劇場公開日 2025年1月31日

ザ・ルーム・ネクスト・ドアのレビュー・感想・評価

全113件中、101~113件目を表示

4.025-016

2025年2月1日
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鑑賞方法:映画館

名優2人による
生と死に纏わる重厚な会話劇。

ティルダスウィントンとジュリアンムーア、
素晴らしい演技でした。
心の変化、
死の恐怖への対峙、
信頼すること相手への気遣い
どれも素晴らしい表現でした。

ペドロアルモドバル監督作品は
3本目でしたが、どれも素晴らしい。
次回作も楽しみです😊

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佐阪航

3.0女性の友情と終活の話し

2025年2月1日
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鑑賞方法:映画館
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チャーリー

3.5ジュリアンも歳とったなあ。が、さすがの演技。 安楽死に付き合う友人...

2025年2月1日
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鑑賞方法:映画館

ジュリアンも歳とったなあ。が、さすがの演技。
安楽死に付き合う友人。絶対やってはいけません。下手すりゃ逮捕されます(笑)
評価な高いので期待したが、どうにも…なかなか話が進まない。不謹慎にも「いつ死ぬねん」(笑)
気候変動まで持ち出したのもなんだかな。
安楽死、当然認めるべきでは。なんの支障があるんだろう。

スクリーン1座席H-7鑑賞人数10名前後
21:05からのレイトショー。靴下脱いでくつろぎ鑑賞(笑)

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はむひろみ

5.0起伏に乏しい点はあるものの、海外枠という観点では2月1週の枠か…

2025年2月1日
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鑑賞方法:映画館

今年39本目(合計1,581本目/今月(2025年2月度)2本目)。

 他の方が書かれていることと重複しますが、ストーリー全体に起伏が乏しく、同じようなシーンややりとりが続くので、放映テープがぶっ壊れているのかとすら思えるレベルなのがちょっとどうなのか…といったところです。

 いわゆる自死やそれに関連しうる議論を扱った映画で、一部ではかかる趣旨が日本でも理解できる点はありますが、大半は日本と考え方が違うし、このあたりを理解しようと思うとそこそこきついのではないかな…といったところです。

 ただ、そうした「重い話題」を扱うがゆえに、派手な演出を避け、個々個人に趣旨を考えてねという考え方で作られれているようにも思えるし(原作はスペイン映画。本映画は英語放送だが、一部にスペイン語が混ざる)、その意味ではフランス映画枠というような趣もあるし(ただし、例のCANAL+派出てこない)、この点、いくつか解釈は取れそうです。

 願わくばパンフ…だったのですが、ベルばらの混雑ぶりがひどくて買えずといったところです。
ただ、作品の中で人を不愉快にさせるような発言はほぼ出ないし、二度三度見ることもまた良いのでは、といったところです。

 確かに趣旨を理解しがたいという点はあるものの、扱う趣旨が特殊なもので、監督ないし著者ほかが特定の思想をおしつけるのには適さない趣旨のタイプの映画である点は明確に指摘することができ、その意味で「あえて考え方を押し付けない」趣旨(換言すれば、フランス映画のような展開になる)になるのは理解できるので、フルスコアにしています。

 ただし、他の方も書かれている通り、映画内で明確な「答え」が出ているわけではなく(もちろん、映画内のストーリーはストーリーとして明確に描かれます)、映画内で扱う個々「重い話題」について大半を解釈を個々にゆだねていることに注意が必要です。

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yukispica

3.5タイトルなし

2025年2月1日
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ザ・ルーム・ネクスト・ドア。もちろん、“隣の部屋のドア”と言う意味なんですが、生は死と隣り合わせ、死ぬことは隣の部屋(違う次元へ)に移る と言う意味もあるんでしょう。

マーサの罠にイングリッドが嵌った。

警察の事情聴取、イングリッドに対し刑事は『あなたは人から頼まれて断るタイプではない』。
マーサの部分が大半だけど、余白にイングリッドのような「生」や「美」、人間としての柔軟性、包容力、優しさ、あたたかさなんかもある。あるだけじゃなく、いっぽうで臨終の時、完全に一人きりで逝くのは嫌だけれど、同時に自分を全て包み込んでくれる 大いなる母のような 母子のような そんな中で看取られたい、ペドロ監督の老境の心理や願望、希望が入ってる映画なのかな、と。

全編 淡々としずきているので心に響くことはなかった。ただ、時勢の事を憂いているのは少しホッとした。

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komomo_chata

3.5繊細で強くて美しい

Kさん
2025年2月1日
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鑑賞方法:映画館

癌に侵され安楽死を望むマーサと
戸惑いながら彼女に寄り添うイングリッド。

人生の最期についての向き合い方に考えさせられました。

二役演じるティルダ・スウィントンと
ジュリアン・ムーアの共演に感動。

重いテーマとは対照的で色彩豊かな部屋と
ファッションの視覚効果で暗い雰囲気は
感じずに鑑賞することができました。

誰もが避けられない『死』というテーマを
真正面から描いている作品。

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K

3.5ザ・ルーム・ネクスト・ドア

2025年1月31日
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鑑賞方法:映画館

前半無理やり説明をするもんだから軽く寝てしまった。がしかし、新居に行く展開がついてからはむしろ食いついて見ていた。面白かったと思う。

何とも形容し難い違和感がずっとあった。音楽なのか,主演の演技なのか。カメラなのか撮り方なのか。映画を通して、映画的だと思った瞬間がなかった。テレビでB級映画を見ているような感じ。編集の間が悪いのか?完全にいい作品とは言い難い。

面白かったのは、安楽死を選ぶ友人をただ見守るしかないという主人公の立場。ありそうでなかったシチュエーション、そして彼女は友人の死を乗り越える。

それでいて、安楽死に対する俗論に訴えかけるようなメッセージもあった。

最後に中盤の伏線を回収する主人公の決め台詞で終わる。少々臭いような気がした。僕だったら何も喋らせないだろう。その状況とリンクするような伏線はすでに丁寧に貼っているのだから。

とはいえ、表現方法に正解も不正解もないのだなと実感した。私はこれから、この表現方法が「ただ自分が気に入らないもの」なのか「拙さの表れ」なのかを見極めていく必要があるのだと思う。
そして、「拙さの表れ」は静かに訂正し「自分が気に入らないもの」は尊重し巻き込んでいくことができたらとてもとてもいいんじゃあないかと思う。

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tyshi

5.0ヴィヴィッド・カラーにくるまれる

2025年1月31日
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泣ける

知的

難しい

主人公の二人ともインテリで濃厚に生きている女性。一人は小説家のイングリッド(ジュリアン・ムーア)、一人は戦場ジャーナリストだったマーサ(ティルダ・スウィントン)。それぞれがどのような仕事をしているのかしてきたのか映る場面が始めに描かれていたのは二人の個性や性格を知るうえでよかった。マーサの仕事に関しては映画「シビル・ウォー」を見ていたことも参考になった。マーサは死と向かい合う中で抑えざるを得ない感情を解放し爆発させる必要と生の確認が男性を求めることにつながっていたように思った。その激しさと強さ、反動的に襲ってくる弱さをティルダは素晴らしく演じていた。アドレナリンが消え何にも興味がもてなくなること(読書ができなくなる、に共感した)、記憶が曖昧になり精神がぼやけることからは身体の痛みや苦しみと同じかそれ以上に解放されたいことだと思う。イングリッドを演じたムーアは、今まで見た中で一番いいと思った。知的で優しく寄り添って静かに耳を傾ける人。しばらく疎遠であってもイングリッドを選んだマーサの眼に間違いはなかった。

二人の会話、特にマーサの話は物語のようでずっと聞いていたかった。彼女の話に耳を傾けるイングリッドはなぜこんなに強く受け身でいられるんだろう。私はできるだろうかと自問した。

衣装も部屋も家具も食器も家もアルモドバルの世界。基調の赤と緑は他のクリアな色と喧嘩しない、女性の友情と連帯と信頼のしなやかな繋がりのように。スウィントンは何歳にでも誰にでもなれるのは知っていたが今回は息を呑んだ。最初から最後まで緩みなく作られた映画。素晴らしかった。

おまけ
マーサとイングリッドが時間差で結婚していた夫デイミアンからは笑いをもらった。気候変動に、世界の右傾化に心を痛め絶望している。半分はわかる。半分はもっと楽観的になった方がいいよと言いたくなる、でもとても頼りになる人。

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talisman

5.0洒落ていて濃厚

2025年1月31日
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鑑賞方法:映画館

知的

毎度ながら、アルモドバル作品の内容は、全く自分とは違う設定、なのに滅茶苦茶心に響いてしなう、という相変わらず素晴らしい作品をじっくり堪能。
しゃれた映像は、いっそう隅々まで気を配られていた印象で、ビジュアルのセンスの良さだけでも素晴らしい作品だと思います。
そしてこの重々しい内容。世相も十分反映されていて、すべてが前進に染み渡ってくるような映画でした。
とはいえ静けさが際立つ内容だったので、多少の気合いは要るのかもしれません。退屈だということもあるでしょう。ほぼ成功者しか出てきませんし、いけ好かない雰囲気もあると思うので─。ジュリアン・ムーア、ティルダ・ウィンストンというコンビもどうかなぁなんて、失礼ながら勝手に危惧していたんですが、まさにその2人!と思わせてくれるだけのパワーを感じます。まぁそれも勝手な解釈でしかないのですが─。それだけ素晴らしさを感じた作品だったということです。

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SH

4.0ジョイス

2025年1月31日
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鑑賞方法:映画館

どんな最期を迎えるか
その時の思いが人生そのもの、その人を表している
友の息遣いは心で聞いている
満ち足りた死

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m m

5.0安楽死、尊厳死を取り上げた映画ですが、課題も見えて参考になりました。

2025年1月31日
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難しい

子宮頸がんステージ3で闘病していたマーサは、かつての親友イングリッドと再会。
安楽死を望むマーサは、人の気配を感じながら最期を迎えたいと願い、“その日”が来る時にはイングリッドに隣の部屋にいてほしいと頼む。

悩んだ末にマーサの最期に寄り添うことを決めたイングリッドにマーサは「毎日ドアを開けて寝るけれど、もしドアが閉まっていたら私はもうこの世にはいない」と告げる。

そして、イングリッドが友人とのランチから帰ると、マーサの部屋のドアが閉まっていた。
ドアを開けるとマーサは部屋におらず、森の見えるお気に入りの椅子で命を絶っていた。

私も終活してて安楽死、尊厳死には肯定しているが、やはり課題もあることが分かりました。
観られる方は覚悟して観て下さい。

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映画好きの67歳!ボケ防止のために感想を記録しています

3.5他人事じゃないなぁ

2025年1月30日
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起伏があるわけでないのが、見入ってしまう。自殺を決意し隣の部屋にいて欲しいから家で過ごす間、途中ウツラウツラしなくもない。話が話だけに辛く感じてしまう画面に色鮮やかな衣類が対照的で印象に残る。会話も軽妙な中に重さや深刻さかあり、これらの対照がいいのかなぁと思う。

死んだと誤解したところから本当の死まで、そして死後までが何とも言えない気持ち。

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Oyster Boy

3.5死という誰にとっても受け入れがたく避けられないものに対する向き合い方

2024年11月3日
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母と娘というアルモドバル馴染みの題材 ✕ 2人の名優 = 英語で綴られる尊厳死を扱ったドラマ。彼らしい語り口と題材、色彩感覚に一瞬にして誰の作品を観ているのかわかる。戦場記者だった彼女が言う、死との闘い。まるでそれが善と悪の戦いであるかのように。一方で、死を恐れているイングリッド。決して自死を肯定的に描いているわけでなく、病(癌)という目前に迫って避けられない重病を前にして、自分の人生を支配するのか。気候変動などあらゆることが予測不可能に、暗いニュースが飛び交う世界で、死のあり方すら多様性。すべては己の受け止め次第。生者にも死者にも雪は降り続く、死との対峙。

P.S. またしてもスマホ怪獣の外国人が隣の席

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とぽとぽ