「片想い」クィア QUEER ゆみなさんの映画レビュー(感想・評価)
片想い
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永遠の片想い。
すごく簡単なあらすじを書くと、酒とドラッグに溺れる中年男性リー(ダニエル・クレイグ)が、若く美しい青年ユージーンに一目惚れしてどうにか彼を手に入れようと頑張るお話です。
なんかね、前半はリーがユージーンと出会って少しずつ距離を縮めて、なんとか体の関係まで漕ぎ着けるんたけど、ユージーンは掴みどころがなくてリーのことを翻弄するわけ。前半の見所はうつくしくも生々しい濡れ場だったりするんだけど、本当にリーがユージーンが好きで好きでがっつくところが可愛かったです。中年男性なんだけど、精神が中学生ぐらいな気がしました。
で、問題は後半なんだけど一気によくわからなくなってきて。あまりにユージーンの心が掴めないので、リーはテレパシーができるというドラッグ「ヤヘ」を求めて南米のジャングルにユージーンと一緒に向かいます。なんだかんだで2人はヤヘを口にして幻覚モードに突入。ここからは視覚的には面白かったんだけど理解はできないモードに。
ヤヘで強烈な体験をしたリーとユージーンはここで離れ離れになります。それからかなりの時が過ぎ、年老いたリーは記憶のなかのユージーンとベッドで足を絡めながら息を引き取っていくと言う。なんとも切ないラストシーンでした。
観て良かったとは思うんだけど、後半の擬似ドラッグ体験みたいなシーンが長くてちょっとダレました。まあまあかな。
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