「原題のダブルミーニングが秀逸!」花嫁はどこへ? おひさまマジックさんの映画レビュー(感想・評価)
原題のダブルミーニングが秀逸!
インド発ハートフルコメディ、コレ絶対いいやつだし!と思ってみたら、、やはり…‼︎ (^-^)
インパクト大な警察署長が影の立役者 笑
噛みタバコであのクチだったのね。
ナンテコッタな出来事はあくまできっかけ。物語は対照的な2人の女性の「自分探し」にありましたねえ。
わずかな期間ながら暮らしを一にしたそれぞれの出会いや葛藤が、優しかったなあ。
ラストで互いに抱き合う2人。あなたのおかげで私は家にたどり着けたというプールに対して、あなたがいたから自分を見つけられたと返すジャヤ。最高のラストシーンでした。よきよき!
「家」を世界に生きる女性もいれば、「世界」を家に生きる女性もいるわけで、それを自由に選択できることがニンゲンとして当然の権利ではないか、ということを何ともハートフルかつチャーミングに描いた良作でした!
説教くささがなくてよい 笑
また作風もインド映画っぽくなくて、アメリカ映画のようなタッチでしたがどうでしょう?見やすいと言えば見やすかったですね。今後はこの方向性の作品が増えるのかもしれませんね。
面白い映画の要素がしっかり詰め込まれた本作。
エンドロールのイラストで最後までホッコリでした。
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国別のジェンダーギャップランキングを眺めると、宗教と文化が強く結びつく地域の国々がより深いギャップを抱えていることがわかります。
2024年ランキングではインドは129位と…(^_^;)
ずっと変わらない感じ。これはなかなか根深そうな。
脱線しますが、我が国・日本は神道が根っこにあり、無宗教というかあらゆる宗教をないまぜにしたようなお国柄なので、より先進的であってもおかしくないはずなんですが、、インドとは違う意味での根深い民俗文化があるのでしょうね。強いジェンダーギャップ(ランキング118位・昨年まではインドとほとんど同じ順位…)が存在します。
この問題は全く他人事ではないようですが?
日本のジェンダーギャップって、女性であるにも関わらず、息子を溺愛して何でもやってあげちゃう、小さいお殿様扱いでお仕えしちゃう、それを息子本人にも当然と思わせる母親が次代に伝えているようなところがあるかも、と思っています。(偏見かも。)