「Ctrl+Alt+Del」ハイパーボリア人 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
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鑑賞数日前まで“ボリビア人”と勘違いして、国や民族を調べようかとか考えてた。笑
『オオカミの家』は事前知識なくてもある程度楽しめたが…
正直、理解できたのは2人の監督と会うところまで。
その後は、寝落ちしたと錯覚するほどに唐突な場面転換が続き、ストーリーを追うことも出来ず。
そのせいで台詞も全部脳内を滑ってより理解不能に。
クトゥルフ神話とかチリの歴史とか、ヒトラーやミゲルのような実在の人物を知ってたら楽しめたのか?
映像表現としては相変わらず面白い部分はある。
また、様々な仕掛けや人形の操作はニュアンスに直結するため、難しさもあったと想像する。
しかし、個々に新しさは感じられない。
銃を撃った後に星型の厚紙(?)が出現する表現とか、平成初期の卒業制作かと。(知らんけど)
表現の新しさと古さ、造形の凝ったものと簡素なものなどのごった煮感は狙ったものだとは思う。
だがそれが作品に合ってるかというと、脚本の取っ付きづらさを助長しただけに感じた。
実写をベースにしたことで、悪夢感よりも非現実感が強く出て、前作より迫る怖さもなかった。
独特の感性は気になるが、クセが強いぶんそれ自体には早くも飽きの兆しが…
脚本の改善か方向性の転換がなければ、観ても次作までかなぁ。
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