少年と犬のレビュー・感想・評価
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七瀬さんと犬とピアノ音!
本物の犬の演技と西野七瀬さんの演技力と途中に入るピアノ音がキレイでした。
ストーリーも時間内にまとまっていて泣けましたがファンタジー観が無ければもっと高評価でした。実話のみで責めて欲しかったです。
ラストのセカオワさんの主題歌、ピッタリで切なくて泣けました。
少し期待外れ
でも、劇中、嗚咽寸前泣きました。なんていうんだろ、小説をコンパクトにするとこういう感じになるのか〜って、映像と小説での想像と見ながら頭の中が交錯していました。もう少し多聞に焦点を当てても良かったかな〜と思いました。とでも賢そうな犬でした。先月愛犬を亡くしたので、情が移ってしまいました。多聞がなくなり、少年が多聞は心の中で生きていると言ったとき、本当にその通りだなって感じました。また、小説とは少し違っていたけど、再生のメッセージが強く含まれていて、人生を諦めていた西野七瀬がこれから強く生きて行こうとするストーリーは良かったです。波乱万丈の役を自然に演じきった彼女の芝居に感嘆しました。一番輝いていました。ファンになりましたこれからも素敵な女優として頑張ってほしいです
西野さんの熱演は凄いですが、映画なのに、語って説明しないと成り立たない構成はマイナス
西野七瀬さんの熱演は凄いと思います。こういう役が意外と上手なのかもしれないですね。お相手の高橋文哉さんも、グッドです。途中までは、お二人の演技がとても良かったと思います。湖に飛び込んだ直後なのに、お二人がほとんど濡れていなかったのが、ちょっと惜しいぐらいかも・・・ ふつうなら、全身びしょびしょ、ドロドロのままですよ。
ただ、後半への展開は、難しいですね。内容はともかく、それを、亡くなった人に説明させないといけない構成は、ちょっと厳しいと思います。主役のワンちゃんがしゃべれないので、代わりに語ってくれる役を作らざるを得なく、ストーリーに関係なく、無理やり死なせて幽霊にしましたみたいなのは、減点です。
もう一つ、その全体の話を西野七瀬さんが、たまたま出会った小学生に語るという設定も、無理を感じました。見も知らない小学生に声をかけて、連れまわすのは止めましょう。
どちらも、他に表現する方法ってなかったのかな?とちょっと残念に思います。
脚本がしくじりましたね😓
一歩間違えば、4.5も付けられたはずなのに、脚本が間違えたせいか、凡作になっちゃったって感じですね😢
今まで西野七瀬出演のドラマや映画でいいと思ったものがありませんでしたが、今作品の西野七瀬はメチャクチャよかっただけに、尚更、残念感が半端ないです😣
ストーリーが前半から中盤まではメチャクチャよかったのに、何も文哉君を途中で意味なく殺さなくてもいいのに殺しちゃうから、そこから先がほとんど頭に入ってこなくなりました😭
せっかくのクライマックスも感動が半減どころか、25%ぐらいに😖
柄本明もあんな薄いエピソードにするならいらんし、出すならもっと濃いエピソードにしなきゃ意味ないしで😮💨
伊藤健太郎はあの件でイメージガタ落ちで、当分はこんな役ばかりしか来ないんでしょうね😌
ターニングポイントはハチ女
あのはっちゃけた演技で何かをつかんだのか、最近の西野七瀬さんは演技も大分洗練され、今回も体当たり演技で頑張っており、女優西野七瀬として着実にステップアップしていると思います
本編については予告を見て想像していたものと違い、ファンタジーな話に仕上がってましたが、自分的には満足できるレベルの作品だったと思います(評価低い方は監督に過度な期待をしすぎているかと…)
余談になりますが、ショートカットにした西野七瀬さんって、小川範子さんと似てますよね?
何コレ?というファンタジー化
多聞役の名優・さくら(シェパード)の熱演が最大の見どころ。
ああ、さくらちゃんかわいい。
タイトルから、ハーラン・エリスンのSF小説を基にしたポンコツクソ映画の方が真っ先に思い浮かびました。
女のことしか頭にない少年が、女に出会うたびエッチする近未来世界の話を、高橋文哉が犯りまくるのかと想像していたら、そんなことは起きず。
たまたま馳星周の直木賞受賞作は過去に読んでいて、比較したのもややマイナスに働いた。
もともと犬視点の短編連作小説で、これを無理くり一本のロードムービーに仕立てたために、ラストはファンタジーになっちゃってて「何コレ」状態。
案の定、同じ監督の『ラーゲリより愛を込めて』同様に、原作の時間軸ずらしやエピソード取捨選択・改変をし過ぎて、無理矢理「感動させよう」と力が入りすぎた印象が強い仕上がり。
勘弁して、というくらいの押し付けがましさを感じました。
犬と西野七瀬を愛でる気持ちがあったので、なんとか耐えられました。
果たす約束と果たせない約束。
2011年の震災から半年後に出会った、子供の頃はプロのF1レーサー現実は盗品を運ぶドライバーの中垣和正と、コンビニ前をうろつくシェパード犬・多聞の話をバス車内で一人の女の子に語る自分のことは語らない須貝美羽の話。
それから3年後の2013年滋賀県の山中で何かを埋める美羽の元へ足をケガし現れた多聞、…2025年の現在、多聞が繋がった人物と中垣との話を一人の女の子に話しながら過去を見せてく。
あまり自分のことを語ろうとしないバスに乗る彼女から見せ語り、…震災後の空き家を狙う窃盗団ドライバーの中垣と一緒に同乗する多聞、ちょっとチャラいけど家族思い、悪いことはしてるけれど亡き父から言われた“まっとうに生きれば…”が頭にありながら。
トラブルで多聞と離ればなれ、再会した時には別の飼い主の美羽の元で生活の多聞、…それぞれの理由で多聞を引き取りたい2人、最初は噛み合わない中垣と美羽だったけれど結婚式で一緒に歌ったことから2人の距離が縮まり、美羽がしてしまったことを中垣へ打ち明けてからの約束。
多聞との出会いで出会えた2人、ベースの話は“震災直後会えなくなってしまったあの子に会いたい”のなかで見せる中垣と美羽との距離感と約束、終盤ラストはファンタジーにもなっちゃたけど、多聞の1人の子をずっと変わらず思う姿だったり、一時的に世話になる人間への察しと優しさだったりと泣かされました。
単純ではなかったが微妙🦆さくらに🎉
もう一歩何かが足りない
どうしても…
神様は役ただつや
犬好きにはたまりません
多聞役のさくらさんを愛でる映画
震災以後荒れた生活をしている高橋文哉が真っ当な人になりたいともがきながら、迷い犬多聞と出会い、大切な人の元へ行こうと旅する多聞と心を通わせ旅の途中で重い罪を犯した西野七瀬と出会い罪を償った後の再会を誓うがこれからというときに不慮の事故でなくなってしまう。
以後、幽霊のような存在で語り手として物語に関わって来るがこの構成が許容出来るかどうかで評価が別れると思う。個人的には冗長ではないかと思ったがムショ帰りの西野七瀬の演技が肩の力が抜けた良い表情をして良い女優さんだなあと再認識。
高橋文哉もスクリーン映えする良い演技で脇を固める役も良い人ばかりだが、ともかくも主役は多聞役のさくらさんに違いない。表情、動き、声、圧倒された演技でした。映画を観た直後の感想として『さくらさんイイ!』につきます。
少女が聞かされたのは、犬と少年の話というよりは、不幸な男女の碌でもない話だったように思う
2025.3.20 MOVIX京都
2025年の日本映画(129分、G)
原作は馳星周の小説『少年と犬(文春文庫)』
飼い主とはぐれた犬を目的地に連れている男女を描いたロードムービー
監督は瀬々敬久
脚本は林民夫
物語は、2025年のある町にて、須貝美羽(西野七瀬)がバスに乗り込むところから始まる
車内には星座図鑑を読んでいる少女(鈴木唯)がいて、どうやら同級生からハブられているようだった
美羽は積極的に声をかけ、この街に何があるかを聞いていく
それをきっかけとして話が続き、美羽はある犬(さくら)と青年・中垣和正(高橋文哉、幼少期:大西湊)の話を語りだした
和正は東日本大震災の被災者で、高校の先輩・沼口(伊藤健太郎)から斡旋された窃盗団の運転手をして汚い金を稼いでいた
ある日のこと、コンビニで買い物をしていた和正は、その店頭にいた飼い犬・多聞に出会う
店員(前田悠雅)は「ずっとそこにいる」と言い、「これ以上いたら保健所に通報しなくてもいけなくなる」と続けた
そこで和正は、多聞を引き取ることになり、車に乗せて一緒に行動を共にするようになった
そんな折、沼口から「外国人窃盗団の運転手もして欲しい」と言われてしまう
外国人たちは街の宝石店を襲うガチの強盗で、最初は断りを入れるものの、母・洋子(手塚里美)の介護をしている姉・麻由美(伊原六花)の支援をしたいと考えて参加することになった
窃盗団には日本語を話せる通訳的な女(嵐莉菜)もいて、この事件はニュースで大きく報道されるほどのものだった
物語は、その外国人たちが裏切りにあって襲われ、通訳の女は隙を見て多聞を連れ去ってしまうところから動き出す
和正も大怪我を負い、汚い金を稼いでいたことも姉にバレてしまう
怪我が癒えた和正はネットを中心に多聞を探し始め、ようやくSNSの投稿から居場所を突き止めることになったのである
映画は、美羽が少女に多聞が東北から熊本まで辿っていく過程を話していく冒頭があり、中盤からは自身の滋賀時代の回想が挿入され、事件の数年後に「多聞が無事に目的地に着いたこと」を知るという流れになっていた
映画的には語り手がコロコロ変わり、聞き手も定まっていない感じになっているのだが、一応は少女に最後まで語っている、という構成になっていた
原作はどんな構造になっているかは知らないが、美羽が見ず知らずに少女に語る理由もなければ、彼女が知らない情報も語られまくっていく
後半では、事故によって亡くなった和正の幽霊から聞いた話を少女に話している、という内容になっていて、普通に考えるとおかしなことばかりになっている
少女としても、生きて再会した和正が教えてくれたゴールまでの後半戦という感じに思いたいのだが、和正が死んだということは理解している
おそらくは、出所後に多聞のことを調べてたどり着いたブログによって、その書き手である光(木村優来)の父・徹(斎藤工)との交流によって色々と知ることになったのだと思うが、彼自身も「猟師(柄本明)と別れた後にどうやって家まで来たのか」は知りようがない
幽霊がブログにコメントでもしないとわからないので、そこの情報は誰も知らないだろう
なので、和正を事故死させるよりは、彼が無事に届けて、そこからどこに行ったのかはわからない、という結びにしても良かったと思う
美羽の出所を出迎えるという約束があって、それが果たされると映画のエンディングが描くべき方向と変わってしまうから退場させたのかもしれないが、そこはさらっと描けば良いだけで、わざわざ謎の少女を登場させるよりは、和正と再会して「彼からゴールまでを聞く」という流れにすれば良かっただけのように思えた
いずれにせよ、光の父が知り得た情報を並べていくタイプのオムニバスにした方がしっくり来るのだが、エピソードが多すぎて2時間では収まり切らない
そこで、出発点と中間点のキャラを抽出して、あたかも彼らがほとんどの道程で一緒にいたかのように描いている
でも、東北から滋賀までは不明だし、兵庫から猟師も不明で、漁師から熊本も不明と、かなりの道程が端折られていることがわかる
なので、色々と大人の事情が込み入った無理な構成になっているように思えるので、物語に没入しづらい構成になっているのではないか、と感じた
多聞‼️
実話に思える感動ストーリーでした。これは予定通りと言うか、予告を観て絶対面白いだろうと思った。裏切らなかった。
タイトルの少年。てっきり高橋文哉の事と思っていたら、そうか、そういう意味だったのか。
犬派、愛犬家で、大型犬が大大大好きな自分には、光以上に多聞が大事でした。だから悲しかった。
江口さん、助けてよ!助けてくれよ!
あれが1番号泣場面でした。
でも、0.5マイナス。なんか足りなかった。なんだろ?
リアルな苦しみが顕著に…
試写会当選で鑑賞。
採点にあたり、個人的に「ラーゲリより愛をこめて」が史上最高評価だったこともあって、同じ監督の作品という話を聞いて期待値MAXで挑みました。高すぎた期待の分だけ辛口評価になっていることをご理解下さい。
はい、個人的には泣くほど感動的とか、すごく心温まるというほどでは無かったです。
前半、起承の部分といった所は、世の中でありそうな話がちりばめられており、それでいて重苦しい気分に。これがスッキリする形にまとまればさぞ感動するだろうという期待がありました。ただ、後半、転結の部分といった所でちょっと設定がフィクション感強めに感じてしまい、こんなお話もあるかぁ程度の気分で観るモードへ。
多分ですが、これはターゲット層が私のように「普通に映画を趣味に出来る程度に裕福」な人では無い気がします。登場人物のように、何か問題や苦しみを抱えている人ほど強く感情移入して魅入ることが出来そうな映画だなぁと感じました。
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