少年と犬のレビュー・感想・評価
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なかなか微妙
なんか闇バイトとか、デリヘルとか、最初はなかなか重かった。ワンちゃんは健気だった。岩手から熊本までワンちゃんがたどり着くのか、という疑問が消えなかった。西野七瀬さん目当てだったんだけど、演出から終始すっぴんだったのかなぁ。役柄はデリヘル嬢だけど見せ場はあまり無かった。トラックに轢かれても幽霊になって一緒に旅するなんてその手があったか、という感想です。
犬と亡霊
少年と犬
素材はいいのに手を加えすぎて失敗した料理のよう
馳星周感少なっ。あ、イケメンは少年じゃないよー
デカ犬二匹飼ってるand馳星周好きなので犬好き達と今更行ったら、、、馳星周ワールドのノワール感やすぐ隣にあるダークサイドみたいな要素は少なめ。少年の描き方も唐突に公園で遊んでくれた人〜となったり、ズームイン列島中継如く、色々な話や異能使えます!で大渋滞。おまけに原作知らないと高橋文哉さんが少年と思ってる人たちを混乱に落とす。
一所懸命、馳星周感を出そうとはしてるけど、感動犬モノにもならず謎に役者が豪華な2時間ドラマ風になっちゃった。。。みたいな。
これは、映画会社の宣伝が上手くて、騙された犬好きの被害者いそう笑。しかも、せっかくのイケメンなのに、この映画の髪型変じゃね??って思ったのは自分だけ?めっちゃ気になる。
でも原作忠実過ぎると暗〜い胸糞映画になっちゃうから着地点はこれでいいって事なのかなあ。
号泣…
全く観る予定ではなく、友人と時間つぶしに選んだんですが、別の理由で失敗しました。
前情報の知識で、震災ではぐれた犬が再開を果たすまでのロードムービー的なものを想像していたのですが、全く違いました。
そしてラスト30分ほど泣きっぱなしでした。
感動ものというのではなく、切なくって涙ぼろぼろです。
今も思い出したら、目頭が熱くなります。
果たして多聞は本当に守護天使だったのでしょうか?
ある意味そうであり、ある意味違う気もしました。
エンドクレジットで、原作者が馳星周先生と知ってかなりビックリしました。
あと、ちょい役でかなり豪華な方々が出演されてました。
勘違いしてた
「少年と犬」ってタイトルで高橋文哉くんが主演なのでてっきり「少年」とは高橋文哉さんの事を指してるのかと思ってたけど違いましたね。
途中まではドキュメンタリーな感じだったのが途中後半からはスピリチュアル的になってしまって一気に冷めてしまいました。
西野七瀬さん推しだったので映画は楽しめましたが…
守護天使(ガーデンエンジェル)を巡る物語
80年代から90年代にかけてのアメリカ映画には守護天使という言葉がよくでていたが、最近ではあまり聞かない気がする。
本作は、邦画では珍しく守護天使を巡る物語といえる。
3地点と3つの時間軸が主な舞台だ。
東北の大震災と熊本地震が題材として出てくるので、現実が真正面にあることでファンタジー要素が余計だと思う人もいるかもしれないが、あれはあれでよいと思う。
現実を活写するのは現実だけではないはず。むしろフィクションこそが現実を具体化する場合もある。小説や映画の存在意義はそこにあると強く思う。
大自然の災害に対して人は無力であり、人は想像力で立ち向かうしか無い。
守護天使は、当初は迷い犬の多聞だが、終盤、その役割は青年へと移っていく。
守護天使は人を善き行いへと導くという。「良いことをしたかった」という青年の言葉は、天使には届いていたのだろう。
犬は一万年以上前から人類と共にあったというから、犬を守護天使の1人とする設定に違和感は無いといえる。
動物をメインに据える映画では、複数の動物を用意する場合があるが、エンドロールによれば、さくら1頭で乗り切ったようだ。
元乃木坂の西野七瀬さんにAKBのヒット曲を歌わせるというサービス!?もあった。
上映時間2時間8分と、全体的にやや冗長な感じもする。15分位カットすれば、すっきりとし、より見やすくなっただろう。
少年と犬
原作に申し訳ない!
見てきました
犬が探していた少年が最悪!
さくらはめっちゃ可愛い!しかし脚本が全てを台無しに。
まず、多聞(犬)が長距離を旅する目的が、公園での遊び友達である少年と再会するため。(飼主は被災で既に亡くなっている) しかも、少年の引越し先など誰も知らないし多聞も当然ながら行ったこともない土地。
もうこの時点でかなりの無理があると思います。帰巣本能を超越して超能力でもあるという前提なのでしょうか。それに多聞が仮に土地勘があったとしても飼主との思い出の土地を離れますかね。少年がどんなに仲の良い遊び友達だったとしても。
私は被災で泣く泣く犬達を福島に置いてきた方々を知っています。そして犬達は何処にも行かず、ずっと瓦礫となった我が家の近くを離れなかったそうです。
作者、もしくは映画監督はそういう事実を知った上で、この物語を書いたのか、色々とハテナ?が残る作品でした。
さくら(多聞)はめっちゃ可愛い!高橋文哉くんや西野七瀬さんも自然でとても良い演技をしていました。カメラアングルも素晴らしい!それだけに脚本がグダグダなのが残念で悔やまれます。
「ヘヴンズ ストーリー」から続く瀬々的死生観
ざっと見たところやや否定的なレビューが多いが、特に高橋文哉の幽霊をそのまま幽霊・オカルトと解釈してしまっているのが原因ではないかと思う。「ヘヴンズ ストーリー」の最終章でも描かれていたように、瀬々敬久監督の基本的な死生観として「生者が死者に思いをはせ、死者もまた生者に思いをはせ、見守っていてくれる(と信じている)この世こそが"ヘヴン"なのだ」というメッセージが根底にあると思う(「楽園」においてそのタイトルが意味するところも似ていると思う)。
瀬々監督は「罪と罰」「死者と生者」をテーマにすることが多く、しばしばそのテーマに沿うように原作を改変することが多いので、そういった作者の背景を理解しておくと、これまでの延長線上にある佳作であり、すんなりと受け入れられる作品だと思う。
それにしても、これをスピリチュアルとかオカルトとかいう人は、「鉄道員」なんかも理解できないんだろうな…
ストーカーと犬
粗筋には惹かれなかったが、犬の演技が凄そうで観賞。
病床の益岡徹が、表情は大袈裟なのに喋りは苦しさを感じない変な演技してて嫌な予感…
それ以上にヘタな芝居は出てこなかったが、脚本が雑。
一度断った仕事を引き受けるなら、普通はお金が必要になるなど何かしら事情を持たせるでしょ。
美羽も、「このお金で連れ行ってあげて」と言ったのに回想終わったら「ガソリンが無くなるまで行こう」だし。
和正が“仕事”に多聞を連れてったのも不自然。
やたら美人な外人女性は、あの状況で盗品も多聞もしっかり確保の強かさ。
借金踏み倒したままの栁俊太郎は逃げもせず別の女とイチャイチャ。
普通に不審者でしかない和正をアッサリ受け入れ、183cmもある男を一人で運んで埋める美羽。
車で来てるのに病院まで走って向かい、何故かトラックの接近にまったく気付かない和正。
イヤホンさせるなら冒頭じゃなくここだろ。
などなどツッコみ疲れてきたタイミングで、いきなりのスピリチュアル展開。
図鑑を届けたお礼に焼肉を奢る少女と、それに平然とたかる殺人犯まで出てくる。
斎藤工夫妻も、震災経験しといて耐震対策ザルなの?
なんかもう、少年の話とかどうでもよくなる。
そもそも和正が、贖罪もせずに「多聞を連れてけば許されるかも」なんて意味不明な思考で応援できない。
多聞と出会う人々も、基本「その存在が支えになりました」ってだけ。
家族問題に関しては和正も美羽も投げっぱなし。
揃いも揃って自分語りが唐突だし、これだけとっ散らかるなら登場人物減らしてくれ。
和正は何日仕事休んでて、美羽のアパートはたまたまペット可なのか、とかもずっとノイズ。
128分かけてこんなに薄いとは思いませんでした。
犬が絡む震災関連の物語としてどうか
東日本大震災後の被災地と避難地域との間を移動する物語としては『風の電話』が印象に残り、震災での犬の物語としては『マリと子犬の物語』があり、犬が転生してまでも元の飼い主の許に長い旅をする物語としては『ぼくのワンダフル・ライフ』等があるが、本作は犬の演技は優れているものの、主要登場人物の転落振りに共感するのが難しい。子犬時代を演じた犬の名前は省略されていたようだ。幽霊になって、ガラスには映っていなかったのに、平手打ちが当たるのは不思議である。嵐莉菜氏は、『マイスモールランド』以来で、在日外国人役として出番が増えるかもしれない。
被災地である名取付近の特色があまり出ていない一方で、滋賀では琵琶湖大橋が出て、わかり易い。熊本も路面電車に特徴がある。
一匹の犬が多くの人を幸せにさせる感じの作品。 本年度ベスト級。
号泣映画を期待するものの、涙腺はあまり緩まず。
でも作品を通じて心に染み渡る暖かい作風が素敵だった。
西野七瀬さん目当て。
ほぼノーメークな感じの自然の姿が美しく印象に残る。
でも彼女の職業が想定外だった(笑)
高橋文哉さん演じる和正。
西野七瀬さん演じる美羽。
シャパード犬の多聞(タモン)。
この2人と一匹の犬を中心に展開するストーリー。
和正と美羽には黒歴史があるものの、多聞といる内に新たな人生を歩んで行く感じだった。
終盤からファンタジー要素を取り込んだ展開が続くんだけど、やり過ぎ感は否めなかった(笑)
本作のタイトルはこの終盤の為に付けられた感じ。
舞台は宮城県から滋賀県。そして熊本県へと徐々に南下して行く展開。
熊本県の出来事は想像もして無かったけど、本作の重要なピースとなっていてナルホドの設定だった。
想定外だったのは、結構人が命を落としてしまう展開。
特に美羽の過去の出来事は衝撃的だった。
でも、その時に多聞と出会えた事に運命を感じる。
多聞役のシャパードが素晴らしい演技でメイキング映像が見たくなる。
脇を固めた伊藤健太郎さんや江口のりこサン。一ノ瀬ワタルさんも良かった!
特に江口のりこサン演じる獣医がアッサリし過ぎだろ(笑)
色んな人に愛されていた多聞に泣かされたけど、流れた涙は少なめ(汗)
色んな意味で人間の暖かさが感じられた作品だった。
まさか西野七瀬さんがヘビーローテーションを歌うとは思ってもいなかったです( ´∀`)
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