オーダーのレビュー・感想・評価
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ターナー日記
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「アーリア・ネイションズ」というネオナチ系白人至上主義教団から分離した過激派グループ「The Order」、政府転覆を企んで軍資金集めに偽札づくりや銀行強盗をはじめ劇場爆破、現金輸送車襲撃など非道の限りを尽くします。劇中で彼らのバイブルになっているのが実在の「ターナー日記(1978)」、アメリカのネオナチ、白人至上主義者、極右 政治活動家ウィリアム・ルーサー・ピアース3世によって書かれアメリカ合衆国の暴力的な革命とそれに続く世界大戦と非白人種の絶滅を描いています。実際にアメリカ史上最悪とされる爆破テロ事件オクラホマシティ爆破事件(1995)やトランプ支持者の国会議会議事堂襲撃(2021)など、数多くの国内テロ事件に影響を与えたと言われている恐ろしい書物です。
だから、アメリカ人には馴染みのある逸話なのでしょうが犯罪映画としてみると微妙、犯人も割れている犯罪集団に対するのが都落ちした中年FBI捜査官と新米保安官補ではチープでアンバランス、早く逮捕して欲しいがダラダラ捜査が続くので苛立ちを隠せませんでした・・。
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思想は残る…
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ターナー日記やボブの過激な思想は残り、その後の爆破テロに繋がっていく。恐ろしい実話だ。家族や同じ人種には優しいのに虐げられてきた境遇により、異人種を徹底的に排斥する思想を持ち、強烈なリーダシップで仲間を集め、権力に抗っていく。計画的に徐々に凶悪化していく様が凄まじい。絶えず緊張感があった。
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