「【”命令されたい!”サミュエルったら、ヒドいんです。CEOのアタシの性癖を一目で見抜いて、ドンドンアタシを追い詰めて、恥ずかしい事をさせるんです。けれども、アタシその命令に逆らえないんです・・。】」ベイビーガール NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”命令されたい!”サミュエルったら、ヒドいんです。CEOのアタシの性癖を一目で見抜いて、ドンドンアタシを追い詰めて、恥ずかしい事をさせるんです。けれども、アタシその命令に逆らえないんです・・。】
ー いやあ、今作、面白エッチだったっす。冒頭の喘ぎ声から始まって、堪能しました。
レビュータイトルが、久しぶりの宇野鴻一郎風(知ってる?)になってしまったよ。
そして、夫婦関係を良好に保つには、”相手の性的嗜好をキチンと把握しないといけないね!”と思った映画です。-
◆感想
・鑑賞動機は、勿論、ロニー(ニコール・キッドマン)の夫ジェイコブを演じたイケオジ、アントニオ・バンデラスを見る為である。”嘘つけ!”とか言わないよーに。
・ロニーは、夫との性交渉中もピンクのスマホを離さない。明らかに、幾つかの依存症を持っている事が分かる。
序に言うと、騎乗位でセックスをした後に、独りでエッチな画像を見て自慰行為をしている。立派な変態さんであるし、彼女が夫とのセックスに満足していない事は、一目瞭然である。
・サミュエル(ハリス・ディキンソン)との出会いも、リードが解けた犬がロニーの元に走って来た時に、彼が手早く犬をクッキーで手名付けるという分かり易いシーンからはじまるのだが、ここで、ロニーは既にサミュエルに”命令されたい!”と思ってしまっているのである。
■これは、ある程度、社会的地位が高い人の性的傾向だと私は思っているが、街のSMクラブなどに行くと、高級なM専用の部屋にイソイソと入って行くのは大体、社長さんや、役員風の男である。
何故ならば、普段は部下に指示ばかりしているので、リラックスしたいときにはキビシク指示されたいのである。”変態さん、集まれ!”である。
あ、私は、そんな店には行かないけどね。”嘘つけ!”とか言わないよーに。
・ロニーが、サミュエルのメンターになった時に、メンドクサソウニ、”7分だけよ!”などと言っているが、しっかりと面着部屋は防音で、シャッターに閉ざされた部屋を用意しているのである。分かり易いなあ。そして、そこから、二人は禁断の関係になるのである。
・”嫌よ嫌よも、好きのうち。”などと言うが、今作のロニーが正にそれで、サミュエルの指示どうりに、安いホテルにノコノコと出かけ、彼に命令されてエッチな事をされるのだが、実に満足そうなのである。
そして。彼との間の契約でストップの時の言葉は、ナント、夫の名”ジェイコブ”なのである。(涙)
・だが、サミュエルがロニーの家にやって来た事で、彼女は激しく動揺し、ジェイコブに告白するシーンは、妻のいる男には哀しかったな。
”貴方とのセックスでは、オーガズムを感じた事がないの!”
これは、夫としては最も妻から言われたくない言葉であろう。しかも、結婚17年目で。激しくジェイコブに同情するNOBUである。
そりゃあ、呼吸困難にも、成るよなあ・・。(涙)
・だが、サミュエル君が日本の企業(カワサキ。ナカナカ良いところに入社したじゃないか、君!)に就職した後に、ロニーは初めてジェイコブと自分が望むセックスをして、満足気な顔になり、会社でも、自分に対しエラソーなオジサン(会長カナ)に、ビシッと釘を刺すのである。
<今作の、ニコール・キッドマン姉さん、凄いなあ。もう、ビックリである。
そして、今作を観て、私は学んだのである。
【健全な夫婦関係を保つには、相手の性的嗜好を知って相手が求めるセックスをする大切さを。】
勉強になったなあ。みんなは真似しちゃ、駄目だぞ!じゃーね!>
お疲れ様です!
NOBUさんお久ですね!
全体評価は微妙でしたが私は楽しめましたよ!!
個人的には今週公開の“片思い世界”と“おいしくて泣くとき”は楽しみですね。私の中で観る前から既に☆5ですけど(笑)