少年と犬のレビュー・感想・評価
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犬は沢山のひとの心を癒して
予想外にスピリチュアル
象徴的な大地震の地を強くて神秘的な絆でつなぎ合わせた思いが伝わってくる作品でした。そのアイデアは素晴らしいとは思うのですが、演出とか台詞なんかから、なかなか無理がありなぁそもそも展開そのものも強引なところも・・・なんて思っちゃいました、仕方ないとは思うところも─
演者の皆さんが、なんだかぎこちないというか不自然というか違和感というか・・・正直リアリティを全く感じることができず、仮にそれが意図的な演出だったとしても、やっぱちょっと変な気が─。
奇跡的な出来事をつくり出して、さらにそれを詳細に映し出さなければならないという難しさ─。感動的なところ、悲しすぎるところ、所々に心を動かされる場面はありましたが、なんで?という疑問がどこかしらにあって素直に感情移入ができませんでした。
どんなに大きな地震であっても、人間の営み中ではいつか忘れ去られてしまうということをじんわりと感じさせてくれる作品でしたが、時代や世代を越えてこの作品によってあれこれ地震のことを語り継がれることはないような気がしてしまったので、ちょっと残念。
呪いの犬の話
髙橋文哉繋がり?一瞬映る、ストーカーされていた女性のマンションが、「あの人が消えた」のマンションの外観と似ていました。
それはともかく。
原作は未読。
なので、東北→熊本と無理に繋げた気もしてしまいました。
今だったら能登とか、ミャンマーとか?
少年要素が薄いような。青年と犬って方がしっくりくる。
一番思ったのが、多聞が幸運の守り神というより、死神じゃない?
最初の飼い主、少年の祖母、新潟で殺された女性、青年、服役した殺人犯の女と、多聞に関わった人間がこんなに死んでる。
これだけでも家だったら事故物件だろうし、車だったらいわく付き、人形だったら呪いの人形レベル。
最後は、田中俊之に引き取られるか、死霊館送り案件だと思いました。
(多聞の犬は普通に可愛い、頭のいい子だと思っています)
ここにいる(これこそHERE)
原作は馳星周の直木賞受賞作『少年と犬』
映画化すると知り、作年末読んでみた。
7章から成る話の中から本作は「男と犬」(文哉)、「娼婦と犬」(七瀬)、「老人と犬」(柄本)、「少年と犬」(エンディング)をまとめあげている。
和正と美羽は接触しないなど、設定はやや異なる点もあるものの、感動作に仕上がった。
楽しみにしてたが「ミッキー17」等にひきよせられてしまい、本日鑑賞となりました😅
犬と人間の不思議な絆の物語。
多聞と光は幼い頃から共に過ごし、縁とか波長が合うという事に理由はなく本当に互いが大好きな存在だったのだろう。離れても思う…そこに感動した。
飼い主が次々変わるというか、人が多聞に惹き付けられていたが、真っ直ぐな多聞は、迷いや悩みのある人々にとっても本当にガーディアン・エンジェルだったのだなと思った。
*****
脇役陣ではワル・クズの3人(伊藤さん・一ノ瀬さん・栁さん)がイメージに合ってて良かった。
光役の木村優来くん、始まったばかりの朝ドラ「あんぱん」でやなせたかしさんの幼少期役。ちょうど見ているところです。これからが楽しみ。
オリジナル要素がいらんねん
解説に「原作の複数のエピソードをもとに、オリジナル要素を加えて描く」とあるんだけど、そのオリジナル要素がノイズとなってます。
ストーリーだけが原作じゃないのよ。
原作の魅力はノワール小説出身の馳星周さんが描くハードボイルドな世界観と犬が持つ不思議な力だと思ってます。
ところが、甘々でファンタジーな「オリジナル要素」が原作の魅力を潰しちゃっています。幽霊出てきたら多聞の持つ神秘性が半減しちゃうじゃないですか。熊本までたどり着けたのは幽霊のおかげですか?甘々も和正死んじゃってるし中途半端じゃないですか?
原作の多聞は新しい飼い主たちに時間をかけて丁寧に寄り添うけれど、飼い主が亡くなるとサクッと姿を消す。そこがまた神秘的なのだ。
観客動員に甘々が必要ならばいっそマシマシで途中に西野と高橋のラブシーン入れてラストで再会。幽霊は全カットで神秘性は多聞に全フリかな。
泣ける傑作.....
ワンですべてが許されます
原作小説にいたく感動したので、映画のレビューはあまり芳しくないようだけどとりあえず、と劇場に向かった者です。
最初、どうして原作どおりやってくれなかったんだろう、という違和感が邪魔して素直に作品を受け入れられませんでした。淡々と各エピソードを描いて、最後にすべてがつながる、で十分心が動かされると思うんですが、無理やり人間の主人公をつくって解説させるというのがちょっとしつこい感じがしました。観客の想像力(と理解力)を信頼できなかったんだろうなぁと残念な気持ちです。
しかし、そんな細かいことはどうでもよくなるほど、ワンが良かったです!ワンが!
原作の多聞のイメージよりかなり「ふくよか」に見えましたが、演じたさくらさんは女の子だったんですね。静かだけど表情ゆたかで、特に寂しげでもの言いたげな眼差し、人にそっと寄り添ってくれる立ち居振る舞いが、最優秀ワン優賞ものです。
熊本のエピソードでは、やっぱり涙してしまいました。
いろいろ思いましたが、最後は観に行ってよかったと思いました。
主役二人のビジュアルが素敵!
あまりにも有名な(直木賞受賞作!)原作の映画化ということで観に行きました。
原作、有名ですが実は読んだことはありません。
なんとなく知っていたキーワードは震災、犬、旅…
忠犬ハチ公的な、生き別れた主人を探す犬の旅とその道程での様々な人との出会いを描いた物語かなぁという程度の認識で鑑賞しました。
ビックリ。
こんな話だったんだ。
主役二人の美しさに圧倒されて最後まで楽しめましたが
ストーリーは…う~ん、ちょっとなんというか納得できないというか…
映画では尺の問題などもあり、原作とは違うイメージになってしまったのかもしれません。
原作をじっくり読んでみなくては、と感じた映画でした。
しかし、主役二人が素敵。
顔見ているだけでワクワクするほど綺麗なお二人でした。
少年と犬上映中
期待していた内容ではなかった
俳優と原作とわんちゃんが無駄になってる
原作は読んでいないので憶測ですが
良い原作なのではないでしょうか
超有名俳優も勢揃いで
めちゃくちゃ豪華キャスト
わんちゃんも🐶がんばってた
なのに
なんですかこの薄っぺらさは
演出?脚本?監督?
そのへんが全てをぶち壊してる気がします
作り方によって
5つ星の名作になり得た作品だと思います
もったいない
あ
動物映画だと思ってお子様と観に行くと
デリヘル嬢が出てきますのでお気をつけください
んなもん描写の仕方でどうにでもなるでしょう
そういうとこも含め、残念だよね、、、
後半いきなりの単なる『幽霊映画』
ここにいるよ
2025年映画館鑑賞31作品目
3月30日(日)イオンシネマ石巻
6ミタ0円
原作は『不夜城』の馳星周
監督は『明日の食卓』『護られなかった者たちへ』『とんび』『ラーゲリより愛を込めて』『春に散る』の瀬々敬久
脚本は『糸』『太陽は動かない』『護られなかった者たちへ』『ラーゲリより愛を込めて』『ディア・ファミリー』の林民夫
大好きな少年を求めて犬が岩手から熊本まで旅をするロードムービー
それだけならありがちな話である
岩手宮城ずいぶん飛んで滋賀
滋賀から兵庫島根福岡熊本
宮城から滋賀が気になるところ
アナザーストーリーとしてこれとは別に動画配信されるのだろうか
少年が飼い主ではないというのも変わっている
前世の繋がりではないかというスピリチュアル
既視感も窃盗団の運転手とデリヘル嬢という馳星周テイストで子供向けなわけがない
原作は感動したのに脚本が駄目だというレビュアーも何人かいるが自分は馳星周作品をもう読む気はない
僕は充分感動した
涙が溢れた
一応愛犬家だからだろう
居眠り運転のトラックに轢かれて幽霊になりながらも犬と旅をする和正
美羽には見えるわけで会話もするしビンタもする
ツッコミどころが多いらしいがそういう目的で映画を観る趣味は自分にはない
『早乙女カナコの場合は』に続いてまたチョイ役で登場した吉岡睦夫
どんだけ日本映画業界に愛されているんだ
笑う場面じゃないけど笑っちゃったよ
バスの子供は長髪の少年に見えたが少女だった
星の図鑑を届けたくれたお礼に成人女性に焼肉を奢る小学生の女の子
ムショから出てきたばかりと聞きビビる女の子
それにしても岩手でも熊本でも震災を経験するなんてどんだけアンラッキーなんだ
そんな人いる?
あと一ノ瀬ワタルってTBSのクイズ特番で場違いと思えるほど圧倒的な存在感だったけどどうせならついでに粗品と江頭を格闘技で懲らしめて欲しかったシャレになる程度に
配役
宮城の窃盗団で運転手として働いている中垣和正に高橋文哉
和正の幼少期に大西湊
飼い主と逸れたシェパード犬の多聞にさくら
恋人を殺害し山林に埋めたデリヘル嬢の須貝美羽に西野七瀬
和正の姉でコンビニで働いている中垣麻由美に伊原六花
和正の母で認知症の中垣洋子に手塚理美
和正の父で癌で他界する中垣正夫で益岡徹
和正に運転手の仕事を手配する先輩の沼口正に伊藤健太郎
外国人窃盗団のメンバーで日本語が堪能なため通訳も兼ねているアーヤに嵐莉菜
美羽の恋人だがギャンブル狂で女にだらしない森口晴哉に栁俊太郎
晴哉の知り合いで粗暴な性格の木村龍一に一ノ瀬ワタル
デリヘルの店長の柳田に渋川清彦
美羽の母の須貝泉に美保純
美羽の妹の須貝美久にさかたりさ
滋賀の獣医の鈴木に眞島秀和
山奥で一人暮らしをしている猟師の片野弥一に柄本明
熊本の獣医の前田に江口のりこ
多聞が探している少年で東日本大震災のショックで笑顔が消え喋れなくなった内村光に木村優来
光の幼少期に新田尚央
釜石から妻の実家の熊本に引っ越してきた光の父の内村徹に斎藤工
光の母の内村久子に宮内ひとみ
光の祖母に原日出子
東大を出て宇宙飛行士を目指す夢を語るバスで塾に通う小学生の女の子に鈴木唯
デリヘルの客に吉岡陸雄
デリヘルの客に足立智充
美羽の弁護士に片岡礼子
釜石に住む多聞の飼い主の出口春子に水木薫
コンビニの店員に前田悠雅
窃盗団のメンバーに丸山佑亮
窃盗団のメンバーに泉拓磨
窃盗団のメンバーに須森隆文
窃盗団のメンバーに宮本和武
窃盗団のメンバーに飯田芳
窃盗団のメンバーに藤田啓介
外国人窃盗団のメンバーにヤセル
外国人窃盗団のメンバーにハイダー
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