセックスをした後に、独りでエッチな画像を見て自慰行為をしている。立派な変態さんであるし、彼女が夫とのセックスに満足していない事は、一目瞭然である。
・サミュエル(ハリス・ディキンソン)との出会いも、リードが解けた犬がロニーの元に走って来た時に、彼が手早く犬をクッキーで手名付けるという分かり易いシーンからはじまるのだが、ここで、ロニーは既にサミュエルに”命令されたい!”と思ってしまっているのである。
■これは、ある程度、社会的地位が高い人の性的傾向だと私は思っているが、街のSMクラブなどに行くと、高級なM専用の部屋にイソイソと入って行くのは大体、社長さんや、役員風の男である。
何故ならば、普段は部下に指示ばかりしているので、リラックスしたいときにはキビシク指示されたいのである。”変態さん、集まれ!”である。
あ、私は、そんな店には行かないけどね。”嘘つけ!”とか言わないよーに。
・ロニーが、サミュエルのメンターになった時に、メンドクサソウニ、”7分だけよ!”などと言っているが、しっかりと面着部屋は防音で、シャッターに閉ざされた部屋を用意しているのである。分かり易いなあ。そして、そこから、二人は禁断の関係になるのである。
・”嫌よ嫌よも、好きのうち。”などと言うが、今作のロニーが正にそれで、サミュエルの指示どうりに、安いホテルにノコノコと出かけ、彼に命令されてエッチな事をされるのだが、実に満足そうなのである。
そして。彼との間の契約でストップの時の言葉は、ナント、夫の名”ジェイコブ”なのである。(涙)
・だが、サミュエルがロニーの家にやって来た事で、彼女は激しく動揺し、ジェイコブに告白するシーンは、妻のいる男には哀しかったな。
”貴方とのセックスでは、オーガズムを感じた事がないの!”
これは、夫としては最も妻から言われたくない言葉であろう。しかも、結婚17年目で。激しくジェイコブに同情するNOBUである。
そりゃあ、呼吸困難にも、成るよなあ・・。(涙)
・だが、サミュエル君が日本の企業(カワサキ。ナカナカ良いところに入社したじゃないか、君!)に就職した後に、ロニーは初めてジェイコブと自分が望むセックスをして、満足気な顔になり、会社でも、自分に対しエラソーなオジサン(会長カナ)に、ビシッと釘を刺すのである。
<今作の、ニコール・キッドマン姉さん、凄いなあ。もう、ビックリである。
そして、今作を観て、私は学んだのである。
【健全な夫婦関係を保つには、相手の性的嗜好を知って相手が求めるセックスをする大切さを。】
勉強になったなあ。みんなは真似しちゃ、駄目だぞ!じゃーね!>
ニコール・キッドマン‼️
地位も名誉も金も家族も手に入れた一人の女性が、若い男性との愛欲に溺れる・・・‼️これは「ロリータ」の逆バージョンか⁉️はたまた「危険な情事」の逆バージョンかと思ったのですが、ラストは、これはハッピーエンドなのか⁉️相手の男は仕事で東京へ、主人公も結局は夫とうまくイッてるみたいだし・・・‼️若い男とのパワーゲームの深みにハマるとは言っても、主人公の中では家庭を壊せないという前提があるわけで、もっと主人公に追い込みをかけて欲しかった‼️堕ちるところまで堕ちるみたいな‼️ただニコール・キッドマンの57歳とは思えぬ美貌での熱演は見応えあります‼️
斬新な設定と平凡な展開
設定が面白く、主要登場人物の2人もかなり異質な性格ではあるが、展開がありきたりなため徐々に退屈感が増してくる作品。
作品の特色を出すためか不気味なBGMを大音量で流すシーンがいくつかあるが、平凡な展開を誤魔化すための小手先の演出といった印象を受ける。
インターン生を演じた俳優の目つきの演技は優れていると思う。顔立ちは整っているがどこか不気味な印象をもつキャラクターをうまく表している。
出会ってしまった
CEOとして成功しているロミーがインターンのサミュエルと出会ったことで秘めたる欲望を満たしていく、というお話です。
自分の性欲を解放してくれるサミュエルにどハマりしていくロミーに対して、献身的に支えて愛してくれる旦那様がちょっと不憫に思いました🥲
旦那にバレるも最終的に変な方向へ進まず、ラストは同僚のゆすりにも屈せず凛としていたロミーがカッコ良すぎました。(旦那もサミュエルに一瞬手懐けられていた)
吐息混じりのサントラも◎
面白かったです。
セレブ熟女は、変態セックス嗜好
美貌・地位・金・美しい家族と全てを持つ女が
若い男と浮気して、何も失わない話しに、
誰が共感する❓‼️
ゴージャスな映画でした。
ニコール・キッドマンの衣装代に1億円位掛かってますね。
洋服がオフホワイトを基調にしてめちゃゴージャスで素敵だった。
その上に若い男と来たもんだ!!
欲が深いのもいい加減にしろって感じ。
その若い男がイケメンだが、サディスティックな嗜好の持ち主で
四つ這いになって床のクッキーを咥えろ!!
とか、床に置いたミルクの皿を口をつけて飲め・・・とか命令する。
まぁ昔むかしの「ナインハーフ」を観たことのある人は少ないと思うけれど、
男に調教されたい女・・・って「ナインハーフ」の方がずっとエロかったね。
サミュエル(ハリー・ディキンソン)はミッキー・ロークの色気の
足元にも及ばない。
セレブがこんなもやし男に、よろめくなんてねー。
ロミーって女もセックス偏差値が低すぎる・・・なーんてね。{笑)
ニコール・キッドマンは57歳ですが、皺もシミ一つなく、
贅肉も全くない高身長のモデル体型。
バービー人形みたいで色気がないのよねー、これまた。
夫は舞台演出家のアントニオ・バンデラス。
イケオジで超かっこいい。
離婚したら引く手数多でモテモテですよ、バンデラスの方が。
「あなたのセックスでオーガズムを感じたことが一度も無い」
なんて決定的な言葉を吐いてしまうキッドマン。
ロミー本人は、お尻の穴の辺りを指で攻められるのが大好き・・・
という嗜好があるらしいのだ。
ラストで仲直りしたバンデラスにお尻を責められて、
・・・それで夫婦円満なんて話し、アホらし過ぎるよ。
こんなのでカンヌ映画祭の主演女優賞なんて、
信じられない。
(衣装デザイン賞が妥当な評価だと思うけど)
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