劇場公開日 2025年2月21日

「建築家と差別する資本家」ブルータリスト jiemomさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5建築家と差別する資本家

2025年2月24日
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鑑賞方法:映画館

実話だと思ってみてきたのですが、皆さんのレビューを読んでびっくり。騙された感が膨らんだワタシです。想像か!!

トートさんの建築デザインは斬新でインパクト大。
凡人はつい経費を計算するし、デザインをイメージできない。建築家は施主を満足させる話術だったり、共に働く人と協調性がないと完成にこぎ着けない。

収容所から解放されてようやくアメリカに来たのに、ユダヤ人だからと差別されるのは、本当に苦労の日々だっただろうと思う。
トートが金融マンだったら、ここまで苦労することはないかったのではないか?
結局、アーティストである建築家は、人のお金で建物を建てるので、今も昔も変わらず雄弁でないと生き残れないのではないか?

ラストに収容所をイメージして建てた教会と説明してたけれど、脈々と負の連鎖を残しているのではないかと不安になった。反面教師と言う教えなのかなぁ?

jiemom