「215分の長尺ですが・・・」ブルータリスト ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
215分の長尺ですが・・・
長さを全く感じさせない映画です。
途中15分のインターミッションが入りますが、これにも工夫が施されていて、プロローグ、第1部と第2部、エピローグの大事な繋ぎ目となっていて、あのカウントダウンも観客を飽きさせない要因のひとつとなっています。
肝心の映画の中身ですが、実在の人物ではなく、ハンガリー出身の別の建築家をベースにイメージした架空の人物だそうです。アメリカ映画は偉人を実名で映画化することが多いので、そこに拘る方も少なからずいらっしゃいますが、例えば、日本映画で言えば、山崎豊子さんの原作を映画化した場合は本作のような感じになるので、個人的違和感はありませんでした。
思ったよりも芸術映画って感じじゃなく、ゴッドファーザーのような、大河ドラマをイメージするとわかりやすいと思います。
215分観終えたときの満足感は最高です。
長いと思って敬遠してしまうと損します。
コメントする