「倒錯をもっと描いてほしかった」ベイビーガール ともやさんの映画レビュー(感想・評価)
倒錯をもっと描いてほしかった
会社のトップである女性が、インターンの犬にされる話。
というか、それを自分から望むわけなんだけど。
感想を見ると、主人公の気持ちがあまり理解できない、と評価は低めだった。
んー、権力を持ち、指示・命令をして他者をコントロールしていると、逆に他者にコントロールして欲しくなるという性的倒錯は、セックスの時に赤ちゃん言葉になるおっさんがいるくらいだから、あり得るのかなと自然に受け止めてしまった。
むしろ、いわば若い男との不倫が、主人公の社会的破滅に繋がらず、なんかいい感じに終わったことのほうが癪だった。
なんだか「性的なことも要求しあいましょうね」みたいな、教育映画になってしまった感はある。
性的なことに、実はその人の本性みたいなのが出ると思うので、そのへんをもっとガッと、もっと言えば男性側の倒錯も描いてほしかった。
ただ、ニコール・キッドマンはほんまにきれいだった。
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